JIS X 25000:2017 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―SQuaREの指針

JIS X 25000:2017 規格概要

この規格 X25000は、システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)と命名された新しい規格シリーズの利用の手引を提供。

JISX25000 規格全文情報

規格番号
JIS X25000 
規格名称
システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―SQuaREの指針
規格名称英語訳
Systems and software engineering -- Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE) -- Guide to SQuaRE
制定年月日
2010年2月22日
最新改正日
2017年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 25000:2014(IDT)
国際規格分類

ICS

35.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ソフトウェア 2020
改訂:履歴
2010-02-22 制定日, 2014-10-20 確認日, 2017-02-20 改正
ページ
JIS X 25000:2017 PDF [32]
                                                              X 25000 : 2017 (ISO/IEC 25000 : 2014)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[3]
  •  2 適合性・・・・[3]
  •  3 引用規格・・・・[3]
  •  4 用語及び定義・・・・[3]
  •  5 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−製品品質要求事項及び評価についての規格シリーズ・・・・[9]
  •  5.1 SQuaREシリーズの構成・・・・[9]
  •  5.2 SQuaREシリーズの規格の概要・・・・[11]
  •  5.3 SQuaRE共通モデル・・・・[12]
  •  附属書A(参考)SQuaREシリーズと他の規格との関係・・・・[16]
  •  附属書B(参考)JIS X 0129シリーズ及びJIS X 0133シリーズからJIS X 25000 SQuaREシリーズへの規格の歴史及び変遷・・・・[21]
  •  附属書C(参考)SQuaREシリーズの適用の例・・・・[23]
  •  附属書D(参考)SQuaREシリーズの背景及びニーズ・・・・[25]
  •  参考文献・・・・[27]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 25000 pdf 1] ―――――

X 25000 : 2017 (ISO/IEC 25000 : 2014)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人情報
処理学会(IPSJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。これによって,JIS X 25000:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 25000 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 25000 : 2017
(ISO/IEC 25000 : 2014)

システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−SQuaREの指針

Systems and software engineering-Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE)-Guide to SQuaRE

序文

  この規格は,2014年に第2版として発行されたISO/IEC 25000を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
コンピュータの利用が広範な領域に広がりつつあり,その正しい運用は,しばしば事業の成功及び/又
は人の安全性に関して重大な意味をもっている。したがって,高品質のシステム及びソフトウェア製品(以
下,システム及びソフトウェア製品を製品という。)を開発すること又は選択することは,最も重要なこと
となっている。製品品質に関する包括的な仕様化及び評価が,適切な品質を確保するための主要な要因で
ある。これは,製品の使用目的を考慮して,適切な品質特性を定義することによって達成することができ
る。妥当性が確認され又は広く受け入れられた測定量を用いることが可能ならば,関連する製品の品質特
性の各々を規定し,評価することが重要となる。
品質特性及び関連する測定量は,製品の評価だけではなく,品質要求事項の定義に対して利用可能であ
るので,SQuaREシリーズの先行規格のJIS X 0129:1994は,JIS X 0129シリーズ(ソフトウェア製品の品
質)及びJIS X 0133シリーズ(ソフトウェア製品の評価)に置き換えられた。これらシリーズを実務で利
用した結果から得られた次の点が,新たなSQuaREシリーズの作成を推し進めるための論理的な理由とな
った。
注記 ここでは,JIS X 0129-1とTS X 0111-2TS X 0111-4とを合わせて表現する場合は,JIS X 0129
シリーズと表記し,JIS X 0133-1JIS X 0133-6をJIS X 0133シリーズと表記する。
− JIS X 0129シリーズ及びJIS X 0133シリーズは,規定,参照及び機能について,共通の基盤を備えて
いる。
− JIS X 0129シリーズ及びJIS X 0133シリーズは,相互に補完的な規格の集合を形成している。
− 双方の規格を作成した時期(ライフサイクル)が同期していないことが,相互の不整合の原因となっ
ている。
SQuaREシリーズを作成する全般的な目標は,次の二つの主要なプロセスを網羅する,論理的に構成さ
れ,拡張され,統合されたシリーズに移行することにある。その二つのプロセスとは,ソフトウェア品質
要求事項の仕様化プロセス及び製品の品質評価プロセスであり,共に製品の品質測定プロセスによって支
援される。SQuaREシリーズの目的は,製品を開発する人及び取得する人が,品質要求事項を仕様化し評
価するのを支援することにある。SQuaREシリーズは,製品の品質要求事項の仕様化,それらの測定,及
び評価の基準を確立する。SQuaREシリーズは,顧客の定義する品質を開発プロセスの属性と整合させる

