JIS L 2310:2000 絹縫糸

JIS L 2310:2000 規格概要

この規格 L2310は、絹縫糸について規定。

JISL2310 規格全文情報

規格番号
JIS L2310 
規格名称
絹縫糸
規格名称英語訳
Silk sewing thread
制定年月日
1957年11月25日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

59.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1957-11-25 制定日, 1960-03-01 改正日, 1960-11-01 改正日, 1963-12-01 確認日, 1967-02-01 確認日, 1970-10-01 確認日, 1971-09-01 改正日, 1974-02-01 改正日, 1978-05-01 改正日, 1983-06-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2000-02-20 改正日, 2005-06-20 確認日, 2006-07-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS L 2310:2000 PDF [7]
L 2310 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS L 2310 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS L 2310 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 2310 : 2000

絹縫糸

Silk sewing thread

序文 この規格は,絹縫糸について規定したもので,1957年(昭和32年)に制定された。今回の改正で
は,引用規格の改正に伴い,引用規格の項目番号を変更している。
1. 適用範囲 この規格は,絹縫糸について規定する。
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考とし
て併記したものである。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS L 0844 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0845 熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1095 一般紡績糸試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 種類 絹縫糸の種類は,次のとおりとする。ただし,括弧内は,種類の略号である。
a) 絹手縫糸(手縫糸又は地縫糸)
b) 絹ミシン糸(ミシン糸)
c) 絹穴かがり糸(穴かがり糸又は穴糸)
d) 絹しつけ糸(しつけ糸)
4. 品質
4.1 外観 外観は,糸むら,よりびり,毛羽などが少なく,色沢が良好で,加工むら及び汚れが目立っ
てはならない。
4.2 つなぎ節 つなぎ節数(1)は,6.2によって試験したとき,表1のとおりとする。
注(1) 上よりのつなぎ節数とする。

――――― [JIS L 2310 pdf 2] ―――――

2
L 2310 : 2000
表1 つなぎ節数
単位 個/10g
合糸数 つなぎ節数
10本未満のもの 2.0以下
10本以上のもの 1.0以下
4.3 長さ又は質量 1巻若しくは1かせの長さ又は質量(2)は,6.3又は6.4によって試験したとき,表示
された値に対し,表2又は表3のとおりとする。
注(2) 質量は,絶乾質量に公定水分率 (12%) を加えたものとする。
表2 長さ(長さ表示のもの)
単位 %
長さ 許容差
200m以下のもの +8.0
−2.0
200mを超えるもの +5.0
−2.0
表3 質量(質量表示のもの)
単位 %
質量 許容差
5g以下のもの +8.0
−2.0
5gを超えるもの +5.0
−2.0
4.4 引張強さ 引張強さは,6.5によって試験したとき,付表1を満足しなければならない。ただし,堅
ろう染のものは,その10%減とし,かつ,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸めた値とする。
4.5 引張強さ変動率 引張強さ変動率は,6.6によって試験したとき,9.0%以下とする。ただし,しつけ
糸は,10.5%以下とする。
4.6 より数変動率 より数変動率は,6.7によって試験したとき,7.5%以下とする。ただし,しつけ糸は,
9.0%以下とする。
4.7 合糸数及び上より方向 合糸数及び上より方向は,6.8によって試験したとき,付表1のとおりとす
る。
4.8 染色堅ろう度 染色堅ろう度は,6.9によって試験したとき,次のとおりとする。
a) 普通染 洗濯試験の判定が変退色3級以上,汚染3級以上であり,熱湯試験の判定が変退色3級以上,
汚染3級以上であり,摩擦試験の判定が3級以上であること。
b) 堅ろう染 強洗濯試験の判定が変退色4級以上,汚染4級以上であり,熱湯試験の判定が変退色4級
以上,汚染4級以上であり,かつ,摩擦試験の判定が4級以上であること。
4.9 仕立て 絹縫糸の仕立ては,かせ,カード,紙管,プラスチック管などに巻いたものとし,仕立て
の状態は,良好でなければならない。
5. 材料 材料は,原則として付表1の原糸繊度のものを用い,かつ,縫糸に適した良質の生糸を使用す
る。

