JIS X 0127:1988 規格概要
この規格 X0127は、情報処理システムなど,計算機システムの構成図に用いる図記号とその用法を定める。
JISX0127 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X0127
- 規格名称
- 計算機システム構成の図記号と用法
- 規格名称英語訳
- Computer system configuration diagram symbols and conventions
- 制定年月日
- 1988年2月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 8790:1987(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 01.080.50, 35.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ソフトウェア 2020
- 改訂:履歴
- 1988-02-01 制定日, 1993-02-01 確認日, 1998-06-20 確認日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS X 0127:1988 PDF [15]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 0127-1988
計算機システム構成の図記号と用法
Computer System Configuration Diagram Symbols and Conventions
1. 適用範囲 この規格は,情報処理システムなど,計算機システムの構成図に用いる図記号とその用法
を定める。
対応国際規格 :
ISO 8790-1987 Information processing systems−Computer system configuration diagram symbols
and conventions
関連規格 : JIS X 0121-1986 情報処理用流れ図・プログラム網図・システム資源図記号
2. 図,図記号及び用法 この規格で定める図記号は,計算機システムを構成するハードウェア装置の主
なものを表す。ただし,論理回路や電子回路のようなハードウェアの細部やシステムの外観を示す絵や図
は含まない。
また,特定の装置を示すための略語や記号名も含まない。
(1) 計算機システム構成図 計算機システム構成図[computer system configuration diagram(以下,構成図
という。)]は,計算機システムの装置の構成,すなわち機器や接続ケーブルの構成を示す。
構成図は,次のようなものを表示することができる。
(a) すべてのハードウェア装置を含む最大構成
(b) ハードウェア装置の配置換えや一時的なサービス停止の結果としての構成
(c) 特定の問題の解決に必要な最小構成
(d) 同一資源の代替構成
(2) 用途 構成図は,次のような用途に用いることができる。
(a) 計算機システム製造,販売業者の営業用文書
(b) 計算機システムの構成の選択や評価
(c) 計算機システムの売買や貸借の契約の技術的事項
(d) 計算機センタの機器構成の表示
(e) 情報処理業務の解説
(f) 情報処理業務の仕様
(g) 教育
(3) 構成図の作成 構成図は,構成図記号を用いて用法に従って作成する。構成図記号は,装置記号及び
接続線記号からなる。
(a) 装置記号は,物理的な装置をその本質的な機能によって表す。
(b) 接続線記号は,構内や遠隔地間の物理的な接続を示す。
――――― [JIS X 0127 pdf 1] ―――――
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(c) 用法は,図を書いたり読んだりする上での規定とする。
3. 構成図記号 ここでは,物理的な装置を表示するための記号及びそれらを接続する手段を定める。図
記号の用法は,4.による。
構成図の詳細さの度合いに応じて記号に四つの水準を定める。最上位の第1水準は,装置とその接続だ
けを書き分ける。第2水準は,計算機システムの主要な機能単位,すなわち,処理装置,記憶装置,入出
力装置,通信装置及び接続の手段を書き分ける。第3水準は,記憶装置及び入出力装置に用いる入出力の
媒体や手段の基本的種別を書き分ける。最下位の第4水準は,基本的種別内の個別の装置を表示する。各
水準で用いる図記号は,5.による。
書き分ける必要がない場合には,同一の記号を異なる水準で用いてもよい。この場合,その相違を示す
には記号に識別用表示名 (symbol identification) を付ける(4.3参照)。
3.1 装置 この記号は,あらゆる種類の装置及び装置の集合を表す基本記号 (basic symbol) とする。
また,装置や装置の集合を収容するきょう(筐)体 (enclosure) を示すこともある(4.4参照)。
3.1.1 処理装置及び制御装置 この記号は,あらゆる種類の処理装置 (processing unit) 及び制御装置
(control unit) を表す包括記号 (generic symbol) とする。例えば,中央処理装置,補助処理装置,演算装置,
主記憶装置,補助記憶制御装置,入出力制御装置,通信制御装置,構成制御装置,チャネル装置,通信局,
モデム,複合端末装置,複合操作卓などを表す。
3.1.1.1 処理装置及び制御装着 この記号は,処理装置及び制御装置を表す。
3.1.1.2 選択装置 この記号は,選択装置 (selection unit) を表す。
3.1.1.3 変換装置 この記号は,あらゆる種類の変換装置 (conversion unit) を表す包括記号とする。例え
ば,センサ,変調器,復号器,集線装置などを表す。
3.1.2 記憶装置 この記号は,あらゆる種類の記憶装置 (storage unit) を表す包括記号とする。
3.1.2.1 主記憶装置 この記号は,主記憶装置 (main storage unit) を表す。
――――― [JIS X 0127 pdf 2] ―――――
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主記憶装置を含む複数の装置を4.4(3)のように表す場合,適切な識別名を付けて次の基本記号を用いて
もよい。
3.1.2.2 順次アクセス記憶装置 この記号は,順次にしかアクセスできない,あらゆる種類の順次アクセ
ス記憶装置 (sequential access storage unit) を表す包括記号とする。例えば,磁気テープ装置,カートリッジ
