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JIS T 61675-1:2016 規格概要
この規格 T61675-1は、陽電子放出核種からの消滅放射線を,同時計数によって検出するPET装置(陽電子放射断層撮影装置)の性能を公表するための用語及び試験方法について規定。これまで既知の全ての試験が,ほとんど画像中に雑音を反映しているため,再構成画像の均一性を特徴付ける試験は除く。
JIST61675-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T61675-1
- 規格名称
- 診断用核医学装置―特性及び試験条件―第1部 : PET装置
- 規格名称英語訳
- Radionuclide imaging devices -- Characteristics and test conditions -- Part 1:Positron emission tomographs
- 制定年月日
- 2016年10月1日
- 最新改正日
- 2016年10月1日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 61675-1:2013(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 11.040.50
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- 医療機器 III 2018
- 改訂:履歴
- 2016-10-01 制定
- ページ
- JIS T 61675-1:2016 PDF [31]
T 61675-1 : 2016 (IEC 61675-1 : 2013)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 試験方法・・・・[7]
- 4.1 概要・・・・[7]
- 4.2 空間分解能・・・・[7]
- 4.3 断層撮影感度・・・・[11]
- 4.4 均一性・・・・[13]
- 4.5 散乱測定・・・・[13]
- 4.6 PET計数率性能・・・・[15]
- 4.7 画質及び線源放射能濃度の定量性の精度・・・・[18]
- 5 附属文書・・・・[26]
- 5.1 概要・・・・[26]
- 5.2 設計パラメータ・・・・[26]
- 5.3 断層撮影装置の条件・・・・[27]
- 5.4 空間分解能・・・・[27]
- 5.5 感度・・・・[27]
- 5.6 散乱フラクション・・・・[27]
- 5.7 計数率性能・・・・[27]
- 5.8 画質及び線源放射能濃度の定量性の精度・・・・[27]
- 定義した用語の索引・・・・[28]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS T 61675-1 pdf 1] ―――――
T 61675-1 : 2016 (IEC 61675-1 : 2013)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本画像医療システム工業会
(JIRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業
規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS T 61675-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
T 61675-1 : 2016
(IEC 61675-1 : 2013)
診断用核医学装置−特性及び試験条件−第1部 : PET装置
Radionuclide imaging devices-Characteristics and test conditions- Part 1: Positron emission tomographs
序文
この規格は,2013年に第2版として発行されたIEC 61675-1を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,陽電子放出核種からの消滅放射線を,同時計数によって検出するPET装置(陽電子放射断
層撮影装置)の性能を公表するための用語及び試験方法について規定する。ただし,これまで既知の全て
の試験が,ほとんど画像中に雑音を反映しているため,再構成画像の均一性を特徴付ける試験は除く。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61675-1:2013,Radionuclide imaging devices−Characteristics and test conditions−Part 1:
Positron emission tomographs(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS Z 4005:2012 医用放射線機器−定義した用語
注記 対応国際規格 : IEC/TR 60788:2004,Medical electrical equipment−Glossary of defined terms
(MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 4005によるほか,次による。
3.1
断層撮影(TOMOGRAPHY)
物体内部を一つ以上の層状にする放射線撮影法。
――――― [JIS T 61675-1 pdf 3] ―――――
2
T 61675-1 : 2016 (IEC 61675-1 : 2013)
3.1.1
横断面断層撮影(TRANSVERSE TOMOGRAPHY)
三次元の物体を,画像平面がシステム軸に垂直で,互いに独立で二次元とみなしたオブジェクトスライ
スの積重ねに薄切りする断層撮影。
3.1.2
放射コンピュータ断層撮影,ECT(EMISSION COMPUTED TOMOGRAPHY,ECT)
物体を通る選ばれた二次元スライスにおいて,取り込んだ放射性核種の空間分布を表示する画像化法。
3.1.2.1
投影(PROJECTION)
画像を決定する物理的特性の投影ビームの方向に沿った積分による,三次元対象の二次元画像への変換,
又は二次元対象の一次元画像への変換。
注記 この過程は(応答線に沿った)投影方向の線積分によって数学的に表現し,“ラドン変換”と呼
ぶ。
3.1.2.2
投影ビーム(PROJECTION BEAM)
測定過程において,画像を決定する物理的特性が積分される最小体積を決めるビーム。
注記1 その形状は,全ての三次元における空間分解能によって制限を受ける。
注記2 ほとんどの投影ビームは,細長い円柱又は円すいの形をもつ。PETでは,同時計数した二つ
の検出器要素間の感度容積である。
3.1.2.3
投影角度(PROJECTION ANGLE)
測定又は収集するときの投影の角度。
3.1.2.4
サイノグラム(SINOGRAM)
投影角度の関数として,オブジェクトスライスの全ての一次元投影の二次元表示。
注記 投影角度は縦軸座標に,線投影座標は横軸座標に表示する。
3.1.2.5
オブジェクトスライス(OBJECT SLICE)
物体のスライスに対応し,測定した情報を決定して,断層画像で示す物理的特性。
3.1.2.6
画像平面(IMAGE PLANE)
オブジェクトスライスにおける平面として割当てた平面。
注記 一般に,画像平面は対応するオブジェクトスライスの中央平面である。
3.1.2.7
システム軸(SYSTEM AXIS)
システム配置の幾何学的特性及び物理的特性によって特徴付けた対称軸。
注記 円形のPET装置では,システム軸は検出器リングの中心を通る軸である。検出器が回転する断
層撮影装置においては,その回転中心軸である。
3.1.2.8
断層撮影容積(TOMOGRAPHIC VOLUME)
――――― [JIS T 61675-1 pdf 4] ―――――
3
T 61675-1 : 2016 (IEC 61675-1 : 2013)
全ての投影角度に対して,測定した投影に寄与する全ての容積要素の並置。
3.1.2.8.1
横断面視野(TRANSVERSE FILED OF VIEW)
システム軸に垂直な断層撮影容積を通るスライスの寸法。
注記1 円形の横断面視野に対しては,その直径で表す。
注記2 非円形の断層撮影容積に対しては,横断面視野はスライスの体軸位置に依存することもある。
3.1.2.8.2
体軸方向視野,AFOV(AXIAL FILED OF VIEW,AFOV)
システム軸に平行で,システム軸を含む断層撮影容積を通るスライス寸法で特徴付けた領域。
注記 実際には,一番外側の画像平面中心間の距離に,測定した体軸方向分解能の平均値を加えた体
軸方向の軸寸法だけで決まる。
3.1.2.8.3
全視野(TOTAL FIELD OF VIEW)
断層撮影容積の(三次元)寸法で特徴付けた領域。
3.1.3
陽電子放射断層撮影,PET(POSITRON EMISSION TOMOGRAPHY,PET)
陽電子を放出する放射性核種の消滅放射線を,同時計数によって利用する放射コンピュータ断層撮影法。
3.1.3.1
PET装置(POSITRON EMISSION TOMOGRAPH)
陽電子を放出する放射性核種の消滅放射線を,同時計数によって検出する断層撮影装置。
3.1.3.2
消滅放射線(ANNIHILATION RADIATION)
粒子と反粒子とが相互作用をして消滅するときに生成する電離放射線。
3.1.3.3
同時計数(COINCIDENCE DETECTION)
二つの向かい合った検出器が,それぞれ同時に光子を一つ検出したかどうかを調べる方法。
注記1 この方法によって二つの光子は一つの事象に結びつく。
注記2 二つの向かい合った検出器構成要素間の同時計数は,それぞれ投影ビーム又は応答線を定義
する電気的コリメーションの役割をする。
3.1.3.4
同時計数時間幅(COINCIDENCE WINDOW)
二つの光子を同時に検出したとみなす時間間隔。
3.1.3.5
応答線,LOR(LINE OF RESPONSE,LOR)
投影ビームの軸
注記 PETにおいては,同時計数で作用した二つの向かい合った検出器構成部の中心を結ぶ線。
3.1.3.6
全同時計数(TOTAL COINCIDENCES)
検出した全ての同時計数の和。
――――― [JIS T 61675-1 pdf 5] ―――――
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