この規格ページの目次
JIS Z 8131:2000 規格概要
この規格 Z8131は、人体の生体力学又は機械振動及び衝撃の人体暴露の評価に関する用語について規定。
JISZ8131 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8131
- 規格名称
- 機械振動及び衝撃―人体暴露―用語
- 規格名称英語訳
- Mechanical vibration and shock -- Human exposure -- Vocabulary
- 制定年月日
- 2000年2月20日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 5805:1997(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.160
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2000-02-20 制定日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS Z 8131:2000 PDF [22]
Z 8131 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
この規格には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) ISO 5805にない用語で日本工業規格(日本産業規格)として追加した用語
附属書2(参考) 用語索引
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8131 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 8131 : 2000
機械振動及び衝撃−人体暴露−用語
Mechanical vibration and shock−Human exposure−Vocabulary
序文 この規格は,1997年に第2版として発行されたIS0 5805, Mechanical vibration and shock−Human
exposure−Vocabularyを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)である。しかし,不必要で,かえって誤解を招くおそれ
のある備考は除外するか,説明を加えた。
また,特に説明を要する訳語には備考を追加した。さらに,人体振動及び衝撃に関連する種々の規格に新
たに導入された概念で,日本語として使用頻度の高い用語を附属書1“ISO 5805にない用語で日本工業規
格として追加した用語”として規定した。
さらに,使用者の便宜のために,附属書1で追加した用語を含めた“用語索引”を附属書2として追加し
た。
これらの除外及び追加した事項を除いて,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成している。
この規格で点線の下線を施してある箇所並びに附属書1及び附属書2は,原国際規格にない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,人体の生体力学又は機械振動及び衝撃の人体暴露の評価に関する用語につい
て規定する。用語は,3.7.に従って分類する。
3. 一般用語
4. 人体に影響を与える機械的な振動及び衝撃を特徴づける用語
5. 生体力学に関連する用語
6. 振動及び衝撃の人体応答に関する用語
7. その他の用語
備考1. ISO 5805には規定されていない用語で,この規格に追加した用語を附属書1(規定)に,また,
附属書1に追加した用語を含めた索引を附属書2(参考)に示す。
2. 現在この分野で慣習的に用いられている幾つかの同義語が併記されているが,第1番目に記
載されている用語を優先的に使用する。
3. “振動”及び“衝撃”に共通の用語は,“振動”の用語で規定し“衝撃”の用語は括弧書きで
規定する。
4. 上記3.以外で用語に括弧を付けてある用語は,使用する際に紛らわしくないときは,省略し
てよい。
5. この規格の対応国際規格を次に示す。
ISO 5805 : 1997, Mechanical vibration and shock−Human exposure−Vocabulary
2. 引用規格及び関連規格
――――― [JIS Z 8131 pdf 2] ―――――
2
Z 8131 : 2000
2.1 引用規格 次に掲げる規格はこの規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは記載の年の版だけがこの規
格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付記
していない引用規格は,その最新版(追補を含む)を適用する。
JIS B 0153 : 1985 機械振動・衝撃用語
備考 ISO 2041 : 1994, Mechanical vibration and shock−Vocabularyがこの規格と一致している。
