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JIS K 7367-1:2002 規格概要
この規格 K7367-1は、希釈溶液中の有機ポリマーの還元粘度,固有粘度及びK値の求め方についての一般条件を規定。粘度測定に適用される標準パラメータを規定し,個々の種類のポリマーの溶液中の粘度を測定する規格を作成するのに用いられる。
JISK7367-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K7367-1
- 規格名称
- プラスチック―毛細管形粘度計を用いたポリマー希釈溶液の粘度の求め方―第1部 : 通則
- 規格名称英語訳
- Plastics -- Determination of the viscosity of polymers in dilute solution using capillary viscometers -- Part 1:General principles
- 制定年月日
- 2002年8月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 2002-08-20 制定日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 7367-1:2002 PDF [16]
K 7367-1 : 2002 (ISO 1628-1 : 1998)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック工業連盟(JPIF)/財団法人
日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 1628-1 : 1998,Plastics─
Determination of the viscosity of polymers in dilute solution using capillary viscometers─Part 1 : General principles
を基礎として用いた。
JIS K 7367-1には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)試験装置の洗浄
附属書B(規定)誤差の要因の説明
附属書C(参考)文献
JIS K 7367の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 7367-1 第1部 : 通則
JIS K 7367-2 第2部 : 塩化ビニル樹脂
JIS K 7367-3 第3部 : ポリエチレン及びポリプロピレン
JIS K 7367-5 第5部 : 熱可塑性ポリエステル(TP)ホモポリマー及びコポリマー
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K 7367-1 : 2002 (ISO 1628-1 : 1998)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 3.1 次元及び単位・・・・[2]
- 3.2 どの液体にも適用する定義・・・・[2]
- 3.3 ポリマー溶液に適用する定義・・・・[2]
- 4. 原理・・・・[4]
- 5. 装置・・・・[4]
- 5.1 キャピラリー粘度計(懸垂ウベローデ形)・・・・[4]
- 5.2 粘度計の支持台・・・・[4]
- 5.3 恒温槽・・・・[4]
- 5.4 温度測定装置・・・・[4]
- 5.5 計時装置・・・・[4]
- 6. 溶液・・・・[7]
- 6.1 溶液の調製・・・・[7]
- 6.2 濃度・・・・[7]
- 7. 測定温度・・・・[7]
- 8. 手順・・・・[7]
- 8.1 粘度計の準備と液の注入・・・・[7]
- 8.2 流出時間の測定・・・・[8]
- 9. 結果の表し方・・・・[8]
- 9.1 還元粘度(粘度数)及び固有粘度(極限粘度数)・・・・[8]
- 9.2 K値・・・・[9]
- 10. 試験報告・・・・[9]
- 附属書A(規定)試験装置の洗浄・・・・[10]
- 附属書B(規定)誤差の要因の説明・・・・[11]
- 附属書C(参考)文献・・・・[14]
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日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 7367-1 : 2002
(ISO 1628-1 : 1998)
プラスチック─毛細管形粘度計を用いたポリマー希釈溶液の粘度の求め方─第1部 : 通則
Plastics─Determination of the viscosity of polymers in dilute solution using capillary viscometers─Part 1 : General principles
序文
この規格は,1998年に第2版として発行された ISO 1628-1,Plastics─Determination of the viscosity of
polymers in dilute solution using capillary viscometers─Part 1 : General principlesを翻訳し,技術的内容及び規格
票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
この規格は,希釈溶液中の有機ポリマーの還元粘度,固有粘度及びK値の求め方について
の一般条件を規定している。また,この規格は,粘度測定に適用される標準パラメータを規定し,個々の
種類のポリマーの溶液中の粘度を測定する規格を作成するのに用いられる。さらに,この規格は,個別規
格がないポリマーの溶液粘度を測定し報告するのに用いることができる。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 1628-1 : 1998,Plastics─Determination of the viscosity of polymers in dilute solution using
