JIS P 8127:2010 紙及び板紙―ロットの水分試験方法―乾燥器による方法

JIS P 8127:2010 規格概要

この規格 P8127は、乾燥器を使用して,紙及び板紙のロットの水分を測定する方法について規定。

JISP8127 規格全文情報

規格番号
JIS P8127 
規格名称
紙及び板紙―ロットの水分試験方法―乾燥器による方法
規格名称英語訳
Paper and board -- Determination of moisture content of a lot -- Oven-drying method
制定年月日
1958年3月3日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 287:2009(IDT)
国際規格分類

ICS

85.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
紙・パルプ 2021
改訂:履歴
1958-03-03 制定日, 1961-03-03 確認日, 1964-03-18 確認日, 1967-04-01 確認日, 1970-11-01 確認日, 1975-10-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-12-01 改正日, 1985-02-01 確認日, 1994-09-01 確認日, 1998-11-20 改正日, 2005-04-20 確認日, 2010-03-23 改正日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS P 8127:2010 PDF [9]
                                                                     P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 装置・・・・[2]
  •  6 容器の準備・・・・[2]
  •  7 サンプリング・・・・[2]
  •  8 試験片の選択,調製及びひょう量・・・・[2]
  •  8.1 一般・・・・[2]
  •  8.2 開こん(梱)できるユニット・・・・[2]
  •  8.3 ユニットの包装が完全に開こん(梱)できない場合・・・・[4]
  •  9 操作・・・・[5]
  •  9.1 1回目の乾燥及び質量測定・・・・[5]
  •  9.2 2回目以降の乾燥及び質量測定・・・・[5]
  •  10 計算及び試験結果の表し方・・・・[5]
  •  10.1 計算・・・・[5]
  •  10.2 試験結果の表し方・・・・[6]
  •  11 精度・・・・[6]
  •  11.1 繰返し精度・・・・[6]
  •  11.2 再現性・・・・[6]
  •  12 報告・・・・[6]
  •  12.1 一般・・・・[6]
  •  12.2 平均水分を報告する場合・・・・[7]
  •  12.3 水分変動を報告する場合・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS P 8127 pdf 1] ―――――

P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会
(JAPAN TAPPI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS P 8127:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS P 8127 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
P 8127 : 2010
(ISO 287 : 2009)

紙及び板紙−ロットの水分試験方法−乾燥器による方法

Paper and board-Determination of moisture content of a lot- Oven-drying method

序文

  この規格は,2009年に第3版として発行されたISO 287を基に,技術的内容及び構成を変更することな
く作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,乾燥器を使用して,紙及び板紙のロットの水分を測定する方法について規定する。試験片
を採取するときは,ロットから試験片を採取する手順を規定した箇条8による。
この規格は,この規格で規定した温度で水以外の揮発物質を含まない段ボール及びソリッドファイバボ
ードを含めたすべての紙及び板紙のロットに適用する。
注記1 試料の絶乾率の測定方法は,JIS P 8203による。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 287:2009,Paper and board−Determination of moisture content of a lot−Oven-drying method
(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
注記 対応国際規格 : ISO 186,Paper and board−Sampling to determine average quality(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
水分(moisture content),wH2O
紙又は板紙の水の含有量。すなわち,この規格に規定している手順に従って乾燥させたときに失われる
試験片の質量とサンプリング時の試験片の質量との比率。

――――― [JIS P 8127 pdf 3] ―――――

2
P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)
注記 水分は,通常,質量百分率で表す。
3.2
恒量(constant mass)
同一試験片について,温度105 ℃±2 ℃で乾燥させた連続2回の質量測定値の差が,サンプリング時の
試験片質量の0.1 %を超えない質量。ただし,2回目以降の乾燥時間は,最初の乾燥時間の半分以上とする。

4 原理

  ロットから採取したときの試験片の質量を測定し,恒量に達するまで乾燥させ,再度試験片の質量を測
定する。乾燥前後の試験片の質量から水分を求める。

5 装置

  装置は,次による。
5.1 はかり 質量に対して0.05 %,又はそれより優れた精度をもつもの。
5.2 容器 試験片の運搬及び質量の測定のために用いる容器で,試験環境下で変化を受けない材質から
なる軽量で防湿構造のもの。
5.3 乾燥器 105 ℃±2 ℃に温度を維持することができ,空気を適切に置換できるもの。
5.4 デシケータ

