JIS P 8149:2000 紙及び板紙―不透明度試験方法(紙の裏当て)―拡散照明法

JIS P 8149:2000 規格概要

この規格 P8149は、拡散照明/0°受光による紙及び板紙の不透明度試験方法(紙の裏当て)について規定。白色又は白色に近い紙及び板紙に適用。

JISP8149 規格全文情報

規格番号
JIS P8149 
規格名称
紙及び板紙―不透明度試験方法(紙の裏当て)―拡散照明法
規格名称英語訳
Paper and board -- Determination of opacity (paper backing) -- Diffuse reflectance method
制定年月日
2000年12月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 2471:1998(MOD)
国際規格分類

ICS

17.180.99, 85.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
紙・パルプ 2021, 色彩 2019
改訂:履歴
2000-12-20 制定日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS P 8149:2000 PDF [10]
P8149 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会 (JAPAN TAPPI) /財団法
人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
今回の制定は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 2471 : 1998, Paper and board−Determina-
tion of opacity (paper backing) −Diffuse reflectance methodを基礎として用いた。
JIS P 8149には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 視感反射率測定用反射率計の分光特性
附属書B(参考) 参考文献
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS P 8149 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
P8149 : 2000

紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)−拡散照明法

Paper and board−Determination of opacity (paper backing) − Diffuse reflectance method

序文 この規格は,1998年に第3版として発行されたISO 2471, Paper and board−Determination of opacity
(paperbacking) −Diffuse reflectance methodを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規
格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,拡散照明/0°受光による紙及び板紙の不透明度試験方法(紙の裏当て)につ
いて規定する。この規格は,白色又は白色に近い紙及び板紙に適用する。
備考 この規格の国際対応規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,MOD(修正している)とする。
ISO 2471 : 1998 Paper and board−Determination of opacity (paper backing) −Diffuse reflectance
method (MOD)
参考 蛍光染料を含む紙及び板紙並びに顕著な蛍光を呈する紙及び板紙も測定は可能であるが,測定
装置が異なると得られる値が一致しないおそれがある。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
備考 ISO 4046 : 1978, Paper, board, pulp and related term−Vocabularyからの引用事項は,この規格の
該当事項と同等である。
JIS P 8110 試験用紙採取方法
備考 ISO 186 : 1994, Paper and board−Sampling to determine average qualityからの引用事項は,この
規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8105 色に関する用語
JIS Z 8120 光学用語
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 9041-1 データの統計的な解釈方法−第1部 : データの統計的記述

――――― [JIS P 8149 pdf 2] ―――――

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P8149 : 2000
ISO 2469 : Paper, board and pulps−Measurement of diffuse reflectance factor
ASTM E 308-96, Computing the Colors of Objects by Using the CIE System
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS P 0001, JIS Z 8105及びJIS Z 8120によるほか,次に
よる。
a) 反射率 (reflectance factor) 同一条件下において,完全拡散反射面によって反射された放射に対し,
物体によって反射された放射の比率を百分率で表した値。
b) 視感反射率 (luminous reflectance factor) y CIEイルミナントC及びCIE1931 (2°) 等色関数y ( ‰
決まる反射面の反射率(光源C・2度視野における三刺激値のY値に相当する)。反射面の視覚的特性
に対応した反射率。
c) 単一シート視感反射率 (single-sheet luminous reflectance factor) 0 黒色筒を裏当てした単一シートの
視感反射率。
d) 固有視感反射率 (intrinsic luminous reflectance factor) ∞ 十分不透明なほど厚いか又は重ねたシート
数を2倍にしても測定される反射率に変化がないような十分な枚数を重ねた試料の視感反射率。
e) 不透明度 [opacity (paper backing) Op 同一試料について,単一シート視感反射率R0の固有視感反射
率R∞に対する比率を百分率で表した値。
4. 原理 黒色筒を裏当てした単一シート視感反射率及び同じ試料の固有視感反射率をISO 2469に基づ
いて測定する。不透明度は,その二つの値の比率とする。
5. 装置 装置は,次による。
a) 反射率計 ISO 2469の附属書Aに規定された幾何学的,分光学的及び光学的特性をもち,視感反射率
を測定するための機構を備え,ISO 2469の附属書Bの規定に従って校正されたものとする。
b) 反射率計の分光学的特性 光学フィルタ方式の反射率計(光電色彩計)の場合,反射率計全体の光学
的特性が,CIEイルミナントCにおけるCIE1931 (2°) 標準表色系(XYZ表色系)のCIE三刺激値の
Y値と等価であることとする。
分光反射率計の場合,附属書A表A.1に規定された重み関数を用いて,CIEイルミナントCにおけ
るCIE1931 (2°) 標準表色系のCIE三刺激値のY値を計算できることとする。
c) 常用標準白色面 ISO 2469の規定に従って校正された,表面が平たんで清浄な乳白ガラス製又はセラ
ミック製の2枚の平板。
備考 内部標準白色面を備えている装置では,常用標準白色面の機能をそれで代用してもよい。
d) 参考標準白色面 装置及び常用標準白色面を校正するためのもので,ISO/TC6の認定した機関
(authorized laboratory)が発行するもの。
e) 黒色筒 (black cavity)(1) 装置製造業者が定めた反射率に対し,すべての波長において差が±0.2%の範
囲内にある反射率をもつもの。
注(1) 黒色筒は,製造業者によってはライトトラップ,黒体,ゼロボックス,ブラックボックス,ゼ
ロ校正ボックス,吸光筒,ゼロ合わせ用暗箱などともいう。
備考 黒色筒は,清浄な雰囲気下に上下逆向きに置くか,又は保護用のふたをして保管する。
参考 黒色筒の反射率は,装置製造業者に問い合わせて確認する。

