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JIS X 0007:2001 規格概要
この規格 X0007は、情報処理におけるプログラミング用語に関する用語,定義及び対応英語について規定。
JISX0007 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X0007
- 規格名称
- 情報処理用語―プログラミング
- 規格名称英語訳
- Information technology -- Vocabulary -- Computer programming
- 制定年月日
- 1987年4月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/IEC DIS 2382-7:1997(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.35, 35.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 情報基本 2016
- 改訂:履歴
- 1987-04-01 制定日, 1992-07-01 改正日, 1997-12-20 確認日, 2001-04-20 改正日, 2007-02-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS X 0007:2001 PDF [32]
X 0007 : 2001
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人情報処理
学会情報規格調査会 (IPSJ・ITSCJ) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。
今回の改正は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO/IEC DIS 2382-7 : 1997 (Information
technology−Vocabulary−Part 7 : Computer programming) を基礎として用いた。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS X 0007 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 0007 : 2001
情報処理用語−プログラミング
Information technology−Vocabulary−Computer programming
序文 この規格は,1997年に発行されたISO/IEC DIS 2382-7, Information technology−Vocabulary−Part 7 :
Computer programmingを翻訳し,その技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,情報処理におけるプログラミング用語に関する主な用語,定義及び対応英語
について規定する。
2. 分類 用語は,次のとおり分類する。
a) 言語の種類(07.01参照)
b) 方法,技法及びプログラム構造(07.02参照)
c) 反復及び再帰(07.03参照)
d) プログラムの準備(07.04参照)
e) 連係及びロード(07.05参照)
f) プログラムの実行(07.06参照)
g) デバッグ及び検査(07.07参照)
h) マイクロプログラミング(07.08参照)
i) 命令及びアドレス(07.09参照)
j) 並行プロセス(07.10参照)
k) 支援環境(07.11参照)
l) 目標及び基本方針(07.12参照)
3. 表記法 この規格は,各用語を,番号,用語,定義及び対応英語の四つの欄に分けて規定する。それ
ぞれの欄における表記法及び解釈を,次に示す。
a) 番号 番号は,数字6個によって表す。最初の2けたの数字は,情報処理用語の規格番号の末尾2け
たを示す。次の2けたは,この規格での分類を示す。最後の2けたは,同一分類番号内での一連番号
を示す。
b) 用語
1) 同一の意味を示す用語が二つ以上ある場合は,表記した順に従って優先使用する。
2) 同一の用語が別の定義をもつ場合には,それらを個々に定義し,用語の前に(1),(2),···を付ける。
例 “(1)マクロ言語”(07.01.32参照)
例 “(2)マクロ言語”(07.01.33参照)
3) 同じ用語が,情報処理用語に関する他の日本工業規格(日本産業規格)で別の意味で定義されている場合には,用語
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X 0007 : 2001
に引き続く丸括弧( )の中に,使用分野がこの規格の適用範囲に限定されることを示す。
例 “インディケータ(プログラミングにおける)”(07.02.12参照)
4) 用語が,目的語を伴って特定の文脈で限定された意味で定義されている場合には,用語に引き続く
丸括弧( )の中にそのことを示す。
例 “設定する(中断点を)”(07.06.21参照)
5) 用法を用語に引き続く丸括弧( )の中に示す。
例 “1GL(省略形)”(07.01.07参照)
6) 漢字が常用漢字表にない場合には,仮名で示し,それに引き続く丸括弧( )内に該当する漢字を示
す。
例 “そ(遡)及追跡”(07.06.10参照)
c) 定義
1) 文中で下線の引かれている語句は,情報処理用語に関する日本工業規格(日本産業規格)の中で規定されていること
を示す。
2) 丸括弧( )の使い方は,b)と同様とする。
d) 対応英語
1) この欄の英語は,対応国際規格の中で規定されている用語であって,規定されている用語と対応す
る。
2) 丸括弧( )の使い方は,b)と同様とする。
4. 情報処理用語(プログラミング)
07. 01 言語の種類
番号 用語 定義 対応英語
07.01.01 メタ言語, metalanguage
別の言語又は場合によっては自分自身に関する規則の幾
超言語 つか又は全体を規定するために使用される言語。
例 バッカスナウア形式
07.0l.02 アルゴリズム言語, アルゴリズムを表現するための人工言語。 algorithmic language
算法言語
07.01.03 プログラム言語, プログラムを表現するための人工言語。 programming language
プログラミング言語 備考 01.05.10と同一用語。
07.01.04 機械語, machine language
特定の計算機又は計算機のクラスの機械命令だけで構成
機械言語 される人工言語。
07.01.05 機械向き言語, machine-oriented
プログラム言語の一つであって,その単純文は,特定の
計算機向き言語 language,
計算機,又は計算機のクラスの機械命令と同じかそれに
類似した構造をもつもの。 computer-oriented
language
07.01.06 アセンブリ言語 assembly language
機械向き言語の一種であって,記号を使って操作及び記
憶場所に名前を付けたり,マクロ命令などの機能を提供
したりするもの。
07.01.07 第1世代言語, first-generation language,
アセンブリ言語によく似ており,かつ計算機の機械語へ
1GL(省略形) の依存度の大きいプログラム言語。 1GL(省略形)
07.01.08 高水準言語 high-level language,
主として特定のクラスの問題用に設計され,構文的にも
high-order language
その問題に適応しているプログラム言語であって,本質
的には特定の計算機又は計算機のクラスの構造に依存し
ないもの。
例 Ada, COBOL, Fortran, Pascal
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X 0007 : 2001
番号 用語 定義 対応英語
07.01.09 記号言語 symbolic language
演算,アドレス,オペランド及び結果の名前を記号形式
で表すプログラム言語。
例 アセンブリ言語,高水準言語
07.01.10 第2世代言語, second-generation
第1世代言語の機能を拡張し,マクロ命令のような高水
2GL(省略形) 準言語の言語構成要素を取り込んだプログラム言語。 language,
2GL(省略形)
07.01.11 第3世代言語.3GL third-generation language,
高水準言語の一種であって,単純文当たりの機械命令数
(省略形) 3GL(省略形)
の比率が高く,特定の計算機の動作に関する詳細な知識
よりも,解決すべき問題のほうにプログラマが専心でき
るようにするもの。
例 Ada, BASIC, FORTRAN, Modula-2, Pascal
07.01.12 第4世代言語, fourth-generation
必ずしもプログラマとは限らない利用者が,自然言語に
4GL(省略形) language,
近い形で文を作成できるようになっている高水準言語で
4GL(省略形)
あって,単純文当たりの機械命令数の比率が第3世代言
語のそれに比べて高く,前世代のプログラム言語の場合
よりも解決すべき問題のほうに利用者が専心できるも
の。
例1. 第4世代言語では,顧客リストの並べ替えは次
のように表現できる。
Sort customer list on customername in ascending
order.
