JIS X 0014:1999 情報処理用語―信頼性,保守性及び可用性

JIS X 0014:1999 規格概要

この規格 X0014は、情報処理における信頼性,保守性及び可用性に関する用語,定義及び対応英語について規定。

JISX0014 規格全文情報

規格番号
JIS X0014 
規格名称
情報処理用語―信頼性,保守性及び可用性
規格名称英語訳
Information technology -- Vocabulary -- Reliability, maintainability and availability
制定年月日
1987年4月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 2382-14:1997(IDT)
国際規格分類

ICS

01.040.35, 35.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
情報基本 2016
改訂:履歴
1987-04-01 制定日, 1992-06-01 確認日, 1997-10-20 確認日, 1999-12-20 改正日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS X 0014:1999 PDF [11]
X 0014 : 1999 (ISO/IEC 2382-14 : 1997)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条にて準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人情報処理学会
情報規格調査会 (IPSJ/ITSCJ),財団法人 日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS X 0014 pdf 1] ―――――

                                                              X 0014 : 1999 (ISO/IEC 2382-14 : 1997)

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 分類・・・・[1]
  •  3. 表記法・・・・[1]
  •  4. 情報処理用語-信頼性,保守性及び可用性・・・・[2]
    付表1 JIS X 0014 関連規格  8

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS X 0014 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 0014 : 1999
(ISO/IEC 2382-14 : 1997)

情報処理用語−信頼性,保守性及び可用性

Information technology−Vocabulary− Reliability, maintainability and availability

序文

 この規格は,1997年12月に第2版として発行されたISO/IEC 2382-14, Information technology−
Vocabulary−Part 14 : Reliability, maintainability and availabilityを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変
更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1. 適用範囲

 この規格は,情報処理における信頼性,保守性及び可用性に関する主な用語,定義及び対
応英語について規定する。
備考1. この規格の関連規格を,付表1に示す。
2. 参考は,対応国際規格にない事項である。

2. 分類

 用語は,次のとおり分類する。
a) 一般概念(14.01参照)
b) 信頼性及び故障(14.02参照)
c) 保守性(14.03参照)
d) 可用性(14.04参照)

3. 表記法

 この規格は,各用語を番号,用語,定義及び対応英語の四つの欄に分けて規定する。それぞ
れの欄における表記法及び解釈を,次に示す。
a) 番号 番号は,6個の数字によって表す。最初の2けたの数字は,情報処理用語の規格番号の末尾2
けたを示す。
次の2けたの数字は,この規格での分類を示す。最後の2けたは,同一分類内の一連番号を示す。
b) 用語
1) 同一の意味を示す用語が二つ以上ある場合は,表記した順に従って優先使用する。
2) 用語の一部が丸括弧( )で囲まれている場合は,その部分を省略してもよいことを表す。この場
合は,括弧内を省略したときとしないときの間に優先順位はない。
3) 同一の用語が別の定義をもつ場合には,用語の後に(1),(2),···を付ける。
例 “バーンイン(1)”(14.04.12参照)と“バーンイン(2)”(14.04.13参照)
4) 同じ用語が,情報処理用語に関する他の日本工業規格(日本産業規格)で別の意味で定義されている場合には,用語
に引き続く丸括弧( )内に,使用分野がこの規格の適用範囲に限定されることを示す。

――――― [JIS X 0014 pdf 3] ―――――

2
X 0014 : 1999 (ISO/IEC 2382-14 : 1997)
例 “冗長性(信頼性,保守性及び可用性における)”(14.01.12参照)
5) 用語に引き続く丸括弧( )は,用法を示す場合もある。
例 “フェールソフト(形容詞)”(14.04.05参照)
c) 定義
1) 文中で下線の引いてある語は,情報処理用語に関する日本工業規格(日本産業規格)に規定されていることを示す。
2) 丸括弧( )の使い方は,b)と同様とする。
d) 対応英語
1) この欄の英語は,対応国際規格に規定されている用語であって,規定されている定義と対応する。
2) 丸括弧( )の使い方は,b)と同様とする。

