JIS X 0128:1988 規格概要
この規格 X0128は、手続き的アルゴリズムの制御構造を表現する方法について規定。
JISX0128 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X0128
- 規格名称
- プログラム構成要素及びその表記法
- 規格名称英語訳
- Program constructs and conventions for their representation
- 制定年月日
- 1988年2月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 8631(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 35.080
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ソフトウェア 2020
- 改訂:履歴
- 1988-02-01 制定日, 1993-02-01 確認日, 1998-06-20 確認日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS X 0128:1988 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 0128-1988
プログラム構成要素及びその表記法
Program Constructs and Conventions for Their Representation
1. 適用範囲 この規格は,手続き的アルゴリズムの制御構造を表現する方法(1)について,次の事項を規
定する。
(1) プログラム構成要素(program construct,以下,単に要素ともいう。)の性質(5.参照)
(2) プログラムを構成する方法(4.参照)
(3) 要素のもつ構造についての仕様(3.参照)
(4) 定義された要素の集合から様々な部分集合を定義する方法(7.参照)
注(1) 記号表現については,参考表を参照。
対応国際規格 :
ISO 8631 Information processing−Program constructs and conventions for their representation
2. プログラムの構成 一般にあらゆる処理の流れは,有限個の種類のプログラム構成要素を適宜組み合
わせる手法によって,表現できる。この規格の定めるプログラム構成要素及びその組合せ方法を用いたプ
ログラムは,整構造をもつ (well-structured) という。
プログラムは,幾つかの概念的階層から見ることができる。最下層を除くすべての階層において,一つ
のプログラム構成要素は,より下層の幾つかのプログラム構成要素によって構成される。
3. プログラム構成要素の構造 ある階層において一つのプログラム構成要素は,一つ以上の手続き部
(procedure part) 及び一つの制御部 (control part) からなる。その制御部は,暗黙的であってもよい。各手続
き部は,一つ以上の実行される演算からなるか又は空とする。
制御部は,指示 (directive) と幾つかの条件 (condition) からなり,手続き部を実行する方法を指定する。
制御部は,指示の性質及び条件の値に従って手続き部を起動又は終了させる。指示も条件もない制御部は,
暗黙の制御部という。
4. 整構造プログラムの構成法 整構造のプログラムを構成する唯一の方法は,ある要素中の一つの手続
き部を一つの要素によって置き換えることとする。
5. プログラム構成要素の種類 プログラム構成要素の種類は,次による。
5.1 基本要素 基本要素 (imperative construct) は,一つの手続き部及びその手続き部を1回だけ実行す
ることを指定する暗黙の制御部からなる。
5.2 順次要素 順次要素 (serial construct) は,二つ以上の手続き部及びそれらの手続き部を与えられた順
序で1回だけ実行する暗黙の制御部からなる。
――――― [JIS X 0128 pdf 1] ―――――
2
X 0128-1988
5.3 並列要素 並列要素 (parallel construct) は,二つ以上の手続き部及びそれらの手続き部を開始する一
つの制御部からなる。この要素の実行は,開始したすべての手続き部を完全に実行したとき,完了する。
5.4 繰返し要素 繰返し要素 (iterative construct) は,次による。
(1) 前判定繰返し 前判定繰返し (pre-tested iteration) は,一つの手続き部及び一つの条件をもつ制御部か
らなる。その条件の値によってこの手続き部を0回以上実行する。
(2) 後判定繰返し 後判定繰返し (post-tested iteration) は,一つの手続き部及び一つの条件をもつ制御部
からなる。その条件の値によってこの手続き部を1回以上実行する。
(3) 継続繰返し 継続繰返し (continuous iteration) は,一つの手続き部及びその手続き部を継続的に繰り
返すことを指定する暗黙の制御部からなる。
5.5 選択要素 選択要素 (selective choice construct) は,次による。
