JIS K 6915:2006 フェノール樹脂成形材料

JIS K 6915:2006 規格概要

この規格 K6915は、フェノール樹脂成形材料から圧縮,射出又はトランスファ成形によって作製した試験片の物理的及び科学的な特性の要求事項について規定。

JISK6915 規格全文情報

規格番号
JIS K6915 
規格名称
フェノール樹脂成形材料
規格名称英語訳
Phenolic moulding compounds
制定年月日
1962年1月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
1962-01-01 制定日, 1965-01-01 確認日, 1968-07-01 確認日, 1971-10-01 確認日, 1975-02-01 改正日, 1978-04-01 確認日, 1983-10-01 確認日, 1989-02-01 確認日, 1993-02-01 改正日, 1999-08-20 確認日, 2006-04-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 6915:2006 PDF [10]
                                                                                   K 6915 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条1項の規定に基づいて,日本プラスチック
工業連盟 (JPIF)/合成樹脂工業協会 (JTPIA)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して
日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 6915 : 1993は改正されるとともに一部分割され,JIS K 6915-1,JIS K 6915-2及び
JIS K 6915の三部構成となった。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14526-3 : 1999,Plastics−Phenolic
powder moulding compounds (PF-PMCs)−Part 3 : Requirements for selected moulding compoundsを基礎として
用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS K 6915には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 6915の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6915-1 第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JIS K 6915-2 第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
JIS K 6915 フェノール樹脂成形材料

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6915 pdf 1] ―――――

K 6915 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 種類,区分及び記号・・・・[2]
  •  5. 要求事項・・・・[2]
  •  5.1 特性値・・・・[2]
  •  5.2 充てん材/強化材の種類及び含有量・・・・[2]
  •  6. 検査方法・・・・[2]
  •  7. 包装及び表示・・・・[2]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[7]

――――― [JIS K 6915 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6915 : 2006

フェノール樹脂成形材料

Phenolic moulding compounds

序文

 この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 14526-3,Plastics−Phenolic powder moulding
compounds (PF-PMCs)−Part 3 : Requirements for selected moulding compoundsを翻訳し,技術的内容を変更し
て作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,フェノール樹脂成形材料から圧縮,射出又はトランスファ成形によって作製
した試験片の物理的及び化学的な特性の要求事項について規定する。
この規格は,組成及び特性が異なる成形材料,更に,一般的な技術的及び/又は経済的に重要な点につ
いて規定する。
成形材料の諸性質,試験方法及び試験条件は,JIS K 6915-2による。成形材料は,組成及び特性に対応
してタイプごとに区分する。成形材料の様々なタイプの呼び方は,JIS K 6915-1による。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 14526-3 : 1999,Plastics−Phenolic powder moulding compounds (PF-PMCs)−Part 3 :
Requirements for selected moulding compounds (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,その年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版を適用する。
JIS K 6900 プラスチック−用語
備考 ISO 472 : 1999,Plastics−Vocabularyが,規格と一致している。
JIS K 6915-1 プラスチック−フェノール樹脂成形材料−第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の
基礎
備考 ISO 14526-1 : 1999,Plastics−Phenolic powder moulding compounds (PF-PMCs)−Part 1 :
Designation system and basis for specificationsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等で
ある。
JIS K 6915-2 プラスチック−フェノール樹脂成形材料−第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め

――――― [JIS K 6915 pdf 3] ―――――

2
K 6915 : 2006
備考 ISO 14526-2 : 1999,Plastics−Phenolic powder moulding compounds (PF-PMCs)−Part 2 :
Preparation of test specimens and determination of propertiesからの引用事項は,この規格の該当
事項と同等である。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900,JIS K 6915-1及びJIS K 6915-2による。

4. 種類,区分及び記号

 成形材料の種類,区分及び記号は表1による。

5. 要求事項

5.1 特性値

 この規格が適用されるフェノール樹脂成形材料は,表1の種類の小区分(分類番号)ごと
にJIS K 6915-2によって試験したとき,表2,表3又は表4に示す要求事項を満足しなければならない。
ただし,表2,表3及び表4の特性値は,試験片の平均値で表す。特性2.1,2.2,2.3,2.4,3.1及び3.2に
おいて個々の測定結果の許容範囲は,受渡当事者間の協定による。
レオロジー的特性及び加工上の性質には特定の制限を設けないが,フェノール樹脂 (PF) 成形材料の正
しい使用のためには適切なレオロジー的特性及び加工上の性質は不可欠なものである。その試験方法及び
試験条件は,受渡当事者間の協定による。さらに,ある用途では成形材料の他の特性も重要となる。
例えば,
− 硬化時間
− 粒子の大きさ
− 水分量
この場合,これらの特性及び試験方法は,用いる試験条件と同様に,受渡当事者間で合意する。

