JIS Z 8402-6:1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第6部:精確さに関する値の実用的な使い方

JIS Z 8402-6:1999 規格概要

この規格 Z8402-6は、目的は,いろいろの実際の状況で,精確さに関するデータを使用する方法を示す。

JISZ8402-6 規格全文情報

規格番号
JIS Z8402-6 
規格名称
測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第6部 : 精確さに関する値の実用的な使い方
規格名称英語訳
Accuracy (trueness and precision) of measurement methods and results -- Part 6:Use in practice of accuracy values
制定年月日
1999年5月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5725-6:1994(IDT)
国際規格分類

ICS

03.120.30, 17.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-05-20 制定日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS Z 8402-6:1999 PDF [51]
                                                                              (ISO 5725-6 : 1994)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによって,JIS Z 8402 : 1991は廃止され,この規格に置き換えられる。
今回の制定では,1994年に第1版として発行されたISO 5725-6を基礎として用いた。
JIS Z 8402-6には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) JIS Z 8402で用いられる記号
JIS Z 8402 : 1999は,一般名称を“測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)”として,次の部
によって構成される。
第1部 : 一般的な原理及び定義
(Part 1 : General principles and definitions)
第2部 : 標準測定方法の併行精度及び再現精度を求めるための基本的方法
(Part 2 : Basic method for the determination of repeatability and reproducibility of a standard
measurement method)
第3部 : 標準測定方法の中間精度
(Part 3 : Intermediate measures of the precision of a standard measurement method)
第4部 : 標準測定方法の真度を求めるための基本的方法
(Part 4 : Basic methods for the determination of the trueness of a standard measurement method)
第5部 : 標準測定方法の精度を求めるための代替法
(Part 5 : Alternative methods for the determination of the precision of a standard measurement
method)
第6部 : 精確さに関する値の実用的な使い方
(Part 6 : Use in practice of accuracy values)

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8402-6 pdf 1] ―――――

                                                                              (ISO 5725-6 : 1994)

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[4]
  •  1. 適用範囲・・・・[4]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 許容差の求め方・・・・[2]
  •  4.1 併行許容差と再現許容差・・・・[2]
  •  4.2 3個以上の値についての比較・・・・[3]
  •  5. 測定結果の採択性をチェックし,最終報告値を求める方法・・・・[5]
  •  5.1 一般・・・・[5]
  •  5.2 併行条件で得た測定結果の採択性をチェックする方法・・・・[5]
  •  5.3 併行条件及び再現条件で得た測定結果の採択性をチェックする方法・・・・[11]
  •  6. 試験室内の測定結果の安定性をチェックする方法・・・・[13]
  •  6.1 背景・・・・[13]
  •  6.2 安定性をチェックする方法・・・・[15]
  •  7. 試験室評価における併行標準偏差と再現標準偏差の利用・・・・[28]
  •  7.1 評価方法・・・・[28]
  •  7.2 以前に評価されていない試験室による,ある測定方法の使用の評価・・・・[29]
  •  7.3 以前に承認されている試験室についての継続評価・・・・[32]
  •  8. 代替測定方法の比較・・・・[37]
  •  8.1 代替測定方法の発端・・・・[37]
  •  8.2 測定方法比較の目的・・・・[37]
  •  8.3 方法Bが代替標準測定方法の候補である(・・・・[38]
  •  8.4 精確さ評価実験・・・・[38]
  •  8.5 方法Bは日常用の測定方法の候補である・・・・[44]
  •  附属書A(規定)JIS Z 8402で用いられる記号・・・・[46]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8402-6 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                           JIS
Z 8402-6 : 1999
(ISO 5725-6 : 1994)

測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部 : 精確さに関する値の実用的な使い方

Accuracy (trueness and precision) f measurement methods and results− Part 6 : Use in practice of accuracy values

序文

この規格は,1994年に第1版として発行されたISO 5725-6 Acc racy (trueness and precision)   f measurement
methods and results−Part6 : Use in practice of accuracy valuesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更
することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
0.1 この規格では,測定方法の精確さを表すために“真度”と“精度”の二つの用語を用いている。“真
度”は,多数の測定結果の平均値と,真の値又は参照値との一致の程度を示すものである。“精度”は,測
定結果の間の一致の程度を示すものである。
0.2 “精度”を考える必要が生じるのは,同一と見なせる状況での,同一と見なせる試料について実施
される試験において,一般には同一の結果が得られないからである。これは,どのような測定の手順にお
いてもつきものの避けられない偶然誤差に基づく;すなわち,測定結果に影響する要因をすべて完全には
制御できないということである。実際に測定データの解釈においては,このばらつきを考慮しなければな
らない。例えば,測定結果とある定められた値との差は,避けられない偶然誤差の範囲内にあるかも知れ
ず,このような場合には,ある定められた値からの真の偏差は確定できない。同様に,二つのバッチ間の
測定結果の差が測定手順につきものの変動によるならば,バッチ間の本質的な差はわからないであろう。
0.3 この規格の第1部から第5部では,標準測定方法を用いて得られた測定値の精度(併行標準偏差及
び再現標準偏差に関して)と真度(かたよりのいろいろな成分に関して)の評価についての背景を論じ,
その方法を示した。しかし,このような評価は,その結果を実際に利用することがなければ無意味なもの
となるであろう。
0.4 測定方法の精確さが確立しているならば,この規格のこの部は,商取引の助けにする,試験室の作
業性を監視及び改善するというように,実用的心得に適用される。

