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JIS Q 9027:2018 規格概要
この規格 Q9027は、品質管理の主要な活動である生産及び提供のプロセス保証に関して,その基本的な考え方及び進め方についての指針。
JISQ9027 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Q9027
- 規格名称
- マネジメントシステムのパフォーマンス改善―プロセス保証の指針
- 規格名称英語訳
- Performance improvements of management systems -- Guideline for Quality Ensurance by Process
- 制定年月日
- 2018年3月20日
- 最新改正日
- 2018年3月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 03.100.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 品質管理 2020, ISO 9000 2020
- 改訂:履歴
- 2018-03-20 制定
- ページ
- JIS Q 9027:2018 PDF [41]
Q 9027 : 2018
pdf 目 次
ページ
- 0 序文・・・・[1]
- 0.1 一般・・・・[1]
- 0.2 他の規格との一貫性・・・・[1]
- 0.3 JIS Q 9001とJIS Q 9004との関係・・・・[1]
- 0.4 他のマネジメントシステムとの両立性・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[2]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 プロセス保証の進め方・・・・[4]
- 4.1 生産及び提供におけるプロセス保証の構成要素・・・・[4]
- 4.2 標準化の進め方・・・・[5]
- 4.3 工程能力の調査及び改善の進め方・・・・[6]
- 4.4 トラブル予測及び未然防止の進め方・・・・[11]
- 4.5 検査・確認の進め方・・・・[16]
- 4.6 工程異常への対応の進め方・・・・[19]
- 5 プロセス保証のためのツール・・・・[22]
- 5.1 工程能力指数・・・・[22]
- 5.2 プロセスFMEA・・・・[25]
- 5.3 保証の網(QAネットワーク)・・・・[29]
- 附属書A(参考)品質保証におけるプロセス保証の役割・・・・[33]
- 附属書B(参考)標準化・・・・[35]
- 附属書C(参考)工程能力の調査及び改善・・・・[36]
- 附属書D(参考)トラブル予測及び未然防止・・・・[37]
- 附属書E(参考)検査・確認・・・・[38]
- 附属書F(参考)工程異常への対応・・・・[39]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Q 9027 pdf 1] ―――――
Q 9027 : 2018
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本品質管理学会(JSQC)及
び一般財団法人日本規格協会(JSA)から団体規格(JSQC-Std 21-001:2015)を基に作成した工業標準原案
を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が
制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Q 9027 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Q 9027 : 2018
マネジメントシステムのパフォーマンス改善−プロセス保証の指針
Performance improvements of management systems- Guideline for Quality Ensurance by Process
0
序文
0.1 一般
製品及びサービスによって顧客に価値を提供するには,顧客にとって魅力的な製品及びサービスを企画
及び設計し,それを確実に生産及び提供する必要がある。このため,企画及び設計においては,潜在的な
ものも含め,顧客のニーズを的確に把握して要求を明確化し,それらを具現化する仕様に変換することが
肝要となる。これに対して生産及び提供では,このように企画及び設計で決めた仕様を確実に実現するプ
ロセスを確立し,決められたとおり実施することが肝要となる。これらの実現に際して重要な考え方が“品
質をプロセスで作り込む”であり,そのための具体的な活動がプロセス保証である。品質保証におけるプ
ロセス保証の役割を附属書Aに示す。
この規格は,生産及び提供において,“品質をプロセスで作り込む”を狙いとするプロセス保証を効果的
に実施するために,組織が何をするべきかの指針をまとめたものである。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
0.2 他の規格との一貫性
この規格は,プロセス保証を対象としており,独立して使用することを意図して作成しているが,マネ
ジメントシステムのパフォーマンス改善に関する次の一連の規格と整合性のある規格として相互に補完し
て使用することもできる。
− 方針管理を対象とするJIS Q 9023
− 日常管理を対象とするJIS Q 9026
− 改善活動を対象とするJIS Q 9024
− 企画及び設計のプロセス保証で用いられる品質機能展開を対象とするJIS Q 9025
この規格は,JIS Q 9005に規定された品質マネジメントに関する支援技法として使用することを想定し
て作成している。
0.3 JIS Q 9001とJIS Q 9004との関係
この規格は,組織がJIS Q 9001及びJIS Q 9004に基づくマネジメントシステムを,効果的かつ効率的に
運営管理するための支援技法として使用されることを想定して作成されている。
