JIS Z 3185:2006 溶接材料の耐ペイント性試験方法

JIS Z 3185:2006 規格概要

この規格 Z3185は、被覆アーク溶接棒,ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ及びフラックス入りワイヤ並びにサブマージアーク溶接材料のショッププライマー塗装鋼板に対する溶接性に関する試験方法について規定。

JISZ3185 規格全文情報

規格番号
JIS Z3185 
規格名称
溶接材料の耐ペイント性試験方法
規格名称英語訳
Weldability test method of welding consumables with shop primed steels
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

25.160.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
溶接 I(基本) 2021, 溶接 II(製品) 2021
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS Z 3185:2006 PDF [8]
                                                                                   Z 3185 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本溶接協会(JWES)/財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3185 pdf 1] ―――――

Z 3185 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 試験の原理・・・・[1]
  •  5. 試験の準備・・・・[1]
  •  5.1 溶接材料の準備・・・・[1]
  •  5.2 試験板の準備・・・・[2]
  •  6. 試験手順・・・・[2]
  •  6.1 タック溶接・・・・[2]
  •  6.2 溶接・・・・[3]
  •  7. 不完全部の測定・・・・[3]
  •  7.1 不完全部の種類・・・・[3]
  •  7.2 表面不完全部の測定・・・・[3]
  •  7.3 内部不完全部の測定・・・・[3]
  •  8. 記録・・・・[4]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3185 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 3185 : 2006

溶接材料の耐ペイント性試験方法

Weldability test method of welding consumables with shop primed steels

1. 適用範囲

 この規格は,被覆アーク溶接棒,ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ及びフラック
ス入りワイヤ並びにサブマージアーク溶接材料(以下,溶接材料という。)のショッププライマー塗装鋼鈑
に対する溶接性に関する試験方法について規定する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材
JIS Z 3001 溶接用語

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 3001によるほか,次による。
a) ショッププライマー塗装鋼板 製作期間中のさびの発生を防止するために,表面にショッププライマ
ーが塗布された鋼板。
b) ガス溝 溶融金属中に発生したガスによって,凝固後の溶接金属表面の長手方向に溝状に凹んだ不完
全部。
c) 耐ペイント性 ショッププライマー塗装鋼板の溶接におけるピット,ガス溝,ブローホールなどの不
完全部の発生程度。
d) 試験板 試験に使用する母材で,溶接の完了するまでのもの。
e) 試験材 溶接完了後,試験片を採取するまでのもの。
f) 試験片 試験材から切り取り,機械加工によって規定の形状及び寸法に仕上げられたもの。

4. 試験の原理

 溶接材料のショッププライマー塗装鋼板に対する溶接性を試験するため,ショッププラ
イマーを塗装した試験板を,ルートギャップが0.05 mm以下になるようにタック溶接を行った後,すみ肉
溶接を施し,T形継手とする。溶接部の表面不完全部及び内部不完全部を測定して,溶接材料の耐ペイン
ト性を試験する。

5. 試験の準備

5.1 溶接材料の準備

 溶接材料は,結露及び吸湿を防止できる環境で保管したものを使用する。また,被
覆アーク溶接棒及びサブマージアーク溶接用フラックスは,製造業者の推奨する条件で乾燥して使用する。

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2
Z 3185 : 2006

5.2 試験板の準備

5.2.1  試験板の種類 試験板は,JIS G 3101のSS400若しくはJIS G 3106のSM400AC又はこれらと同
等の化学成分及び機械的性質をもつ圧延鋼材を使用する。
なお,図1に示す試験板は,3体以上準備しなければならない。
5.2.2 試験板の形状及び表面状態 試験板の形状は,図1による
下板に接する立板の端面は,下板に直角になるように,適切な機械を使って仕上げるものとする。
試験板の表面は,平滑であり,突起部などがあってはならない。
12
単位 mm
塗装面
塗装面
80
12 400
80
図 1 試験板形状
5.2.3 試験板への塗装 塗装を施す面は,図1による。試験板への塗装条件は,ペイント製造業者の推奨
条件とする。ただし,立板端面は塗装しない。
なお,プライマーの膜厚は,溶接前に電磁式膜厚計などの測定装置を用いて測定する。

6. 試験手順

6.1 タック溶接

 試験板のタック溶接は,立板と下板とのすき間が0.05 mm以下となるように,適切な
ジグを用いて行う。タック溶接は,図2に示すように両端部4か所とし,長さは約20 mmとする。
約20 約20 単位 mm
タック溶接
図 2 タック溶接箇所

――――― [JIS Z 3185 pdf 4] ―――――

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Z 3185 : 2006

6.2 溶接

6.2.1  溶接条件 溶接条件は,水平すみ肉姿勢で,1パスですみ肉脚長 6 mmが得られる製造業者の推奨
条件とする。
6.2.2 溶接方法 溶接方法は,T形水平すみ肉溶接とし,ストリンガビードとする。第1ビード溶接後,
室温近くまで冷やしてから第2ビードを溶接する。

7. 不完全部の測定

7.1 不完全部の種類

 不完全部の種類は,表面不完全部についてはピット及びガス溝,内部不完全部に
ついてはブローホールとする。

7.2 表面不完全部の測定

 表面不完全部の測定は,次による。
a) 表面不完全部の測定は,第1ビード及び第2ビードそれぞれについて行う。
b) 表面不完全部の測定は,試験材の両端からそれぞれ100 mmを除いたビード長さ200 mmの表面に発
生しているピットの発生数及びガス溝の長さについて行う。発生の程度は,式(1)及び式(2)による。
B
A (1)
2
ここに, A : ビード100 mm当たりのピット発生数(個/ビード
100 mm)
B : ビード200 mm長さにおけるピット発生数(個)
D
C (2)
2
ここに, C : ビード100 mm当たりのガス溝の長さの合計(mm/
ビード100 mm)
D : ビード200 mm長さにおけるガス溝積算長さ (mm)

7.3 内部不完全部の測定

 内部不完全部の測定は,次による。
a) 内部不完全部の測定は,第2ビードについて行う。
b) 試験片は,試験材の両端からそれぞれ100 mmの位置で切断し,図3のように第1ビードを削除し,
第2ビードの表面中央長手方向に2 mm深さ程度のVノッチを入れ,適切な方法で破断する。
c) 試験片は,試験材の両端からそれぞれ100 mmの位置で切断し,図3のように第1ビードを削除し,
第2ビードの表面中央長手方向に2 mm深さ程度のVノッチを入れ,適切な方法で破断する。
d) 内部不完全部の測定は,破断面に現れた大きさが0.5 mmを超えるブローホールの発生数及び最大幅
について行う。発生の程度は,式(3)及び式(4)による。

――――― [JIS Z 3185 pdf 5] ―――――

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JIS Z 3185:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3185:2006の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3106:2015
溶接構造用圧延鋼材
JISG3106:2020
溶接構造用圧延鋼材
JISZ3001:1999
溶接用語
JISZ3001:1950
医療用刀