――――― [JIS L 2310 pdf 3] ―――――

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L 2310 : 2000
6. 試験方法
6.1 試験室及び試料の準備 試験室は,原則として標準状態(3)とする。試料は,この試験室内に放置し
て1時間以上の間隔で質量を測定し,その前後の質量差が,後の質量の0.1%以内となったものを用いる。
ただし,試料を標準状態にするには,乾いた方の状態から吸湿させる。
注(3) IS L 0105の4.1(試験場所)に規定する標準状態とする。
備考 試験室が標準状態に保たれない場合は,試験時の温度及び湿度を付記する。
6.2 つなぎ節 つなぎ節の試験は,試料を10個以上採取し,そのつなぎ節数(1)を数え,次の式によって
算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
k 10
A
m
ここに, A : つなぎ節数(個/10g)
k : 試料のつなぎ節数を合計した数(個)
m : 試料の質量を合計してgで表した値 (g)
6.3 長さ 長さの試験は,JIS L 1095の9.1(糸長)によって行う。この場合,初荷重は,製品の原糸総
合繊度(原糸繊度×合糸数)1dtex当たりに0.3mNとする。
6.4 質量 質量の試験は,JIS L 1095の9.3(正量)によって行う。
6.5 引張強さ 引張強さの試験は,定速緊張形引張試験機又は定速伸長形引張試験機を用いてJIS L 1095
の9.5(単糸引張強さ及び伸び率)によって行う。この場合,つかみ間距離を50cm(測定不可能な場合は
25cm),引張速度を30±2cm/minとし,初荷重は,6.3と同じ値とする。
備考1. 測定回数は,20回以上とし,その平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
2. 引張強さに用いる試験機は,当分の間,引張強さが従来単位によって表示されたものを使用
してもよい。この場合,引張強さは,1kgf=9.806 65Nの換算率でSI単位に換算し,JIS Z 8401
によって小数点以下1けたに丸める。
6.6 引張強さ変動率 引張強さ変動率は,6.5における引張強さの値を用いて,次の式によって算出する。
(x x) 2
(n )1
Tr 100
x
ここに, Tr : 引張強さ変動率 (%)
x : 6.5によって測定した各々の引張強さ (N)
x : 6.5によって測定した引張強さの平均値 (N)
n : 測定回数
6.7 より数変動率 より数変動率の試験は,JIS L 1095の9.15(より数)によって,つかみ間距離50cm
(又は25cm)間のより数(4)を測定し,次の式によって算出する。この場合,初荷重は,6.3と同じ値とす
る。
注(4) もろよりのものについては,上より数とする。
備考 測定回数は,20回以上とする。

――――― [JIS L 2310 pdf 4] ―――――

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L 2310 : 2000
(y y) 2
(n )1
Yn 100
y
ここに, Yn : より数変動率 (%)
y : 各測定におけるより数
y : より数の平均値
n : 測定回数
6.8 合糸数及び上より方向 合糸数及び上より方向の試験は,6.7の試験の際,判定する。
6.9 染色堅ろう度
6.9.1 洗濯試験 洗濯試験は,JIS L 0844のA-2号による。この場合,試験に使用する添付白布は,JIS L
0803に規定する綿及び絹とする。
6.9.2 強洗濯試験 強洗濯試験は,JIS L 0844のA-4号による。この場合,試験に使用する添付白布は,
JIS L 0803に規定する綿及び絹とする。
6.9.3 熱湯試験 熱湯試験は,JIS L 0845による。この場合,試験に使用する添付白布は,JIS L 0803に
規定する綿及び絹とする。
6.9.4 摩擦試験 摩擦試験は,JIS L 0849による。この場合,試験は,摩擦試験機II形を用いて,乾燥状
態で行う。
7. 検査方法 絹縫糸は,4.について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な抜取検査方
法によって行う。
8. 表示 絹縫糸には,製品ごとに適切な方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又はその略号
b) 品種番号
c) 長さ又は質量
d) 堅ろう染(堅ろう染のものに限る。)
e) 家庭用品品質表示法に基づく表示
1) 繊維の組成
2) 表示者の氏名又は名称及び住所又は電話番号

――――― [JIS L 2310 pdf 5] ―――――

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