capillary viscometers─Part 1 : General principles(IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格
の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS Z 8202-0 : 2000 量及び単位─第0部 : 一般原則
備考 ISO 31-0 : 1992,Quantities and units−Part 0 : General principlesが,この規格と一致している。
JIS Z 8202-3 : 2000 量及び単位─第3部 : 力学
備考 ISO 31-3 : 1992,Quantities and units−Part 3 : Mechanicsが,この規格と一致している。
ISO 3105 : 1994 Glass capillary kinematic viscometers−Specification and operating instructions
ISO 3205 : 1976 Preferred test temperatures
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
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K 7367-1 : 2002 (ISO 1628-1 : 1998)
3.1 次元及び単位
この規格で定義する特性値の次元は,JIS Z 8202-0によって長さはL,質量はM,
時間はTとする。一方,特性値の単位は,JIS Z 8202-0及びJIS Z 8202-3による。
3.2 どの液体にも適用する定義
3.2.1 粘度 一方の板がその面内で他方の板に対し一様な直進する2枚の平行な板の間でせん断作用を
受ける流体の粘度は,次のニュートン式で定義される。
τ=ηγ (1)
ここに, τ : せん断応力
η : 粘度
γ v
d(vは,一方の面の他方に対す
速度こう配又はせん断速度
dz
る相対速度。zは,二つの面に垂直な共有軸である)。
粘度の次元は,ML−1T−1
粘度の単位は,Pa・s
実用的には,10−3 Pa・sが便利である。
参考 日本においてはmPa・sが一般的に使用されている。
備考 粘度は,一般的には,せん断応力と速度こう配の比とを一定とするニュートン粘度を意味する
が,通常,高分子溶液は非ニュートン挙動を示し,その比すなわち粘度は,せん断速度で変わ
る。そのような比は,しばしば,そのせん断速度における見掛け粘度と呼ばれる。
3.2.2 粘度/密度比(動粘度)ν この比は,次の式によって定義する。
η (2)
ν=
ρ
ここに, ρ : 粘度を測定する温度での流体の密度
動粘度の次元は,L2T−1
動粘度の単位は,m2・s−1
実用的には,10−6m2・s−1,すなわち,mm2・s−1が便利である。
3.3 ポリマー溶液に適用する定義
3.3.1 相対粘度(粘度比)ηr 同じ温度での(決められた濃度の)ポリマー溶液の粘度ηと溶媒η0との
比である。
η (3)
ηr=
η0
この比は,無次元である。
3.3.2 相対粘度増分(粘度比増分又は比粘度) 相対粘度増分は,相対粘度(粘度比)から1を引いたも
のである。
η η−η0
−1= (4)
η0 η0
この増分は,無次元である。
3.3.3 還元粘度(粘度数)I 還元粘度は,溶液中のポリマー濃度cに対する相対粘度の増分の比である。
η−η0
I= (5)
η0c
還元粘度の次元は,L3M−1
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K 7367-1 : 2002 (ISO 1628-1 : 1998)
還元粘度の単位は,m3/kg
実用的には,10−3m3/kg,すなわち,cm3/gが便利である。一般的に用いられている。
還元粘度(粘度数)の数値は,この実用的単位を用いている。
通常,還元粘度は,高濃度での測定が必要なモル質量の小さいポリマーの場合を除いて,低濃度(5 kg/m3,
すなわち,0.005 g/cm3以下)で測定する。
3.3.4 インヘレント粘度(対数粘度数) インヘレント粘度は,相対粘度(粘度比)の自然対数と溶液中
のポリマー濃度との比である。
lnηη (6)
0
c
次元及び単位は,3.3.3と同じ。
インヘレント粘度は,高濃度での測定が必要なモル質量の小さいポリマーの場合を除いて,通常,低濃
度(5 kg/m3,すなわち,0.005 g/cm3以下)で測定する。
3.3.5 固有粘度(極限粘度数)[η] 固有粘度は,還元粘度(粘度数)又はインへレント粘度(対数粘度
数)の無限希釈における極限値である。
η−η0
寰=lim
η
c 0 η0c
(pdf 一覧ページ番号 )
ln( η )
η0
η寰= lim
c 0 c
次元及び単位は,3.3.3と同じ。
備考 3.3.13.3.5で定義した関数に対するせん断速度の影響は,無視されている。この影響は,通常,
0.5 m3/kg,すなわち,500 cm3/g 以下の還元粘度,インヘレント粘度及び固有粘度では無視で
きる。厳密には,上記のすべての関数は,せん断速度の極限値(望ましくは,無限に小さい値)
で定義することが望ましい。
3.3.6 K値 K値は,ポリマー溶液濃度に無関係で,ポリマーサンプルに固有な定数である。K値は,平
均重合度の尺度である。
K値=1 000 k (8)
H.Fikentscher[2]によれば,kは次の式によって求める。
5.1 logηr−1+
1+ 2 5.1 logηr
+2+5.1 logηr
c
k (9)
150+300c
η
ここに, ηr= =粘度比 (3.3.1参照)
η0
c : 濃度(103kg/m3又はg/cm3)
固有粘度(極限粘度数)[η]kは,次の式によってkから求める。
2k
[η]k=230(3.75k+ )
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JIS K 7366-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
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