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JIS Z 8144:2004 規格概要
この規格 Z8144は、官能評価分析において用いる用語及びその定義について規定。
JISZ8144 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8144
- 規格名称
- 官能評価分析―用語
- 規格名称英語訳
- Sensory analysis -- Vocabulary
- 制定年月日
- 1990年3月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 5492:1992(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.67, 67.240
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1990-03-01 制定日, 1995-07-01 確認日, 2000-08-20 確認日, 2004-03-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS Z 8144:2004 PDF [12]
Z 8144 : 2004
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本官能評価学会
(JSSE)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 8144 : 1990は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 5492 : 1992,Sensory analysis−Vocabulary
を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS Z 8144には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 8144 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 8144 : 2004
官能評価分析―用語
Sensory analysis―Vocabulary
序文 この規格は,1992年に第1版として発行されたISO 5492 Sensory analysis―Vocabularyを元に作成し
た日本工業規格(日本産業規格)であるが,技術的内容の一部を変更している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表を,その説明を付けて,附属書1(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,官能評価分析において用いる主な用語とその定義について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 5492 : 1992,Sensory analysis―Vocabulary (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0220 繊維用語−検査部門
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8105 色に関する用語
JIS Z 8106 音響用語
JIS Z 8113 照明用語
3. 分類 用語の分類は,次による。
a) 一般
b) 方法
c) 味覚・きゅう(嗅)覚
d) 触覚
e) 視覚
f) 聴覚
4. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示す。
備考1. 用語欄で二つ以上の用語を並べた場合,その順位に従って優先使用する。
2. 用語の丸括弧をつけてある部分は,紛らわしくない場合は,省略してもよい。
――――― [JIS Z 8144 pdf 2] ―――――
2
Z 8144 : 2004
3. 用語の下の括弧内の仮名書きは,読み方を示す。
4. 対応英語のうちISO規格で規定している用語は,太字で示す。
――――― [JIS Z 8144 pdf 3] ―――――
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Z 8144 : 2004
a) 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1001 刺激 生理機能に一時的な変化をもたらすもの。 stimulus
1002 受容器 刺激を受け入れる細胞又は細胞群。 receptor
備考 視細胞,味らい(蕾)などの総称。
1003 感覚器官 受容器を含む生体組織。 sensory organ
備考 目,耳,口,鼻,皮膚などの総称。
1004 興奮 受容器に刺激が作用したとき,生体に生じる効果。 excitation
1005 応答 response
生体に刺激を与えることによって生じる外界の情報の認識,又はそ
れに伴う行動(JIS Z 8105参照)。
1006 順応 (sensory)
連続又は断続的な刺激を与えることによって生じる受容器の感度
(じゅんのう) の一時的な変化。 adaptation
1007 疲労 順応の一種で,特に感度の低下を伴う場合。 (sensory) atigue
1008 嫌悪 刺激に対する拒否的態度。 aversion
1009 感覚 受容器が受けた刺激によって生じる心理作用。 sensation
1010 知覚 感覚を通して脳の中枢に生じる意識。 perception
1011 属性 試料,製品,環境などがもつ固有の特性。 attribute
1012 官能特性 人の感覚器官が感知できる属性。 sensory
characteristics
1013 官能評価分析 官能特性を人の感覚器官によって調べることの総称。 sensory analysis
1014 官能評価 官能評価分析に基づく評価。 sensory evaluation
1015 官能試験 官能評価分析に基づく検査・試験。 sensory test
1016 心理物理学 psychophysics
刺激とその刺激から受ける感覚との数量的関係を明らかにする科
学。
備考 精神物理学ということもある。
1017 (感覚器官の)感度 感覚器官が刺激の種類を検知する,又は刺激の強弱を判定する能力。 sensitivity
1018 (感覚の)強度, 感覚の強さの度合い,又は感覚の量。 intensity
感覚量
1019 (感覚の)質 属性に対する感覚のうち,感覚の強度を除いたもの。 quality of sense
1020 相乗効果 synergism
同質の感覚を引き起こす二つの刺激が同時に存在するとき,それぞ
れ単独のときに現れる感覚の強度を単純に加算したものより大き
い強度が現れる現象。
1021 きっ(拮)抗効果 antagonism
二つの刺激が同時に存在するとき,それぞれ単独のときに現れる感
覚の強度を単純に加算したものより小さい強度しか現れない現象。
1022 マスキング masking
二つの刺激が同時に存在するとき,一方の刺激が部分的又は完全に
感知されなくなる現象。
1023 持続性 persistence
刺激がなくなった後も,刺激が存在するときと同質の感覚が一定時
間存続すること。
1024 いき(閾) threshold
刺激の存在又は二つの刺激の差異を識別できるかできないかの境
界となるような刺激の大きさ。刺激いき(閾),弁別いき(閾)な
どの総称。
1025 いき(閾)下の 刺激がいき(閾)値以下であること。 sub-threshold
(形容詞) (adj.)
