JIS M 0102:2000 鉱山用語

JIS M 0102:2000 規格概要

この規格 M0102は、鉱山関係で用いる用語と,その読み方及び意味について規定。

JISM0102 規格全文情報

規格番号
JIS M0102 
規格名称
鉱山用語
規格名称英語訳
Glossary of terms used in mining
制定年月日
1968年4月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.73, 73.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1968-04-01 制定日, 1971-07-01 確認日, 1974-04-01 確認日, 1977-03-01 確認日, 1978-07-01 改正日, 1984-01-01 確認日, 1990-07-01 確認日, 2000-03-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS M 0102:2000 PDF [74]
M 0102 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS M 0102 : 1978は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,従来単位を規格値として扱っていたものを,国際単位系を規格値とし,また,JIS Z 8301
(規格票の様式)に基づいた様式へ整合させたものである。
なお,この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公
開後の実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準
調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS M 0102 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
M 0102 : 2000

鉱山用語

Glossary of terms used in mining

1. 適用範囲 この規格は,鉱山関係で用いる主な用語と,その読み方及び意味について規定する。
なお,参考のために対応英語及び慣用語を示す。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの引用規格はその最新版を適用する。
JIS M 1001 鉱量計算基準
JIS M 8801 石炭類−試験方法
JIS Z 8801 試験用ふるい
3. 分類 鉱山用語を,次の6部門に分類する。
a) 探査
b) 採鉱・採炭
c) 運搬
d) 保安
e) 選鉱・選炭
f) 石油・天然ガス
4. 鉱山用語 主な用語について,次のように定める。
備考 二つ以上の用語を並べた場合は,その順位に従って優先使用する。
なお,用語欄の ( ) 内の細字は,参考として示したものである。
a) 探査
1) 地質一般
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
1101 地層 ちそう たい積岩の岩体。多くは層状をなす。 stratum
1102 葉理 ようり lamination
単層内部の構造で,粒子などの配列状態に
よって生じた面状の組織。
1103 層理面 そうりめん bedding plane
整合に重なり合っている単層と単層との接
触面。ただし,それに平行な地層内の面を
層理面として扱うことも多い。
1104 (地層の)走 (ちそうの) 地層の層理面と水平線との交線の方向。 strike (of stratum)
向 そうこう なお,この語は面状をなすすべての構造要
素に対しても用いられる。

――――― [JIS M 0102 pdf 2] ―――――

2
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
1105 (地層の)傾 (ちそうの) 地層の層理面の最大傾斜線の方向と大き dip (of stratum)
斜 けいしゃ さ。
ただし,方向はその方向の水平面上におけ
る正射形の方向で表し,大きさは,その方
向と水平面とのなす角で表すのが普通であ
る。
なお,この語は面状をなすすべての構造要
素に対しても用いられる。
1106 整合 せいごう conformity
二つの地層が連続たい積して積み重なって
いるときの両者の関係。
なお,この語は,地層の代わりに溶岩の場
合に用いても差し支えない。
1107 不整合 ふせいごう unconformity
一つの地層が,他の地層や火成岩体又は変
成岩体の上にたい積して重なり,その間に
侵食作用の時期などの大きな時間的間げき
があったと認められたときの上位の地層と
下位の岩体との関係。
なお,この語は,上位の岩体が溶岩である
ときにも用いられる。
1108 断層 だんそう fault
岩体や地層の割れ目に沿って,その両側の
部分が相対的にずれている状態。
1109 正断層 せいだんそう normal fault
断層のずれの面が傾いているとき,上ばん
が下ばんに対して相対的にずれ落ちた関係
にある断層。
1110 逆断層 ぎゃくだんそ thrust fault,
断層のずれの面が傾いているとき,上ばん
う reverse fault
が下ばんに対して相対的にずり上がった関
係にある断層。
1111 衝上断層 しょうじょう 逆断層と同義語。 thrust fault
だんそう 断層面の傾きが水平面に対して45°より小
さいものに限って,この語を用いることも
多い。
1112 断層粘土 だんそうねん fault clay
断層運動によって生じ,断層の割れ目には
ど さまっている主として粘土質の物質。
1113 鏡はだ(鏡肌) かがみはだ slickenside
断層運動によって鏡のように滑らかになっ
ている断層の割れ目の面。
1114 単斜 たんしゃ monocline
地層が,ある広がりにわたって,おおむね
同一方向に傾斜している場合の地層の姿
態。
1115 しゅう曲(褶 しゅうきょく fold
地層などの層状岩体が波のように曲がって
曲) いる姿態。
1116 背斜 はいしゃ anticline
しゅう曲の波のうち,山に当たる部分の姿
態。ある方向に,ある程度の長さにわたり
連続していることが普通である。
1117 ドーム dome
背斜の特殊な場合であって,普通の背斜の
ような著しい延長方向をもたない円屋根形
をなす地層の姿態。

