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JIS X 5002:1975 規格概要
この規格 X5002は、JIS X 0201に規定された伝送制御キャラクタを用い,データ伝送回線を経由して,データ端末装置又はデータ処理装置の相互間において行われるデータ伝送制御手順について規定。
JISX5002 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X5002
- 規格名称
- 基本形データ伝送制御手順
- 規格名称英語訳
- Basic mode data transmission control procedures
- 制定年月日
- 1975年8月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1745(MOD), ISO 2111(MOD), ISO 2628(MOD), ISO 2629(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 33.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1975-08-01 制定日, 1978-08-01 確認日, 1984-05-01 確認日, 1987-03-01被移行日, 1989-02-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 1999-07-20 確認日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS X 5002:1975 PDF [27]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 5002-1975
基本形データ伝送制御手順
Basic Mode Data Transmission Control Procedures
1. 総則
1.1 適用範囲 この規格は,JIS X 0201(情報交換用符号)に規定された伝送制御キャラクタを用い,デ
ータ伝送回線を経由して,データ端末装置又はデータ処理装置の相互間において行われるデータ伝送制御
手順について規定する。
引用規格 :
JIS X 0201 情報交換用符号
JIS X 0001 情報処理用語
JIS X 5001 伝送回線上のキャラクタ構成と水平パリティの用法
JIS X 5101 モデムと通信制御装置及びデータ端末装置とのインタフェース
1.2 規定に対する原則 この規格の規定に対する原則は,次のとおりとする。
(1) この伝送制御手順を遂行するためのハードウェア及びソフトウェアに関しては,規定しない。
(2) この伝送制御手順を適用する場合の,伝送方式,同期方式及びデータ信号速度については規定しない。
(3) メッセージ又は順方向監視シーケンスに対する応答の伝送は,同一チャネル,又は別のチャネルを使
用してよい。
(4) この伝送制御手順は,交互監視形の制御を基本とする情報の片方向伝送,及び両方向非同時伝送につ
いて規定するほか,交互監視形の両方向同時伝送についても規定する。
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS X 0001(情報処理用語)によるほか,次のと
おりとする。
(1) メッセージ 始めと終わりが明確に規定された情報伝送を目的としたデータであり,少なくとも1個
の伝送制御キャラクタを含むキャラクタ又はキャラクタシーケンス。
(2) 情報メッセージ データ伝送の主対象となるデータで,一つのテキストから構成され,テキストの前
に一つのヘッディングが先行することがある。
(3) 局 データ通信網に接続されて,データの送信,受信又は処理を行う装置とそれが置かれている場所
の総称。
(4) 主 局 ある時点において,従局に情報メッセージを送信する権利を有し,情報の転送を確実に遂行
する責任をもつ局。
(5) 従 局 ある時点において,主局から情報メッセージを受信できる状態にある局。
(6) 制御局 システムに接続されているすべての局のメッセージの伝送状態を制御し,監視し,又は異常
状態からの回復制御を行う局。
(7) 従属局 制御局以外の局。
――――― [JIS X 5002 pdf 1] ―――――
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X 5002-1975
(8) 順方向 データリンク確立前に制御局から従属局へ向かうメッセージの伝送方向,及びデータリンク
確立後に主局から従局へ向かうメッセージの伝送方向。
(9) 逆方向 順方向と反対の方向。
(10) ポイントツーポイントシステム 通信回線によって二つの局が接続されその間に他の局が分岐接続さ
れることのないデータ通信システムであって,制御局のないもの。この規格では,一つのデータ処理
センタを中心とするいわゆる放射形網構成のシステムを含む。
(11) ブロック 情報メッセージを分割し,始めと終わりに少なくとも1個の伝送制御キャラクタを含む一
群のキャラクタシーケンス。
(12) ブロックチェック データ伝送の過程で発生する誤りを,伝送する情報ブロックごとに検査する方式。
(13) 初期状態 ポイントツーポイントシステムにおいて,データリンクが確立される以前の状態。
(14) 制御状態 制御局を有する網構成のデータ通信システムにおいて,データリンクが確立される以前の
状態。
(15) データリンク 送信装置からデータ伝送回線を介して,受信装置に至る物理的な伝送路と論理的に設
定されたデータの転送経路の総称。
(16) コードインデペンデント 情報メッセージとして伝送される符号が回線の種別,伝送制御手順などか
らの制限を受けないこと。
(17) 交互監視 ブロック又は順方向監視シーケンスが連続して伝送されることなく,応答などの逆方向監
視シーケンスと交互に伝送される方式。
(18) タイムフィル ブロックとブロックとの間又はキャラクタとキャラクタの間にそう入され,同期の維
持又は若干の遅延時間を作るために使用されるアイドル符号。
(19) 回 復 送信装置,受信装置又は回線などの異常に起因して発生するこう着状態から抜け出すこと。
(20) オクテット 8ビットのビットシーケンスから成る情報転送単位。
3. 基本モード
3.1 メッセージの構成
3.1.1 一般的規則 メッセージの構成に関する一般的規則は,次のとおりとする。
(1) 伝送されるあらゆるメッセージは,キャラクタ又はキャラクタシーケンスにより表現し,次の三つに
分類する。
(a) 情報メッセージ
(b) 順方向監視シーケンス
(c) 逆方向監視シーケンス
(2) 各メッセージには,そのメッセージに含まれる情報の性格を規定したり,又は監視機能を果たすため
