JIS R 2611:2001 耐火断熱れんが

JIS R 2611:2001 規格概要

この規格 R2611は、熱伝導率が低く,蓄熱量が小さく炉壁からの放散熱量軽減のために使用される耐火断熱れんがの特性表示方法を規定。

JISR2611 規格全文情報

規格番号
JIS R2611 
規格名称
耐火断熱れんが
規格名称英語訳
Insulating fire bricks
制定年月日
1959年12月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 2245:1990(MOD)
国際規格分類

ICS

81.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1959-12-01 制定日, 1962-12-01 確認日, 1966-04-01 確認日, 1969-04-01 確認日, 1972-05-01 確認日, 1976-01-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1985-03-01 改正日, 1991-03-01 確認日, 1992-05-01 改正日, 1999-10-20 確認日, 2001-02-20 改正日, 2007-02-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS R 2611:2001 PDF [6]
R 2611 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS R 2611 : 1992は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 2245 : 1990 (Shaped insulating refractory
products−Classification) を基礎として用いた。
JIS R 2611には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS R 2611 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 2611 : 2001

耐火断熱れんが

Insulating fire bricks

序文 この規格は,1990年に第2版として発行されたISO 2245 Shaped insulating refractory products−
Classificationを基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,ISO 2245には規定されていない,耐火断熱れんがの
最も重要な特性である熱伝導率を表示する必要があるため,技術内容を変更して作成している。
今回の改正では,耐火断熱れんがを主要な特性で分類表示する方法だけを規定し,特性による種類の設定
及び形状・寸法の規定の引用は廃止した。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
1. 適用範囲 この規格は,熱伝導率が低く,蓄熱量が小さく主として炉壁からの放散熱量軽減のために
使用される耐火断熱れんがの特性表示方法を規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 2245 : 1990 Shaped insulating refractory products−Classification (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS R 2613 耐火断熱れんが−加熱による残存線変化率測定方法
備考 ISO 2477 : 1987, Shaped insulating refracory products−Determination of permanent change in
dimensions on heatingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS R 2614 耐火断熱れんがの比重及び真気孔率測定方法
備考 ISO 5016 : 1997, Shaped insulating refractory products−Determimation of bulk density and true
porosityからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS R 2616 耐火断熱れんがの熱伝導率の試験方法
備考 ISO 8894-1 : 1987, Refractory materials−Determination of thermal conductivity−Part1 : Hotwire
method (cross-array) からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 特性の表示
3.1 表示項目 耐火断熱れんがの特性は,次の項目で表示する。
a) 残存線変化率が±2%を超えない温度 (℃)
b) かさ比重
c) 熱伝導率 [W/ (m・K) 600℃±10℃]

――――― [JIS R 2611 pdf 2] ―――――

2
R 2611 : 2001
3.2 表示方法 表示項目をa)-b)-c)のようにファイホンで結び,次の具体例のように表示する。
具体例 900−0.50−0.15
4. 測定 この規格に用いる耐火断熱れんがの特性は,次の方法で測定する。
4.1 残存線変化率が±2%を超えない温度 (℃) IS R 2613によって,耐火断熱れんがの残存線変化率を
100℃単位で測定し,測定値が±2%を超えない最高温度をもって特性値とする。
4.2 かさ比重 耐火断熱れんがのかさ比重は,JIS R 2614によって求めた値の0.05に満たない部分を切
り上げ,0.05単位の数値を測定値とする。そして,この値を表示に用いることができる。
4.3 熱伝導率 [W/ (m・K) 600℃±10℃] JIS R 2616の熱線法によって,600℃±10℃における熱伝導率の
測定値を求める。表示には測定値を下回らない0.01単位の値を用いることができる。
5. 製品表示 耐火断熱れんがには,1個ごと及び1包装ごとに容易に消えない方法で少なくとも次の事
項を表示する。
a) 特性
b) 製造業者名又はその略号
なお,1個ごとの表示の場合は,特性の代わりに特性を認識できる略号又は符号を用いてもよい。

――――― [JIS R 2611 pdf 3] ―――――

                                      附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 2611 : 2001 耐火断熱れんが ISO 2245 : 1990 Shaped insulating refractory products−Classification(耐火断熱れんが−分類)
(I) ISの規定 (II) 国際規格 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目ご
番号 との評価及びその内容 の理由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線,側線
項目番号 内容 項目番 内容 項目ごと 技術的差異の内容
号 の評価
1.適用範 ISO 2245
耐火断熱れんがの特性表 1 残存線変化率が±2% MOD/ ISOは,範囲を限定している。(現
適用範囲を,現在の製品を前提に限
囲 示方法 3 を超えない温度が750追加 定すると,今後開発される製品への
在市場に出回っている製品を前提
1800℃,気孔率が にしているためと思われる。)
対応が不十分になる可能性がある
45%以上の耐火断熱れ ため,JISでは範囲を限定していな
んがの特性表示方法 い。
2.引用規 JIS R 2613 ISO 2245 2 ISO 1109 MOD/ JISでは,熱伝導率の測定方法(R
熱伝導率は,耐火断熱れんがの品質
格 R 2614 ISO 2477 追加 2616)も追加して引用している。
を左右する重要な特性であるため。
R 2616 ISO 5016
表示項目は,
3.及び5.特 ISO 2245 4 表示項目は, MOD/ JISにおいては,“熱伝導率”を項
熱伝導率は,耐火断熱れんがの品質
性の表示 ・残存線変化率が±2%を 5 追加
・残存線変化率が±2% 目に追加している。 を左右する重要な特性であるため。
超えない温度 を超えない温度
・かさ比重 ・かさ比重
・熱伝導率 の2項目とする。
の3項目とする。
4.測定方 ISO 2245
・残存線変化率が±2%を 4 MOD/
・残存線変化率が±2% 1JISにおいては,熱伝導率に関す
1熱伝導率は,耐火断熱れんがの品
法及び分 超えない温度 を超えない温度 変更 る規定を追加している。 質を左右する重要な特性であるた
類方法 ・かさ比重 ・かさ比重 2“残存線変化率が±2%を超えなめ。
・熱伝導率 の測定方法及び分類方 2部分的に50℃,150℃の温度間隔
い温度”の測定に関し,測定温度
の測定方法及び分類方法 法を規定している。 間隔が,ISOでは50℃,100℃,を導入する合理的理由が見当たら
を規定している。 150℃の三種類が混在しているの
ないため,わかり易さを考慮し,
に対し,JISでは100℃間隔に統100℃間隔に統一した。
R2
一している。
611:2
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD
001
3

――――― [JIS R 2611 pdf 4] ―――――

                                                                                                                                               R2
4
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
611:
− IDT 技術的差異がない。
2
− MOD/削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
001
− MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− MOD/変更 国際規格の規定内容を変更している。
− MOD/選択 国際規格の規定内容と別の選択肢がある。
− NEQ 技術的差異があり,かつ,それがはっきりと識別され説明されていない。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− IDT 国際規格と一致している。
− MOD 国際規格を修正している。
− NEQ 技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。

――――― [JIS R 2611 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS R 2611:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2245:1990(MOD)

JIS R 2611:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 2611:2001の関連規格と引用規格一覧