JIS T 6604:2005 歯科用焼石こう(膏)

JIS T 6604:2005 規格概要

この規格 T6604は、微粉砕された硫酸カルシウムの半水和物を主成分とし,必要に応じ調整材料及び着色材を含み,口くう(腔)内印象,陰型,模型又は歯型の作製及び義歯埋没用に用いる歯科用焼石こう(膏)について規定。

JIST6604 規格全文情報

規格番号
JIS T6604 
規格名称
歯科用焼石こう(膏)
規格名称英語訳
Dental plaster
制定年月日
1954年3月31日
最新改正日
2019年10月25日
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対応国際規格

ISO

ISO 6873:1998(MOD)
国際規格分類

ICS

11.060.10
主務大臣
厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1954-03-31 制定日, 1955-07-02 改正日, 1958-07-02 確認日, 1961-12-01 確認日, 1966-05-01 確認日, 1969-05-06 確認日, 1973-02-28 確認日, 1976-08-01 改正日, 1980-01-12 確認日, 1987-03-27 改正日, 1994-02-17 改正日, 2005-03-25 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS T 6604:2005 PDF [17]
                                                                                   T 6604 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本歯科材料工業
協同組合(JDMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よって,JIS T 6604:1994は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際規格に整合した日本工業規格(日本産業規格)を作成するため,ISO 6873 : 1998, Dental gypsum
productsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS T 6604には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 6604 pdf 1] ―――――

T 6604 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[1]
  •  4. 品質・・・・[1]
  •  4.1 外観・・・・[1]
  •  4.2 流動性・・・・[1]
  •  4.3 硬化時間・・・・[1]
  •  4.4 線硬化膨張・・・・[1]
  •  4.5 破断性・・・・[2]
  •  4.6 圧縮強さ・・・・[2]
  •  4.7 細線再現性・・・・[2]
  •  5. 試験方法・・・・[2]
  •  5.1 サンプリング・・・・[2]
  •  5.2 試験条件・・・・[2]
  •  5.3 練和方法・・・・[2]
  •  5.4 流動性試験・・・・[2]
  •  5.5 硬化時間試験・・・・[3]
  •  5.6 線硬化膨張試験・・・・[4]
  •  5.7 破断性試験・・・・[6]
  •  5.8 圧縮強さ試験・・・・[7]
  •  5.9 細線再現性試験・・・・[7]
  •  6. 表示・・・・[9]
  •  7. 説明書・・・・[9]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[11]

――――― [JIS T 6604 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 6604 : 2005

歯科用焼石こう(膏)

Dental plaster

序文

 この規格は,1998年に第2版として発行されたISO 6873,Dental gypsum productsを元に,対応する
部分については,原国際規格を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。変更の一
覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,微粉砕された硫酸カルシウムの半水和物を主成分とし,必要に応じ調整材料
及び着色材を含み,口くう(腔)内印象,陰型,模型又は歯型の作製及び義歯埋没用に用いる歯科用焼石
こう(膏)(以下,石こうという。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 6873:1998,Dental gypsum products (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
ISO 3696 Water for analytical laboratory use−Specification and test methods

3. 種類

 石こうの種類は,次による。
タイプ1 印象用
タイプ2 模型用

4. 品質

4.1 外観

 粉末は,目視で試験したとき,品質が均一で異物又は塊を含まず,製造業者が指定する方法
で練和したとき,均一な練和物が得られなければならない。

4.2 流動性

 タイプ1の流動性は,5.4によって試験したとき,表1による。

4.3 硬化時間

 硬化時間は,5.5によって試験したとき,タイプ1では2分30秒5分の範囲にあり,す
べての材料は,7. c) で製造業者から示された数値に対して20 %以内でなければならない。製造業者が硬
化時間を範囲で示している場合には,この範囲の中間値の20 %以内でなければならない。

4.4 線硬化膨張

 線硬化膨張は,5.6によって試験したとき,表1による。

――――― [JIS T 6604 pdf 3] ―――――

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T 6604 : 2005

4.5 破断性

 タイプ1の石こうを5.7によって破断させたとき,破断面は,容易に元の形状及び寸法に再
構成できなければならない。

4.6 圧縮強さ

 圧縮強さは,5.8によって試験したとき,表1による。

4.7 細線再現性

 細線再現性は,5.9によって試験したとき,図5 a) テストブロック中の線cが再現でき
なければならない。
表1
圧縮強さ
流動性 線硬化膨張
タイプ MPa
mm %
最小 最大
1 70以上 00.15 4.0 8.0
2 − 00.30 9.0 −