2.2 関連規格 次に掲げる規格は,この規格の各項に参照されているものである。
ISO 2631-1 : 1997, Mechanical vibration and shock−Evaluation of human exposure to whole-body
vibration−Part 1 : General requirement
備考 TR Z 0006 : 2000 全身振動の評価−基本的要求が,この規格に対応する。
ISO 1683 : 1983, Acoustics−Preferred reference quantities for acoustic level
ISO 8727 : 1997, Mechanical vibration and shock−Human exposure−Biodynamic coordinate system
ISO/DIS 5349-1 Mechanical vibration−Measurement and evaluation of human exposure to
hand-transmitted vibration−Part 1 : General guidelines
3. 一般用語
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3.1 building vibration (shock)
建造物振動(衝撃) 建物や橋などの固定構造物の内外で,人体に影響を与えるか
又は感知される機械的振動(衝撃)。
備考 人間にとって支障となる建造物振動は,非常にしば
しば騒音と共在し,振動による障害と騒音による障
害を区別することは困難である。
3.2 歩行振動(衝撃) 建造物内で人が動き回ることにより発生する機械的振動(衝撃)。 footfall
3.3 間接的振動 人体に直接的には伝達されないが,妨げとなる振動。 indirect vibration
例 視野における対象物の可視的な振動。
3.4 四し(肢)バイブレ limb vibrator
実験又は治療のために,手足又は特定の部分に振動を負荷す
ータ る(通常小形の)起振装置。 segmental vibrator
局所バイブレータ
3.5 乗物環境 ride
乗物の乗客,乗務員が経験する測定可能な運動環境(振動,
衝撃及び持続する並進,回転運動を含む)。
備考 乗物内で付随的に発生する騒音を乗物環境に含め
る場合もある[特に,振動・騒音の原因が共通であ
る振動環境(例えば,工場,ヘリコプター,船舶,
宇宙船)]。
3.6 自己強制振動 self-applied vibration
治療,レクリェーション又は遊技中に身体に負荷される自発
的な振動。
3.7 自己誘起振動 (生体力学用語)内因的な振動。筋肉の活動(例えば,歩行, self-generated vibration
ダンス,揺れ運動の際に生ずる),器官の不随意的な運動[心
臓の運動,筋肉のけいれん(痙攣)]などによる振動的又は動
揺的な運動。
――――― [JIS Z 8131 pdf 3] ―――――
3
Z 8131 : 2000
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3.8 振動(衝撃)限界 vibration (shock) imit
特定の判断標準(例えば,障害及び疾患の防止を目的とする
場合は,安全暴露限界)に応じて,人体の振動暴露に対して
勧告される振動(衝撃)の強さ又は激しさの最大値の量的表
現。
備考 振動及び衝撃に対する暴露規格は,一般に,人間の
応答に対する評価法を規定し,ある場合には,特定
の振動量と応答との関係を与える。通常,国際規格
には暴露限界値を定めない。国によっては,立法当
局又は行政当局によって振動(衝撃)限界が定めら
れる。その場合は,国際的又は国内的に合意された
規格に基づく評価法及びデータの使用が望ましい。
3.9 vibration (shock) riterion
振動(衝撃)の基準 振動(衝撃)の限界を確立する目的(例えば,健康,作業能
率の保持など)に応じた具体的表現。
備考 完全な表現とするためには,保護される母集団につ
いて,分散又は比率を明確に規定する。
3.10 振動の尺度化 vibration rating
(生体力学用語)振動の強さ又は激しさの主観的評価を心理
学的なテストの方法で求めた評価尺度又はそれに対応する数
値で示すこと。
備考 振動の評価尺度は,幾つかの点で可聴音の大きさ及
びやかましさの尺度に類似している。
3.11 振動による vibratory communication
受感部位,その他のパラメータによってコード化された振動
コミュニケーシ 信号を媒介とした振動感覚によるコミュニケーション。
ョン 機械的又は電気的に誘発された振動を身体に加えることによ
って意思の伝達が可能である。
4. 人体に影響を与える機械的な振動及び衝撃を特徴づける用語
番号 用語 定義 対応英語(参考)
4.1 体軸振動(衝撃) directional vibration
人体又はその一部[手,頭部及び四し(肢)]の座標系の各軸
(shock)
に作用する並進又は回転振動(衝撃)(用語5.2の備考6.参照)。
