この規格ページの目次
JIS Q 9023:2018 規格概要
この規格 Q9023は、品質管理の主要な活動の一つである方針管理に関する次の三つの指針[方針管理を実践する中核となる各部門の管理者を対象にした,各部門における方針管理の具体的な進め方の指針;トップマネジメント,及び組織全体の方針管理に責任をもつ人を対象にした,組織全体としての方針管理の進め方の指針;トップマネジメント,及び組織全体の方針管理に責任をもつ人を対象にした,方針管理を組織的に推進するための教育,ツール及び評価の指針]を示す。
JISQ9023 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Q9023
- 規格名称
- マネジメントシステムのパフォーマンス改善―方針管理の指針
- 規格名称英語訳
- Performance improvement of management systems -- Guidelines for Policy Management
- 制定年月日
- 2003年2月20日
- 最新改正日
- 2018年3月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 03.100.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 品質管理 2020, ISO 9000 2020
- 改訂:履歴
- 2003-02-20 制定日, 2008-12-20 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-03-20 改正
- ページ
- JIS Q 9023:2018 PDF [47]
Q 9023 : 2018
pdf 目 次
ページ
- 0 序文・・・・[1]
- 0.1 一般・・・・[1]
- 0.2 他の規格との一貫性・・・・[1]
- 0.3 JIS Q 9001とJIS Q 9004との関係・・・・[2]
- 0.4 他のマネジメントシステムとの両立性・・・・[2]
- 1 適用範囲・・・・[2]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 方針管理のプロセス・・・・[4]
- 5 部門における方針管理の進め方・・・・[6]
- 5.1 中期計画の策定・・・・[6]
- 5.2 方針の策定及び展開・・・・[6]
- 5.3 方針の実施及びその管理・・・・[13]
- 5.4 期末のレビュー・・・・[14]
- 5.5 管理者の心構え・・・・[16]
- 6 組織全体の方針管理の進め方・・・・[18]
- 6.1 トップマネジメントのリーダーシップ・・・・[18]
- 6.2 中長期経営計画の策定・・・・[18]
- 6.3 組織方針の策定・・・・[19]
- 6.4 組織方針の展開・・・・[20]
- 6.5 方針の実施及びその管理・・・・[21]
- 6.6 トップマネジメントによる診断・・・・[21]
- 6.7 期末のレビュー・・・・[22]
- 7 方針管理の推進・・・・[24]
- 7.1 方針管理の教育・・・・[24]
- 7.2 方針管理のための標準,帳票及びツールの整備・・・・[25]
- 7.3 方針管理の評価・・・・[26]
- 7.4 部門及び個人の評価とのリンク・・・・[26]
- 附属書A(参考)総合的品質管理における方針管理の役割及び位置付け・・・・[27]
- 附属書B(参考)方針管理の基本的考え方・・・・[30]
- 附属書C(参考)方針の構成要素・・・・[35]
- 附属書D(参考)方針管理のための様式例・・・・[36]
- 附属書E(参考)方針管理の自己評価・・・・[40]
- 参考文献・・・・[45]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Q 9023 pdf 1] ―――――
Q 9023 : 2018
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
品質管理学会(JSQC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から団体規格(JSQC-Std 33-001:2016)を
基に作成した工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審
議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Q 9023:2003は改正され,こ
の規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Q 9023 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Q 9023 : 2018
マネジメントシステムのパフォーマンス改善−方針管理の指針
Performance improvement of management systems- Guidelines for Policy Management
0
序文
0.1 一般
顧客及び社会のニーズ,それらを満たす製品及びサービスを提供するために必要となる技術,組織で働
く人々の価値観,知識及び技能,パートナ(供給者,関係会社など)との連携など,組織が置かれている
状況は常に変化している。組織が事業を継続し,発展させていくためには,これらの変化を的確に把握し,
迅速に改善及び革新を行っていくことが求められる。このため,トップマネジメントは組織の内外の状況
を基に目指す姿を定め,各部門はこれを達成するために必要な改善及び革新を実践することが大切である。
しかし,多くの人が働く組織においては,トップマネジメントの考え及び策定した目標が組織の第一線
まで伝わらなかったり,改善及び革新のための取組みが日常業務のために後回しにされたり,複数の部門
の間で密接な連携が図られなかったり,第一線の情報が目標及び計画の策定にい(活)かされなかったり
する場合が多い。このような状況になると,せっかくの取組みが期待どおりの効果を発揮できない。こう
した問題に対応するために,品質管理の世界で培われた“品質を工程で作り込む”(狙いどおりの製品及び
サービスを経済的に生み出すために,プロセスを定め,それに従って仕事を行う。)の考え方に基づいて,
