この規格ページの目次
JIS L 1099:2021 規格概要
この規格 L1099は、繊維製品の透湿度の試験方法について規定。この試験方法は,極端に薄地のもの(例えば,ローン),極端に密度の粗いもの(例えば,オーガンジ)などの通気性の高いものには適さない。
JISL1099 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L1099
- 規格名称
- 繊維製品の透湿度試験方法
- 規格名称英語訳
- Test methods for water vapour permeability of textiles
- 制定年月日
- 1985年11月1日
- 最新改正日
- 2021年8月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 11092:2014(MOD), ISO 15496:2018(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1985-11-01 制定日, 1992-02-01 確認日, 1993-01-01 改正日, 1998-05-20 確認日, 2003-12-20 確認日, 2006-10-20 改正日, 2012-03-21 改正日, 2016-10-20 確認日, 2021-08-20 改正
- ページ
- JIS L 1099:2021 PDF [24]
L 1099 : 2021
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 試験場所・・・・[3]
- 5 試料及び試験片の採取及び準備・・・・[3]
- 6 試験の種類・・・・[3]
- 7 試験方法・・・・[3]
- 7.1 A法・・・・[3]
- 7.2 B法・・・・[6]
- 7.3 C法(発汗ホットプレート法)・・・・[8]
- 8 試験報告書・・・・[8]
- 附属書A(規定)C法(発汗ホットプレート法)・・・・[9]
- 附属書AA(規定)ルーズな充材を含むか又は厚さが不均一な試験片の装着方法 17附属書AB(規定)熱供給量補正値の測定・・・・[18]
- 附属書AC(参考)膨張しやすい試験片の装着方法・・・・[20]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[22]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS L 1099 pdf 1] ―――――
L 1099 : 2021
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
繊維評価技術協議会(JTETC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本
産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
産業規格である。これによって,JIS L 1099:2012は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS L 1099 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
L 1099 : 2021
繊維製品の透湿度試験方法
Test methods for water vapour permeability of textiles
序文
この規格は,2014年に第2版として発行されたISO 11092及び2018年に第2版として発行されたISO
15496を基とし,我が国の使用実態を反映させるため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格であ
る。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,繊維製品の透湿度の試験方法について規定する。
この試験方法は,極端に薄地のもの(例えば,ローン),極端に密度の粗いもの(例えば,オーガンジ)
などの通気性の高いものには適さない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11092:2014,Textiles−Physiological effects−Measurement of thermal and water-vapour resistance
under steady-state conditions (sweating guarded-hotplate test)
ISO 15496:2018,Textiles−Measurement of water vapour permeability of textiles for the purpose of quality
control(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 8125 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)
JIS K 8363 酢酸カリウム(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS Z 8401 数値の丸め方
――――― [JIS L 1099 pdf 3] ―――――
2
L 1099 : 2021
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
透湿度,PA,PB
規定の温度及び湿度において,繊維製品を透過する水蒸気の質量(g)を,その繊維製品の1 m2·1時
間当たりに換算した値
注釈1 この用語は,A法及びB法で用いられる。
3.2
温熱抵抗,Rct(thermal resistance)
素材表面のある方向に,単位面積当たり一定の量の熱流束を与えた際に,素材の両面に生じる温度差
注釈1 熱流束は,伝導熱,対流熱及び放射熱のうちの幾つか又は全ての要素で構成される。温熱抵抗
は,定常状態で,ある面積に対して温度勾配を与えた際に,繊維素材及びその複合材の両面を
貫く熱流束を定量化したものとなる。
注釈2 温熱抵抗は,m2·K/Wで表す。
注釈3 この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。
3.3
水蒸気透過抵抗,Ret(water-vapour resistance)
繊維素材を貫く方向に,単位面積当たり一定の量の蒸発熱流束を与えた際に,繊維素材の両面に生じる
温度差
注釈1 水蒸気透過抵抗は,定常条件下である面積に対して水蒸気圧勾配を与えた際に,繊維素材及び
その複合材の両面を貫く潜在的な熱流束を定量化したものとなる。
注釈2 水蒸気透過抵抗は,m2·Pa/Wで表す。
注釈3 この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。
3.4
水蒸気透過指数,imt(water-vapour permeability index)
次の式によって求められる,温熱抵抗と水蒸気透過抵抗との比
R
imt SRct
et
ここで, imt : 水蒸気透過指数
S : 60(Pa/K)
Rct : 温熱抵抗(m2·K/W)
Ret : 水蒸気透過抵抗(m2·Pa/W)
注釈1 水蒸気透過指数は無次元であり,imtの値が0の場合は,材料が水蒸気不透過性であること,つ
まり,水蒸気透過抵抗が無限大であることを意味する。また,imtの値が1の場合は,温熱抵抗
及び水蒸気透過抵抗が,材料と同じ厚さの空気層とが同じ値を示すことを意味する。
注釈2 この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。
3.5
透湿度,Wd(water-vapour permeability)
次の式によって求められる繊維素材及びその複合材の特性値
――――― [JIS L 1099 pdf 4] ―――――
3
L 1099 : 2021
1
Wd
Ret Tm
ここで, Wd : 透湿度(g/m2·h·Pa)
Ret : 水蒸気透過抵抗(m2·Pa/W)
φTm : 測定時の温度における潜熱(W·h/g)
注釈1 φTmは潜熱で,35 ℃の場合は,0.672 W·h/gである。
注釈2 透湿度は,水蒸気透過抵抗及び温度に依存する。
注釈3 この用語は,C法(発汗ホットプレート法)で用いられる。
4 試験場所
試験場所は,JIS L 0105に規定する標準状態の試験室において行う。試験室が標準状態を保てない場合
は,できるだけ標準状態に近い場所で試験を行い,試験時の温度及び相対湿度を箇条8に規定する試験報
告書に記載する。
5 試料及び試験片の採取及び準備
JIS L 0105の6.3(布状の試料及びその試験片)又は6.4[製品(縫製品)状の試料の試験片]によって
試料及び試験片を採取及び準備する。
6 試験の種類
試験の種類は,次による。試験の実施に当たっては,試験依頼者との合意によって適切な試験方法を選
定する。
a) A法
1) A-1法(塩化カルシウム法)(7.1.2) この試験方法は,乾燥した環境下で,衣服内が多湿状態とな
った着用条件下における繊維製品の透湿度測定に適用する。
2) A-2法(ウォータ法)(7.1.3) この試験方法は,衣服内が多湿状態となった着用条件下における繊
維製品の透湿度測定に適用する。
b) B法
1) B-1法(酢酸カリウム法)(7.2.2) この試験方法は,防水性のある繊維製品の最大透湿度の測定に
適用する。
2) B-2法(酢酸カリウム法の別法)(7.2.3) この試験方法は,防水性のない繊維製品の最大透湿度の
測定に適用する。
c) C法(発汗ホットプレート法)(7.3) 附属書Aによる。
7 試験方法
7.1 A法
7.1.1 一般
A法は,A-1法(塩化カルシウム法)又はA-2法(ウォータ法)のいずれかによる。
――――― [JIS L 1099 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS L 1099:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11092:2014(MOD)
- ISO 15496:2018(MOD)
JIS L 1099:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1099:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK8125:1994
- 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)
- JISK8363:2011
- 酢酸カリウム(試薬)
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方