に,少なくとも1個の伝送制御キャラクタが含まれなければならない。
(3) 伝送制御キャラクタは,情報として扱ってはならない。すなわち,情報メッセージのテキスト又はヘ
ッディングの内容として伝送してはならない。ただし,必要に応じてそう入送信されるSYNだけは例
外とする。しかし,SYNは情報の意味はもたない。
(4) 伝送制御キャラクタが単独に,若しくは組合せで,又はメッセージやシーケンスの終わりに用いられ
る場合には,その受信局に何らかの動作を起こすよう勧誘する。
3.1.2 情報メッセージ 情報メッセージの構成は,次のとおりとする。
――――― [JIS X 5002 pdf 2] ―――――
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X 5002-1975
(1) 情報メッセージは,一つのテキスト,又は一つのヘッディングが先行する一つのテキストから構成す
る。
(2) ヘッディングは,必要なときテキストごとに付加されるもので,転送路の指示,特に蓄積交換網の中
継点における経路指示は,ヘッディングに含めなければならない。他の補助的な情報は,ヘッディン
グ又は,テキスト中にあってもよい。
(3) 情報メッセージのフレーミングには,SOH,STX,ETB又はETXの各キャラクタが用いられる。これ
らのキャラクタは,単独に伝送されることはない。
(4) 情報メッセージ又はブロックは,ブロックチェックキャラクタ (BCC) 又はブロックチェックシーケ
ンス (BCS) を伴ってもよい。
ブロックチェックの使用については,あらかじめ送信側と受信側の同意が必要である。
(5) 情報メッセージ又はブロックの構成は,次に示すとおりとする。転送は,(a)(e)のいずれの構成から
開始してもよいが,最後に転送される構成は(d)又は(e)でなければならない。
備考1. SYNは,必要ならヘッディング,又はテキストの途中に入れることができる。
2. 伝送放棄の場合の構成は,3.6.1による。
3. (BCC) は, (BCS) であってもよい。
3.1.3 監視シーケンス 監視シーケンスの構成及び用法は,次のとおりとする。
(1) 監視シーケンスは,DLEを使用したシーケンスを除いて,1個の伝送制御キャラクタ,又は前置キャ
ラクタシーケンスに先行された1個の伝送制御キャラクタから構成する。
(2) 伝送制御キャラクタが,単独に送られるよう規定されたものでも,伝送上の信頼性を重視する場合に
は,送信側と受信側の合意により,同一の伝送制御キャラクタを2キャラクタ連送することができる。
(3) 前置キャラクタシーケンスとしては,JIS X 0201に定めるグラヒックキャラクタを用いることとし,
長さは15キャラクタ以下とする。
(4) 前置キャラクタシーケンスの意味は,.ポーリングに用いるポーリングアドレス,セレクティングに用
いるセレクティングアドレスのほか,あらかじめ送信側と受信側の合意により定まる次の情報を含む。
(a) 認識情報
(b) アドレス情報
(c) 状態情報
――――― [JIS X 5002 pdf 3] ―――――
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X 5002-1975
(d) その他の必要な情報
これらの情報は,以下プレフィックスという。プレフィックスの使用は任意とする。
(5) 基本的な順方向監視シーケンスの種類及び構成は,表1のとおりとする。各シーケンスの用法は,3.2
3.7の各項に規定する。
表1 順方向監視シーケンスの種類
種類 構成
E
(
E N
ポーリング ポーリングアドレス
O Q
T
) (
E
E N
局選択 セレクティングアドレス
O Q
セ T
レ
)
ク
E
テ
ィ 識別又は状態問合せ (プレフィックス) N
ン Q
グ
E
初期状態からの脱出 (プレフィックス) N
Q
E
正常終結 (プレフィックス) O
終 T
結
E
異常終結 O
T
D E
回線切断 L O
E T
(プレフィックス) E
情報メッセージに対する応答督促 N
Q
E
ブロック放棄 (プレフィックス) N
放 Q
棄
E
局放棄 O
T
備考 ポーリングシーケンスは,フェーズ1で遂行される機能により
不必要と認められる以外は,EOTが先行する。セレクティング
シーケンスもEOTが先行してもよい。
(6) 基本的な逆方向監視シーケンスの種類及び構成は,表2のとおりとする。各シーケンスの用法は3.2
3.7の各項に規定する。
――――― [JIS X 5002 pdf 4] ―――――
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X 5002-1975
表2 逆方向監視シーケンスの種類
種類 構成
A
セレクティングに対す C
(プレフィックス)
肯 る応答 K
定
応
答
A
情報メッセージに対す
(プレフィックス) C
る応答
K
E
ポーリングに対する応 O
(プレフィックス)
答 T
否
定 N
応 セレクティングに対す
答 (プレフィックス) A
る応答
K
N
情報メッセージに対す
(プレフィックス) A
る応答
K
D E
回線切断 L O
E T
E
ブロック中断 O
中 T
断
D
局中断 L <(1)
E
注(1) 局中断の<は,JIS X 0201の表1又は表3の位置3/12に該当す
るキャラクタ。
(7) 逆方向監視シーケンスのうち,肯定応答及び否定応答については,必要ならば,送信側と受信側の合
意によって,番号制応答方式を採用してもよい。この場合の応答用キャラクタシーケンスを,表3に
示す。
――――― [JIS X 5002 pdf 5] ―――――
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JIS X 5002:1975の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1745(MOD)
- ISO 2111(MOD)
- ISO 2628(MOD)
- ISO 2629(MOD)
JIS X 5002:1975の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.040 : 電気通信システム > 33.040.40 : データ通信網
JIS X 5002:1975の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0001:1994
- 情報処理用語―基本用語
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX5001:1982
- 伝送回線上のキャラクタ構成と水平パリティの用法
- JISX5101:1982
- データ回線終端装置とデータ端末装置とのインタフェース(25ピンインタフェース)