6 容器の準備

  サンプリング前に,十分な数の清潔で乾燥した容器(5.2)を準備し,番号を付けておく。容器を周囲の
温度と等しくなるようにする。各容器の質量をはかり(5.1)で測定する。サンプルを採取するまでふたは
閉めておく。

7 サンプリング

  JIS P 8110によって,サンプリングするユニットを選択する。
サンプリング場所が,高温及び高湿度の場合は,汚染及び水分の増減がないように紙又は板紙の取扱い
には注意が必要であり,合成樹脂又はゴム製の手袋の着用を推奨する。外気による水分の変化を避けるた
めに,サンプリング後すぐに試験片を容器に入れ,密閉する。

8 試験片の選択,調製及びひょう量

8.1 一般

  ロットから選択した各ユニットについて,8.2又は8.3に規定した方法に従う。

8.2 開こん(梱)できるユニット

    注記 ユニットが包装されており,完全に開こんできるもの。
8.2.1 ユニットが細分化されていない場合
8.2.1.1 坪量225 g/m2未満の場合の平均水分
外側の3枚のシート及び損傷しているすべてのシートの束を取り除く。包装状態及び保管状態によって
は,取り除くシートの枚数を増やす。連続した4枚以上のシートを採取し,速やかに折るか,又は切り取
って容器の中にまとめて入れる。一つの容器の中身が一つの試験片となり,その質量を50 g以上とする。
試験片を入れた状態で容器を含めた質量を測定してから,サンプリング時の試験片の質量m0を計算する。

――――― [JIS P 8127 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
P 8127 : 2010 (ISO 287 : 2009)
ユニットごとに一対の試験片を準備する。
非常に軽量な紙のように,試験片を50 g採取したときのかさ(嵩)が大きい場合は,25 g以上を採取す
る。その場合は,報告書にその質量を記載する。
8.2.1.2 坪量225 g/m2以上の場合の平均水分
外側の3枚のシート及び損傷しているすべてのシートの束を取り除く。包装状態及び保管状態によって
は,取り除くシートの枚数を増やす。幅50 mm75 mm及び長さ150 mm以上の試験用切出片を合計質量
が50 g以上採取できるように,1枚又はそれ以上のシートを採取する。試験用切出片が試験片となる。速
やかに容器の中に試験片を入れる。試験片を入れた状態で容器を含めた質量を測定してから,サンプリン
グ時の試験片の質量m0を計算する。
ユニットごとに一対の試験片を準備する。
8.2.1.3 シートの水分変動を求める場合
シートの端部と中央部との水分変動を測定する場合は,8.2.1.1又は8.2.1.2によって採取するシートの束
を選択する。次に規定する方法で,端部及び中央部の試験片の質量がそれぞれ50 g以上となるように連続
したシートの束を採取する。
選択したシートの束から,幅50 mm75 mmの試験用切出片を,図1に示すように各端部から一つずつ,
中央部に近い箇所から二つ,合せて四組切り取る。シート及び試験用切出片の束が崩れないように注意す
る。試験用切出片は,紙の横方向が長寸法となるように採取する。元のシートの束の端部から150 mm以
上を切り落とす。
注記 紙の横方向の水分ばらつきによる影響を小さくするため,各試験用切出片は横方向が長寸法と
なるように切り取る。
単位 mm
A 紙の横方向
B 端部試験用切出片
C 中央部試験用切出片
D 中央部試験用切出片
E 端部試験用切出片
図1−端部及び中央部の試験用切出片の採取位置
各組の試験用切出片の上側及び下側を1枚ずつ捨てる。中央部の二組を合わせて一つの試験片とし,両
端部を合わせてもう一つの試験片とする。各試験片の質量は,50 g以上とする。直ちに容器の中に各試験

――――― [JIS P 8127 pdf 5] ―――――

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