JIS X 5603:1990 開放型システム間相互接続の抽象構文記法1(ASN.1)仕様

JIS X 5603:1990 規格概要

この規格 X5603は、抽象構文法1という抽象構文定義の記法を規定。

JISX5603 規格全文情報

規格番号
JIS X5603 
規格名称
開放型システム間相互接続の抽象構文記法1(ASN.1)仕様
規格名称英語訳
Open Systems Interconnection -- Specification of Abstract Syntax Notation One (ASN.1)
制定年月日
1990年6月1日
最新改正日
2019年10月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 8824:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

35.100.60
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1990-06-01 制定日, 1995-06-01 確認日, 2000-06-20 確認日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS X 5603:1990 PDF [100]
                                                                                     X5603-1990

pdf 目次

ページ

  •  0. 序 文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[3]
  •  2. 引用規格・・・・[3]
  •  3. 用語の定義・・・・[4]
  •  4. 略語・・・・[7]
  •  5. この規格で使用する記法・・・・[7]
  •  6. ASN.1記法の使用・・・・[9]
  •  第1章 ASN.1記法の仕様・・・・[10]
  •  7. ASN.1文字集合・・・・[10]
  •  8. ASN.1の項目・・・・[11]
  •  9. モジュール定義・・・・[15]
  •  10. 型定義及び値定義の参照・・・・[16]
  •  11. 型及び値の割当て・・・・[16]
  •  12. 型及び値の定義・・・・[16]
  •  13. 論理型の記法・・・・[18]
  •  14. 整数型の記法・・・・[19]
  •  15. ビット列型の記法・・・・[19]
  •  16. オクテット列型の記法・・・・[20]
  •  17. ヌル型の記法・・・・[21]
  •  18. 順序列型の記法・・・・[21]
  •  19. 単一型順序列型の記法・・・・[22]
  •  20. 集合型の記法・・・・[22]
  •  21. 単一型集合型の記法・・・・[23]
  •  22. 選択型の記法・・・・[23]
  •  23. 参照選択型の記法・・・・[25]
  •  24. タグ付き型の記法・・・・[25]
  •  25. 任意型の記法・・・・[26]
  •  26. オブジェクト識別子型の記法・・・・[26]
  •  27. 文字列型の記法・・・・[28]
  •  28. 第3章で定義する型の記法・・・・[28]
  •  第2章 文字列型・・・・[28]
  •  29. 文字列型の定義・・・・[28]
  •  第3章 有用な定義・・・・[31]
  •  30. 一般化時刻・・・・[31]
  •  31. UTC時刻・・・・[32]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 5603 pdf 1] ―――――

X5603-1990

pdf 目次

ページ

  •  32. 外部型・・・・[33]
  •  33. オブジェクト記述子型・・・・[35]
  •  附属書A(規定) マクロ記法・・・・[36]
  •  附属書B(規定) オブジェクト識別子構成要素値のISOによる割当て・・・・[42]
  •  附属書C(規定) オブジェクト識別子構成要素値のCCITT による割当て・・・・[44]
  •  附属書D(規定) オブジェクト識別・・・・[46]
  •  附属書E(参考) 基本記法及び日本語拡張記法の例・・・・[47]
  •  附属書F(参考) ASN.1記法の要約・・・・[69]
  •  用語索引・・・・[76]
  •  参考 ASN.1の拡張・・・・[80]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 5603 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X5603-1990

開放型システム間相互接続の抽象構文記法1 (ASN.1) 仕様

Open Systems Interconnection − Specification of Abstract Syntax Notation One (ASN.1)

日本工業規格(日本産業規格)としてのまえがき
この規格は,1987年第1版として発行されたISO 8824 [Information processing systems−Open Systems
Interconnection−Specification of Abstract Syntax Notation One (ASN.1) ] を翻訳し,原国際規格の様式によって
作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,規定内容の一部を我が国の実状に即して変更した。
この規格は,ASN.1記法中に日本語文字を使用可能とするために,国際規格に対し上位互換性のある拡張
を行っている。拡張を行った部分については,本体中において,基本記法(国際規格準拠部分)と日本語
拡張(国際規格拡張部分)を併記する形で分離可能としている。本体中特に基本記法,日本語拡張記法を
区別していない部分については,両記法について共通の規定とする。
なお,この規格で下線(点線)を施してある箇所は,原国際規格の規定内容を変更した事項又は原国際規
格にはない事項である。