プロセスの改善及び革新を組織的に促進するために生み出された活動が“方針管理”である。方針管理が
適切に行われれば,挑戦的な取組みが活発に行われるようになり,人の成長及び働く喜びにもつながる。
方針管理は,変化を乗り越えるための,さらには変化を事業の発展に結び付けるための組織運営の基軸で
あり,この良否によって組織の持続的な成功が大きく左右される。したがって,組織全体としてその強化
を図る必要がある。
この規格は,方針管理の基本的な考え方及びプロセス,方針管理の進め方に関する指針,並びに方針管
理を組織的に推進する場合の指針をまとめたものである。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
0.2 他の規格との一貫性
この規格は,方針管理を対象としており,独立して使用することを意図して作成されているが,マネジ
メントシステムのパフォーマンス改善に関する一連の規格である,日常管理を対象とするJIS Q 9026,改
善活動を対象とするJIS Q 9024,並びに品質保証を対象とするJIS Q 9025及びJIS Q 9027と整合性のある
規格として相互に補完して使用することもできる。特に,方針管理は,日常管理と合わせて実施するのが
効果的なため,JIS Q 9026と合わせて使用するのがよい。
なお,総合的品質管理(TQM : Total Quality Management)における方針管理,日常管理,小集団改善活
動,品質管理教育及び品質保証の役割を,附属書Aに示す。また,この規格は,JIS Q 9005に規定された
――――― [JIS Q 9023 pdf 3] ―――――
2
Q 9023 : 2018
品質マネジメントに関する支援技法として使用することを想定して作成している。
0.3 JIS Q 9001とJIS Q 9004との関係
この規格は,組織がJIS Q 9001及びJIS Q 9004に基づくマネジメントシステムを,効果的かつ効率的に
運営管理するための支援技法として使用することを想定して作成している。
0.4 他のマネジメントシステムとの両立性
この規格は,環境マネジメント,労働安全衛生マネジメント,財務マネジメントなどのマネジメントシ
ステムに関する固有な支援技法として作成してはいないが,関連するマネジメントシステムのパフォーマ
ンス改善を支援する技法として組織が使用することができる。
1 適用範囲
この規格は,品質管理の主要な活動の一つである方針管理に関する次の三つの指針を示す。
− 方針管理を実践する中核となる各部門の管理者を対象にした,各部門における方針管理の具体的な進
め方の指針
− トップマネジメント,及び組織全体の方針管理に責任をもつ人を対象にした,組織全体としての方針
管理の進め方の指針
− トップマネジメント,及び組織全体の方針管理に責任をもつ人を対象にした,方針管理を組織的に推
進するための教育,ツール及び評価の指針
この規格は,製造業及びサービス業だけでなく,プロジェクトで行う事業,複数の組織が連携して行う
事業,営利を目的としない事業など,あらゆる業種及び業態に適用できる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Q 9000 品質マネジメントシステム−基本及び用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Q 9000によるほか,次による。
3.1
方針管理
方針を,全部門及び全階層の参画の下で,ベクトルを合わせて重点指向で達成していく活動。
注記 方針には,中長期方針,年度方針などがある。
3.2
方針
トップマネジメントによって正式に表明された,組織の使命,理念及びビジョン,又は中長期経営計画
の達成に関する,組織の全体的な意図及び方向付け。
注記1 方針には,一般的に,次の三つの要素が含まれる。ただし,組織によってはこれらの一部を
方針に含めず,別に定義している場合もある。
a) 重点課題
b) 目標
c) 方策
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3
Q 9023 : 2018
注記2 トップマネジメントの方針を受けて,組織内の責任者が表明した方向付けを方針と呼ぶこと
がある。
例 事業部長方針,支店長方針,部長方針
注記3 特定のマネジメント領域の方針であることを示すために,修飾語を用いることがある。
例 品質方針,環境方針
3.3
重点課題
組織として優先順位の高いものに絞って取り組み,達成すべき事項。
3.4
目標
目的を達成するための取組みにおいて,追求し,目指す到達点。
3.5
方策
目標を達成するために,選ばれる手段。
3.6
実施計画
方策を実施して目標を達成するために必要な資源及びその運用プロセスを定めることに焦点を合わせた
計画。
3.7
管理項目
目標の達成を管理するために,評価尺度として選定した項目。
3.8
管理水準
安定した又は計画どおりの,プロセスの状態を表す値又は範囲。
注記1 管理水準と実際の値とを比較することでプロセスが安定した状態,又は計画どおりの状態に
あるかどうかを判定できる。
注記2 管理水準は,次の式などで表すことができる。
x3s
ここに, x : 平均値
s : 標準偏差
3.9
部門
特定の使命及び役割を割り付けられた,組織を構成する各々の単位。
注記1 部門は,典型的には,その統括を行う管理者及び複数の構成員から成る。
注記2 一つの部門はより細かい部門に分けられる場合が多い。部門には,部,課,グループなどが
含まれる。
3.10
部門横断チーム
部門単独では解決が困難な重点課題に対処するために,異なった部門から,活用できる全ての関連知識
――――― [JIS Q 9023 pdf 5] ―――――
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JIS Q 9023:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.100 : 経営組織及び管理 > 03.100.01 : 経営組織及び管理一般
JIS Q 9023:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ9000:2015
- 品質マネジメントシステム―基本及び用語