(1) 単岐選択 単岐選択 (monadic selective) は,一つの手続き部及び一つの条件をもつ制御部からなる。
この条件の値は,その手続き部を実行するか否かを指定する。
(2) 双岐選択 双岐選択 (dyadic selective) は,二つの手続き部及び一つの条件をもつ制御部からなる。こ
の条件の値は,その二つの手続き部のどちらを実行するかを指定する。
(3) 多岐選択 多岐選択 (multiple exclusive selective) は,多数の手続き部及び条件の集合をもつ制御部か
らなる。これらの条件の値によって,実行すべき手続き部が一つだけ決まる。
(4) 多重岐選択 多重岐選択 (multiple inclusive selective) は,多数の手続き部及び条件の集合をもつ制御
部からなる。これらの条件の値によって,実行すべき0個以上の手続き部が決まる。その実行順序は,
定めない。
6. 打切り ある要素の制御部で定義された終了条件のほかに,その要素中の一つ以上の手続き部中に,
打切り (termination) 演算を記述することによって,その要素の実行を打ち切ることもできる。打切り演算
には,どの要素を打ち切らせるかを明示しなければならない。打切り演算を実行すると,指定された要素
及びその内側にあるすべての要素の実行が直ちに打ち切られる。
並列要素及び多重岐選択要素の実行を打ち切る打切り演算は,この規格では定めない。
外側にある要素の実行を打ち切る打切り演算は,この規格では定めない。
7. 部分集合の定義 この規格に規定されている要素の部分集合を,この規格に従って組み合わせて利用
することは,この規格に適合するとみなす。
この規格に定義されていない構造であっても,この規格で定義する構造の規格に従った組合せと機能的
に等しいものは,この規格に適合する。
――――― [JIS X 0128 pdf 2] ―――――
参考表 プログラム構成要素の表記法
A B C D E F G
PF PSD DSD SPD HCP PAD LCP LCP
プログラム
PROGRAM DESIGN STRUCTURED HIERARCHICAL PROBLEM LOGICAL CONCEPTION LOGICAL CONCEPTION
構成要素
プログラム流れ図 STRUCTURE STRUCTURE PROGRAMMING AND COMPACT ANALYSIS OF PROGRAM OF PROGRAM
DIAGRAMS DIAGRAMS DIAGRAMS DESCRIPTION CHART DIAGRAMS HIERARCHICAL FLOW CHART
5.1
基本 手続き部
5.2
手続き部1
手続き部2
順次
手続き部n
5.3
開始
手続き部1
手続き部2
並列
手続き部n
終了
X0 128-
198
3
8
――――― [JIS X 0128 pdf 3] ―――――
X0
4
12
A B C D E F G
8-
1
PF PSD DSD SPD HCP PAD LCP LCP
9
プログラム
88
PROGRAM DESIGN STRUCTURED HIERARCHICAL PROBLEM LOGICAL CONCEPTION LOGICAL CONCEPTION
構成要素
プログラム流れ図 STRUCTURE STRUCTURE PROGRAMMING AND COMPACT ANALYSIS OF PROGRAM OF PROGRAM
DIAGRAMS DIAGRAMS DIAGRAMS DIAGRAMS
DESCRIPTION CHART HIERARCHICAL FLOW CHART
5.4(1)
開始
条件及び
前判定繰返し
手続き部 (P)
終了
5.4(2)
開始
手続き部
後判定繰返し
及び条件 (P)
終了
5.4(3)
開始
継続繰返し
手続き部 (P)
――――― [JIS X 0128 pdf 4] ―――――
REFERENCE A B C D E F G
PF PSD DSD SPD HCP PAD LCP LCP
プログラム
PROGRAM DESIGN STRUCTURED HIERARCHICAL PROBLEM LOGICAL CONCEPTIONLOGICAL CONCEPTION
構成要素
プログラム流れ図 STRUCTURE STRUCTURE PROGRAMMING AND COMPACT ANALYSIS OF PROGRAM OF PROGRAM
DIAGRAMS DIAGRAMS DIAGRAMS DESCRIPTION CHART DIAGRAMS HIERARCHICAL FLOW CHART
5.5(1)
処理及び条件
単岐選択 の開始
手続き部 (0/1)
処理の終了
5.5(2) 処理及び条件
の開始
双岐選択 手続き部1 (0/1)
手続き部2 (0/1)
処理の終了
5.5(3) 処理及び選択
条件の開始
手続き部1 (0/1)
手続き部2 (0/1)
多岐選択
手続き部n (0/1)
処理の終了
5.5(4)
他の構成要素を
多重岐選択
組み合わせて表 5.5(2)及び5.5(3)を用いて表現する。
X0
現する。
128-
198
5
8
――――― [JIS X 0128 pdf 5] ―――――
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