JIS K 6954:2008 プラスチック―実験室規模の模擬コンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の求め方

JIS K 6954:2008 規格概要

この規格 K6954は、実験室規模の模擬コンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の求め方について規定。この方法は,コンポスト化条件下でのプラスチック材料の生分解度を求めるためには適用できない。

JISK6954 規格全文情報

規格番号
JIS K6954 
規格名称
プラスチック―実験室規模の模擬コンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の求め方
規格名称英語訳
Plastics -- Determination of the degree of disintegration of plastic materials under simulated composting conditions in a laboratory-scale test
制定年月日
2008年3月20日
最新改正日
2017年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 20200:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

83.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
2008-03-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 6954:2008 PDF [12]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 合成固形廃棄物・・・・[3]
  •  6 コンポスト化反応容器・・・・[3]
  •  7 操作・・・・[4]
  •  7.1 試験材料の調製・・・・[4]
  •  7.2 試験の開始・・・・[4]
  •  7.3 高温培養期間(高温)・・・・[4]
  •  7.4 中温培養期間(室温)・・・・[4]
  •  8 コンポスト化プロセスの観察・・・・[5]
  •  9 診断パラメータ・・・・[5]
  •  9.1 におい・・・・[5]
  •  9.2 外観・・・・[5]
  •  9.3 化学分析・・・・[5]
  •  9.4 乾燥質量及び揮発性固形物含量の決定・・・・[6]
  •  10 崩壊度の測定及びその試験の終了・・・・[6]
  •  11 崩壊度の計算・・・・[6]
  •  12 結果の表し方・・・・[6]
  •  13 試験の妥当性・・・・[7]
  •  14 試験報告書・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6954 pdf 1] ―――――

K 6954 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,生分解性プラスチック研究会(BPS),日本プ
ラスチック工業連盟(JPIF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制
定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6954 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6954 : 2008

プラスチック−実験室規模の模擬コンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の求め方

Plastics-Determination of the degree of disintegration of plastic materials under simulated composting conditions in a laboratory-scale test

序文

  この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 20200を基に,技術的内容を変更して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,実験室規模の模擬コンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の求め方について規
定する。この方法は,コンポスト化条件下でのプラスチック材料の生分解度を求めるためには適用できな
い。コンポスト化可能性を証明するためには,別の試験が必要である。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 20200:2004,Plastics−Determination of the degree of disintegration of plastic materials under
simulated composting conditions in a laboratory-scale test (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい
注記 対応国際規格 : ISO 3310-1,Test sieves−Technical requirements and testing−Part 1: Test sieves of
metal wire cloth (MOD)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
コンポスト (compost)

――――― [JIS K 6954 pdf 3] ―――――

2
K 6954 : 2008
主として植物残さ(渣)からなる混合物の生分解によって得られ,ときには,他の有機物質及び制限さ
れた濃度の金属を含む有機土壌調節材。
3.2
コンポスト化可能性 (compostability)
物質がコンポスト化プロセスで生分解される可能性。
注記 コンポスト化可能性を主張するためには,物質が標準試験法で示されるようなコンポスト化シ
ステムで生分解されて崩壊すること,及び製品が最終的に使用される間に生分解が完了するこ
とが,実証されていなければならない。また,コンポストは,該当する品質基準を満たさなけ
ればならない。コンポストの品質基準には,例えば,重金属含有量が少ない,生態毒性がない,
明らかに識別可能な残分がない,などが挙げられる。
3.3
コンポスト化 (composting)
好気的工程でのコンポストの製造。
3.4
崩壊 (disintegration)
物質が非常に小さい破片に崩れ,壊れる現象。
3.5
乾燥質量 (dry mass)
乾燥後に測定した試験材料の質量。
注記 乾燥質量は,乾燥前の試験材料に対する質量分率(%)で表す。
3.6
中温培養期間 (mesophilic incubation period)
室温で増殖する微生物の25 ℃での培養期間。
3.7
高温培養期間 (thermophilic incubation period)
高温で増殖する微生物の58 ℃での培養期間。
3.8
全乾燥固形物 (total dry solids)
試験材料又はコンポストの既知量を採り,105 ℃で乾燥して一定質量(恒量)になったときの固形物。
3.9
揮発性固形物 (volatile solids)
試験材料又はコンポストを約550 ℃で燃焼した後の残さ(渣)を,同じ試料の全乾燥固形物量から差し
引いて得られる固形物。
注記 揮発性固形物含量は,含有する有機物量の指標となる。

