JIS Z 0203:2000 包装貨物―試験の前処置

JIS Z 0203:2000 規格概要

この規格 Z0203は、包装貨物の落下試験,圧縮試験,振動試験などの試験に先立って行う前処置方法について規定。

JISZ0203 規格全文情報

規格番号
JIS Z0203 
規格名称
包装貨物―試験の前処置
規格名称英語訳
Packaged freights -- Conditioning for testing
制定年月日
1987年3月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 2233:1994(MOD)
国際規格分類

ICS

19.020, 55.180.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
包装 2020
改訂:履歴
1987-03-01 制定日, 1993-04-01 確認日, 1998-10-20 確認日, 2000-10-20 改正日, 2005-12-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS Z 0203:2000 PDF [8]
Z 0203 : 2000 (ISO 2233 : 1994)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本包装
技術協会 (JPI) /財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よってJIS Z 0203 : 1987は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS Z 0203には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 温度及び相対湿度の測定
附属書B(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 0203 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 0203 : 2000
(ISO 2233 : 1994)

包装貨物−試験の前処置

Packaged freights−Conditioning for testing

序文 この規格は,1994年に第3版として発行されたISO 2233, Packaging−Complete, filled transport
packages−Conditioning for testingを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,包装貨物の落下試験,圧縮試験,振動試験などの試験に先立って行う前処置
方法について規定する。
参考 この前処置は,包装貨物を構成する物品の試験又は包装材料の試験に先立って行う前処置に適
用してもよい。
2. 原理 包装貨物は,所定の期間,所定の温湿度条件下におくものとする。
3. 温湿度条件 表1に示す温湿度条件のうちから,適切な温湿度条件を一つ又は二つ以上選ぶものとす
る。
表1 前処置の温湿度条件
温湿度条件 温度 相対湿度
℃ K %
A −55 218 −
B −35 238 −
C −18 255 −
D +5 278 85
E +20 293 65
F +20 293 90
G +23 296 50
H +27 300 65
J +30 303 90
K +40 313 −
L +40 313 90
M +55 328 30
4. 許容値(附属書A参照)
4.1 温度

――――― [JIS Z 0203 pdf 2] ―――――

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Z 0203 : 2000 (ISO 2233 : 1994)
4.1.1 ピーク値間の偏差 温湿度条件A, B, C, Kについては,少なくとも1時間にわたって規定温度近く
に連続して分布する10個の温度測定値の最大許容範囲は,±3℃とする。また,他の温湿度条件について
は,最大許容範囲は±2℃とする。
4.1.2 平均値の偏差 すべての温湿度条件について,平均値は,表1から選んだ規定温度の±2℃以内と
する。
備考1. 温湿度条件Dを使う場合,露点に達しないようにする。
2. 最大許容温度範囲は,必ずしも所要相対湿度範囲を維持するのに必要な温度範囲ではない。
したがって,相対湿度の許容範囲に適合するためには,温度範囲を更に小さくすることが必
要になる。
4.2 相対湿度
4.2.1 ピーク値間の偏差 湿度を規定している温湿度条件については,少なくとも1時間にわたって規定
相対湿度近くに連続して分布する10個の相対湿度測定値の最大許容範囲は,±5%とする。
4.2.2 平均値の偏差 すべての温湿度条件について,平均値は,表1から選んだ規定相対湿度の±2%以
内とする。
備考3. 相対湿度の平均値は,1時間に最低10回測定した値から求めるか,又は計器の連続記録値から
求めてもよい。
4. 前処置室内の相対湿度のピーク値についての最大変動は,±5%としているが,現在の優れた
設計の前処置室では,±2%を維持することができる。
ほとんどの包装貨物の場合,外気の湿度変化による反応は,前処置室内の相対湿度の変動
に比べて遅い。また,前処置室のドアを開けたときに大きな湿度変動が生じても,試験期間
中のいずれかの1時間にわたって測定した作業空間内の平均相対湿度が,規定相対湿度の±
5%以内にあるならば,包装材料の含水率にほとんど影響を与えないと考えてよい。
5. 装置
5.1 前処置室 前処置室は,その作業空間の温度と湿度が連続的に記録され,4.に示す制御範囲内の規定
条件を維持しなければならない。作業空間は,前処置室の内部が規定の制御条件に維持される部分であり,
この空間は前処置室ごとに定める。
5.2 乾燥室 乾燥室は,前処置によって包装貨物に使用する包装材料の含水率を,必要な値以下に下げ
ることができなければならない。
5.3 測定及び記録装置 測定及び記録装置は,温度を精度0.1℃,相対湿度を精度1%で測定できるだけ
の十分な感度と安定性を備えなければならない。この規格では,個々の測定値の読取り間隔が5分以内で
あるならば,その測定記録は連続的であるとみなす。
記録装置は,正確に記録するため,上記の精度を満たし,4℃/分の温度変化,及び5%/分の相対湿度
変化に対し,十分迅速に応答しなければならない。
6. 手順 供試包装貨物の輸送と保管に最もふさわしい温度及び相対湿度条件を選ぶ。包装貨物を前処置
室の作業空間内に置き,最低期間として4時間,8時間,16時間,24時間,48時間,72時間,1週間,2
週間,3週間又は4週間から選んだ期間,規定条件下におくものとする。包装貨物の上部・側部の全面及
び底部の75%以上に前処置室の雰囲気が自由に接触するような方法で,包装貨物を保持する。
包装貨物を設置後,前処置室内の規定条件に復帰して1時間後に,前処置期間は開始するものとする。

――――― [JIS Z 0203 pdf 3] ―――――

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Z 0203 : 2000 (ISO 2233 : 1994)
含水率特性にヒステリシスを示すことが分かっている紙・板紙などの包装材料を使用している場合,前
処置前にその包装貨物をあらかじめ乾燥することが必要な場合がある。この事前乾燥は,包装貨物を乾燥
室に24時間以上入れ,前処置条件に移行したとき包装貨物が吸湿して平衡に近づくような条件で行う。事
前乾燥は,規定の相対湿度が40%以下のときは必要ない。
7. 試験の報告 この規格の規定によって前処置された包装貨物について行われる落下試験,圧縮試験,
振動試験などの試験の報告には,次の事項を記載する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)の番号及び/又は国際規格の番号
b) 前処置に用いた温湿度条件(表1参照)及び前処置に要した時間
c) 試験時における試験場所の温度と相対湿度
d) その他,特に記録すべき事項

――――― [JIS Z 0203 pdf 4] ―――――

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Z 0203 : 2000 (ISO 2233 : 1994)
附属書A(規定) 温度及び相対湿度の測定
温度及び相対湿度を連続的に記録すると,周期的変動となって表される。したがって,これら特性のレ
ベルと変動を明示する正確な値を求めることが必要であり,代表的な記録例を附属書A図1に示す。
附属書A図1 温度又は相対湿度の時間的変動例
ピーク値はすべて,規定の最大許容範囲内とする。また,測定値のピーク値の平均値も,平均値につい
て定めた範囲内とする。

――――― [JIS Z 0203 pdf 5] ―――――

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JIS Z 0203:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2233:1994(MOD)

JIS Z 0203:2000の国際規格 ICS 分類一覧