JIS X 6320-9:2006 ICカード―第9部:カード管理共通コマンド

JIS X 6320-9:2006 規格概要

この規格 X6320-9は、カード及びファイル管理のために使われる共通コマンドについて規定。

JISX6320-9 規格全文情報

規格番号
JIS X6320-9 
規格名称
ICカード―第9部 : カード管理共通コマンド
規格名称英語訳
Identification cards -- Integrated circuit cards -- Part 9:Commands for card management
制定年月日
2006年8月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 7816-9:2004(IDT)
国際規格分類

ICS

35.240.15
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
情報記録媒体 2020
改訂:履歴
2006-08-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS X 6320-9:2006 PDF [16]
                                                             X 6320-9 : 2006 (ISO/IEC 7816-9 : 2004)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,有限責任中間法人日本ICカードシステム利
用促進協議会(JICSAP)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。こ
れによってJIS X 6300-9 : 2001は廃止され,この規格に置き換えられる。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/IEC 7816-9:2004,Identification cards
― Integrated circuit cards ― Part 9: Commands for card managementを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS X 6320-9には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)ダウンロード用セキュリティ属性の使用例
JIS X 6320の規格群には,次に示す部編成が予定されている。
JIS X 6320-1 第1部 : 物理的特性(予定)
JIS X 6320-2 第2部 : 端子の寸法及び位置(予定)
JIS X 6320-3 第3部 : 電気インタフェース及び伝送プロトコル(予定)
JIS X 6320-4 第4部 : 交換のための構成,セキュリティ及びコマンド(予定)
JIS X 6320-5 第5部 : アプリケーション提供者の登録
JIS X 6320-6 第6部 : 交換のための産業間共通データ要素
JIS X 6320-8 第8部 : セキュリティ処理コマンド
JIS X 6320-9 第9部 : カード管理共通コマンド
JIS X 6320-11 第11部 : 生体認証手法を用いた個人照合(予定)
JIS X 6320-12 第12部 : USB電気インタフェース及びオペレーティング手順(予定)
JIS X 6320-13 第13部 : マルチアプリケーション環境におけるアプリケーション管理用コマンド(予
定)
JIS X 6320-15 第15部 : 暗号情報アプリケーション

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 6320-9 pdf 1] ―――――

X 6320-9 : 2006 (ISO/IEC 7816-9 : 2004)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 略語及び記号・・・・[1]
  •  5. ライフサイクル・・・・[2]
  •  5.1 ファイルライフサイクル・・・・[2]
  •  6. カード管理のためのコマンド・・・・[2]
  •  6.1 CREATE FILEコマンド・・・・[2]
  •  6.2 DELETE FILE コマンド・・・・[2]
  •  6.3 DEACTIVATE FILE コマンド・・・・[3]
  •  6.4 ACTIVATE FILE コマンド・・・・[4]
  •  6.5 TERMINATE DF コマンド・・・・[4]
  •  6.6 TERMINATE EF コマンド・・・・[5]
  •  6.7 TERMINATE CARD USAGE コマンド・・・・[5]
  •  附属書A(参考)ダウンロード用セキュリティ属性の使用例・・・・[7]
  •  関連規格・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 6320-9 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 6320-9 : 2006
(ISO/IEC 7816-9 : 2004)

ICカード−第9部 : カード管理共通コマンド

Identification cards-Integrated circuit cards- Part 9: Commands for card management

序文

 この規格は,2004年に第2版として発行されたISO/IEC 7816-9, Identification cards―Integrated circuit
cards―Part 9: Commands for card managementを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく
作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

 この規格は,カード及びファイル管理のために使われる共通コマンドについて規定する。
これらのコマンドは,カードの全ライフサイクルに対応して使うことができる。したがって,幾つかのコ
マンドは,カードがカード所持者に対して発行される前に,又はカードが期限切れとなった後でも使用す
ることができる。
この規格では,ICカード及び/又はICカードにアクセスする外部装置の内部実装については規定しな
い。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/IEC 7816-9:2004, Identification cards―Integrated circuit cards―Part 9: Commands for card
management (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO/IEC 7816-4 Identification cards―Integrated circuit cards―Part 4: Organization, security and commands
for interchange
参考 JISとしては,ISO/IEC 7816-4:1994のMODとして“JIS X 6306 外部端子付きICカード―共
通コマンド”が存在するが,改正によってISO/IEC 7816-4:2005に対応していない。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 セキュアメッセージング (secure messaging) コマンド及びその応答に対してその一部又は全体を暗
号によって保護するための方法(ISO/IEC 7816-4)。