4 原理

  この方法は,十分に通気した好気的コンポスト化プロセスでの実験室規模における試験材料の崩壊度を
求めるものである。商用のコンポスト化プラントから得た完熟コンポストを植種源とする合成固形廃棄物
を,固形媒体として用いる。プラスチックの試験材料をこの方法で調製した固形媒体とともにコンポスト
化する。コンポスト化試験後,試験終了後の媒体を,目開き2 mmのふるいでふるい分けして,未崩壊の

――――― [JIS K 6954 pdf 4] ―――――

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K 6954 : 2008
残さ(渣)を回収して,試験材料の質量減少を材料の崩壊とみなして,崩壊度の計算を行う。

5 合成固形廃棄物

  この方法で用いる合成固形廃棄物の組成を,表1に示す。
植種源には,商用の好気的コンポスト化プラントで十分に通気されたコンポストを用いる。植種源のコ
ンポストは,均一で,ガラス,石又は金属片のような大きな異物が含まれていないものとする。このよう
な異物を手作業で取り除き,次に目開き4.75 mm及び目開き9.5 mmのふるいでふるい分けする。種々の
微生物を確保するために,都市固形廃棄物の有機成分を工場でコンポスト化して産出されたコンポストを
推奨する。もし,このようなコンポストが利用できない場合,農場廃棄物又は庭ごみと,都市固形廃棄物
とを混合したものを処理している工場のコンポストを用いてもよい。コンポストは,工場出荷後4か月以
内のものとする。
合成固形廃棄物は,表1に示す種々の素材を手作業で混合し作製する。水分を含んだ状態で各素材の質
量の許容範囲は5 %である。最終的に水分含有量が質量分率55 %となるように脱塩素した水道水,脱イオ
ン水又は蒸留水を加える。この操作は試験直前に行う。合成固形廃棄物の全炭素/全窒素(C/N)比は,
20 : 140 : 1とする。尿素の量は,C/N比が規定範囲になるよう変えることができる。この場合,他の組
成物の量は,固形廃棄物の全乾燥質量が100 %になるように比例して調製する。
表1−合成固形廃棄物の組成
単位 %
素材 乾燥質量
おがくず 40
ラビットフード 30
完熟コンポスト 10
コーンスターチ 10
しょ糖 5
コーン油 4
尿素 1
合計 100
注記1 おがくずは,未処理木材のおがくずを,目開き4.75 mmのふるい
でふるい分けした後に用いる。木材は,落葉樹が望ましい。
注記2 ラビットフードは,アルファルファ及び野菜ミールからできた商
用製品を使用する。もし,異なる組成の製品を使用する場合,そ
の組成を試験報告書に記載する。ラビットフードのたんぱく質含
有率は約15 %,セルロース含有率は約20 %とする。

6 コンポスト化反応容器

  コンポスト化反応容器は,長さ×幅×高さが30 cm×20 cm×10 cmのポリプロピレン又はその他適切な
材料で作られた箱形反応容器が望ましい。反応容器には,過度の水分蒸発を確実に防ぐために密閉可能な
ふた(蓋)を設ける。反応容器本体とふた(蓋)とのすき間は,粘着テープで封をするとよい。反応容器
本体の短辺側の側面には,2面とも水平方向の中央部,下から約6.5 cmの位置に,直径5 mmの穴をあけ
る。この穴は反応容器内外のガス交換のためのものであり,ふさいではならない。
内部が嫌気状態にならないことが確認できるものであれば,体積が520 Lの反応容器を用いてもよい。
内容物が過度に乾燥しないように,反応容器には何らかのふた(蓋)を設けなければならない。この場合

――――― [JIS K 6954 pdf 5] ―――――

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JIS K 6954:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 20200:2004(MOD)

JIS K 6954:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6954:2008の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8801-1:2019
試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい