JIS Z 3001-1:2018 溶接用語―第1部:一般

JIS Z 3001-1:2018 規格概要

この規格 Z3001-1は、溶接関係で術語として用いる主な用語について,溶接の各分野に共通・基礎となる用語並びに第2部以下の各部に規定されていない用語及び定義について規定。

JISZ3001-1 規格全文情報

規格番号
JIS Z3001-1 
規格名称
溶接用語―第1部 : 一般
規格名称英語訳
Welding and allied processes -- Vocabulary -- Part 1:General
制定年月日
2008年3月20日
最新改正日
2018年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-03-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2013-07-22 改正日, 2018-02-20 改正
ページ
JIS Z 3001-1:2018 PDF [40]
                                                                                  Z 3001-1 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 分類・・・・[1]
  •  4 用語及び定義・・・・[2]
  •  4.1 共通・・・・[2]
  •  4.2 試験・・・・[19]
  •  4.3 安全・衛生・・・・[23]
  •  4.4 アーク溶接・・・・[25]
  •  4.5 抵抗溶接・・・・[25]
  •  4.6 その他の溶接・・・・[25]
  •  4.7 ガス溶接及び熱切断・・・・[28]
  •  附属書A(参考)新旧用語番号の対比表・・・・[33]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3001-1 pdf 1] ―――――

Z 3001-1 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
溶接協会(JWES)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Z 3001-1:2013は
改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Z 3001の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 3001-1 第1部 : 一般
JIS Z 3001-2 第2部 : 溶接方法
JIS Z 3001-3 第3部 : ろう接
JIS Z 3001-4 第4部 : 溶接不完全部
JIS Z 3001-5 第5部 : レーザ溶接
JIS Z 3001-6 第6部 : 抵抗溶接
JIS Z 3001-7 第7部 : アーク溶接

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3001-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 3001-1 : 2018

溶接用語−第1部 : 一般

Welding and allied processes-Vocabulary-Part 1: General

序文

  JIS Z 3001は,1958年に制定され,その後,2008年に部編成のJIS Z 3001-1JIS Z 3001-4として制定
された。
この規格は,2013年に改正され,規格群再編成に対応するため改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,対応国際規格は,制定されていないが,2016年に発行されたISO/TR 25901-1を参考にしている。

1 適用範囲

  この規格は,溶接関係で術語として用いる主な用語について,溶接の各分野に共通・基礎となる用語並
びに第2部以下の各部に規定されていない用語及び定義について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部 : 溶接方法
JIS Z 3001-4 溶接用語−第4部 : 溶接不完全部
JIS Z 3001-6 溶接用語−第6部 : 抵抗溶接
JIS Z 3001-7 溶接用語−第7部 : アーク溶接

3 分類

  用語の分類は,次による。
a) 共通
b) 試験
c) 安全・衛生
d) アーク溶接
e) 抵抗溶接
f) その他の溶接
g) ガス溶接及び熱切断

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2
Z 3001-1 : 2018

4 用語及び定義

    注記1 用語の読み方が紛らわしいものは,用語の後ろに括弧“( )”で振り仮名を記載した。
注記2 用語欄の括弧付き用語は,括弧内の用字を含めた用語と括弧内の用字を省略した用語との二
通りの用語を用いてよいことを示しているが,括弧内の用字を省略した用語を優先した。
注記3 表の右端の見出し欄に参考としたISO/TR番号を設け,表内の各用語に対応する番号を記載
した。見出し欄のISO/TR番号と異なるISO/TR又はISO規格を参考にしている場合は,各
用語に対応する番号に括弧付きでその規格番号を併記した。ただし,ISO/TR 25901-3は,Part
3と記載した。
注記4 用語の旧番号と新番号の対比表は,附属書Aに記載した。

4.1 共通

4.1.1  基本
番号 用語 定義 対応英語(参考) ISO/TR
太字 : ISO用語 25901-1
11101 溶接 welding
2個以上の母材(11110)を,接合される母材間に連続性が 2.1.1.1
あるように,熱,圧力又はその両方によって一体にする操
作。
注記1 溶加材を用いても,用いなくてもよい。
注記2 溶接には,サーフェシング(11801)を含む。
11102 金属溶接 metal welding
2個以上の金属を,接合される母材間に連続性があるよう 2.1.1-
に,熱,圧力又はその両方によって一体にする操作。 (Part 3)
11103 プラスチック plastics welding
2個以上のプラスチックを,接合されるプラスチック間に
溶接 連続性があるように,熱,圧力又はその両方によって一体
にする操作。
11104 溶接方法 welding process
加圧の有無,溶加材の有無,母材を溶融するか,しないか 2.1.8.1
などの溶接の方法。
11105 エネルギー伝 energy carrier
溶接に必要なエネルギーを伝達又は転換して部材に供給す 2.1.4-
達媒体 る物理現象。エネルギー輸送媒体ともいう。 (Part 3)
注記 エネルギー伝達媒体には,固体,液体,気体,放電,
放射,物体運動,電流,その他がある。
11106 圧接 welding with
接合面に大きな塑性変形を与える十分な力を外部から加え 2.1.2-
る溶接。通常,溶加材は使用しない。 pressure (Part 3)
注記 接合を促進するために,加熱する場合がある。
11107 融接 fusion welding
接合面が溶融状態で外力を加えずに行う溶接。溶融溶接と 2.1.1.2
もいう。 2.1.3-
注記 通常,アーク溶接では,溶加材が使用される。 (Part 3)
11108 ろう接 soldering/brazing
はんだ又はろうを用いて継手とのぬれ現象及び隙間の毛管 ISO
現象を利用し,母材をできるだけ溶融しないで接合する方 857-2
法。はんだ付及びろう付の総称(JIS Z 3001-3参照)。
11109 ジョイニング 二つ以上の母材を永久接合する方法。 joining Annex B
注記 サーフェシングとの対比で定義されている。
11110 母材 parent material,
溶接,ブレーズ溶接及びろう接で,接合又は肉盛りされる 2.1.1.5
材料。金属材料の場合は,母材金属ともいう。 base material, 2.1.1.7
注記 棒,板,形,管又は組立材の形状がある。 parent metal,
base metal,
work piece
11111 母材の厚さ 溶接される材料の公称板厚。 parent material 2.1.1.6
thickness,
material thickness

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Z 3001-1 : 2018
番号 用語 定義 対応英語(参考) ISO/TR
太字 : ISO用語 25901-1
11112 溶接材料 welding consumable
溶接に用いる被覆アーク溶接棒,溶接ワイヤ,フラックス, 2.1.10.1
シールドガス及びその他の溶接用消耗材料の総称(JIS B
0190参照)。
11113 溶加材 溶接中に付加される材料。フィラーメタルともいう。 filler material, 2.1.10.4
filler metal
11114 フラックス flux,
溶接のとき,母材及び溶加材の酸化物などの有害物を除去 2.1.10.8
welding flux
し,母材表面を保護し,又は溶接金属の精錬を行う目的で
用いる材料。
11115 トーチ torch,
ガス炎,ガスシールドアーク,プラズマアークなどを利用 2.3.9
blowpipe,
して金属その他の材料の加熱,溶接及び切断を行うときに
gun
用いる器具。抵抗溶接ではガンともいい,ガス炎を用いる
場合には,吹管又はブローパイプともいう。
11116 手溶接 manual welding
溶接棒ホルダ(75212),溶接ガン(75211)又はトーチを手 2.1.1.8
で操作して行う溶接。
注記 抵抗溶接は除く。
11117 半自動溶接 partly mechanized
ワイヤ送給が機械化された溶接で,トーチは手動で操作し 2.1.1.9
て行う溶接。 welding,
semiautomatic
welding
11118 自動溶接 2.1.1.10
mechanized welding,
必要な溶接パラメータが機械的又は電気的に制御されて行
う溶接。 fully mechanized
注記 溶接中の溶接パラメータの人為的調節は,可能であwelding
る。
11119 全自動溶接 automatic welding
作業が溶接オペレータによって干渉されずに行う溶接。 2.1.1.11
注記 溶接中の溶接パラメータの人為的調節は,不可能で
ある。
11120 ロボット溶接 ロボット装置で制御し操作する溶接。 robotic welding 2.1.1.12
11121 現場溶接 据付け場所などの工場建屋外で施工する溶接。 field weld, 2.1.8.40
site weld, 3.22-
field welding, (ISO
site welding 2553)
11122 工場溶接 現場溶接と区別する場合,一般の工場施設内で行う溶接。 shop welding
11123 溶接物 一つ以上の溶接継手を含む組立部品。 weldment 2.1.1.4
4.1.2 溶接部の性質
番号 用語 定義 対応英語(参考) ISO/TR
太字 : ISO用語 25901-1
11201 溶接部 溶接金属及び熱影響部を含んだ部分の総称。 weld 2.1.1.3
11202 熱影響部 2.1.2.2
heat-affected zone,
溶接,切断などの熱で組織,冶金的性質,機械的性質など
HAZ
が変化を生じた,溶融していない母材の部分。略記号は
HAZ。

――――― [JIS Z 3001-1 pdf 5] ―――――

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