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JIS M 8102:1993 規格概要
この規格 M8102は、粗銅地金について,ロットの成分及び水分の平均値を決定するための方法について規定。
JISM8102 規格全文情報
- 規格番号
- JIS M8102
- 規格名称
- 粗銅地金―サンプリング方法及び水分測定方法
- 規格名称英語訳
- Blister copper -- Methods for sampling and determination of moisture content
- 制定年月日
- 1952年6月21日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 73.060.99
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1952-06-21 制定日, 1955-06-21 確認日, 1956-10-27 改正日, 1959-10-20 確認日, 1961-02-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-01-01 確認日, 1970-01-01 確認日, 1973-03-01 改正日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-04-01 確認日, 1990-07-01 確認日, 1993-06-01 改正日, 1998-10-20 確認日, 2004-01-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2019-10-21 改正
- ページ
- JIS M 8102:1993 PDF [8]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
M 8102-1993
粗銅地金−サンプリング方法及び水分測定方法
Blister copper−Methods for sampling and determination of moisture content
1. 適用範囲 この規格は,粗銅地金(以下,地金という。)について,ロットの成分及び水分の平均値を
決定するための次の方法について規定する。
(1) 試料を採取する方法
(2) 成分試験試料を調製する方法
(3) 水分測定方法
(4) 乾量決定方法
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS M 8100 粉塊混合物−サンプリング方法通則
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8801 標準ふるい
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) ロット 成分及び水分の平均値を決定するために受渡当事者間で取り決めた質量の地金。
(2) インクリメント 抜き取った地金から1回のボーリングで採取した切粉。
(3) 大口試料 ロットから採取したインクリメントの全部を集めた試料。
(4) 成分試験試料 成分分析に供する試料。
(5) 水分試験試料 ロットからその水分測定のために抜き取った地金。
3. 記号 この規格で用いる記号は,次による。
x : 成分の分析値の算術平均
m : 抜き取った地金の枚数
nw : 抜き取った地金の1枚から採取するインクリメントの数
x : 総合精度を標準偏差で表したもの
拿 地金間のばらつきを標準偏差で表したもの
地金内のインクリメント間のばらつきを標準偏差で表したもの
K1 : 地金1枚を抜き取るのに要する費用
K2 : インクリメント1個を採取するのに要する費用
M : 水分
――――― [JIS M 8102 pdf 1] ―――――
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4. 一般事項
4.1 サンプリング及び試料調製の概要 サンプリング及び試料調製の概要は,次による(図1参照)。
(1) 対象ロットを決める。
(2) 地金抜取り枚数及び地金1枚当たりのインクリメント数を決める。
(3) ロットから必要枚数の地金を抜き取る。
(4) 抜き取った地金からボーリングによってインクリメントを採取する。
(5) インクリメントを集めて大口試料とする。
(6) 大口試料を粉砕,ふるい分け,縮分して成分試験試料を調製する。
(7) ロットから水分測定のための必要枚数の地金を抜き取る。
図1 サンプリング及び試料調製の概要(一例)
4.2 試料の取扱い
4.2.1 成分試験試料容器 インクリメント,大口試料又はこれを粉砕,縮分して調製した試料の運搬,保
管などに用いる容器は,試料の全量が入り,清潔,堅ろう(牢),かつ確実にふた又は封ができるものでな