4. 情報処理用語-信頼性,保守性及び可用性

14.01 一般概念
番号 用語 定義 対応英語
14.01.01 機能単位 functional unit
ハードウェア,ソフトウェア又はその両者からなり,指定され
(01.01. た目的を遂行できるもの。
40) 備考 JIS Z 8115 : 1981(ディペンダビリティ用語)は,こ
の用語の代わりに,より一般的な用語“アイテム”
を使用している。“アイテム”には,人間を含む場
合がある。
14.01.02 製品保証 product assurance
設計段階以降,あらかじめ指定された要求事項が考慮されてい
ること,及び最終製品がその寿命期間を通して要求事項に該当
する特性を維持し続けることを保証する一連の指定事項及び活
動。
14.01.03 信頼性 reliability
機能単位が,要求された機能を与えられた条件のもとで与えら
れた期間実行する能力。
備考 JIS Z 8115 : 1981では,用語“信頼性(信頼性性能)”
を規定しているが,その定義は実質的にこの定義と
同じである。JIS Z 8115 : 1981には,更に幾つかの
備考がある。
14.01.04 耐久性 durability
機能単位が,与えられた使用条件及び保守条件のもとで限界状
態に到達するまで,要求された機能を実行する能力。
備考1. 機能単位は,有用寿命の終わり,経済的若しくは
技術的な理由による不適応又は他の関連要因に
よって,限界状態に陥る。
2. この定義及び備考1.は,JIS Z 8115 : 1981と同一
である。
14.01.05 保守, maintenance
機能単位を,要求された機能を果たせる状態に保つこと又は修
保全 復することを意図した諸活動。
備考1. 保守は,監視,試験,測定,交換,調整,修理及
び場合によっては管理活動を含む。
2. JIS Z 8115 : 1981も参照。
14.01.06 保守性, maintainability
与えられた条件で,規定された手順及び資源を使用して保守が
保全性 行われた場合に,機能単位が,与えられた使用条件のもとで,
要求された機能を果たせる状態に保たれ,又は修復される能力。
備考 JIS Z 8115 : 1981で使用されている用語は“保全性
(保全性能)”であり,その定義は実質的に同一で
ある。

――――― [JIS X 0014 pdf 4] ―――――

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X 0014 : 1999 (ISO/IEC 2382-14 : 1997)
番号 用語 定義 対応英語
14.01.07 可用性 availability
必要となる外部資源が与えられたときに,ある時点において,
又はある一定の期間,機能単位が決められた条件のもとで要求
された機能を果たせる状態にある能力。
備考1. JIS Z 8115 : 1981で使用されている用語は“アベ
イラビリティ”であり,その定義は実質的に同一
である。
2. ここで定義された可用性は,保守用の資源以外の
外部資源が,その機能単位に影響を与えない場合
の,機能単位固有の可用性である。これに対して,
運転可用性は,外部資源が用意されることが条件
となる。
14.01.08 誤り, error
計算,観測若しくは測定された値又は状態と,真の,指定され
(02.06. 誤差 た若しくは理論的に正しい値又は状態との間の相違。
04) 備考1. JIS Z 8115 : 1981では,若干異なる言葉遣いが使
用されている。
2. JIS X 0002での定義と同一である。
14.01.09 間違い, 意図しない結果を引き起こす人間の行為又は怠慢。 mistake,
人的過誤 備考 JIS Z 8115 : 1981に記載の,若干異なる定義を参照。
human error,
error(この意味では使用し
ないほうがよい。)
14.01.10 障害 fault
要求された機能を遂行する機能単位の能力の,縮退又は喪失を
引き起こす,異常な状態。
備考 JIS Z 8115 : 1981では,予防保守又は他の計画的な
作業の間に発生する場合,及び外部資源の不足のた
めに発生する場合を除いて,要求された機能を遂行
できない状態を“フォールト”と定義している。こ
れら二つの視点については,図1を参照。
14.01.11 故障 failure
要求された機能を遂行する,機能単位の能力がなくなること。
備考 この定義はJIS Z 8115 : 1981と同一であるが,JIS Z
8115 : 1981には更に幾つかの備考がある。
14.01.12 冗長性(信頼性,保守 redundancy(信頼性,保守
機能単位が要求された機能を遂行するために十分な手段,又は
性及び可用性にお 性及び可用性における)
データが情報を表すのに十分な手段のほかに,別の手段が存在
ける) すること。
例 機能部品の二重化,パリティビット。
備考1. 冗長性は,主に信頼性又は可用性を改善するため
に用いられる。
2. JIS Z 8115 : 1981の定義は,完全ではない。
14.02 信頼性及び故障
番号 用語 定義 対応英語
14.02.01 平均故障間隔 mean time between failures
与えられた条件下での機能単位の,引き続く二つの故障間の平
均時間間隔。
備考1. 平均故障間隔は,理論的なモデル又は観測によっ
て導くことができる。
2. この定義は,修復アイテムとして明示的に言及し
ているJIS Z 8115 : 1981 (HR9) 中の定義とJIS Z
8115 : 1981 (R14) 中の定義とを結合したもので
ある。
参考 JIS Z 8115 : 1981では, “MTBF” をこの用語の略語
とはせず,平均故障間動作時間 (14.02.02) の略語と
定めている。

――――― [JIS X 0014 pdf 5] ―――――

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JIS X 0014:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 2382-14:1997(IDT)

JIS X 0014:1999の国際規格 ICS 分類一覧