JIS Z 8316:1999 製図―図形の表し方の原則

JIS Z 8316:1999 規格概要

この規格 Z8316は、正投影法による製図に適用される一般原則を規定。

JISZ8316 規格全文情報

規格番号
JIS Z8316 
規格名称
製図―図形の表し方の原則
規格名称英語訳
Technical drawings -- General principles of presentation
制定年月日
1984年3月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 128:1982(MOD)
国際規格分類

ICS

01.100.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1984-03-01 制定日, 1989-02-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 1999-03-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS Z 8316:1999 PDF [19]
Z8316 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによって,JIS Z 8316-1984は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正によって,この規格は,線の太さに極太線を追加したこと,薄肉部の断面を極太線で表して
もよいと規定したこと,仮想の相貫線を太い実線で表すと規定したこと及び点線を施した部分以外は,対
応規格であるISO 128 : 1982, Technical drawings−General principles of presentationと同等のものとなった。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8316 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z8316 : 1999

製図−図形の表し方の原則

Technical drawings−General principles of presentation

序文 この規格は,1982年に第1版として発行されたISO 128, Technical drawings−General principles of
presentationを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,線の太さに極太線を追加したこと,薄肉部の断面を極
太線で表してもよいと規定したこと,仮想の相貫線を太い実線で表すと規定したこと以外は,技術的内容
及び規格票の様式を変更することなく作成している。
なお,この規格の中で点線の下線を施してある部分は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,正投影法による製図に適用される一般原則を規定する。
正投影法以外の表現方法に関する規格は,現在準備中である。
この規格は,あらゆる種類の製図(機械,電気,建築,土木など。)に適用する。しかしながら,幾つか
の特殊な技術分野では,一般的な規定や慣例は,特別の業務の要求に対して十分に対応できない。そのよ
うな場合には,別の規格で規定される付属事項で規定することは認められている。しかし,これらの分野
においても,国際的な図面の交流の促進や幾つかの技術部門に関係するような総合的なシステムにおける
図面の統一を実現するために,この規格の一般原則を守らなければならない。
この規格では,マイクロコピーを含む図面の複製に必要な事項にも注意を払っている。
2. 投影図
2.1 投影図の名称
a方向の投影=正面図
b方向の投影=平面図
c方向の投影=左側面図
d方向の投影=右側面図
e方向の投影=下面図
f方向の投影=背面図
正面図(主投影図)が選ばれると(2.4参照),慣例による他の投
影図は,正面図及びそれらのなす角度が90°又は90°の倍数になる
(図1参照)。 図1
2.2 投影図の相対的な位置 二つの正投影法を同等に用いることができる。
− 第一角法(従来のE法に対応)
− 第三角法(従来のA法に対応)
備考1. 第一角法と第三角法は,同等に用いることができるが,この規格に示す図例は,統一をとる

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ために第三角法で描いてある。
参考 ISO 128では,図例は,第一角法で描かれている。
2. この規格に示す図は,規定内容の理解を助けるために必要な事項だけを表した例であって,
設計の例として示すものではない。
2.2.1 第一角法 正面図 (a) を基準とし,他の投影図は次のように配置する(図2参照)。
平面図 (b) は,下側に置く。
下面図 (e) は,上側に置く。
左側面図 (c) は,右側に置く。
右側面図 (d) は,左側に置く。
背面図 (f) は,都合によって左側又は右側に置く。
第一角法の記号は,図3のように表す。
図3
図2
2.2.2 第三角法 正面図 (a) を基準とし,他の投影図は次のように配置する(図4参照)。
平面図 (b) は,上側に置く。
下面図 (e) は,下側に置く。
左側面図 (c) は,左側に置く。
右側面図 (d) は,右側に置く。
背面図 (f) は,都合によって左側又は右側に置く。
第三角法の記号は,図5のように表す。
図5
図4

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2.2.3 矢示法 第一角法と第三角法の厳密な形式に従わない投影図によって示す場合は,矢印を用いて
様々な方向から見た投影図を自由な位置に置くことができる。
主投影図以外の各投影図は,その投影方向を示す矢印と識別のために大文字のローマ字で指示する。
指示された投影図は,主投影図に対応しない位置に配置してもよい。投影図を識別するローマ字の大文
字は,関連する投影図の真下か真上のどちらかに置く。一枚の図面の中では,参照は同じ方法で配置する。
その他の指示は必要ない(図6参照)。
図6
2.3 投影法の指示 2.2.1及び2.2.2で指定した投影法の一つを用いる場合には,用いた投影法を図3又は
図5に示す投影法を表す記号によって図面上に明示する。
記号は,図面上の表題欄の所定の位置に記入する。
2.2.3に示した参照矢印を用いて投影図を配置する場合には,投影法を表す記号は必要ない。
2.4 投影図の選択 最も対象物の情報を与える投影図を,正面図又は主投影図とする。一般的に,この
投影図は機能的な姿勢で描く。あらゆる姿勢で用いることができる部品は,加工や組付けを考慮した姿勢
で描くのが望ましい。
他の投影図(断面図を含む)が必要な場合には,次に示す原則に従って選ぶ。
− あいまいさがないように,完全に対象物を規定するのに必要,かつ,十分な投影図や断面図の数
に限る。
− 隠れた外形線やエッジを必要としない投影図を選ぶ。
− 不必要な細部の繰り返しを避ける。
2.5 特殊な投影図 2.1に示した投影方向と異なる投影面が必要な場合又は2.2.1及び2.2.2に示した投影
法を用いても正しい投影図の配置ができない場合には,それぞれの投影図を2.2.3に示した参照矢印で指示
しなければならない(図7及び図8参照)。
いずれの投影方向でも,投影図を参照する大文字は図面に垂直に記入する。

――――― [JIS Z 8316 pdf 4] ―――――

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図7 図8
2.6 部分投影図 部分投影図は,完全な投影図が与える情報より減ることがない場合に用いることがで
きる。部分投影図は,フリーハンドの細い実線(線の種類C)又はジクザグの直線(線の種類D)によっ
て切断して示す(図7,図9,図10,その他参照)。
2.7 局部投影図 間違いを生じない場合には,対称な部分に対して,完全な投影図の代わりに局部投影
図で示してもよい。局部投影図は,第三角法で示すのがよい。
局部投影図は,太い実線(線の種類A)で描き,主投影図との投影関係を中心線(線の種類1G)で示す。
局部投影図の例を図41,図42,図43及び図44に示す。
3. 線
3.1 線の種類 表1に示す線の種類及び太さが用いられる。ただし,必要に応じて極太線を用いること
ができる。
特殊な分野(例えば,電気回路,配管系統図)で,このほかの線種及び線の太さを用いる場合や,表1
に示した線を,表1の右端の欄に示した用途以外に用いる場合には,それを規定している他の規格を図面
に明記する。
各線種の適用例を図9及び図10に示す。
参考 ISO 128では,細線及び太線だけを規定している。

――――― [JIS Z 8316 pdf 5] ―――――

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JIS Z 8316:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 128:1982(MOD)

JIS Z 8316:1999の国際規格 ICS 分類一覧