JIS L 1099:2012 繊維製品の透湿度試験方法

JIS L 1099:2012 規格概要

この規格 L1099は、繊維製品の透湿度の試験方法について規定。

JISL1099 規格全文情報

規格番号
JIS L1099 
規格名称
繊維製品の透湿度試験方法
規格名称英語訳
Testing methods for water vapour permeability of textiles
制定年月日
1985年11月1日
最新改正日
2016年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 11092:1993(MOD), ISO 15496:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

59.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
繊維 2020
改訂:履歴
1985-11-01 制定日, 1992-02-01 確認日, 1993-01-01 改正日, 1998-05-20 確認日, 2003-12-20 確認日, 2006-10-20 改正日, 2012-03-21 改正日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS L 1099:2012 PDF [34]
                                                                                   L 1099 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験場所・・・・[3]
  •  5 試料及び試験片の採取及び準備・・・・[3]
  •  6 試験の種類・・・・[3]
  •  7 試験方法・・・・[3]
  •  7.1 A法・・・・[3]
  •  7.2 B法・・・・[5]
  •  7.3 C法(発汗ホットプレート法)・・・・[7]
  •  8 試験報告書・・・・[8]
  •  附属書A(規定)B-3法(酢酸カリウム法の別法II)・・・・[9]
  •  附属書AA(参考)透湿度-試験結果の適用・・・・[16]
  •  附属書AB(参考)試験方法の背景としての物理的原理・・・・[17]
  •  附属書AC(参考)ドライ乾燥剤カップ法・・・・[18]
  •  附属書B(規定)C法(発汗ホットプレート法)・・・・[19]
  •  附属書BA(規定)素材の組織がルーズなものか又は厚さが不均一な試験片の装着方法・・・・[27]
  •  附属書BB(規定)熱供給量補正値の測定・・・・[28]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[30]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 1099 pdf 1] ―――――

L 1099 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人繊維評価
技術協議会(JTETC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS L 1099:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 1099 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 1099 : 2012

繊維製品の透湿度試験方法

Testing methods for water vapour permeability of textiles

序文

  この規格は,1993年に第1版として発行されたISO 11092及び2004年に第1版として発行されたISO
15496を基とし,我が国の使用実態を反映させるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
なお,この規格で対応国際規格に規定されている方法は,箇条6のB-3法(酢酸カリウム法の別法II)
(附属書A参照)及びC法(発汗ホットプレート法)(附属書B参照)であり,A-1法(塩化カルシウム
法),A-2法(ウォータ法),B-1法(酢酸カリウム法)及びB-2法(酢酸カルシウム法の別法I)は,対応
国際規格に規定されていない方法である。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,繊維製品の透湿度の試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11092:1993,Textiles−Physiological effects−Measurement of thermal and water-vapour resistance
under steady-state conditions (sweating guarded-hotplate test)
ISO 15496:2004,Textiles−Measurement of water vapour permeability of textiles for the purpose of
quality control(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 8125 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)
JIS K 8363 酢酸カリウム(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS Z 8401 数値の丸め方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

