JIS X 25030:2021 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―品質要求の枠組み

JIS X 25030:2021 規格概要

この規格 X25030は、システム,ソフトウエァ製品及びデータのための品質要求事項の枠組みについて規定。

JISX25030 規格全文情報

規格番号
JIS X25030 
規格名称
システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―品質要求の枠組み
規格名称英語訳
Systems and software engineering -- Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE) -- Quality requirements framework
制定年月日
2012年3月21日
最新改正日
2021年11月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 25030:2019(IDT)
国際規格分類

ICS

35.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2012-03-21 制定日, 2016-10-20 確認日, 2021-11-22 改正
ページ
JIS X 25030:2021 PDF [51]

X 25030 : 2021 (ISO/IEC 25030 : 2019)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[3]
  •  2 引用規格・・・・[3]
  •  3 用語及び定義・・・・[4]
  •  4 略語・・・・[7]
  •  5 適合性・・・・[7]
  •  6 品質要求事項の概念・・・・[7]
  •  6.1 一般・・・・[7]
  •  6.2 品質要求事項の種類・・・・[8]
  •  6.3 品質要求事項の対象・・・・[8]
  •  6.4 品質モデル及び品質要求事項の測定量・・・・[9]
  •  6.5 品質要求事項に関する重要な考慮事項・・・・[10]
  •  7 品質要求プロセス・・・・[12]
  •  7.1 一般・・・・[12]
  •  7.2 品質要求プロセスの概要・・・・[12]
  •  7.3 品質ニーズの引出し・・・・[14]
  •  7.4 品質要求事項の定義ステップ・・・・[15]
  •  8 品質要求事項の利用及び統制・・・・[19]
  •  8.1 品質要求事項の実装に対する重大な成功要因・・・・[19]
  •  8.2 品質要求事項の追跡可能性・・・・[20]
  •  8.3 品質要求事項のテストに対する重大な要因・・・・[20]
  •  附属書A(参考)品質ニーズを引き出すための推奨プロセス・・・・[22]
  •  附属書B(参考)品質ニーズを品質特性にマッピングする事例・・・・[28]
  •  附属書C(参考)品質要求事項の明記例・・・・[31]
  •  附属書D(参考)JIS X 0170(システムライフサイクルプロセス)との関係・・・・[32]
  •  附属書E(参考)JIS X 0166(要求エンジニアリング)との関係・・・・[35]
  •  附属書F(参考)利用時品質要求事項から製品品質要求事項への導出・・・・[39]
  •  附属書G(参考)製品品質特性間の関係の例・・・・[40]
  •  附属書H(参考)品質要求事項のソフトウェアへの展開及び追跡可能性の例・・・・[42]
  •  附属書I(参考)利害関係者-対象マトリクスの例・・・・[43]
  •  附属書J(参考)異なるICT製品で求められる品質レベルの例(決定表様式の使用)・・・・[45]
  •  附属書K(参考)ITサービス品質要求事項・・・・[48]
  •  参考文献・・・・[49]

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           X 25030 : 2021 (ISO/IEC 25030 : 2019)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS X 25030:2012は改
正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。

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日本産業規格 JISX 25030 : 2021(ISO/IEC 25030 : 2019)

システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−品質要求の枠組みSystems and software engineering-Systems and software QualityRequirements and Evaluation (SQuaRE)-Quality requirements framework

序文

  この規格は,2019年に第2版として発行されたISO/IEC 25030を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
品質要求事項をシステム,ソフトウェア及びデータ要求事項の一部として識別し,明記することが大切
である。なぜならば,品質要求事項の適切なバランスを見つけることは,十分に明記した機能要求事項に
加えて,利害関係者の目的を満たすための重大な成功要因となるからである。品質要求事項は,次に示す
活動のために必要である。
− システムの明記 契約上の合意及び入札の要請を含む。
− プロジェクトの計画 実現可能性分析を含む。
− システムの開発 アーキテクチャドライバー又は開発中における潜在的な品質問題の識別を含む。
− システムの評価 品質の客観的総合評価及び認証を含む。
この規格は,品質要求事項の定義,使用及び統制に焦点を当てている。品質要求事項が明確に定義され
ていない場合は,関連する利害関係者によって異なる方法で表示,解釈,実装及び評価を行うことが可能
である。これによって,利用者の期待に合わず品質の低いシステムとなり,システムの作り直しのために,
期間及び費用超過をもたらす可能性がある。したがって,システムに対する品質要求事項は,開発又は取
得への重要な入力を提供するために,開発プロセス又は取得プロセスのできるだけ早い段階で,明記する
必要がある。
この規格は,要求事項及び推奨事項を提供することによって,品質要求事項の品質を向上させるために
使用することが可能である。さらに,品質要求事項を定義し,利用するために使用するステップの手引を
提供する。
JIS X 2501n(ISO/IEC 2501n)品質モデル部門で定義された品質モデルを使用することによって,品質
要求事項は,品質特性及び品質副特性に分類することが可能である。JIS X 2502n(ISO/IEC 2502n)品質
測定部門で定義されたこれらの品質特性及び品質副特性の測定量を使用して,品質要求事項を明記し,対
象システム又はデータの品質を評価することが可能である。JIS X 25030:2012(ISO/IEC 25030:2007)が発
行された後,これらのモデル及び測定量を定義する幾つかのJIS(国際規格)が発行されており,したが
って,JIS X 25030:2012(ISO/IEC 25030:2007)はこれらの規格と整合性がとれなくなっている。