――――― [JIS P 8149 pdf 3] ―――――

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6. 試験片 試験片は,次による。
a) 試験片の採取 ロットを評価するために試験を行うときは,JIS P 8110に規定する方法によって採取
する。その他の種類の試料について試験を行うときは,その試料全体を代表するように採取する。
b) 試験片の調製 すき入れ,ちり,はん点,汚点及び明らかな欠陥箇所を避けて約75mm×150mmの大
きさに切り取る。10枚以上の試験片を,表がすべて上を向くようにして重ねる。試験片の枚数は,2
倍にしても反射率が変化しない枚数とする。試験片束の上下に保護紙を当て,汚れ,光及び熱から保
護する。一番上の試験片の隅に,試料の種類及び表が分かるように印を付ける。
7. 操作 操作は,次による。
a) 試験片束から保護用の紙を取り除く。測定箇所に触れないようにして,使用する装置及び常用標準白
色面について,装置の操作手順に従って試験片束の表の固有視感反射率R∞を測定する。値を読み取り,
反射率を0.05%単位で記録する。
b) 一番上の試験片だけを取り出し,その試験片を黒色筒で裏当てし,同じ測定箇所について単一シート
視感反射率R0を測定する。値を読み取り,視感反射率を0.05%単位で記録する。
c) 測定済みの試験片を,試験片束の一番下に移す。この操作を繰り返しながらR∞とR0の測定を繰り返
し,計5枚の試験片について測定を行う。
d) 試験片束の上下を逆にし,反対の面についてもa) c)の操作を繰り返す。
8. 計算 計算は,次による。
100 R0
Op
R
ここに, Op : 不透明度 (%)
R0 : 単一シート視感反射率 (%)
R∞ : 固有視感反射率 (%)
9. 試験結果の表し方 個々に算出した不透明度から表面及び裏面の平均値を計算し,JIS Z 8401に規定
する方法によって有効数字3けたに丸める。標準偏差は,JIS Z 9041-1に規定する方法によって求める。
表面と裏面の平均値の差が0.2%を超える場合は,面を区別して別々に報告する。表面と裏面の平均値の差
が0.2%以下の場合は,面を区別しないで報告する。
参考 ほとんどの紙では,表面と裏面の不透明度の差はわずかである。極端に表裏差のある紙では表
面と裏面の不透明度には有意な差がある。このような紙の場合は,0.5%を超える可能性がある。
10. 精度(参考) 不透明度が94.2%の紙を29の研究所で測定した結果では,変動係数が0.3%であった
(出典Col-laobrative Testing Services, Inc. , 1995年4月)。
11. 報告 報告には,必要に応じて次の事項を記録する。
a) 試験規格名称又は規格番号
b) 試料の種類及び名称
c) 試験年月日及び試験場所
d) 不透明度の平均値及び標準偏差(必要があれば,それぞれの面の値)

――――― [JIS P 8149 pdf 4] ―――――

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P8149 : 2000
e) 使用した装置の名称及び形式
f) その他必要とする事項

――――― [JIS P 8149 pdf 5] ―――――

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  • ISO 2471:1998(MOD)

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