5. 試験方法

5.1 サンプリング

 試験に用いる石こうは,製造業者から示された使用期限を過ぎていてはならない。
同一ロットの製品とし,既に開封された容器又は壊れた容器の中の粉末を用いてはならない。

5.2 試験条件

 石こうの練和及び試験は,すべて23±2 ℃,相対湿度 (50±10) %の環境下で行う。練和
及び試験に用いる器具並びに器械は,すべて汚れがなく乾燥していて石こう粒子が付着していてはならな
い。試験をはじめる前に試験材料及び試験器具は,少なくとも15時間,試験温度に保たれていなければな
らない。

5.3 練和方法

 練和方法は,次による。
a) 練和は,製造業者が指定する混水比で,必要量の粉末(質量)及び必要量の水(体積)を計量する。
製造業者が範囲で指定している場合には,中間値を用いる。
b) 練和方法は,製造業者が指定する方法で行う。なお,練和開始時間は,石こう粉末を水に加え始めた
ときとする。
c) 練和に用いる水は,水道法の規定に基づく水質基準に関する水道水又はISO 3696に規定する水を用い
る。

5.4 流動性試験

5.4.1  器具 器具は,次による。
a) リング型 高さ50±0.1 mm,内径35±0.1 mmの円筒形で,耐食性及び非吸水性の材質からなり,汚
れのない乾燥したリング。
b) ガラス板 100×100 mm以上で,汚れのない乾燥した平滑なガラス板。
c) 測定器具 練和物の直径をmm単位まで計測できる器具。
5.4.2 試験方法 試験方法は,次による。
a) 振動のない面の上にガラス板を置き,リング型をガラス板の中央に置く。
b) 粉末100±0.1 gを5.3によって練和し,リングの上面の縁から少し盛り上がるまで練和物をリング型
の中に注ぎ込む。
c) リング型の上端に高さをあわせて,スパチュラで練和物を平らにする。
d) 練和開始から1分15秒後に,約10 mm/sの速さでガラス板から垂直にリング型を持ち上げて,練和物
をガラス板上に広げる。
e) リング型を引き上げた1分後に,練和物底部の広がりの最大直径及び最小直径をmm単位で測定し,

――――― [JIS T 6604 pdf 4] ―――――

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平均値を流動性の値とする。
5.4.3 評価 5.4.2による2回の試験が,流動性の規定(表1)の値に合う場合には,この流動性の規定に
適合する。2回の試験がいずれも規格値に合わない場合には,この流動性の規定に適合しない。1回の試験
が規格値に合い,1回の試験が規格値に合わない場合には,更に3回の試験を繰り返す。3回の繰り返し試
験がすべて規格値に合う場合には,この流動性の規定に適合する。3回の試験のいずれかが規格値に合わ
ない場合には,この流動性の規定に適合しない。

5.5 硬化時間試験

5.5.1  器具 器具は,次による。
a) ビカー針装置 次の事項に適合するビカー針装置(図1参照)。
1) 長さ約50 mm,直径1±0.05 mmの円形断面のビカー針 (C)。
2) 長さ約270 mm,直径約10 mmのロッド (B)。
3) 追加のおもり (A),ロッド (B) 及びビカー針 (C) の全質量は,300±1 gでなくてはならない。
4) ミリメートル目盛のスケール (D)
b) ガラス板 約100×100 mmの汚れのない乾燥した平滑なガラス板 (I)
c) 硬化時間測定用リング型 内径20 mm,高さ30 mmの円筒形で,耐食性で非吸水性の材質からなり,
汚れのない乾燥したリング型 (G)。
図 1 ビカー針装置の例
5.5.2 試験方法 試験方法は,次による。
a) 硬化時間測定用リング型をガラス板の中央に置く。
b) 粉末100±0.1 gを5.3によって練和し,硬化時間測定用リング型の上面から少し盛り上がるまで練和
物を硬化時間測定用リング型の中に注ぎ込む。
c) 硬化時間測定用リング型の上端に高さを合わせて,スパチュラで練和物を平らにする。

――――― [JIS T 6604 pdf 5] ―――――

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JIS T 6604:2005の引用国際規格 ISO 一覧

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JIS T 6604:2005の国際規格 ICS 分類一覧

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規格番号
規格名称
JISB7503:2017
ダイヤルゲージ