JIS R 3702:1996 顕微鏡用カバーガラス

JIS R 3702:1996 規格概要

この規格 R3702は、透過形顕微鏡用標本に用いられるカバーガラスについて規定。

JISR3702 規格全文情報

規格番号
JIS R3702 
規格名称
顕微鏡用カバーガラス
規格名称英語訳
Cover glasses for microscopes
制定年月日
1957年10月30日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 8255-1:1986(MOD), ISO/DIS 8255-2(MOD)
国際規格分類

ICS

37.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1957-10-30 制定日, 1961-02-23 確認日, 1964-02-15 確認日, 1967-11-01 確認日, 1970-11-01 確認日, 1972-03-01 改正日, 1974-12-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1978-12-01 改正日, 1986-03-25 確認日, 1992-03-01 確認日, 1996-01-01 改正日, 2001-12-20 確認日, 2007-02-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS R 3702:1996 PDF [3]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 3702-1996

顕微鏡用カバーガラス

Cover glasses for microscopes

1. 適用範囲 この規格は,主として透過形顕微鏡用標本に用いられるカバーガラスについて規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS R 3502 化学分析用ガラス器具の試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 8255-1 Optics and optical instruments−Microscopes−Cover glasses−Part 1 : Dimensional
tolerances, thickness and optical properties
ISO/DIS 8255-2 Optics and optical instruments Microscopes Cover glasses Part 2 : Material
requirements and test methods
3. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位であって,参考として
併記したものである。
2. 品質
2.1 外観 顕微鏡用カバーガラス(以下,カバーガラスという。)の外観は,表1のとおりとする。
表1 外観
項目 外観
色 無色透明であること。
ひずみ 互いに直交した2枚の偏光板で挟んだとき著しい干渉色がないこと。
清浄度 清浄でくもりがないこと。
泡 実用上有害なものがないこと。
すじ 透視で見えないこと。
欠け 長さ0.5mm以上のものがないこと。
きず 実用上有害なものがないこと。
角の仕上がり 長さ1mm,深さ0.5mm以上の欠けや切れ目がないこと。
2.2 アルカリ溶出量 カバーガラス2.5g当たりのアルカリ溶出量は,0.2mg (Na2O) 以下とする。
2.3 平面度 カバーガラスの平面度は,0.010mm以下とする。
2.4 屈折率及びアッベ数 カバーガラスの屈折率 (ne) 及びアッベ数 (ve) は,次のとおりとする。
ne=1.525 5±0.001 5
ve=56±2
2.5 くっつき 箱から取り出したとき,互いにくっつきがないこととする。

――――― [JIS R 3702 pdf 1] ―――――

2
R 3702-1996
3. 寸法及び許容差
3.1 厚さ カバーガラスの厚さは,表2のとおりとする。
表2 カバーガラスの厚さ
単位mm
呼び名 厚さの範囲
No.1 0.120.17
No.1-S 0.150.18
3.2 長辺及び短辺寸法 カバーガラスの長辺及び短辺寸法は,受渡当事者間の協定による。
なお,カバーガラスの長辺及び短辺の寸法の許容差は,表示に対して各々±0.5mmとする。
4. 試験方法
4.1 外観試験 外観試験は,カバーガラスの正面から約30cmの距離でガラス面を透視し,又は反射光を
用いて目視で行う。
4.2 アルカリ溶出試験 アルカリ溶出試験は,JIS R 3502の規定による。
4.3 平面度試験 平面度試験は,カバーガラス100枚をとり,全部を重ね合わせ,これを平板上に載せ,
まずコンパレータでその高さを測定(1)する。
次いで,その100枚の一番上に20kPa [{200gf/cm2}] の圧力を加えながら再びその高さをコンパレータで
測定(2)し,次の式によって1枚当たりの平面度 (mm) を算出する。
ここに, H : 100枚の加圧前の高さ (mm)
H1 : 100枚の加圧後の高さ (mm)
注(1) 測定に当たっては上下を逆にしてそれぞれ測定し,その平均値を平面度の報告とする。
(2) 試験装置は,図1を参照。
図1 平面度試験装置
4.4 屈折率測定 光源としてe-line ( 546.07nm) を用いたアッベの屈折計で測定する。
4.5 くっつき試験 くっつき試験は,個装箱からカバーガラス全部を取り出し,枚数を数えながらガラ
スのくっつきを目視で確認する。このとき,ゴム製の指サック,プラスチック製の検査手袋を用いて,カ
バーガラスに湿気を与えないように,又はくっつきを起こすおそれがある異物がカバーガラスの間に入ら
ないようにする。
また試験中,カバーガラスは必ず端を持つこと。

――――― [JIS R 3702 pdf 2] ―――――

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R 3702-1996
4.6 厚さの測定 厚さの測定は,1/100mmまで読めるマイクロメータなどを用いて測定し,JIS Z 8401
の規定によって小数点以下2けたに丸めて,その厚さを決定する。
5. 検査 検査は,4.の試験方法によって試験を行い,2.及び3.を満足しなければならない。
6. 表示 表示は,個装箱とその外装箱ごとに,次の事項を明記する。
(1) 包装時の年月(これについては外装箱だけでもよい。)
(2) 枚数
(3) 厚さの呼び名 (No.1, No.1-S)
(4) 長辺及び短辺の寸法(長辺×短辺)
(5) 製造業者名又はその略号
(6) 製造国名
関連規格 ISO 7944 Optics and optical instruments−Reference wavelengths
JIS R 3702 顕微鏡用カバーガラス原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 三 宅 和 夫 筑波大学
松 谷 有希雄 厚生省薬務局
富 岡 賢 治 文部省教育局
藤 野 達 夫 通商産業省機械情報産業局
青 柳 聖 治 日本写真機光学機器検査協会
岡 林 哲 夫 工業技術院標準部
辻 内 順 平 東京工業大学
太 田 次 郎 お茶の水女子大学
山 口 和 克 杏林大学
中 村 恭 一 東京医科歯科大学
嶋 昭 絋 東京大学
瀬 谷 正 樹 ユニオン光学株式会社
松 原 正 樹 オリンパス光学工業株式会社
深 井 澄 久 株式会社ニコン
寺 尾 昌 男 東洋光学工業株式会社
黒 岩 秀 一 協和光学工業株式会社
和 田 計 二 サクラ精機株式会社
加 藤 幸 彦 カートン光学株式会社
小 林 亨 株式会社トプコン
岡 崎 重 雄 株式会社清和光学
原 嶋 啓 好 和泉光学工業株式会社
余 吾 正 雄 松浪硝子工業株式会社
加 山 英 男 財団法人日本規格協会
(事務局) 古 屋 武 吉 日本顕微鏡工業会

JIS R 3702:1996の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8255-1:1986(MOD)
  • ISO/DIS 8255-2(MOD)

JIS R 3702:1996の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 3702:1996の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISR3502:1995
化学分析用ガラス器具の試験方法
JISZ8401:2019
数値の丸め方