5.2 充てん材/強化材の種類及び含有量

 この規格を適用するフェノール樹脂成形材料の製品の呼び方
は,JIS K 6915-1の4.2に基づく充てん材/強化材の性質,形状及び公称含有率(質量分率)に適合しな
ければならない。

6. 検査方法

 フェノール樹脂成形材料の検査項目及び抜取検査は,受渡当事者間の協定による。

7. 包装及び表示

 包装には,成形材料の品質を保持し,輸送における通常の取扱いに十分耐えるものと
し,次の事項を表示しなければならない。
a) 名称
b) 種類及び小区分の記号
例 一般用 PM-GE
c) 正味質量
d) 製造年月又はその略号
例 06.4(2006年4月)
e) 製造業者名又はその略号

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K 6915 : 2006
表 1 成形材料の種類,区分及び記号
主基材
種 種類の小区分 小区分の記号 記号 加工方法 固有性質 用途
分類 強化材/充てん材 (第1成分) 強化材/充てん材(第2成分)
類 番号 (参考)
ノボラック形 レゾール形 公称含有率 公称含有率
材質 形状 材質 形状
(質量分率) (質量分率)
(WD30+MD20)
一般用 PM-GG − 1 (WD40+MD10) 木材 粉末 3040 鉱物 粉末 2010 指定なし − −

般 (WD30+MD20),X,A アンモニア
− PM-GE-1-R 3 木材 粉末 3040 鉱物 粉末 2010 指定なし 電気的性質
用 一般絶縁用 (WD40+MD10),X,A フリー
PM-GE PM-GE-R 3-2 − − − − − − − 指定なし 電気的性質 −
(WD30+MD20),X,E
PM-EG-1 − 2 木材 粉末 3040 鉱物 粉末 2010 指定なし 電気的性質 −
絶縁用 (WD40+MD10),X,E

PM-EG PM-EG-R 2-2 − − − − − − − 指定なし 電気的性質 −

PM-EI − 7 PF40PF60 雲母 繊維 4060 − − − 指定なし 電気的性質 −

高位絶縁用
PM-EE PM-EE-R 7-2 − − − − − − − 指定なし 電気的性質 −
(LF20+MD25) セルロー 機械的及び
PM-ME-1 − 4 繊維 2030 鉱物 粉末 2515 指定なし −
(LF30+MD15) ス,綿 電気的性質
衝撃用及び 機械的及び −
PM-ME PM-ME-R 4-2 − − − − − − − 指定なし
電気用 電気的性質
(LF20+MD25) セルロー 255 機械的及び
PM-MM − 8 繊維 2040 鉱物 粉末 指定なし −
(LF40+MD05) ス,綿 電気的性質
衝 (SC20+LF15) セルロ
撃 PM-MG-1 − 5 合成有機物 チップ 2030 繊維 155 指定なし 機械的性質 −
(SC30+LF05) ース,綿
用 衝撃用

PM-MG PM-MG-R 5-2 − − − − − − − 指定なし 機械的性質
SS40SS50
PM-MI-1 − 6 合成有機物 フレーク 4050 − − − 指定なし 機械的性質 −
高位衝撃用
PM-MI PM-MI-R 6-2 − − − − − − − 指定なし 機械的性質 −
(GF20+GG30) −
PM-HH-1 − 9 ガラス 繊維 2030 ガラス 摩砕粉 3020 指定なし 熱的性質
(GF30+GG20)
耐熱用
耐 PM-HH PM-HH-R 9-2 − − − − − − − 指定なし 熱的性質 −

用 (GF30+MD20) 熱的及び
PM-HM-1 − 10 ガラス 繊維 3040 鉱物 粉末 2010 指定なし −
耐熱用及び (GF40+MD10) 機械的性質
衝撃用 熱的及び −
PM-HM PM-HM-R 10-2 − − − − − − − 指定なし
機械的性質

衛生性
器 食器用 PM-T PM-T-R 11 − − − − − − − 指定なし −
(食品接触)

備考1. 表1の“−”については,特に規定しない。
2. 表1の小区分の記号は,種類,種類の小区分及びフェノール樹脂の機能に対して次の記号で表す。
頭の2文字のPMは,フェノール樹脂成形材料
中間の2文字は,G : 一般用,E : 電気特性,I : 衝撃,M : 機械強度,H : 耐熱性,T : 食器用
末尾には,フェノール樹脂がレゾール型にはRを,ノボラック形には記号を付けない。
ISOが要求している種類には,末尾に数字の1を付けた。

――――― [JIS K 6915 pdf 5] ―――――

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JIS K 6914:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6915:2006の関連規格と引用規格一覧