4.2 x軸振動(衝撃) x-axis vibration (shock)
人体又はその一部(例えば,手)の人体座標系のx軸に沿っ
て作用する並進振動(衝撃)。
次の用語は使用し 次の用語は使用しない。
備考1. サージは船体の運動に,また,シャントは車両の
ない。 運動に使用される。 fore-and-aft vibration
前後振動 surge
2. 右手座標系では,x軸の向きは規約上,被験者の
サージ 背面から前面に向かうものとする(ISO 8727参shunt
シャント 照)。 transverse vibration
横振動 longitudinal vibration
縦振動
4.3 y軸振動(衝撃) y-axis vibration (shock)
人体又はその一部(例えば,手)の人体座標系のy軸に沿っ
て作用する並進振動(衝撃)。
次の用語は使用し 次の用語は使用しない。
備考 右手座標系では,y軸の向きは規約上,被験者の右
ない。 transverse vibration
側から左側に向かうものとする(ISO 8727参照)。
横振動 side-to-side vibration
左右振動 sway
スウェイ
――――― [JIS Z 8131 pdf 4] ―――――
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Z 8131 : 2000
番号 用語 定義 対応英語(参考)
4.4 z軸振動(衝撃) z-axis vibration (shock)
人体又はその一部(例えば,手)の人体座標系のz軸に沿っ
て作用する並進振動(衝撃)
次の用語は使用し 備考1. 人体のz軸振動は,必ずしも鉛直振動ではない。 次の用語は使用しない。
ない。 vertical vibration
地球中心的にいえば,その関係は真の又は概念上
垂直振動 の垂直線と振動方向の両者に対する被験者の向heave
きによる。 longitudinal vibration
2. 右手座標系では,z軸の向きは,規約上,被験者
の下方から上方に向かうものとする(ISO 8727
参照)。
4.5 多軸並進振動(衝 multidirectional
人体又はその一部(例えば,手)に対し,一つ以上の方向に
撃) 作用する並進振動(衝撃)。 translational vibration
(shock)
4.6 ローリング roll
人体又はその一部(例えば,手)の人体座標系のx軸周りの
回転振動。
備考 乗物のピッチング,ローリング及びヨーイングの軸
は,必ずしも(むしろ通常)交わらない。
実際,船舶,その他の大形の移動構造物では,1
個又はそれ以上の軸が構造体又は乗員スペースの
外にある場合がある。人体への入力を評価するとき
は,その入力データの座標変換を行う必要がある。
4.7 ピッチング pitch
人体又はその一部(例えば,手)の人体座標系のy軸周りの
回転振動。
4.8 ヨーイング yaw
人体又はその一部(例えば,手)の人体座標系のz軸周りの
回転運動。
4.9 多軸回転振動(衝 multi-axis rotational
人体又はその一部(例えば,手)の人体座標系の一つ以上の
撃) 軸周りの回転振動(衝撃)。 vibration (shock)
4.10 暴露時間 exposure time
現実的には継続していると見なされる振動若しくは繰返し衝
撃の実際の暴露時間又は作業に携わる見掛けの暴露時間(ISO
2631-1又はTR Z 0006に規定される評価指針による計算過程
で使われる)。
例 終日,振動環境で作業している者に対しては,作業に
従事する1日がトータルの暴露時間であると見なさ
れる。
備考 評価の時間内で異種の車両で複数回の旅行をした
り,別の仕事の合間に振動工具を使う場合のよう
に,振動が中断されたり,異なる強さの振動に暴露
される場合に対しても,見掛けの暴露時間は加算に
よって求めることができる。
5. 生体力学に関連する用語
番号 用語 定義 対応英語(参考)
5.1 支持面座標系 basicentric coordinate
振動(衝撃)が人体に伝達されると考えられる構造物との接
system
触面(例えば,乗物の床)の1点を原点とする右手座標系,
又は接触面に関係づけられた右手座標系。
備考 この座標系の原点を身体から離れた特定可能な点
(例えば,車両又は船舶の重心)とする場合がある。
生体力学に関連して計測される運動は,座標変換の
計算によって正確に関係づけられる。
――――― [JIS Z 8131 pdf 5] ―――――
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JIS Z 8131:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5805:1997(MOD)
JIS Z 8131:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.160 : 環境に関わる振動及び衝撃
JIS Z 8131:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称