ければならない。
4.2.2 成分試験試料の包装及び表示 成分試験試料は,粒度別にポリエチレンなどの内袋に入れて密封し,
更にこれを紙袋に封入して送付,配布又は保管する。
包装には,原則として次の項目を表示する。
(1) 船名,品名,ロット名など
(2) 試料名又は記号
――――― [JIS M 8102 pdf 2] ―――――
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(3) 試料採取及び試料調製の年月日
(4) 試料採取及び試料調製の事業所名
(5) 試料採取及び試料調製の責任者名
(6) 試料の粒度別質量比
4.2.3 成分試験試料の保管 成分試験試料の保管は,次による。
(1) 4.2.2で包装した成分試験試料は,原則として3か月間保管する。
(2) 試料の保管場所は,温度,湿度,直射日光などによる影響のない場所を選ばなくてはならない。
4.2.4 取扱い上の注意 試料採取及び試料調製,測定の全期間を通じて,試料を損失したり,変質させた
りしないように注意しなければならない。
また,試料に異物が混入しないよう,使用する機械,器具は十分に清浄にしなければならない。
4.3 品位の決定 各特性の決定値は,表1のけた数より1位下まで算出し,JIS Z 8401によって丸めて,
表1のけた数とする。
表1 品位の決定における単位とけた数
特性 単位 決定値のけた数
銅分 質量% 小数点以下第2位
水分 質量% 小数点以下第2位
4.4 その他 この規格の一部が適用できない場合は,受渡当事者間の協議によってこの規格に規定する
以外の方法によることができる。
5. 成分試験試料のサンプリング方法
5.1 ロットの大きさ ロットの大きさは,原則として500トン以下とする。
5.2 総合精度 総合精度は,ロットの大きさに応じて表2による。
備考 この規格は,精度の水準とサンプリング方法の設計は銅分を対象として行っており,水分又は
乾量分については考慮していない。
表2 総合精度の水準
ロットの大きさ 総合精度の水準 (x )
t 銅分 質量%
30未満 0.70
30以上 100未満 0.30
100以上 200未満 0.20
200以上 500以下 0.15
5.3 品位変動の大きさの分類 品位変動の大きさは, 打 は 暈 類する。
表3 品位変動の大きさの分類
品位変動の区分 打 は
(銅分 質量%)
小 0.1未満
中 0.1以上 0.3未満
大 0.3以上 0.5未満
備考1. 対象物の品位変動の区分が不明の場合は,判明するまで品位変動は“大”として取り扱う。
この場合原則として,速やかにJIS M 8100附属書4(二段サンプリングにおける品位変動
の調査方法)によってチェック実験を行い,品位変動の区分を決めなければならない。
2. 品位変動の大きさが区分“大”を超えるものの取扱いについては,5.4.3の備考2.に示す方法
――――― [JIS M 8102 pdf 3] ―――――
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による。
5.4 地金の抜取り枚数及びインクリメント数の決定方法
5.4.1 品位変動区分の決定 対象ロットについて,表3に基づき品位変動の区分を決める。
5.4.2 インクリメント数の決め方 抜き取った地金1枚当たりのインクリメント数nwは,次の式によっ
て算出する。
K1 w
nw ・
K2 b
K1 K
ただし, (1) が不明の場合は, 1 =1とする。
K2 K2
(2) 計算によって求めたnwの値がmw>5の場合は,原則としてnw
=5とする。
5.4.3 地金抜取り枚数 ロットから抜き取る地金の最小必要枚数はnw及び表3の区分に従い,表4によ
る。
表4 地金の最小必要抜取り枚数 (m)
ロットの大きさ nw 品位変動区分
戀 小 中 大
t 小 中 大 小 中 大 小 中 大
30未満 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5
2 5 5 5 5 5 5 5 5 5
3 5 5 5 5 5 5 5 5 5
4 5 5 5 5 5 5 5 5 5
5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
30以上 1 5 5 5 5 5 5 5 5 10
100未満 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5
3 5 5 5 5 5 5 5 5 5
4 5 5 5 5 5 5 5 5 5
5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
100以上 1 5 5 5 5 5 10 10 10 15
200未満 2 5 5 5 5 5 10 10 10 15
3 5 5 5 5 5 5 10 10 10