――――― [JIS X 25000 pdf 3] ―――――

2
X 25000 : 2017 (ISO/IEC 25000 : 2014)
ために,2部構成の品質モデルを含んでいる。加えて,SQuaREシリーズは,開発者,取得者及び評価者が
使用することのできる,製品の品質属性を測定するために望ましい測定量を提供する。
SQuaREシリーズが,製品の品質だけに専心して作成されていることを強調しておく必要がある。
ISO/IEC 2500n : 品質管理部門は,製品の品質要求事項の仕様化,測定及び評価を扱っており,JIS Q 9000
ファミリで定義された“品質マネジメント”のプロセスとは別のもので,はっきり区別されるものである。
先行規格と比べてSQuaREシリーズの主要な利点は,次のことにある。
− 製品の品質測定及び評価の手引との調整をとっている。
− 製品の品質要求事項の仕様化の手引との調整をとっている。
− ISO/IEC 25020で提供されたソフトウェア製品の品質測定の参照モデルという形式で,JIS X 0141と
の一貫性がとられている。
JIS X 0129シリーズ及びJIS X 0133シリーズとSQuaREシリーズとの主要な相違点は,次のとおりであ
る。
− 新しい一般参照モデルの導入
− 各部門に対して専用の詳細な手引の導入
− システム製品品質の導入
− データ品質モデルの導入
− 品質測定部門内における品質測定量の要素の導入
− 品質要求部門の導入
− 評価プロセスの統合及び改正
− 例示形式による実務で利用するための手引の導入
− JIS X 0141との内容の調整及び一貫性
SQuaREシリーズは,次の部門から構成される。
− ISO/IEC 2500n : 品質管理部門
− ISO/IEC 2501n : 品質モデル部門
− ISO/IEC 2502n : 品質測定部門
− ISO/IEC 2503n : 品質要求部門
− ISO/IEC 2504n : 品質評価部門
− ISO/IEC 25050ISO/IEC 25099 : SQuaRE拡張部門
SQuaREシリーズは,次のものを提供する。
− 用語及び定義
− 参照モデル
− 全般的な手引
− 個別部門の手引
− 要求事項の仕様化,計画及び管理,測定及び評価のための規格
SQuaREシリーズは,品質要求事項及び評価だけでなく,品質モデル及び測定量の規格を含む。
SQuaREシリーズは,JIS X 0129シリーズ及びJIS X 0133シリーズを置き換える。
SQuaREシリーズのこの部は,参照モデル,専門用語,定義並びに関連する規格及び標準情報の実務へ
の利用のための手引の共通集合を提供することを目標にした規格である。
この規格では,附属書AでSQuaREシリーズと他の規格との関係,附属書BでJIS X 0129シリーズ及
びJIS X 0133シリーズからJIS X 25000 SQuaREシリーズへの規格の歴史及び変遷,附属書CでSQuaRE

――――― [JIS X 25000 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
X 25000 : 2017 (ISO/IEC 25000 : 2014)
シリーズの適用の例,附属書DでSQuaREシリーズの背景及びニーズを説明している。

1 適用範囲

  この規格は,システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)と命名された新しい規格シ
リーズの利用の手引を提供する。この手引の目的は,規格間の関連だけではなく,SQuaREの内容,共通
参照モデル及び定義の全般的な概観を提供し,手引の利用者が,SQuaREシリーズの利用目的に沿って,
それらをよりよく理解できるようにすることにある。この規格は,JIS X 0129シリーズ及びJIS X 0133シ
リーズとSQuaREシリーズとの間の移行プロセスの説明も含んでいる。
SQuaREシリーズは,製品の開発者,取得者及び独立した評価者向けのものであり,その中でも特に,
製品の品質要求事項の定義及び製品の評価に責任をもつ人向けのものであるが,これだけには限定しない。
SQuaREシリーズの利用者だけでなく,JIS X 0129シリーズ及びJIS X 0133シリーズの利用者もまた,こ
の規格を自身の作業を実行するための手引として利用することが望ましい。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 25000:2014,Systems and software engineering−Systems and software Quality Requirements
and Evaluation (SQuaRE)−Guide to SQuaRE(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 適合性

  この規格には,適合性を問う箇条は特にない。利用者は,SQuaREシリーズの利用目的に応じて,SQuaRE
シリーズの個々の規格で規定された個別の適合性の箇条に従うことが望ましい。

3 引用規格

  この規格は,引用規格を必要としない。全ての参照規格を,参考文献に示す。

4 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
注記 ここでの定義は,全てのSQuaREシリーズに共通する。
4.1
属性(attribute)
人手又は自動的な手段によって,定量的又は定性的に識別できる固有の特性又は特徴。
注記1 JIS X 0141:2009に基づく。
注記2 JIS Q 9000では属性を次の二種類に分類している。
− あるものに固有に存在する恒久的な特性
− 製品,プロセス又はシステムに割り当てられた特性(例えば,製品の価格,製品の所有
者)。割り当てられた特性は,その製品,プロセス又はシステムの固有の品質特性ではな
い。
4.2
利用状況(context of use)
利用者,仕事,装置(ハードウェア,ソフトウェア及び資材),並びに製品が使用される物理的及び社会

――――― [JIS X 25000 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS X 25000:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 25000:2014(IDT)

JIS X 25000:2017の国際規格 ICS 分類一覧