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JIS R 1600:2011 規格概要
この規格 R1600は、ファインセラミックス及び関連する,ガラス,炭素などの材料に適用される主な用語及び定義について規定。
JISR1600 規格全文情報
- 規格番号
- JIS R1600
- 規格名称
- ファインセラミックス関連用語
- 規格名称英語訳
- Glossary of terms relating to fine ceramics
- 制定年月日
- 1993年2月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 20507:2003(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 81.060.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ファインセラミックス 2018
- 改訂:履歴
- 1993-02-01 制定日, 1998-01-20 改正日, 2003-06-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2011-12-20 改正日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS R 1600:2011 PDF [56]
R 1600 : 2011
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 分類・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 参考文献・・・・[52]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[54]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS R 1600 pdf 1] ―――――
R 1600 : 2011
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
セラミックス協会(CerSJ),社団法人日本ファインセラミックス協会(JFCA)及び財団法人日本規格協会
(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS R 1600:1998は改正され,
この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS R 1600 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
R 1600 : 2011
ファインセラミックス関連用語
Glossary of terms relating to fine ceramics
序文
この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 20507を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,ファインセラミックス及び関連する,ガラス,炭素などの材料に適用される主な用語及び
定義について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 20507:2003,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−Vocabulary
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 分類
分類は,次による。
a) 一般 1) 共通 2) 機械的・熱的 3) 電気的・磁気的 4) 光学的 5) 生体的 6) 化学的
b) 材料・製品 1) 酸化物 2) 非酸化物 3) ガラス 4) 製品
c) 製造プロセス 1) 粉体・原材料調製 2) 粉体成形 3) 焼成 4) 単結晶 5) 成膜・塗膜
6) 加工 7) 接合 8) 複合化
d) 特性・評価 1) 粉体・プロセス 2) 機械的・熱的 3) 電気的・磁気的 4) 光学的
5) 生体的 6) 化学的
3 用語及び定義
用語及び定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
注記1 用語の下の括弧書きは読み方を示したものである。
注記2 番号に*を付してある用語は,今回新たにJISに規定した用語である。
――――― [JIS R 1600 pdf 3] ―――――
2
R 1600 : 2011
a) 一般
1) 共通
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1101 ファインセラミッ fine ceramics (advanced
化学組成,結晶構造,微構造組織・粒界,形状,製造工程
クス ceramics, engineering
を精密に制御して製造され,新しい機能又は特性をもつ,
主として非金属の無機物質。 ceramics, technical
ceramics, or high
performance
ceramics)
1102 酸化物セラミック 酸素化合物から成るセラミックス。 oxide ceramics
ス 注記 代表的な単一酸化物としては,アルミナ,ジルコニ
ア,シリカ,マグネシアなどがある。複合酸化物と
しては,けい酸塩,りん酸塩などがある。化学組成,
結晶系が異なる多くの種類があり,様々な用途があ
る。
1103 非酸化物セラミッ non-oxide ceramics
非金属元素として酸素を含まない化合物(元素)を主成分
クス とするセラミックス。
注記 代表的な非酸化物としては,窒化物,炭化物,ほう
