JIS R 2521:1995 耐火物用アルミナセメントの物理試験方法

JIS R 2521:1995 規格概要

この規格 R2521は、耐火物用アルミナセメントの物理試験方法について規定。

JISR2521 規格全文情報

規格番号
JIS R2521 
規格名称
耐火物用アルミナセメントの物理試験方法
規格名称英語訳
Physical testing methods of aluminous cement for refractories
制定年月日
1961年7月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

81.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1961-07-01 制定日, 1964-12-01 確認日, 1968-04-01 確認日, 1971-04-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1978-12-01 改正日, 1985-03-01 改正日, 1991-03-01 確認日, 1995-10-01 改正日, 2001-12-20 確認日, 2007-02-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS R 2521:1995 PDF [16]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 2521-1995

耐火物用アルミナセメントの物理試験方法

Physical testing methods of aluminous cement for refractories

1. 適用範囲 この規格は,耐火物用アルミナセメント(以下,セメントという。)の物理試験方法につい
て規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS K 2203 灯油
JIS K 2204 軽油
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 2511 耐火物用アルミナセメント
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8801 試験用ふるい
2. 試験項目 試験項目は,次のとおりとする。
(1) 比重試験
(2) 粉末度試験
(a) 比表面積試験
(b) 網ふるい試験
(3) 凝結試験
(4) 安定性試験
(5) フロー試験
(6) 強さ試験(曲げ強さ及び圧縮強さ)
3. 試料 試料は,次による。
(1) 試料は,検査単位について平均品質を表すように,適当量(1)のセメントを採取し縮分する。その採取
方法及び縮分方法は,受渡当事者間の協定によって定める。
注(1) 適当量とは,縮分後の試料の質量が5kg以上になる量をいう。
(2) 採取した試料は,JIS Z 8801に規定する試験用網ふるい850 田 通過したものを,防湿性の
気密な容器に密封して保存する。試験に際しては,あらかじめ試験室内に入れ,室温と等しくなるよ
うにする。
4. 試験用水 試験用水は,すべて淡水とする(以下,水という。)。

――――― [JIS R 2521 pdf 1] ―――――

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5. 標準砂 セメントモルタルの作製には,標準砂(2)を用いる。
注(2) 標準砂は,二酸化けい素 (SiO2) 90mass%以上の天然けい砂を水洗,乾燥し,次の粒度に調整し
たものとする。
試験用網ふるい300 1mass%以下
試験用網ふるい212 50±10mass%
試験用網ふるい106 95mass%以上
6. 比重試験
6.1 装置及び器具
6.1.1 ルシャテリエ比重瓶 ガラス製ルシャテリエ比重瓶(以下,比重瓶という。)を用いる(参考図1
参照)。20℃における容積は,次のとおりとする。
目盛0と40との間の容積 40.00±0.05ml
目盛0と29との間の容積 29.00±0.05ml
1目盛間の容積の誤差は,0.025ml以上あってはならない。
目盛0以下の容積 250±5ml
参考図1 ルシャテリエ比重瓶
6.1.2 鉱油 鉱油は,JIS K 2203に規定する灯油又はJIS K 2204に規定する軽油を完全に脱水して使用
する。

――――― [JIS R 2521 pdf 2] ―――――

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6.1.3 水槽 水槽は,ルシャテリエ比重瓶の目盛部分まで水につかる容量の容器で,水槽の水を20±0.2℃
以内に保つことのできる自動温度調節付き恒温水槽を用いる。
6.2 操作 操作は,次による。
(1) 比重瓶の目盛01mlの間まで鉱油を入れ,比重瓶を水槽内に静置する。
(2) 鉱油の液面がほとんど変化しなくなったとき,その液面の目盛を読む。
(3) 試料100gを0.1gまではかりとり,少しずつ静かに比重瓶に入れる。
(4) 全部の試料を入れ終わったら,比重瓶を振動させ空気を十分に追い出して,再び水槽内に静置する。
(5) 空気の追い出しが十分に行われ,鉱油の液面がほとんど変化しなくなったとき,その液面の目盛を読
む。
6.3 計算 比重は,次の式によって算出する。
m/v
ここに, 試料の比重
m : はかりとった試料の質量 (g)
v : 鉱油液面の読みの差 (ml)
比重試験は2回以上行い,0.01以内で一致したものの平均値をとってJIS Z 8401の規定によって小数点
以下2けたに丸める。
7. 粉末度試験
7.1 比表面積試験
7.1.1 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
(1) ブレーン空気透過装置(参考図2参照。以下,装置という。)材質は,セメントに侵されない材料を使
用する。
(2) マノメータ液 ジブチルフタレート又は軽質鉱油のような不揮発性,不吸湿性,低粘性及び低密度の
ものとする。
(3) ろ紙 JIS P 3801に規定する5種Aを使用し,その大きさは,セルの内径と等しくする。
(4) 標準試料 標準試料は,粉末度測定用標準試料を使用する。
7.1.2 装置の標準化試験 装置の標準化試験は,次による。
(1) 装置の標準化試験は,粉末度測定用標準試料を使用する。
標準試料の比重は3.15,ベッドのポロシチーは0.500±0.005として試験を行う。
試験方法は,7.1.3に準じ,7.1.4のt0を求める。
測定は,毎回新しくベッドを作り3回以上行い,その平均値を求める。
(2) 標準化試験は,次の場合その都度行う。
(a) セル,プランジャーが摩耗したとき。
(b) マノメータ液の汚染及び増減があったとき。
(c) 試験用ろ紙の大きさ又は品質に変化があったとき。
(d) 試験用の試料及び装置の温度があらかじめ行った標準化試験時の温度と±3℃以上の差があったと
き。