0.4 他のマネジメントシステムとの両立性
この規格は,環境マネジメント,労働安全衛生マネジメント,財務マネジメントなどのマネジメントシ
ステムに関する固有な支援技法として作成してはいないが,関連するマネジメントシステムのパフォーマ
ンス改善を支援する技法として組織が使用することができる。
――――― [JIS Q 9027 pdf 3] ―――――
2
Q 9027 : 2018
1 適用範囲
この規格は,品質管理の主要な活動である生産及び提供のプロセス保証に関して,その基本的な考え方
及び進め方についての指針を示す。ここでの生産及び提供とは,製品及びサービスを実現するためのプロ
セスの計画及び設計に基づいて行われる,生産及び提供準備,生産及び提供,販売,提供,クレーム処理,
廃棄などの一連の段階を指す。この規格は,組織の規模及び業種にかかわらず適用できる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Q 9000 品質マネジメントシステム−基本及び用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Q 9000によるほか,次による。
3.1
品質保証
顧客及び社会のニーズを満たすことを確実にし,確認し,実証するために,組織が行う体系的活動。
注記1 “確実にする”とは,顧客及び社会のニーズを把握し,それに合った製品及びサービスを企
画及び設計し,これを提供できるプロセスを確立する活動を指す。
注記2 “確認する”とは,顧客及び社会のニーズが満たされているかどうかを継続的に評価及び把
握し,満たされていない場合には迅速な応急対策及び/又は再発防止対策を取る活動を指す。
注記3 “実証する”とは,どのようなニーズを満たすのかを顧客及び社会との約束として明文化し,
それが守られていることを証拠で示し,信頼感及び安心感を与える活動を指す。
注記4 この定義の目的の部分“顧客及び社会のニーズを満たすこと”を品質保証という場合がある。
3.2
プロセス
インプットをアウトプットに変換する,相互に関連する又は相互に作用する一連の活動。
注記1 インプット及びアウトプットには,ハードウェア,ソフトウェア,サービス,情報,エネル
ギーなどが含まれる。
注記2 プロセスと同じ意味の用語として工程がある。この規格では,工程ではなくプロセスを原則
として用いる。これは,製品及びサービスの広い範囲に適用でき,様々な分野になじみやす
いという理由による。ただし,工程能力指数のように技術用語として確立しているものは工
程を用いる。
3.3
プロセス保証
プロセスのアウトプットが要求される基準を満たすことを確実にする一連の活動。
注記 プロセス保証は,品質のプロセスでの作り込みを意図しており,これを具現化するべく,決め
られた手順及びやり方どおりに行うことで,プロセスの最終アウトプットを目的及び基準どお
りになるようにするための一連の活動からなる。
――――― [JIS Q 9027 pdf 4] ―――――
3
Q 9027 : 2018
3.4
標準
<物体,方法,考え方など>関係する組織又は人の間で利益又は利便が公正に得られるように統一及び
単純化を図る目的で定めた取決め。
注記1 対象としては,物体,性能,能力,配置,状態,動作,手順,方法,手続き,責任,義務,
権限,考え方,概念などがある。
注記2 標準を文書化したものを標準書という。
注記3 一般に,標準のうち,製品及びサービス,プロセス又はシステムに関する技術的事項につい
て定めた取決めを規格という。また,主として組織又は業務の内容,手順,手続き及び方法
に関する事項について定めた取決めを規定という。
3.5
標準
<測定>測定に普遍性を与えるために定めた基準として用いる量の大きさを表す方法又はもの。
注記 例えば,質量の単位の基準となるキログラム原器,温度目盛の基準となる国際実用温度目盛を
実現するための温度定点及び標準白金抵抗温度計,濃度の基準となる標準物質,硬さ目盛の基
準となる標準硬さ試験機及び標準圧子,色の官能検査に用いる色見本など。
3.6
標準化
効果的かつ効率的な組織運営を目的として,共通に,かつ,繰り返して使用するための取決めを定めて
活用する活動。
3.7
工程能力
プロセスが,要求事項に対してばらつきの小さい製品及びサービスを提供することができる程度。
注記 工程能力を定量的に表した指数は,工程能力指数と呼ばれる。
3.8
未然防止
活動及び作業の実施に伴って発生すると予想される問題をあらかじめ計画段階で洗い出し,それに対す
る対策を講じておく活動。
注記 未然防止のためには,過去に発生した問題を収集及び整理し,その背後にある共通性を明らか
にすること,これらの共通性を活用し,類似の問題の発生を予測することが有効である。
3.9
検査
製品及びサービスの一つ以上の特性値に対して,測定,試験,ゲージ合わせ,見本との照合などを行っ
て,規定要求事項に適合しているかどうかを判定する行為。
注記1 検査には,製品の一つ一つに対して行うものと,複数の製品のまとまり(ロット)に対して
行うものとがある。
注記2 規定要求事項とは,例えば文書などで,明示されている要求事項である。
注記3 検査という用語は,第三者が行う活動に限定して使用される場合がある。この規格では,担
当者が自分のプロセス内で行う検査,及び設備などを用いて自動的に行う検査を含んでいる
ことを明示するために,“検査・確認”と記載している。
――――― [JIS Q 9027 pdf 5] ―――――
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JIS Q 9027:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.100 : 経営組織及び管理 > 03.100.01 : 経営組織及び管理一般
JIS Q 9027:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ9000:2015
- 品質マネジメントシステム―基本及び用語