――――― [JIS L 1099 pdf 3] ―――――

2
L 1099 : 2012
3.1(PA及びPB)
透湿度
規定の温度及び湿度において,繊維製品を透過する水蒸気の質量(g)を,その繊維製品の1 m2・1時間
当たりに換算した値。
なお,この用語は,A法,B-1法(酢酸カリウム法)及びB-2法(酢酸カリウム法の別法I)で用いられ
る。
3.2
空孔率
体積に対する空間の割合。
3.3
透湿度(WVP)
繊維生地を透過する水蒸気の量を単位面積(m2)・単位時間(h)・単位差圧(Pa)当たりで表した繊維
生地材料の特性値。
なお,この用語は,B-3法(酢酸カリウム法の別法II)で用いられる。
3.4
温熱抵抗(Rct)
素材表面のある方向に,単位面積当たり一定の量の熱流束を与えた際に,素材の両面に生じる温度差の
こと。乾熱流束は,伝導熱,対流熱及び放射熱のうちの幾つか又は全ての要素で構成される。m2・K/Wの
単位で表される温熱抵抗(Rct)は,定常条件下である面積に対して温度勾配を与えた際に,繊維素材及び
その複合材の両面を貫く乾熱流束を定量化したものとなる。
なお,この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。
3.5
水蒸気透過抵抗(Ret)
繊維素材を貫く方向に,単位面積当たり一定の量の蒸発熱流束を与えた際に,繊維素材の両面に生じる
温度差。水蒸気熱流束は,水蒸気の拡散と対流との双方の要素が関係する。
m2・Pa/Wの単位で表される水蒸気透過抵抗(Ret)は,定常条件下である面積に対して水蒸気圧勾配を与
えたときに,繊維素材及びその複合材の両面を貫く潜在的な熱流束を定量化したものとなる。
なお,この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。
3.6
水蒸気透過指数(imt)
温熱抵抗と水蒸気透過抵抗との比。水蒸気透過指数は式(1)によって求められる。
Rct
imt S (1)
Ret
ここに, imt : 水蒸気透過指数
S : 乾湿熱伝達係数比[60(Pa/K)]
Rct : 温熱抵抗(m2・K/W)
Ret : 水蒸気透過抵抗(m2・Pa/W)
imtは単位がなく,01の間の数をとる。imtが0の場合は,その素材は水蒸気を全く通さない。すなわち
水蒸気透過抵抗が無限大であることを意味する。imtが1の場合は,温熱抵抗及び水蒸気透過抵抗が,材料
とその厚さの同じ空気層とが同じ値を示すことを意味する。

――――― [JIS L 1099 pdf 4] ―――――

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L 1099 : 2012
なお,この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。
3.7
透湿度(Wd)
繊維素材及びその複合材の特性値。透湿度は式(2)にて求められることからも明らかなように,水蒸気透
過抵抗及び温度に依存されている。
Wd 1 (2)
Ret Tm
ここに, Wd : 透湿度(g/m2・h・Pa)
Ret : 水蒸気透過抵抗(m2・Pa/W)
φTm : 測定時の温度における単位質量当たりの潜熱(W・h/g)
ここで,φTmは35 ℃の場合の潜熱で,0.672 W・h/gである。透湿度は,g/m2・h・Paの単位で表す。
なお,この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。

4 試験場所

  試験場所は,JIS L 0105に規定する標準状態の試験室において行う。試験室が標準状態に保てない場合
は,できるだけ標準状態に近い場所で試験を行い,試験時の温度及び相対湿度を箇条8の試験報告書に記
載する。

5 試料及び試験片の採取及び準備

  JIS L 0105の6.3(布状の試料及びその試験片)又は6.4[製品(縫製品)状の試料の試験片]によって
試料及び試験片を採取及び準備する。

6 試験の種類

  試験の種類は,次による。
a) 法
1) -1法(塩化カルシウム法)(7.1.1)
2) -2法(ウォータ法)(7.1.2)
b) 法
1) -1法(酢酸カリウム法)(7.2.1)
2) -2法(酢酸カリウム法の別法I)(7.2.2)
3) -3法(酢酸カリウム法の別法II)[附属書A(規定)による。](7.2.3)
c) 法(発汗ホットプレート法)[附属書B(規定)による。](7.3)

7 試験方法

7.1 A法

  A法は,A-1法(塩化カルシウム法)又はA-2法(ウォータ法)のいずれかによる。
7.1.1 A-1法(塩化カルシウム法)
A-1法(塩化カルシウム法)は,次による。
a) 装置及び材料
1) 恒温・恒湿装置 規定の温度及び湿度に調節でき,かつ,装置内の空気が循環できるもの。

――――― [JIS L 1099 pdf 5] ―――――

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JIS L 1099:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11092:1993(MOD)
  • ISO 15496:2004(MOD)

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