0. 序 文

 開放型システム間相互接続の基本参照モデル(JIS X 5003参照)の下位層では,サービスプ
リミティブの利用者データパラメタを,一連のオクテットの2進数値として示している。
プレゼンテーション層では,利用者データパラメタの性質が下位層とは異なる。応用層の規格は,各種
の文字集合からの文字列を含む非常に複雑な型の値を取り扱うような,プレゼンテーションサービス利用
者データを必要とする(ISO 8822参照)。転送するこれらの値を規定するため,応用層の規格は,値の表
現に依存しない明確な記法を必要とする。この記法は,応用層の値を転送するセション層オクテットの値
(転送構文という。)を決定する符号化規則という一つ以上のアルゴリズムの仕様によって補完される。
プレゼンテーション層プロトコル(ISO 8823参照)は,どの転送構文を使用するかについて折衝を行うこ
とができる。
値を規定することの目的は,ある値と他の値を区別することにある。値を他の値から区別する集合を型
といい,一つの特定のインスタンスをその型の値という。一般的に,値又は型は,幾つかの単純な値又は
型から構成され,値又は型の間には関係があると考えられる。データ型という用語は,型の同義語とする。
値の表現(紙上では記号で表現し,通信回線上ではビットで表現する。)を正しく解釈するには,表現さ
れている値の型を(通常はコンテキストから)知る必要がある。したがって,型の識別は,この規格の重
要な部分となる。
複雑な型の定義には,一般的に,単純な型の可能な値を全部定義して少数の単純型を定義し,更に,こ
れらの単純型を各種の方法で組み合わせる技法をとる。新しい型を定義する方法を次に示す。

――――― [JIS X 5603 pdf 3] ―――――

2
X5603-1990
(a) 既存の型の(順序付き)リストが与えられた場合,既存の各型から一つの値をとり,値の(順序付
き)列として値を作ることができる。このようにして得られたすべての可能な値の集まりが新しい
型となる(リスト内の既存の方がすべて異なっている場合には,この機構を拡張して,幾つかの値
をリストから省略することができる。)。
(b) (異なる)既存の値のリストが与えられた場合,既存の各型から一つの値をとり,値の(順序付け
のない)集合として値を作ることができる。このようにして得られたすべての可能な値の集まりが
新しい型となる(ここでも機構を拡張して,幾つかの値を省略することができる。)。
(c) 単一の既存の型が与えられた場合,既存の型の値の0個以上の(順序付き)列又は(順序付けのな
い)集合として値を作ることができる。このようにして得られたすべての可能な値の(無限の)集
まりが,新しい型となる。
(d) (異なる)型のリストが与えられた場合,これらの型から値を選択することができる。このように
して得られたすべての可能な値の集合が新しい型となる。
(e) 型が与えられた場合,値の構造又は順序関係を使用して,その型の部分集合として新しい型を作る
ことができる。
このようにして定義した型を構造型という。
タグは,この規格で規定する記法を使用して定義する各型に割り当てる。タグは,この規格又は記法の
利用者が定義する。
通常,同じタグを幾つかの異なる型に割り当て,タグが使用されるコンテキストによって特定の型を識
別する。
記法の利用者は,単一の型が二つの場所に出現するときに別のタグを割り当て,異なる二つの型を作っ
てもよい。これは,(d)のような状況において,どの選択を行ったかを区別する必要がある場合に行う。
この記法では,四つのタグのクラスを規定する。
第1のタグのクラスは,はん(汎)用クラスとする。はん用クラスのタグの使用方法はこの規格で規定
し,各タグは次のいずれかとする。
(a) 単一の型に割り当てる。
(b) 構造機構に割り当てる。
第2のタグのクラスは,応用クラスとする。応用クラスのタグは,他の規格によって型に割り当てる。
一つの規格では,一つの応用クラスのタグを一つの型だけに割り当てる。
第3のクラスのタグは,私用クラスとする。私用クラスのタグについては規定しない。このタグの使用
は,利用者特有のものとする。
最後のクラスのタグは,コンテキスト特定クラスとする。コンテキスト特定クラスのタグは,自由に割
り当て,タグを使用するコンテキストに従って解釈する。
タグは,主に機械が使用する。幾つかの型を別のものとする必要がある場合には,型に別のタグを割り
当てて表現する。したがって,タグの割当ては,この記法の使用上,重要な部分となる。
備考1. この規格の記法で定義するすべての型は,タグをもつ。各型について,記法の使用者は,別
のタグをもつ新しい型を定義することができる。
2. 符号化規則は,明示的又は暗黙的に,型の値の表現とともに型のタグを常に定めている。タ
グが実際の型をはっきりと判別できるように使用しなければならない。
この規格は,複雑な型の定義を可能にするとともにこれらの型の値を指定するための記法を規定する。
この規定は,転送の際にこの型のインスタンスをオクテットの順序列によって表現する方法は定めない。

