JIS Z 8720:2012 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源

JIS Z 8720:2012 規格概要

この規格 Z8720は、物体色の測色に用いる標準イルミナント(標準の光)及び補助標準イルミナント(補助標準の光)並びに標準光源及び常用光源について規定。

JISZ8720 規格全文情報

規格番号
JIS Z8720 
規格名称
測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
規格名称英語訳
Standard illuminants and sources for colorimetry
制定年月日
1973年3月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 23603:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

17.180.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1973-03-01 制定日, 1976-11-01 確認日, 1980-03-01 確認日, 1983-11-01 改正日, 1989-02-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 2000-05-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2012-12-20 改正日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS Z 8720:2012 PDF [28]
                                                                                   Z 8720 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 標準イルミナント及び補助イルミナント・・・・[2]
  •  4.1 標準イルミナント及び補助イルミナントの種類・・・・[2]
  •  4.2 標準イルミナント・・・・[3]
  •  4.3 補助イルミナント・・・・[3]
  •  4.4 補助イルミナントに準じて測色に用いるイルミナント・・・・[3]
  •  5 標準光源及び常用光源・・・・[4]
  •  5.1 標準光源及び常用光源の種類・・・・[4]
  •  5.2 標準光源・・・・[4]
  •  5.3 常用光源・・・・[5]
  •  附属書A(規定)常用光源の分光分布の評価方法・・・・[9]
  •  附属書B(参考)参考文献・・・・[24]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[25]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 8720 pdf 1] ―――――

Z 8720 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本色彩学会(CSAJ)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 8720:2000は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 8720 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8720 : 2012
測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源

Standard illuminants and sources for colorimetry

序文

  この規格は,2005年に発行されたISO 23603を基とし,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。また,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項であ
る。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
なお,この規格の対応国際規格は附属書Aが対応し,箇条3箇条5は対応していない。

1 適用範囲

  物体色の測色に用いる標準イルミナント(標準の光)及び補助標準イルミナント(補助標準の光)並び
に標準光源及び常用光源について規定する。
なお,色の視感評価,測色に用いる常用光源による放射照度の分光特性を評価する方法及び常用光源の
品質等級の評価方法は,附属書Aに規定する。
注記 この規格の対応国際規格及び対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 23603:2005/CIE S 012/E:2004,Standard method of assessing the spectral quality of daylight
simulators for visual appraisal and measurement of colour(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“変更している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8105 色に関する用語
JIS Z 8113 照明用語
JIS Z 8701 色の表示方法−XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
JIS Z 8781-2 測色−第2部 : CIE測色用標準イルミナント
CIE 15:2004,Colorimetry, 3 rd edition
CIE 63:1984,The spectroradiometric measurement of light sources

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8105及びJIS Z 8113によるほか,次による。

――――― [JIS Z 8720 pdf 3] ―――――

2
Z 8720 : 2012
3.1
イルミナント(illuminant)
それで照明された物体の色知覚に影響を及ぼす波長域全体の相対分光分布が規定されている放射。以前
は,測色用の光といった(JIS Z 8105の2011参照)。
3.2
昼光イルミナント(daylight illuminant)
昼光のある様相とほぼ等しい相対分光分布をもつように定めたイルミナント。主として,北空について
の多くの分光測定値から統計的手法によって各々の相関色温度における昼光の代表としてCIEが定めた
分光分布をいい,それを明確にするためには,CIE昼光,又はCIE昼光イルミナントと呼ぶ(JIS Z 8105
の2012参照)。
3.3
標準イルミナント(CIE standard illuminant)
JIS Z 8781-2によって相対分光分布が規定された標準イルミナントA及び標準イルミナントD65(JIS Z
8105の2013参照)。
3.4
補助標準イルミナント(supplementary standard illuminant)
CIE 15.3によって相対分光分布が規定された,その相関色温度がケルビン(K)単位で,それぞれ,5 000
×(1.438 8/1.438 0),5 500×(1.438 8/1.438 0),7 500×(1.438 8/1.438 0) である3種類の昼光イルミナントD50,
D55,及びD75,並びにイルミナントC[(以下,補助イルミナントという。)(JIS Z 8105の2014参照)]。
注記 昼光イルミナントD50,D55,及びD75の相関色温度は,それぞれ約5 003 K,約5 503 K及び
約7 504 Kになる。
3.5
標準光源(CIE standard sources)
仕様がCIEによって規定され,標準イルミナントの相対分光分布を実現する人工光源(JIS Z 8105の2015
参照)。
3.6
常用光源(daylight simulator)
物体色の色比較を行う場合に,実用的に標準イルミナントD65並びに補助イルミナントD50,D55,及
びD75の代用として用いられる相対分光分布をもつ人工光源(JIS Z 8105の2016参照)。