1026 いき(閾)上の 刺激がいき(閾)値以上であること。 supra-threshold
(形容詞) (adj.)
1027 刺激いき(閾), 刺激の存在を識別できる最小の刺激の大きさの差異。 stimulus
検出いき(閾) 備考 検知いき(閾)と表現することもある。 threshold,
detection
threshold
――――― [JIS Z 8144 pdf 4] ―――――
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Z 8144 : 2004
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1028 弁別いき(閾), 二つの刺激を識別できる最小の刺激の大きさの差異。 difference
識別いき(閾) threshold
1029 認知いき(閾) 与えられた刺激の属性を認識するのに必要な最小の刺激の大きさ。 recognition
thereshold
1030 刺激頂 terminal
刺激を更に増加しても感覚の強度がそれ以上増加しない刺激の大
(しげきちょう) threshold
きさ,又は感覚の種類が変化してしまう境界に対応する刺激の大き
さ。
b) 方法
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2001 試料, 試験・検査の対象となるもの。 sample,
サンプル 備考 テストサンプル (test sample) ともいう。 test sample
2002 コントロール 評価の基準となる試料。 control
備考 コントロールサンプル,対照試料 (control sample) ともいう。
2003 見本, reference
属性又は属性の感覚の強度を定義するために,試験する試料とは別
リファレンス に用意した試料。評価に先立って決めるべきもの。
備考 リファレンスサンプル (reference sample) ともいう。
参考 コントロールは評価する試料の一部,見本は評価する試料と
は別に用意した属性を規定する試料である。
2004 基準点 reference point,
試料を格付けするために基準とする数値,又は複数個の見本の系列
で順序を与えるもの。 anchoring point
2005 測定値 測定によって求めた値(JIS Z 8103参照)。 measured value
2006 真の値 ある特定の量の定義と合致する値(JIS Z 8103参照)。 true value
2007 バイアス, 測定値の母平均から真の値を引いた値(JIS Z 8103参照)。 bias
かたより
2008 誤差 測定値から真の値を引いた値(JIS Z 8103参照)。 error
(of assessment)
2009 偶然誤差 random error
突き止められない原因によって起こり,測定値のばらつきとなって
現れる誤差(JIS Z 8103参照)。
2010 コード化 coding
官能評価分析において,呈示された試料の性質,来歴などを評価者
に知らせないようにするために,試料に乱数などの記号(コード)
を付与する作業。
備考 記号化ともいう。
2011 重み weight
試料を総合的に評価するとき,その各属性の寄与の大きさを示す数
値。
2012 受容性 acceptability
製品の官能特性が優れているために,好ましいと評価され,受け入
れられる性質。
2013 受容 acceptance
当該の個人及び母集団での行為で,ある製品がその期待に十分満足
に応えているという状態。
2014 し(嗜)好 試料を好ましいと感じること。 preference
2015 し(嗜)好調査 preference survey
試料によって,評価者のし(嗜)好の程度及び受容性を調査するこ
と。
2016 時間強度曲線 感覚の強度の時間的変化を曲線図形で表したもの。 time intensity
curve
2017 (官能)評価者 官能試験に参加する人。 (sensory) ssessor
2018 選ばれた評価者 selected assessor
官能試験を遂行するだけの能力があるとして選ばれた評価者。
(適正評価者)
2019 パネル 官能試験に参加する評価者の集団。 panel
備考 パネリスト (panelist) は単数形で個人を指す。
参考 パネラーという呼称は和製英語である。
――――― [JIS Z 8144 pdf 5] ―――――
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JIS Z 8144:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5492:1992(MOD)
JIS Z 8144:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.67 : 食品技術(用語集)