JIS Z 3266:1998 金ろう

JIS Z 3266:1998 規格概要

この規格 Z3266は、耐食,耐熱又は耐酸化用の合金のろう付に使用する金ろうについて規定。

JISZ3266 規格全文情報

規格番号
JIS Z3266 
規格名称
金ろう
規格名称英語訳
Gold brazing filler metals
制定年月日
1969年5月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 3677:1992(MOD)
国際規格分類

ICS

25.160.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1969-05-01 制定日, 1972-04-01 確認日, 1975-05-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-07-01 確認日, 1985-01-01 改正日, 1990-02-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 1998-05-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 3266:1998 PDF [4]
Z 3266 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS Z 3266 : 1985は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触
する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,このような技術的性質を
もつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認に
ついて,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 3266 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 3266 : 1998

金ろう

Gold brazing filler metals

序文 この規格は,JIS Z 3266 : 1985(金ろう)を基に作成し,1992年に第2版として発行されたISO 3677,
Filler metal for soft soldering, brazing and braze welding−Designationを取り入れて改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。従来からのJISの規定事項に加えて,ISO 3677で規定している“種類の呼び方及び記号”について,
その技術的内容を変更することなく採用し,整合化を図った。
1. 適用範囲 この規格は,耐食,耐熱又は耐酸化用の合金のろう付に使用する金ろう(以下,ろうとい
う。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの規格は,その最新版を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS Z 3900 貴金属ろうのサンプリング方法
JIS Z 3904 金ろう分析方法
3. 種類 ろうの種類は,化学成分によって,表1のとおり8種類に分類する。
表1 種類
種類 化学成分 (mass%) 温度(参考)
記号A 記号B(1) Au Cu Pd Ni Ag その他 ℃
の元素(2) ろう付温度
固相線 液相線
合計
BAu-1 B-Cu62Au-990/1015 37.038.0 残部 − − − 990 約1 015 1 015 1 095
0.15以下 約
BAu-2 B-Au80Cu-890 79.580.5 残部 − − − 890 約
0.15以下 約 890 890 1 010
BAu-3 B-Cu62AuNi-975/103034.535.5 残部 − 2.53.5 − 975 約1 030 1 030 1 090
0.15以下 約
BAu-4 B-Au82Ni-950 81.582.5 − − 残部 − 950 約
0.15以下 約 950 950 1 005
BAu-5 29.530.5
B-Pd34NiAu-1135/1165 − 33.534.5 残部 − 0.15以下 約1 135 約1 165 1 165 1 230
BAu-6 69.570.5
B-Au70NiPd-1005/1045 − 7.5 8.5 残部 − 0.15以下 約1 005 約1 045 1 045 1 220
BAu-11 BV-Cu50Au-955/970 49.550.5 残部 − − − 955 約
0.15以下 約 970 970 1 020
BAu-12 BV-Au75AgCu-890/89574.575.5 残部 − − 880 約
12.013.0 0.15以下 約 895 895 950
注(1) 記号Bは,ISO 3677による規定で,ろうの記号の表示方法(表示の中にろうの基本成分,化学成分,固相線温
度,液相線温度を記載)である。
(2) その他の元素とは,Cd,Pb,Zn,Feなどをいう。
4. 品質 品質は,次による。

――――― [JIS Z 3266 pdf 2] ―――――

2
Z 3266 : 1998
a) ろうは,品質が均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
b) ろうの化学成分は,6.の方法によって試験を行ったとき,表1に適合しなければならない。
5. 形状,寸法及び許容差 形状,寸法及び許容差は,次による。
a) ろうの形状は,帯状,線状,棒状,粒状,粉末状及びプリホームとし,帯状はR,線状はW,棒状は
B,粒状,粉末状はP,プリホームはFで表す。
b) ろうの寸法及び許容差は,受渡当事者間の協定による。
c) 線状及び棒状のろうの径の許容差は,1.05.0mmは±3%とする。これ以外の径及びその許容差につ
いては受渡当事者間の協定による。
d) 帯状及び線状のろうは,受渡当事者間の協定によって,長いままコイル巻きにすることができる。
e) 粒状,粉末状及びプリホームのろうの寸法並びに許容差は,受渡当事者間の協定による。
6. 化学分析試験 ろうの化学分析試験は,JIS Z 3904による。ただし,表1のその他の元素に関しては
受渡当事者間の協定による。
7. 検査 検査は,次による。
a) ろうは,品質,形状及び寸法が4.及び5.の規定に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の
協定によって化学分析試験の一部を省略することができる。
b) その他の一般事項は,JIS H 0321及びJIS Z 3900による。
8. 包装 ろうは,輸送中及び貯蔵中に起こる汚染又は損傷を防ぐために,適切な包装をしなければなら
ない。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,ろうの種類(記号),形状及び寸法(帯状は厚さ及び幅,線状は径,
棒状は径及び長さ,粒状及び粉末状は粒度)による。また,プリホームは,受渡当事者間の協定による。

10. 表示
10.1 ろうには,その包装ごとに次の事項を明確に表示しなければならない。
a) 種類(記号及び/又はISO 3677による表示のいずれかを採用する。)
b) 形状及び寸法
c) 質量(正味質量)

――――― [JIS Z 3266 pdf 3] ―――――

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Z 3266 : 1998
d) 製造番号
e) 製造年月又はその略号
f) 製造業者名又はその略号
10.2 包装には,ろうの使用に際して金属アレルギーなどに対する注意を表示しなければならない。
JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 有 賀 正 東海大学工学部金属材料工学科
(幹事) 柏 木 孝 三 田中貴金属工業株式会社素材加工セクション
恩 澤 忠 男 東京工業大学工学部機械知能システム工学科
林 明 夫 通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部材料規格課
山 村 修 蔵 財団法人日本規格協会
雀 部 謙 金属材料技術研究所組織制御研究部
乾 昌 弘 乾庄貴金属化工株式会社
米 谷 宗 捷 橋本貴金属工業株式会社
藤 本 潤 石福金属興業株式会社生産管理部
堀 仁 水野ハンディーハーマン株式会社工業製品本部
渡 辺 治 株式会社徳力本店第一技術課
松 忠 男 東京ブレイズ株式会社
堀 泰 治 東神物流株式会社販売部
布 施 俊 明 株式会社東芝重電技術研究所
服 巻 孝 株式会社日立製作所日立研究所
山 下 満 夫 富士重工業株式会社生産技術研究所
和 田 宏 一 三菱重工業株式会社技術本部技術管理部
(事務局) 池 原 平 晋 社団法人日本溶接協会

JIS Z 3266:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3677:1992(MOD)

JIS Z 3266:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3266:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISH0321:1973
非鉄金属材料の検査通則
JISZ3900:1974
貴金属ろうのサンプリング方法
JISZ3904:1951
医療用音叉
JISZ3904:1979
金ろう分析方法