JIS T 7334:2011 屈折補正用眼鏡レンズの反射防止膜の仕様及び試験方法

JIS T 7334:2011 規格概要

この規格 T7334は、眼鏡レンズの反射防止膜に関する光学的及び耐久性を含む非光学的要求事項並びにその試験方法について規定。

JIST7334 規格全文情報

規格番号
JIS T7334 
規格名称
屈折補正用眼鏡レンズの反射防止膜の仕様及び試験方法
規格名称英語訳
Ophthalmic optics -- Uncut finished spectacle lenses -- Specifications and test methods for anti-reflective coatings
制定年月日
2005年3月25日
最新改正日
2016年10月25日
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対応国際規格

ISO

ISO 8980-4:2006(IDT)
国際規格分類

ICS

11.040.70
主務大臣
厚生労働
JISハンドブック
医療機器 III 2018
改訂:履歴
2005-03-25 制定日, 2009-10-01 確認日, 2011-07-29 改正日, 2016-10-25 確認
ページ
JIS T 7334:2011 PDF [18]
                                                                   T 7334 : 2011 (ISO 8980-4 : 2006)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 要求事項・・・・[2]
  •  4.1 一般的要求事項・・・・[2]
  •  4.2 視感反射率及び平均反射率・・・・[2]
  •  4.3 コート膜が付いた部分の使用可能寸法・・・・[2]
  •  4.4 耐久性・・・・[3]
  •  5 試験方法・・・・[3]
  •  5.1 一般・・・・[3]
  •  5.2 反射率の測定方法・・・・[3]
  •  5.3 分光反射率の決定・・・・[3]
  •  5.4 視感反射率の決定・・・・[3]
  •  5.5 平均反射率の決定・・・・[4]
  •  5.6 耐久性・・・・[4]
  •  6 要求に応じて提供可能とする事項・・・・[4]
  •  7 表示・・・・[5]
  •  附属書A(参考)反射防止膜付きレンズにおけるρV及びρMの重要性・・・・[6]
  •  附属書B(規定)環境試験の手順・・・・[7]
  •  附属書C(規定)反復摩擦試験の手順・・・・[9]
  •  附属書D(規定)目視評価の条件・・・・[11]
  •  附属書E(参考)目視評価に合格したレンズ及び不合格になったレンズの例・・・・[12]
  •  附属書F(参考)環境試験の手順の例・・・・[13]
  •  附属書G(参考)摩耗器具及び要素の例・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 7334 pdf 1] ―――――

T 7334 : 2011 (ISO 8980-4 : 2006)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本医用光学機器
工業会(JMOIA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS T 7334:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 7334 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 7334 : 2011
(ISO 8980-4 : 2006)

屈折補正用眼鏡レンズの反射防止膜の仕様及び試験方法

Ophthalmic optics-Uncut finished spectacle lenses- Specifications and test methods for anti-reflective coatings

序文

  この規格は,2006年に第2版として発行されたISO 8980-4を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,眼鏡レンズの反射防止膜に関する光学的及び耐久性を含む非光学的要求事項並びにその試
験方法について規定する。ただし,この規格は,次には適用しない。
− 透過率及び吸収率
− 反射光の色
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8980-4:2006,Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 4: Specifications and test
methods for anti-reflective coatings(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方
注記 対応国際規格 : ISO 48,Rubber,vulcanized or thermoplastic−Determination of hardness (hardness
between 10 IRHD and 100 IRHD)(MOD)
JIS T 7313 屈折補正用単焦点眼鏡レンズ
注記 対応国際規格 : ISO 8980-1,Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 1:
Specifications for single-vision and multifocal lenses(MOD)
JIS T 7314 屈折補正用多焦点眼鏡レンズ
注記 対応国際規格 : ISO 8980-1,Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 1:
Specifications for single-vision and multifocal lenses(MOD)
JIS T 7315 屈折補正用累進屈折力眼鏡レンズ

――――― [JIS T 7334 pdf 3] ―――――

2
T 7334 : 2011 (ISO 8980-4 : 2006)
注記 対応国際規格 : ISO 8980-2,Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 2:
Specifications for progressive power lenses(MOD)
JIS T 7330 眼鏡レンズの用語
注記 対応国際規格 : ISO 13666,Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Vocabulary(MOD)
JIS T 7331 屈折補正用眼鏡レンズの基本的要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 14889,Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Fundamental requirements for
uncut finished lenses(IDT)
JIS T 7333 屈折補正用眼鏡レンズの透過率の仕様及び試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 8980-3,Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 3:
Transmittance specifications and test methods(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 7330によるほか,次による。
3.1
耐久性(durability)
反射防止膜の通常使用において,反射特性の経時的劣化に耐える能力。
注記1 反射防止膜を劣化させる主な要因は,摩擦,熱,紫外線及び湿度である。
注記2 反射防止膜の耐久性に影響を及ぼす主な損傷の原因は,密着の低下である。したがって,こ
の規格の要求事項は,反射防止膜の密着と関連がある。