1. 適用範囲

1.1   この規格のこの部の目的は,いろいろの実際の状況で,精確さに関するデータを使用する方法を,
a) 標準測定方法によって得られた測定結果の検討に用いられる併行許容差,再現許容差,及び他の許容
差を計算するための標準的な方法を示すこと;

――――― [JIS Z 8402-6 pdf 3] ―――――

2
Z 8402-6 : 1999 (ISO 5725-6 : 1994)
b) 併行条件又は再現条件で得られた測定結果の採択性をチェックする方法を定めること;
c) 試験室内での測定結果の安定性を評価する方法を述べ,試験室内での操作の“品質管理”の方法を定
めること;
d) 特定の試験室について,ある標準測定方法を満足に用い得るかどうかを評価する方法を述べること;
e) 代替測定方法を比較する方法を述べること;
によって示すことである。
1.2 この規格のこの部は,計量値の測定値が求められ,測定結果として1個の数値が得られるような測
定方法だけを対象とする。この1個の値は1組の観測値から計算によって求められたものであってもよい。
1.3 対象とする測定方法についての真度と精度の推定値は,この規格の第1部第5部に従って得られ
ていることを仮定する。
1.4 適用分野に関する付加的な情報がある場合には,それぞれの適用の項の初めに示す。

2. 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するもので
あって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補
を含む。)を適用する。
JIS Q 0033 : 1997 認証標準物質の使い方
JIS Q 0035 : 1997 標準物質の認証−一般的及び統計学的原則
JIS Z 8101-1 統計−用語と記号−第1部 確率及び一般統計用語
JIS Z 8101-2 統計−用語と記号−第2部 統計的品質管理用語
JIS Z 8402-1 : 1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第1部 一般的な原理及び定

JIS Z 8402-2 : 1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第2部 標準測定方法の併行
精度及び再現精度を求めるための基本的方法
JIS Z 8402-3 : 1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第3部 標準測定方法の中間
精度
JIS Z 8402-4 : 1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第4部 標準測定方法の真度
を求めるための基本的方法
JIS Z 9021 : 1998 シューハート管理図
JIS Z 9325 : 1996 校正機関及び試験所の能力に関する一般要求事項

3. 定義

  この規格の目的に合わせ,JIS Z 8101とJIS Z 8402-1において定義された用語を用いる。
この規格で用いる記号を附属書Aに示す。

4. 許容差の求め方

4.1 併行許容差と再現許容差

――――― [JIS Z 8402-6 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 8402-6 : 1999 (ISO 5725-6 : 1994)
4.1.1 JIS Z 8402-2では,併行条件又は再現条件での測定に関する標準偏差を推定することに注意が向け
られている。しかし,試験室の通常業務では,2個以上の測定結果間に認められる差を検討すること必要
であり,この目的には標準偏差よりも,許容差のような尺度が必要となる。
4.1.2 ある量が,それぞれ標準偏差が 譲 立なn個の推定値の和又は差であるならば,その標準偏
差は 赳 差 (R) 又は併行許容差 (r) は2個の測定結果の差に対するものである
から,これに関連する標準偏差は 田 熊 的な取扱いでは,これらの2個の値の差の検
討に用いられる許容差は,この標準偏差のf倍,すなわちf 替 許容差の係数)の値は,許容
差の確率と想定している分布の形とに依存する。再現許容差と併行許容差では確率は95%と規定してあり,
この規格の解析では基礎となる分布をほぼ正規分布であると仮定している。正規分布では確率95%でのf
は1.96であるから,f2は2.77となる。この規格のこの部の目的は,統計家でない者が用いる,測定結果
を検討するための簡単な“大ざっぱなルール”を与えることであるから,f2の代わりに2.8という丸め
た値を用いることは合理的であろう。
4.1.3 前述のように,真の標準偏差の推定値は精度推定のプロセスから導かれるが,真の標準偏差は未知
のままである。したがって,統計的な習慣では,推定値を JIS Z
8402-1及びJIS Z 8402-2の手順が守られるならば,これらの推定値はかなりの数の測定結果に基づいてい
るはずで,標準偏差の真の値に近い最良の情報が得られているだろう。後述の他の適用では,もっと少な
いデータによる標準偏差の推定値に対して記号s(標準偏差の推定値)を用いる。したがって,記号
全な精度評価実験から得られた値を表し,他の推定値 (s) との比較に用いられる真の標準偏差として扱う
のが最良であると思われる。
4.1.4 併行条件又は再現条件で得られた2個の測定結果を検討するときは,4.1.14.1.3を考慮して,比
較は併行許容差r=2.8 はR=2.8 到歛地 瀰

4.2 3個以上の値についての比較

4.2.1  一つの試験室での2組の測定結果
一つの試験室において併行条件で2組の測定を行い,第1の組でn1個の測定結果から平均1yを,第2
の組でn2個の測定結果から平均 2yを得たとき, ( y1 y2 )の標準偏差は
2 1 1
r
n1 n2
であり,|1y− 2y|に対する許容差は,確率95%で
1 1
CD=8.2 r
2n1 2n2
である。
備考1. n1=n2=1ならば,予想されるとおり,上式は 柿 2.8 爰
4.2.2 二つの試験室での2組の測定結果
第1の試験室がn1個の測定結果から平均1yを,第2の試験室がn2個の測定結果から平均 2yを,どちら
も併行条件で得たときは, ( y1y2 )の標準偏差は
2L 1 2 2L 1 2
r r
n1 n2

――――― [JIS Z 8402-6 pdf 5] ―――――

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JIS Z 8402-6:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5725-6:1994(IDT)

JIS Z 8402-6:1999の国際規格 ICS 分類一覧

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