利用者は,どのような並べ替えのアルゴリズ
ムも知る必要がない。
例2. dBASEは第4世代言語である。
07.01.13 拡張可能言語 extensible language
利用者特有の付加的な機能をプログラマに提供するため
に,他から変更されたり,自分自身を変更したりするこ
とのできるプログラム言語。
例 Ada, C++,FORTH, LISP, LOGO, Prolog,
Smalltalk
備考 拡張性 (15.10.05) 参照。
07.01.14 代数処理言語 algebraic language
代数式に似た文を構成することのできるプログラム言
語。
例 Ada, FORTRAN, PASCAL
07.0l.15 問題向き言語, problem-oriented
特定の適用業務領域の考え方を反映しているプログラム
適用業務向き言語 言語。 language,
例 データベース適用業務用のSQL, 事務データ処application-oriented
理用のCOBOL language
07.01.16 オブジェクト指向言 object-oriented language
オブジェクト指向の概念を支援するプログラム言語。
語 例Eiffel, Smalltalk
07.01.17 作用形言語 imperative language
代入によって変数の状態を変化させることによって,そ
の主たる作用を達成するプログラム言語。
07.01.18 手続き形言語 procedural language,
特定の順番で実行させる特定の文又は命令を与えて計算
procedure-oriented
機システムを稼働させることによって,達成されるもの
を記述する手段を提供するプログラム言語。 language
例 Ada, C++,BASIC, COBOL, FORTRAN,
PASCAL
07.01.19 非手続き形言語 nonprocedural language
特定の順番で実行させる特定の文又は命令を与えずに計
算機システムを稼働させることによって,達成されるも
のを記述する手段を提供するプログラム言語。
07.01.20 関数形言語 functional language
関数呼出しだけを使用して計算機システムを稼働させる
――――― [JIS X 0007 pdf 4] ―――――
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X 0007 : 2001
番号 用語 定義 対応英語
ことによって,達成されるものを記述する手段を提供す
るプログラム言語。
例 FORTH, LISP, ML, Miranda, PostScript
07.01.21 構造化プログラミン structured programming
構造化プログラミング(2)のための言語構成要素を提供
グ言語 するプログラム言語。 language
07.01.22 ブロック構造言語 ブロック文の使用を支援するプログラム言語。 block-structured language
例 Ada, ALGOL, C, PASCAL, PL/1
07.0l.23 はん(汎)用言語 general-purpose language
広範囲の適用業務における使用に適している高水準言
語。
07.01.24 専用言語 special-purpose language
特定の種類の適用業務に機能を特化させたプログラム言
語。
例 穴埋め式言語,PostScript
07.01.25 対話形言語, interactive language,
対話形式で利用者と計算機システムとの間の交信を支援
会話形言語 するプログラム言語。 conversational language
07.01.26 リスト処理言語 list processing language
リスト又は文字列の形で表現されたデータを操作するた
めのプログラム言語。
例 LISP
07.01.27 式言語 expression language
式の文脈の中で代入を行うことができるプログラム言
語。
例 C言語
備考 式“if (c=y<0) ...”は,C言語では正しい
が,Adaでは正しくない。
07.01.28 テキスト整形言語 text formatting language
テキストの割付け方法を指示するための問題向き言語。
例 HTML, nroff
07.01.29 マーク付け言語 markup language
手続き的及び記述的なマークを未加工テキストの中に挿
入することによって,そのテキストを構造化文書に変形
するためのテキスト整形言語。
備考 SGMLは,マーク付け言語を定義するための
言語である。
07.01.30 ページ記述言語, page description
文書の印刷形式又は表示形式を,ページ単位で指定する
PDL(省略形) ために使用されるテキスト整形言語。 language,
例 HPGL, PostScript PDL(省略形)
備考 23.06.34と同じであるが,一部表現を改めた。
07.01.31 製作言語, authoring language
計算機支援教育用のコースウェアの開発を目的とした問
教材作成用言語 題向き言語。
07.01.32 (1) マクロ言語 macro language(1)
マクロ定義の定義及びマクロ命令の定義を目的としたプ
ログラム言語。
07.01.33 (2) マクロ言語 マクロ定義及びマクロ命令を包含するプログラム言語。 macro language(2)
07.01.34 仕様言語 specification language
通常は,計算機による処理の可能な,自然言語と人工言
語との組合せからなる問題向き言語であって,システム
又は構成要素に関する要件,設計,振舞いなどの特性を
表現するために使用され,指定された実体を展開し,分
析し,文書化するために使用される特殊な言語構成要素
と,場合によっては検証プロトコルとを備えたもの。
07.01.35 要求仕様言語 requirement specification
ハードウェア要件,ソフトウェア要件又はその両者を展
language
開し,分析し,文書化するために使用される特殊な言語
構成要素と,場合によっては検証プロトコルとを備えた
仕様言語。
07.01.36 設計用言語 design language
ハードウェア又はソフトウェアの設計内容を展開し,分
析し,文書化するために使用される特殊な言語構成要素
――――― [JIS X 0007 pdf 5] ―――――
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JIS X 0007:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC DIS 2382-7:1997(MOD)
JIS X 0007:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.060 : 情報技術に使用される言語
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.35 : 情報技術.事務機械(用語集)