――――― [JIS R 2521 pdf 3] ―――――

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R 2521-1995
参考図2 ブレーン空気透過装置
7.1.3 試験方法 試料約10gを約50mlの瓶にとり,密栓し,約1分間激しく振り動かしてよくほぐす。
この中から次の式によって算出された試料を0.005gまで正確にはかりとる。
m= 1−e)
ここに, m : はかりとった試料の質量 (g)
試料の比重(3)
v : セル中のセメントベッドの占める体積 (cm3)
e : 試料ベッドのポロシチー
試料のポロシチー (e) は表1のとおりとする。
注(3) 試料の比重 ( ‰ 騰
表1 試料の種類とポロシチー
試料の種類(4) ポロシチー (e)
1種セメント 0.600±0.005
2種セメント 0.500±0.005
3種セメント
4種セメント
5種セメント
注(4) セメントの種類は,JIS R 2511による。
セルをマノメータから取り外し,その底部に有孔金属板及びろ紙を正しく置き,その上にはかりとった
試料を入れ,セルの側面を軽くたたいて試料をならす。さらに,別のろ紙を試料の上面に置いてプランジ
ャーで静かに押し,そのつばをセルの上縁に密着させた後,プランジャーを静かに抜き取る。
次にセルをマノメータに密着させ,コックを開きゴム球を用いてU字管内のマノメータ液の液頭をA標
線まで上げ,コックを閉じる。液頭がB標線からC標線まで降下する時間をストップウォッチを用いて

――――― [JIS R 2521 pdf 4] ―――――

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0.5秒まで正確に測定する。
7.1.4 計算 比表面積は,次の式によって算出する。
0 t 1 e0 e3
S S0
t0 e301 e
ただし,2種セメントから5種セメントについては,次の式によって算出する。
0 t
S S0
t0
ここに, S : 試料の比表面積 (cm2/g)
S0 : 標準試料の比表面積 (cm2/g)
標準試料の比重 (3.15)
試料の比重
t : 試料をベッドとして用いたときにマノメータ液頭がB標線か
らC標線まで降下する時間 (s)
t0 : 標準試料をベッドとして用いたときにマノメータ液頭がB標
線からC標線まで降下する時間 (s)
e0 : 標準試料のベッドのポロシチー (0.500)
e : 試料ベッドのポロシチー
比表面積試験は,毎回新しくベッドを作り2回以上行い,2%以内で一致したものの平均値をとり,JIS Z
8401の規定によって整数1位を丸めて0とする。
7.2 網ふるい試験
7.2.1 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
(1) ふるい ふるいは,JIS Z 8801に規定する試験用網ふるい90 いる。ふるい枠の大きさは内径
200mmとし,深さは45mmを原則とする。
(2) 乾燥装置 乾燥装置は,温度110±5℃に保つことのできる自動温度調節器付き電気恒温器を用いる。
7.2.2 試験方法 試験方法は,次による。
(1) 試料50gを50mgまで正確にはかりとる。
(2) ふるいの中に(1)の試料を入れ,水を満たした容器の中で通過物がほとんどなくなるまで水を替えてふ
るい分ける。凝集しているセメントの固まりは,ふるいを傾けて,残分をふるいの方に集め,穂先を
中程で切りそろえた筆で軽くすりつけてつぶす。
(3) ふるい残分は,ふるいとともに乾燥装置で20分以上乾燥した後,手ふるいで1分間に試料のふるい通
過量が100mg以下になるまでふるい分ける。
(4) (3)のふるい上の残分の質量をはかる。
7.2.3 計算 ふるい上の残分は,次の式によって算出し,JIS Z 8401の規定によって小数点以下1けたに
丸める。
F=m2/m1×100
ここに, F : ふるい上の残分 (%)
m2 : ふるい上残分の質量 (g)
m1 : 試料の質量 (g)
8. 凝結試験
8.1 装置及び器具
8.1.1 装置 ビカー針装置(以下,装置という。)を用いる(参考図3参照)。

――――― [JIS R 2521 pdf 5] ―――――

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JIS R 2521:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 2521:1995の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK2203:2009
灯油
JISK2204:2007
軽油
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISR2501:1981
耐火モルタル
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8801:1994
試験用ふるい