――――― [JIS M 0102 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
1118 向斜 こうしゃ syncline
しゅう曲の波のうち,谷に当たる部分の姿
態。
ある方向にある程度の長さにわたり連続し
ていることが普通である。
1119 (しゅう曲 (しゅうきょ crest (of fold)
背斜の横断面において,地層が最も高まっ
の)冠 くの)かんむ ている背斜の部分。

1120 (しゅう曲 (しゅうきょ しゅう曲軸の両側の部分。 limb (of fold),
の)翼 くの)よく wing (of fold)
1121 しゅう曲軸 しゅうきょく 背斜軸と向斜軸との総称。 axis of a fold
(褶曲軸) じく
1122 背斜軸 はいしゃじく anticlinal axis,
背斜の横断面において,各層の最も著しく
axis of an anticline
屈曲する部分を通って背斜をほぼ対称に分
かつ仮想面を背斜軸面といい,背斜軸面と
層理面との交線を背斜軸という。ただし,1
枚の層についての冠を連ねた線などを,便
宜上背斜軸とみなす場合もある。

――――― [JIS M 0102 pdf 4] ―――――

4
M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
1123 向斜軸 こうしゃじく synclinal axis,
向斜の横断面において,各層の最も著しく
axis of a syncline
屈曲する部分を通って向斜をほぼ対称に分
かつ仮想面を向斜軸面といい,向斜軸面と
層理面との交線を向斜軸という。ただし,1
枚の層についての横断面上の最底点を連ね
た線などを,便宜上向斜軸とみなす場合も
ある。
1124 節理 せつり joint
岩石の割れ目のうちで,割れ目の面に平行
な方向の相対的ずれのないもの。
1125 片理 へんり schistosity
変成作用によって生じた岩石中の面構造。
その面に沿って岩石がはがれやすくなった
り,又は柱状,板状の構成鉱物がその面上
に配列していることが多い。
1126 線構造 せんこうぞう 岩石や岩体に見られる1方向性の構造。柱lineation
状鉱物の平行な配列,片理面と層理面との
交線,並走するしゅう曲軸,鏡はだについ
た条など。
1127 マグマ magma
地かく又はマントル内に存在し,主にけい
酸塩からなる高温融解物質。
1128 火成岩 かせいがん igneous rocks
マグマが地下又は地表で冷え固まってでき
た岩石。
1129 貫入岩 かんにゅうが intrusive rock
マグマが地下の既存岩体中に貫入し,そこ
ん で冷え固まってできた岩石。
へい入岩と同義語。
1130 噴出岩 ふんしゅつが マグマが地表(地下のごく浅い部分を含 extrusive rock
ん む。)に噴出して生じた細粒の岩石。しばし
ばガラスも含む。
1131 火山岩 かざんがん volcanic rocks
火山活動によって生じた溶岩,火砕岩など
の総称。
1132 溶岩 ようがん lava
火山から噴出したマグマ,及びそれが冷え
固まってできた岩石。
1133 塩基性岩 えんきせいが basic rock
けい酸分に比較的乏しい岩石。一般に,鉄
ん マグネシア鉱物に富んでいる。
1134 酸性岩 さんせいがん acid rock
けい酸分に富む岩石。一般に,鉄マグネシ
ア鉱物に比較的乏しい。

――――― [JIS M 0102 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS M 0102:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS M 0102:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISM1001:1994
鉱量計算基準
JISM8801:2004
石炭類―試験方法
JISZ8801:1994
試験用ふるい