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X 25030 : 2021 (ISO/IEC 25030 : 2019)
さらに,多くのシステムが今日,日常生活で使われる社会基盤に深く組み込まれている。これは,シス
テムがより高い品質を達成することを必要とする。例えば,結合されたシステムは,相互運用可能で安全
であり,信頼性があり,保守可能で,使用可能である必要がある。
この改正版は,SQuaREシリーズの品質要求部門を改正したものであり,SQuaREシリーズの他の部門と
調整し,さらに,品質要求事項を定義し,使用するためのより実用的な指針を提供する。
図1にSQuaREシリーズの構成を示す。SQuaREモデル内の各部門は,次のようになっている。SQuaRE
シリーズは,五つの主要規格部門及び一つの拡張部門で構成されている。SQuaREシリーズの各部門には,
次のものがある。
− ISO/IEC 2500n(JIS X 2500n) 品質管理部門 この部門の規格は,SQuaREシリーズの,他の全ての

規格で使用される全ての共通モデル,用語及び定義を規定する。また,プロジェクトの計画及び管理に関する要求事項及び手引も提供する。− ISO/IEC 2501n(JIS X 2501n) 品質モデル部門 この部門の規格は,製品品質,利用時品質(QIU),データ品質,及びITサービスに関する品質モデルを提供する。また,品質モデルの利用のための実際的な手引も提供する。

− ISO/IEC 2502n(JIS X 2502n) 品質測定部門 この部門の規格は,製品の品質測定参照モデル,品

質測定量の定義,及びその適用のための実践的な手引を含む。この規格は,ソフトウェア品質の内部測定量,ソフトウェア品質の外部測定量,利用時品質(QIU)の測定量,及びデータ品質の測定量を提

供する。この部門は,後に続く品質測定量のための基礎となる品質測定量の要素を定義し,提供する。− ISO/IEC 2503n(JIS X 2503n) 品質要求部門 この部門の規格は,品質要求事項の明確化に役立つ。これらの品質要求事項は,開発する製品の品質要求事項の導出プロセス又は評価プロセスの入力として利用することが可能である。− ISO/IEC 2504n(JIS X 2504n) 品質評価部門 この部門の規格は,独立した評価者,取得者又は開

発者のいずれかが実施する製品評価のための要求事項,推奨事項及び指針を提供する。評価モジュー ルとして測定量の文書化のための支援も提供する。

  ISO/IEC 25050ISO/IEC 25099は,SQuaRE拡張部門用に予約されており,現在のところJIS X 25051
[既製ソフトウェア製品(RUSP)に対する品質要求事項及び試験に対する指示]及びISO/IEC TR 25060
ISO/IEC 25069(使用性についての産業共通様式)を含んでいる。

ISO/IEC 2501n

                                          品質モデル部門

ISO/IEC 2503n 2500nISO/IEC 25099SQuaRE拡張部門ISO/IEC 2504nISO/IEC 25050ISO/IEC

                  品質要求部門           品質管理部門           品質評価部門
ISO/IEC 2502n
品質測定部門
SQuaRE 拡張部門
ISO/IEC 25050 ~ ISO/IEC 25099
図1−SQuaREシリーズ規格の構成

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X 25030 : 2021 (ISO/IEC 25030 : 2019)

1 適用範囲

  この規格は,システム,ソフトウェア製品及びデータのための品質要求事項の枠組みについて規定する。
これには,品質要求事項の概念,並びに要求事項及び推奨事項を引き出し,定義し,使用し,統制するた
めのプロセス及び手法に対する要求事項及び推奨事項を含む。この規格の対象読者には次の人々を含むが,
これらに限定しない。
− 取得者 : システム,ソフトウェア製品及びデータが,供給者として提案する価値(Value proposition)

を満たしているかどうかを評価する。すなわち,期待される品質を満たしているかどうかを評価する。− 開発者 : システム,ソフトウェア製品及びデータの設計,実装及び試験を行い,期待される品質を満たしているかどうかを確認する。

− 試験者 : システム,ソフトウェア製品及びデータが期待される品質を満たしていることを検証し,妥
当性を確認する。
− プロジェクト管理者 : 期待される品質の達成を計画し,監視し,制御する。
− 独立した評価者 : システム,ソフトウェア製品及びデータを客観的基準で評価する。
この規格は,利害関係者の品質ニーズの導出,並びに品質要求事項の定義,分析及び保守に関連する,
JIS X 0170:2020で規定された技術プロセスに適合する。この規格では,品質要求事項を分類するため,か
つ,ISO/IEC 2502nの品質測定部門における品質測定量に関して,品質測定量を定量化するための基礎を
提供するために,JIS X 25010:2013及びJIS X 25012:2013の品質モデルを使用する。
この規格は,他の要求事項(機能要求事項,プロセス要求事項など)の仕様を取り扱わず,特定の品質
測定量も特定の開発プロセスも規定していない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 25030:2019,Systems and software engineering−Systems and software quality requirements and
evaluation (SQuaRE)−Quality requirements framework(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用し
ない。
JIS X 0170:2020 システムライフサイクルプロセス
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO/IEC/IEEE 15288:2015,Systems and software engineering
−System life cycle processes
JIS X 25000:2017 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−SQuaREの指針
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO/IEC 25000:2014,Systems and software engineering−
Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE)−Guide to SQuaRE
JIS X 25010:2013 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−システム及びソ
フトウェア品質モデル
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO/IEC 25010:2011,Systems and software engineering−
Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE)−System and software quality
models

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JIS X 25030:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 25030:2019(IDT)

JIS X 25030:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 25030:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称