4 要求事項

4.1 一般的要求事項

  反射防止膜付きのレンズは,次のフィニッシュト眼鏡レンズの仕様に関する一般的要求事項に適合しな
ければならない。
− JIS T 7313
− JIS T 7314
− JIS T 7315
− JIS T 7331
− JIS T 7333
注記1 反射防止膜の性質に関する追加情報については,附属書A参照。
注記2 反射防止膜の反射特性は,通常使用におけるコート膜の劣化によって大きく変化してはなら
ない。

4.2 視感反射率及び平均反射率

  反射防止膜付きのレンズの視感反射率ρV及び平均反射率ρMは,5.2に規定する方法で測定する。
製造業者が視感反射率及び平均反射率の値を指定する場合,測定値は指定した値の20 %を超えてはなら
ない。
5.4に規定する方法で測定したとき,反射防止膜付きのレンズ表面の視感反射率ρVは,2.5 %未満とする。

4.3 コート膜が付いた部分の使用可能寸法

  アンカットフィニッシュト眼鏡レンズのコート膜が付いた部分の使用可能寸法は,(dn−4)   m以上とす
る。ここで,dnは製造業者によって示されたミリメートル単位のレンズの公称寸法である。

――――― [JIS T 7334 pdf 4] ―――――

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T 7334 : 2011 (ISO 8980-4 : 2006)

4.4 耐久性

  5.6に規定する条件の下で連続して試験した5枚のレンズに,5.6.4に規定するような密着性の著しい低
下があってはならない。
試験した5枚のレンズ全てがこの基準を満たしている場合,製品はこの規格に規定する耐久性に適合し
ているものとする。

5 試験方法

5.1 一般

  この規格は,眼鏡レンズの反射防止膜に対する形式試験である。コート付けの後,形式試験を実施する
前に少なくとも24時間は経過していなければならない。そのレンズは,20 ℃26 ℃の温度で保存する。

5.2 反射率の測定方法

5.2.1  装置
入射角が17°以下であって,380 nm780 nmの全ての波長λにおいて,反射率のずれが絶対値で0.1 %
未満(例えば,0.5 %の反射率と示された反射防止膜は,0.4 %0.6 %の反射率として測定できる。)の値の
十分な精度で反射率が測定できるデュアル又はシングルビームの分光光度計を使用する。測定波長の増加
量は,5 nmを超えてはならない。分光帯域幅(半値全幅 : FWHM)は,5 nmを超えてはならない。
調整用試料と試験する眼鏡レンズとの面の曲率の違いは,0.50 D以下とする。試料の裏面は,測定を妨
げるような反射がないように設計しなければならない(例えば,つや消し処理をし,光沢のない黒色で塗
装する。)。調整用試料は,屈折率n(λ)(誤差,Δn<0.001)が既知で,コート膜のないものでなければなら
ない(表面の反射特性に影響を与える可能性があるため。)。表面は清浄でなければならない。
5.2.2 眼鏡レンズの準備
試験をする眼鏡レンズの表面は,80 mm以上の曲率半径でなければならない。レンズの裏面は,測定を
妨げるような反射がないように設計する(例えば,つや消し処理をし,光沢のない黒色で塗装する。)。表
面は,清浄でなければならない。
5.2.3 測定
調整用試料を挿入し,分光光度計が100 %の値を示すよう調整する。その後,眼鏡レンズを挿入する。
分光光度計は,調整用試料に対する眼鏡レンズの分光反射率の比の値RT(λ)をパーセント(%)で示す。こ
の技術を利用することによって,表面曲率による誤差が除去される。
少なくとも5 nmごとに,380 nm780 nmの範囲にわたって調整用試料に対する眼鏡レンズの反射率の
比を測定する。

5.3 分光反射率の決定

  調整用試料の表面分光反射率RC (λ)の値は,次の式によって屈折率から理論的に計算する。
2
n 1
RC
n 1
注記 この計算式は,垂直入射の場合だけに適用する。
眼鏡レンズの表面分光反射率の値は,調整用試料の分光反射率の値と調整用試料に対する眼鏡レンズの
分光反射率との比を乗じることによって求める。
RC RT

5.4 視感反射率の決定

  分光反射率の値ρ(λ)及びJIS T 7330に規定する計算式を利用して,視感反射率ρVを計算する。

――――― [JIS T 7334 pdf 5] ―――――

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JIS T 7334:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8980-4:2006(IDT)

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JIS T 7334:2011の関連規格と引用規格一覧