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JIS K 7366-2:1999 規格概要
この規格 K7366-2は、成形用及び押出用可塑化ポリ塩化ビニル(PVC-P)材料の試験片の作り方及び諸性質の求め方について規定。試験材料の取扱い及び成形前の試験材料と試験前の試験片の状態調節についての要求事項を規定。
JISK7366-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K7366-2
- 規格名称
- プラスチック―可塑化ポリ塩化ビニル(PVC-P)成形用及び押出用材料―第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
- 規格名称英語訳
- Plastics -- Plasticized poly(vinyl chloride)(PVC-P) moulding and extrusion materials -- Part 2:Preparation of test specimens and determination of properties
- 制定年月日
- 1999年8月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1999-08-20 制定日, 2003-11-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS K 7366-2:1999 PDF [8]
K 7366-2 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
今回の制定は,国際規格に整合させるために,ISO 2898-2 : 1997を基礎として用いた。
JIS K 7366-2 : 1999には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 試験片の作り方の詳細
JIS K 7366 : 1999は,一般名称を“プラスチック−可塑化ポリ塩化ビニル (PVC−P) 成形用及び押出用
材料”として,次の各部によって構成する。
第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 7366-2 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 7366-2 : 1999
プラスチック−可塑化ポリ塩化ビニル(PVC−P) 成形用及び押出用材料−第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
Plastics−Plasticized poly (vinyl chloride) (PVC−P)moulding and extrusion materials−Part2 : Preparation of test specimens and determination of properties
序文 この規格は,1997年に第3版として発行されたISO 2898-2, Plastics−Plasticized poly (vinyl chloride)
(PVC−P) oulding and extrusion materials−Part2 : Preparation of test specimens and determination of properties
を元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定されていない規定内容(試験片の圧縮成形
条件)を日本工業規格(日本産業規格)として追加した。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,成形用及び押出用可塑化ポリ塩化ビニル (PVC−P) 材料の試験片の作り方及
び諸性質の求め方について規定する。この規格では,試験材料の取扱い及び成形前の試験材料と試験前の
試験片の状態調節についての要求事項を規定する。
この規格は,試験片を作る手順及び条件,並びに成形された試験片を用いてその材料の諸性質を求める
手順を示す。成形用及び押出用可塑化ポリ塩化ビニル (PVC−P) 材料の特徴を知るための適切,かつ,必
要な諸性質及び求め方について規定する。
諸性質は,JIS K 7140に規定する一般的試験方法から選んだ。成形用及び押出用材料に対して,広範囲
に使われているこれらの試験方法及び特殊で重要な他の試験方法,並びにJIS K 7366-1に規定する区分用
の性質も,この規格に含まれる。
再現性があり,他と比較できる試験結果を得るためには,ここに規定する試験片の作り方,状態調節方
法,試験片寸法及び試験手順を採用しなければならない。寸法の異なる試験片及び異なった手順で得られ
た試験結果は,必ずしも一致するとは限らない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 2898-2 : 1997, Plastics−Plasticized poly (vinyl chloride) (PVC−P) oulding and extrusion
materials−Part 2 : Preparation of test specimens and determination of properties
――――― [JIS K 7366-2 pdf 2] ―――――
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K 7366-2 : 1999