4 標準イルミナント及び補助イルミナント

4.1 標準イルミナント及び補助イルミナントの種類

  標準イルミナントの種類は,JIS Z 8781-2の箇条4及び箇条5で規定する次の2種類とする。
a) 標準イルミナントA
b) 標準イルミナントD65
また,補助イルミナントの種類は,次の4種類とする。
c) 補助イルミナントD50
d) 補助イルミナントD55
e) 補助イルミナントD75
f) 補助イルミナントC

――――― [JIS Z 8720 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 8720 : 2012
上記以外に4.4に規定するイルミナントを,補助イルミナントに準じて用いてもよい。

4.2 標準イルミナント

4.2.1  標準イルミナントA
標準イルミナントAは,表1に規定する相対分光分布(以下,分光分布という。)をもつ放射であって,
白熱電球で照明される物体色を表示する場合に用いる。
標準イルミナントAの分布温度は,約2 856 Kであるので,これと分布温度が異なる白熱電球で照明さ
れる物体色を表示する必要がある場合には,4.4に規定する任意の温度のプランクの放射体の放射を,補助
イルミナントに準じて用いてもよい。
4.2.2 標準イルミナントD65
標準イルミナントD65は,表1に規定する分光分布をもつ放射であって,昼光で照明される物体色を表
示する場合に用いる。
標準イルミナントD65の相関色温度は,約6 504 Kであるので,これと異なる相関色温度の昼光イルミ
ナントで照明される物体色を表示する必要がある場合は,4.3.1に規定する補助イルミナントD50,D55又
はD75を,標準イルミナントの代わりに用いる。場合によっては4.4に規定する任意の相関色温度のCIE
昼光を補助イルミナントに準じて用いてもよい。

4.3 補助イルミナント

4.3.1  補助イルミナントD50,D55及びD75
補助イルミナントD50,D55及びD75は,表2に規定する分光分布をもつ放射であって,相関色温度が
それぞれ約5 003 K,約5 503 K及び約7 504 Kに近似する昼光で照明される物体色を表示する必要がある
場合に用いる。
4.3.2 補助イルミナントC
補助イルミナントCは,表2に規定する分光分布をもつ放射であって,昼光で照明される物体色を表示
する場合に用いる。ただし,補助イルミナントCは紫外放射で励起されて蛍光を発する物体色の表示に用
いてはならない。

4.4 補助イルミナントに準じて測色に用いるイルミナント

  補助イルミナントに準じて測色に用いるイルミナントは,標準イルミナントA及びD65並びに補助イル
ミナントD50,D55,D75及びC以外の,次に規定する任意の温度の完全放射体の光又は任意の相関色温
度のCIE昼光とする。
a) プランクの放射体の分光分布 任意の絶対温度T(K) におけるプランクの放射体の分光分布は,式(1)
によって計算する。
1
5 c2 T
Sp ,T a exp 1 (1)
ここに, Sp( T) : 完全放射体の分光分布
a : 波長560 nmにおける分光分布の値が100.00になるよ
うに規準化するための定数
c2 : 定数であって,その値は1.438 8×107 nm・Kとする。
波長(nm)
T : プランクの放射体の絶対温度(K)
注記1 例えば,標準イルミナントAの分光分布の値は,式(1)の絶対温度Tを2 848×
(1.438 8/1.435 0) (K) として求められる。

――――― [JIS Z 8720 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS Z 8720:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 23603:2005(MOD)

JIS Z 8720:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8720:2012の関連規格と引用規格一覧