テープ装置,カセットテープ装置などを表す。
3.1.2.2.1 磁気テープ装置 この記号は,磁気テープ装置 (magnetic tape unit) を表す。
3.1.2.2.2 カートリッジ装置及びカセット装置 この記号はカートリッジ装置 (cartridge unit) 及びカセッ
ト装置 (cassette unit) を表す。
3.1.2.3 直接アクセス記憶装置 この記号はあらゆる種類の直接アクセス記憶装置 (direct-accss storage
unit) を表す包括記号とする。例えば,磁気ディスクパック装置,固定ディスク装置,ディスクカートリッ
ジ装置,磁気ドラム装置,フレキシブルディスク装置などを表す。
3.1.2.3.1 磁気ディスク装置及び磁気ドラム装置 この記号は,磁気ディスク装置 (magnetic disk unit) 及
び磁気ドラム装置 (magnetic drum unit) を表す。例えば,ディスクパック装置,固定ディスク装置,ディス
クカートリッジ装置,ドラム装置などを表す。
3.1.2.3.2 フレキシブルディスク装置 この記号は,フレキシブルディスク装置 (flexible disk unit) を表す。
3.1.2.3.3 固体素子周辺装置 この記号は,あらゆる種類の固体素子 (solid-state) 又は磁心 (magnetic core)
を用いた周辺装置を表す包括記号とする。例えば,CCD(電荷結合素子),磁心,磁気バブルなどを用い
た周辺記憶装置を表す。
3.1.2.4 大容量記憶装置 この記号は,あらゆる種類の大容量記憶装置 (mass storage unit) を表す包括記
号とする。例えば,テープカートリッジ大容量記憶装置,光ディスク記憶装置,ビデオディスク記憶装置,
レーザビーム記憶装置,電子ビーム記憶装置などを表す。
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3.1.2.4.1 大容量記憶装置 この記号は,大容量記憶装置 (mass storage unit) を表す。
3.1.2.4.2 テープカートリッジ大容量記憶装置 この記号は,テープカートリッジ大容量記憶装置
(tape-cartridge-based mass storage unit) を表す。
3.1.3 入出力装置 この記号は,あらゆる種類の入出力装置 (input-output unit) を表す包括記号とする。
3.1.3.1 文書入出力装置 この記号は,人間が読取り可能なあらゆる種類の文書による入出力装置を表す
包括記号とする。例えば,印字装置,光学式文字読取り装置 (OCR),磁気インク文字読取り装置 (MICR),
マイクロフィルム,タリーロール (tally roll),X-Yプロッタ,ファクシミリ,走査器などを表す。
3.1.3.1.1 印字装置 この記号は,印字装置 (printer) を表す。
3.1.3.1.2 X-Yプロッタ この記号は,X-Yプロッタ (X-Y plotter) を表す。
3.1.3.2 手動入力装置 この記号は.処理に当たって人手を介して情報を入力する装置 (manual input unit)
を表す包括記号とする。例えば,オンラインけん盤,スイッチ,押しボタン,ライトペン,バーコード読
取り器,マウス,ディジタイザなどを表す。
3.1.3.2.1 オンラインけん盤 この記号は,オンラインけん盤 (online keyboard) を表す。
3.1.3.3 カード装置 この記号は,あらゆる種類のカード装置 (card unit) を表す包括記号とする。例えば,
せん孔カード装置,磁気カード装置,マークカード装置などを表す。
3.1.3.3.1 せん孔カード装置 この記号は,せん孔カード装置 (punched card unit) を表す。
――――― [JIS X 0127 pdf 4] ―――――
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3.1.3.4 せん孔テープ装置 この記号は,あらゆる種類のせん孔テープ装置 (punched tape unit) を表す包
括記号とする。
3.1.3.5 表示装置 この記号は,表示装置 (display unit) を表す包括記号とする。例えば,陰極線管表示装
置,液晶表示装置,プラズマ表示装置,表示盤,オンライン表示灯などを表す。
3.1.3.5.1 陰極線管表示装置 この記号は,陰極線管表示装置 (cathod-ray tube display unit) を表す。
3.1.3.6 音声入出力装置 この記号は,あらゆる種類の音声入出力装置 (sound input-output unit) を表す包
括記号とする。例えば,電話機,音声認識装置,音声応答装置などを表す。
3.1.3.6.1 電話機 この記号は,電話機 (telephone set) を表す。
3.1.3.6.2 音声認識装置 この記号は,音声認識装置 (audio recognition unit) を表す。
3.1.3.6.3 音声応答装置 この記号は,音声応答装置 (audio response unit) を表す。
3.2 接続線 この記号は,あらゆる接続を表す基本記号とする。
3.2.1 接続ケーブル この記号は,あらゆる種類の接続ケーブル (connection cable) を表す包括記号とす
る。
3.2.1.1 常用接続ケーブル この記号は,通常の接続ケーブルを表す。
3.2.1.2 母線接続 これらの記号は,あらゆる種類の母線接続 (bus connection) を表す。
平行線の両端は,必ず閉じる。
拡張可能な母線は,右端の記号を用いる。
3.2.2 通信連結 この記号は,あらゆる種類の通信連結 (communication link) を表す包括記号とする。
――――― [JIS X 0127 pdf 5] ―――――
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JIS X 0127:1988の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8790:1987(IDT)
JIS X 0127:1988の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.020 : 情報技術(IT)一般
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.080 : 図記号 > 01.080.50 : 情報及び通信技術用製図,及び関連技術文書のための図記号