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。記載された発効年(又は発行年)の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正
版・追補には適用しない。
JIS K 7366-1 : 1999 プラスチック−可塑化ポリ塩化ビニル (PVC−P) 成形用及び押出用材料−第1
部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
備考 ISO 2898-1 : 1996 Plastics−Plasticized poly (vinyl chloride) (PVC−P) oulding and extrusion
materials−Part 1 : Designation system and basis for specificationsが,この規格と一致してい
る。
JIS K 7139 : 1996 プラスチック−多目的試験片
備考 ISO 3167 : 1993 Plastics−Multipurpose test specimensが,この規格と一致している。
JIS K 7140 : 1995 プラスチック−比較可能なシングルポイントデータの取得と提示
備考 ISO 10350 : 1993 Plastics−Acquisition and presentation ofcomparable single-point dataが,この規
格と一致している。
JIS K 7151 : 1995 プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片
備考 ISO 293 : 1986 Prastics−Compression moulding test specimens of thermoplastic materialsが,この
規格と一致している。
JIS K 7162 : 1994 プラスチック−引張特性の試験方法一第2部 : 型成形,押出成形及び注型プラスチ
ックの試験条件
備考 ISO 527-2 : 1993 Plastics−Determination of tensile properties−Part 2 : Test conditions for
mould-ing and extrusion plasticsが,この規格と一致している。
ISO 176 : 1976 Plastics−Determination of loss of plasticizers−Activated carbon method
ISO 291 : 1977 Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testing
ISO 458-2 : 1985 Plastics−Determination of stiffness in torsion of flexible materials−Part 2 : Application to
plasticized compounds of homopolymers and copolymers of vinyl chloride
ISO 527-1 : 1993 Plastics−Determination of tensile properties−Part 1 : General principles
ISO 868 : 1985 Plastics and ebonite−Determination of indentation hardness by means of a durometer (Shore
hardness)
ISO 183 : 1987 Plastics−Methods for determining the density and relative density of non-cellular plastics
ISO 2818 : 1994 Plastics−Preparation of test specimens by machining
ISO 3451-5 : 1989 Plastics−Determination of ash−Part 5 : Poly (vinyl chloride)
IEC 93 : 1980 Methods of test for volume resistivity and surface resistivity of solid electrical insulating
materials
3. 試験片の作り方 試験片は,常に同一の手順(圧縮成形)で,同一の成形条件で作らなければならな
い。
材料は,それを使用するときまで,防湿容器の中に入れておかなければならない。
3.1 材料の前処理 成形の前に,通常材料の前処理は必要ない。
3.2 圧縮成形 圧縮成形をする前に,材料は,表1に規定する条件で2本のロールを用いて可塑化しな
ければならない。
――――― [JIS K 7366-2 pdf 3] ―――――
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K 7366-2 : 1999
表1 材料のロール混練条件
デュロメータ ロール 混練時間1) ロール 速度比 ロール間隔ロール直径ロール長さ
硬さ 表面温度 表面速度
℃ min m/min mm mm mm
≦A80 130160 約5 約10 1 : 1.2 約1 例えば150 例えば300
D35≦≦D50 145170 約5 約10 1 : 1.2 約1 例えば150 例えば300
D50< 160175 約5 約10 1 : 1.2 約1 例えば150 例えば300
1)
シートが巻き付いてからの時間
参考 “デュロメータ硬さ”は,“ショア硬さ”と同義語である。
ロールシートは,予熱した金型の中に,できればシートのロール方向が互いに直角方向になるように重