化物,硫化物(CdS,MoS2など),けい化物(MoSi2)
及び炭素がある。
1104 炭化物セラミック carbide ceramics
物質を構成する主要構成成分の非金属元素が炭素から成
ス る化合物によって構成される非酸化物系セラミックス。
注記 代表的なものに,炭化けい素(SiC),炭化タングス
テン(WC),炭化チタン(TiC),炭化ほう素(B4C)
などがある。
1105 窒化物セラミック nitride ceramics
物質を構成する主要構成成分の非金属元素が窒素から成
ス る化合物によって構成される非酸化物系セラミックス。
注記 代表的なものに,窒化けい素(Si3N4),窒化ほう素
(BN),窒化アルミニウム(AlN),窒化チタン(TiN)
などがある。アルミナを比較的多量に含むサイアロ
ンは酸素を含む窒化物セラミックスである。
1106 ほう化物セラミッ boride ceramics
物質を構成する主要構成成分の非金属元素がほう素から
クス 成る化合物によって構成される非酸化物系セラミックス。
注記 代表的なものに,ほう化ランタン(LaB6),ほう化チ
タン(TiB2),ほう化ジルコニウム(ZrB2)などがあ
る。
1107 ニューガラス new glass
非晶質物質のもつ機能のうち,特定の機能に注目して,そ
の機能を最大限に発揮するように化学組成,純度,微細構
造,形態を制御して製造された無機質のガラス材料及びガ
ラス材料の結晶化によって得られる材料。
1108 ニューカーボン new carbon
原料の純度を上げ,分子制御などによって製造した,新し
い形態,性質をもつ炭素材料。熱分解炭素,ガラス状炭素,
膨張黒鉛などがその典型である。
注記 従来のカーボンは,コークスを粉砕し,バインダ(ピ
ッチ,レジンほか)を加えて混練,成形,焼成及び
黒鉛化という製法を用いて作る。
――――― [JIS R 1600 pdf 4] ―――――
3
R 1600 : 2011
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1109 ニューダイヤモン new diamond
原料及び製造工程を目的に合わせて制御することによっ
ド て,高度な機能を賦与して人工的に製造されたダイヤモン
ド。炭素を高温・高圧に保って変態させる高温高圧法とメ
タン及び水素の混合ガスから気相析出させる気相合成法
とがある。
注記 立方晶窒化ほう素(cBN)をニューダイヤモンドに
含めることがある。
1110 モノリシックセラ monolithic ceramics
マクロなレベルで均一な組織・組成をもち,単一材料から
ミックス 成るとみなせるセラミックス。
注記 セラミックス複合材料に相対する用語。
1111 複合材料 composite material
単体ではもち合わせない新規な特性を目的として,互いに
化合しない2種類以上の相から成る材料で,異相界面をも
つ材料。
注記 分散相の形態によって繊維強化型複合材料と粒子分
散強化型複合材料に分類される。前者は,更に長繊
維強化複合材料,短繊維強化複合材料とウィスカ強
化複合材料とに分類される。また,マトリックス(母
材)の種類によって金属基複合材料,セラミックス
基複合材料,プラスチックス基複合材料などに分類
される。
1112 セラミックス基複 セラミックスをマトリックスとする複合材料。 ceramics matrix
合材料 composite
注記 セラミックスの強度,じん(靱)性,耐摩耗性,導
電性などを向上させる目的で耐熱性のある繊維又は
粒子状を複合・添加されるものが多い。
1113 繊維強化セラミッ fiber-reinforced
繊維を配合することによって強度,じん性などを強化した
クス基複合材料 ceramics matrix
セラミックス基複合材料。強化材としては長繊維又は短繊
composite
維を分散・配合する。前者には繊維配列の違いから,単繊
維,繊維束(1次元)又は織物(2次元,3次元)などに分
けられる。
注記 繊維の引抜き,微小亀裂の偏向などが,強化機構と
して働くとされている。
1114 ウィスカ強化セラ whisker-reinforced
ウィスカを配合することによって強度,じん性などを強化
ミックス基複合 したセラミックス基複合材料。 ceramics
材料 matrix composite
注記 ウィスカには炭化けい素(SiC),カーボンなどが使
用されている。
1115 粒子強化セラミッ particulate-reinforced
異なる材質の粒子を配合することによって強度,じん性な
クス基複合材料 ceramics matrix
どを強化したセラミックス基複合材料。析出粒子強化形及
び混合分散強化形がある。 composite
注記 析出粒子強化形としてはジルコニア系のもの,混合
分散強化形としては炭化チタン(TiC)粒子分散が知
られている。亀裂の分岐・湾曲・偏向・微小亀裂に
よる主亀裂先端の応力遮蔽,表面圧縮応力などが,
強化機構として働くとされている。
1116 サーメット cermet
硬さ,耐熱性,耐酸化性,耐薬品性,耐摩耗性を特徴とす
るセラミックスと,強じん性,可塑性を特徴とする金属と
を組み合わせた複合材料。
注記 代表的なものに,元素周期表4 (4A),5 (5A),6 (6A)
族遷移金属の炭化物をニッケル,コバルトを主とす
る金属で結合した超硬合金がある。
――――― [JIS R 1600 pdf 5] ―――――
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JIS R 1600:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20507:2003(MOD)
JIS R 1600:2011の国際規格 ICS 分類一覧
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