4 5 5 5 5 5 5 10 10 10
5 5 5 5 5 5 5 10 10 10
200以上 1 5 10 15 10 10 20 15 20 30
500以下 2 5 5 10 5 10 15 15 20 20
3 5 5 5 5 10 10 15 15 20
4 5 5 5 5 10 10 15 15 20
5 5 5 5 5 10 10 15 15 20
備考1. ロットの大きさが10トン未満の場合には,表2の総合精度の水準を満足すれば,地金の抜取り枚数を表4
の基準より減らすことができる。
打
2. 5.3備考1.のチェック実験の結果, び 定値が表3の品位変動の区分“大”の範囲を超えるも
のについては,表2に示した精度の水準を満足するように,JIS M 8100の5.6.3(インクリメントの個
数の決め方)によって地金の抜取り枚数を求める。
5.5 地金の抜取り方法
5.5.1 地金の抜取り時期 原則として,ロットを受け渡しするためにその質量を計量するとき,又はその
前後のできるだけ近い時期とする。
――――― [JIS M 8102 pdf 4] ―――――
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5.5.2 地金の抜取り ロットから一定の枚数間隔で5.4.3で定めた枚数の地金を抜き取る。ただし,その
抜取り起点は,ランダムに定めるものとする。
5.6 インクリメントの採取方法
5.6.1 インクリメントの採取 インクリメントの採取は,ボーリング法で行う。
5.6.2 インクリメントの採取用具
(1) ボール盤 形式は,任意とする。
(2) ドリル 直径1218mmのものとする。
(3) 記標板 地金表面の形状及び面積にほぼ等しい薄銅板を用い,ボーリングする位置を地金の表面に標
点を記標し得る程度の小穴を多数あけたものとする。
備考 薄銅板の代わりに試料を汚染するおそれがない材質の板,例えば,黄銅板,硬質ビニル板など
を用いることができる。
5.6.3 インクリメントの個数 抜き取った地金1枚から採取するインクリメントの個数は,5.4.2によっ
て求めた数nwの値とする。
5.6.4 インクリメントの採取位置 インクリメントの採取位置の決定は,次による。
(1) 抜き取った地金1枚ごとに記標板を用いてnw個のインクリメントの採取位置を決める。
(2) インクリメントの採取位置は,ロットから抜き取った全地金の全面にわたるように決める。
例 ロットからの地金の抜取り枚数10枚,地金1枚当たりのインクリメント数5個の場合のインクリ
メント採取位置の決定は,次のように決める。
(a) 図2のように記標板を縦10等分,横5等分して50区画を作成し,各区画にNo.1からNo.50の番号
を付ける。
図2 記標板の例
○1 ○2 ○3 ○4 ○5
○6 ○7 ○8 ○9 ○10
○11 ○12 ○13 ○14 ○15
○16 ○17 ○18 ○19 ○20
○21 ○22 ○23 ○24 ○25
○26 ○27 ○28 ○29 ○30
○31 ○32 ○33 ○34 ○35
○36 ○37 ○38 ○39 ○40
○41 ○42 ○43 ○44 ○45
○46 ○47 ○48 ○49 ○50
(b) 抜き取った地金の1枚目の表面に記標板を重ね,ランダムに1区画を選び,ポンチとハンマーを用
いて地金表面にボーリング位置を記標する。この点を起点として規則的に計5個のボーリング位置
を選び記標する。例えば,起点がNo.18であれば,No.18,No.19,No.20,No.21及びNo.22をボー
リング位置として記標する。
(c) 以下,2枚目の地金は,No.23No.27,3枚目の地金は,No.28No.32の区画をボーリング位置と
し,10枚目の地金は,No.13No.17をボーリング位置として選ぶ。
備考1. 記標のとき,チョーク,ペンキなどは用いてはならない。
2. ボーリングの方向の違いによって差の生じるおそれがあるときは,上向き及び下向きの交互
に標点を打つ必要がある。ただし,受渡当事者間の協議によって,地金ごとに,又は一定枚
数の地金をまとめた単位ごとに交互に標点を打つことができる。
――――― [JIS M 8102 pdf 5] ―――――
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JIS M 8102:1993の国際規格 ICS 分類一覧
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JIS M 8102:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8100:1992
- 粉塊混合物―サンプリング方法通則
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801:1994
- 試験用ふるい