ねる。
圧縮成形シートは,JIS K 7151に従い,表2に規定した条件で作らなければならない。
表2 試験片の圧縮成形条件
デュロメータ 成形温度平均冷却速度成形品 全圧 加圧時間 予熱圧力予熱時間
硬さ 取出温度
℃ ℃/min ℃ MPa min MPa min
≦A80 135165 規定しない 約401) 210 25 約0.3 最大5
D35≦≦D50 145175 規定しない 約40 210 25 約0.3 最大5
D50< 170180 規定しない 約40 210 25 約0.3 最大5
1)
非常に軟らかい材料のときは,更に温度を下げてもよい。
参考 国際規格では1)がすべての成形品取出温度の欄に付されているが,この注記はデュロ
メータ硬さが “≦A80” の材料のうち“非常に軟らかい材料”について適用されるの
で,デュロメータ硬さが “≦A80” の材料だけとした。
上の条件で適切な成形ができない場合には,圧縮成形の表示,試験片の直接表示などによって,その圧
縮成形条件を明示する。
諸性質の測定に必要な試験片は,ISO 2818に従って圧縮成形シートから切削するか,又は打ち抜く。
試験片の作り方の詳細は,附属書Aによる。
4. 試験片の状態調節 諸性質を測定するための試験片は,ISO 291に従って23℃±2℃,(50±5) %RHの
条件下で,少なくとも48時間状態調節をしなければならない。
5. 諸性質の求め方 諸性質の求め方及びデータの提示は,JIS K 7140に規定する事項,補足説明及び備
考に従う。
すべての試験は,特に規定がなければ,23℃±2℃,(50±5) %RHの標準状態で行う。
表3には,JIS K 7140に規定したものの中から,成形用及び押出用可塑化ポリ塩化ビニル (PVC−P) 材
料に適切な性質を記載した。これらの性質は,他の熱可塑性プラスチックのデータと比較するのに有用で
ある。
表4には,表3に記載していない性質で,成形用及び押出用可塑化ポリ塩化ビニル (PVC−P) 材料を特
徴づけるのに重要な性質,又は一般的に広く用いられている性質を記載した。これらの性質を用いて異な
る材料と比較できるのは,同じ系統の熱可塑性プラスチックに限られる。
――――― [JIS K 7366-2 pdf 4] ―――――
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K 7366-2 : 1999
表3 一般的性質及びその試験条件(JIS K 7140から抜粋)
性質 単位 規格 試験片のタイプ及び寸法試験条件及び補足説明
mm
機械的性質
50%ひずみ時 MPa JIS K 7162 試験速度 50mm/min
JIS K 7139 (ISO 3167)
引張応力 (ISO 527-2) 試験片A 標線間距離 70mm
電気的性質
体積抵抗率 攀 IEC 93 ≧80×≧80×1 電圧 100V
その他の性質
密度1) kg/m3 ISO 1183 10×10×4 A法又はB法
有効数字3けたまで表示
1)
区分用の性質
参考 ISO 2898-2では,密度は“小数点以下2けたまで表示”することになっているが,この
場合有効数字が6けたとなり,測定上実際的ではない。また,これは “g/cm3” への補
足説明と考えられるので,ISO 2898-1で用いられている密度のけた数に合わせて“有効
数字3けたまで表示”に変更した。
表4 成形用及び押出用可塑化ポリ塩化ビニル (PVC−P) 材料に
特に有用な追加の諸性質と試験条件
性質 単位 規格 試験片のタイプ及び寸法試験条件及び補足説明
mm
機械的性質
100%ひずみ MPa JIS K 7162 試験片 1BA 試験速度 500mm/min
時引張応力 (ISO 527-2) 厚さ 2
デュロメータ − ISO 868 號打 は50×50
15±1秒後に読み取り,
硬さ A又は の角形 デュロメータA値が86以
D1) 厚さ 4又は6 上の場合は,Dスケールを
(Aスケールは6だけ)使用する。
熱的性質
ねじりこわさ ℃ ISO 458-2 60×6×2 ねじりこわさ−温度曲線か
温度1) ら求める。
注 非常に柔軟な材料で
ねじりこわさが300MPa及
試験温度が高いとき
には、60×6×4 び4.1MPaの温度を,各々
TST300, TST4.1で表す。
JIS K 7366-1 (ISO 2898-1)
ではTST300の値を用いる。
その他の性質
灰分 % (m/m) SO 3451-5 ペレット B法(硫酸処理灰分)
可塑剤の減量% (m/m) SO 176 號戰柿 厚さ1
B法
1)
区分用の性質
参考1. ISO 2898-2では“100%伸びの引張応力”となっているが,ISO 527-2で引用している
ISO 527-1 (JIS K 7161) に使用されている用語から,これは間違いと考えられるので
“100%ひずみ時引張応力”と変更した。
2. デュロメータ硬さA又はDの試験条件及び補足説明の項で,ISO 2898-2では“荷重
50N”と規定しているが,この試験条件は間違いと考えられるので削除した。
3. “ねじりこわさ温度”は,試験片に加えられたトルクとねじれ角度とから剛性率を求
め,所定の剛性率のときの温度を“ねじりこわさ温度”とする。
なお,“ねじりこわさ温度”は“柔軟温度”と同義語である。
――――― [JIS K 7366-2 pdf 5] ―――――
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JIS K 7366-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
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