――――― [JIS X 5603 pdf 4] ―――――

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X5603-1990
この機能を備えた記法を,抽象構文定義の記法という。
この規格の目的は,抽象構文記法1 (ASN.1) という抽象構文定義のための記法を規定することにある。
抽象構文記法1は,プロトコルを定義するための準形式的な道具として使用される。この記法を使用し
ても,必ずしも仕様が明確になるとは限らない。仕様が不明確でないことを保証することは,この記法を
使用する利用者の責任とする。
この規格は,符号化規則を規定する他の規格と共に使用する。ASN.1で定義する型の値に符号化規則を
適用すると,転送中のその型の値の表現の完全な仕様(転送構文)が得られる。
この規格は,日本語拡張記法の部分を除き,CCITT勧告X.409 (1984) と技術的に整合している。
この規格の7.28.では,ASN.1で使用する単純型を定義し,単純型を参照して,構造型を定義するため
に使用する記法を規定する。7.28.では,ASN.1を使用して定義する型の値を指定するための記法も規定
する。
この規格の29.では,文字集合についての符号化規則を適用してオクテット列型と等しくすることができ
る型(文字列型)を定義する。
この規格の30.33.では,追加の符号化規則を必要としない幾つかの有用な構造型を定義する。
附属書A(規定)は,基本のASN.1記法を拡張する記法を規定する。これをマクロ機能という。
附属書B(規定)は,ISO関連オブジェクト識別子木を定義する。
附属書C(規定)は,CCITT関連オブジェクト識別子木を定義する。
附属書D(規定)は,ISO及びCCITTの共通使用のためのオブジェクト識別子木を定義する。
附属書E(参考)は,ASN.1記法使用上の例を示す。
附属書F(参考)は,5.の記法を使用したASN.1の要約を示す。
主な用語の索引を,この規格の末尾に示す。
日本語拡張記法の部分を除き,この規格の本体及び附属書BDは,ISOとCCITTの合意に基づいてい
る。

1. 適用範囲

 この規格は,抽象構文記法1(以下,ASN1という。)という抽象構文定義の記法を規定す
る。
この規格は,幾つかの単純型及びそのタグを定義し,これらの型を参照する記法及びこれらの型の値を
指定する記法を規定する。
この規格は,基本的な型から新しい型を作る機構を定義する。これらの構造型を定義する記法,型にタ
グを割り当てる記法及びこれらの型の値を指定する記法を規定する。
この規格は,ASN.1において使用する文字集合を他の規格を参照して定義する。この規格の第3章では,
ASN.1の利用者が参照できる幾つかの有用型をASN.1を使用して定義する。
ASN.1記法は,情報の抽象構文を定義する必要がある場合に,適用することができる。この記法は,主
として応用プロトコル規格に適用するが,他の規格への適用を妨げるものではない。
また,ASN.1記法は,ASN.1の単純型,構造型,文字列型及び有用型の符号化規則を定義する他のプレ
ゼンテーション層規格からも参照される。

2. 引用規格

 この規格の引用規格は,次のとおりとする。
JIS X 0208 情報交換用漢字符号系
ISO 2014 Writing of calendar dates in all-numeric form

――――― [JIS X 5603 pdf 5] ―――――

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JIS X 5603:1990の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 8824:1987(MOD)

JIS X 5603:1990の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 5603:1990の関連規格と引用規格一覧