4. 略語及び記号

 この規格に対して,次の略号を適用する。
APDU アプリケーションプロトコルデータ単位(application protocol data unit)

――――― [JIS X 6320-9 pdf 3] ―――――

2
X 6320-9 : 2006 (ISO/IEC 7816-9 : 2004)
FCP ファイル制御パラメタ(file control parameters)
LCS ライフサイクル状態(life cycle status)
参考 この規格で使用している次の略語及び記号は,ISO/IEC 7816-4:2005で規定している。
CLA クラスバイト(class byte)
EF 基礎ファイル(elementary file)
INS 命令バイト(instruction byte)
Lc 長さの値Ncを符号化して設定するためのフィールド(length field for coding the number Nc)
Le 長さの値Neを符号化して設定するためのフィールド(length field for coding the number Ne)
Nc コマンドデータフィールドのバイト数(number of bytes in the command data field)
Ne レスポンスデータフィールドに期待されている最大バイト数(maximum number of bytes
expected in the response data field)
P1-P2 パラメタバイト(ダッシュは,連結を示す)(parameter bytes)
SW1-SW2 状態バイト(ダッシュは,連結を示す)(status bytes)

5. ライフサイクル

 ライフサイクル状態は,カード自体及びカード内の任意のオブジェクトに関係して
いる。オブジェクトへの操作が,セキュリティポリシーに合っているかどうかを決めるため,カードは,
追加のセキュリティ属性との組合せで,ライフサイクル状態を用いなければならない。
ライフサイクル状態及びオブジェクトへの操作は,次の規則に従う。
・ オブジェクトが生成状態のとき,そのオブジェクトのためのセキュリティ属性は適用されない。
・ オブジェクトが初期化状態のとき,この状態に特有の任意のセキュリティ属性が適用される。
・ オブジェクトが操作可能状態のとき,関連するセキュリティ属性がすべて適用される。
・ オブジェクトが終了状態のとき,オブジェクトの値を修正してはならない。ただし,オブジェクト
を関連するセキュリティ属性によって指定するように,操作してもよい。例えば,オブジェクトを
削除する。
基本ライフサイクル状態間の状態遷移は非可逆であり,生成から終了状態の一方向に遷移する。また,
アプリケーションによっては,副次的ライフサイクル状態を定義してもよい。基本ライフサイクル状態と
副次ライフサイクル状態とは可逆的とする。状態遷移は,カードが管理し,遷移の可逆性又は非可逆性を
考慮して,あらかじめ定義された規則に従って行われる。ライフサイクル間の遷移を始めるために,次の
コマンドがカード及びファイル管理に対して使われる。
CREATE FILE ACTIVATE FILE TERMINATE EF
DELETE FILE DEACTIVATE FILE TERMINATE DF
TERMINATE CARD USAGE
コマンドは,それが実行されたときのライフサイクル状態の値を与えてもよい。しかし,カードは,こ
の規格に従ってライフサイクル状態の値の完全性を確保しなければならない。

5.1 ファイルライフサイクル

 図1は,コマンドの成功時に, 実行前のファイルライフサイクル状態から
次の状態へと変遷を引き起こす概念図である。コマンドの実行条件は,示していない(ISO/IEC 7816-4参
照)。

――――― [JIS X 6320-9 pdf 4] ―――――

                   CREATE FILE   LCS=“04” 又は “05”                                       DELETE FILE
(DF,EF)
ACTIVATE DELETE FILE
生成状態 TERMINATE EF 終了状態
なし
ファイル FILE (DF,EF) なし
ファイル
(活性化)
操作可能状態
CREATE FILE TERMINATE DF
LCS=“01”
TERMINATE
個別利用 CARD USAGE
ACTIVATE
CREATE FILE FILE
LCS=“03” ACTIVATE
カード終了状態
FILE
初期化状態 DEACTIVATE
FILE
(非活性化)
操作可能状態 TERMINATE DF
TERMINATE EF
DELETE FILE
(DF,EF)
図 1 ファイルライフサイクル状態図

――――― [JIS X 6320-9 pdf 5] ―――――

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