JIS Z 8819-1:1999 粒子径測定結果の表現―第1部:図示方法

JIS Z 8819-1:1999 規格概要

この規格 Z8819-1は、粒子径測定結果を表すためのヒストグラム,頻度分布及び積算分布の図示方法を規定。用語の標準化を図るとともに,測定データから前述の各種の分布を得るための計算手順についても規定。固体,液体及び気泡粒子のすべての粒子径範囲の測定結果の図示に対して適用。

JISZ8819-1 規格全文情報

規格番号
JIS Z8819-1 
規格名称
粒子径測定結果の表現―第1部 : 図示方法
規格名称英語訳
Representation of results of particle size analysis -- Part 1:Graphical representation
制定年月日
1999年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 9276-1:1998(IDT)
国際規格分類

ICS

19.120
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-03-20 制定日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 8819-1:1999 PDF [8]
Z 8819-1 : 1999 (ISO 9276-1 : 1998)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS Z 8819-1には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 粒子径解析結果の図示例

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8819-1 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8819-1 : 1999
(ISO 9276-1 : 1998)

粒子径測定結果の表現−第1部 : 図示方法

Representation of results of particle size analysis− Part 1 : Graphical representation

序文 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 9276-1, Representation of results of particle size
analysis−Part 1 : Graphical representationを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
1. 適用範囲 この規格は,粒子径測定結果を表すためのヒストグラム,頻度分布及び積算分布の図示方
法を規定する。さらに,用語の標準化を図るとともに,測定データから前述の各種の分布を得るための計
算手順についても規定する。
この規格は,固体,液体及び気泡粒子のすべての粒子径範囲の測定結果の図示に対して適用する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO 565 : 1990 Test sieves−Metal wire cloth, perforated metal plate and electroformed sheet−Nominal
sizes of openings
参考 ISO 565の内容は,“JIS Z 8801 : 1994試験用ふるい”に含まれる。
3. 記号
3.1 一般 この規格では,xを粒子径又は球形粒子の直径を表現する記号として使用する。しかし,dも
これらを表現する記号として広く使用されているので,xの代わりに使用してもよい。
x又はd以外の記号は,粒子径を表す記号として使用しないほうがよい。
3.2 記号の説明
d 粒子径,球の直径(3.1参照)
i (下付き添字)上限xiを含む粒子径区間を表す数 : △xi=xi−xi−1
n 全粒子区間数
q0 (x) 個数基準頻度
q1 (x) 長さ基準頻度
q2 (x) 面積又は投影面積基準頻度
q3 (x) 体積又は質量基準頻度
qr (x) 頻度(一般的表現)

――――― [JIS Z 8819-1 pdf 2] ―――――

2
Z 8819-1 : 1999 (ISO 9276-1 : 1998)
qr* (ln x)対数を横軸とする頻度
qr (x) ヒストグラム(一般的表現)
qr, i (x)粒子径区間△xiの平均頻度 : qr, i (x) =q (△xi) =qr (xi-1, xi)
Q0 (x) 個数基準積算分率
Q1 (x) 長さ基準積算分率
Q2 (x) 面積又は投影面積基準積算分率
Q3 (x) 体積又は質量基準積算分率
Qr (x) 積算分率(一般的表現)
Qr, i 積算分率 : Qr, i=Qr (xi)
△Qr, i 粒子径区間△xiでの積算分率の増分 : △Qr, i=△Qr (xi-1, xi) =Qr (xi) −Qr (xi-1)
x 粒子径,球の直径(3.1参照)
xmin それ以下では存在しない粒子の径
xmax それ以上では存在しない粒子の径
xi 粒子径区間の最大粒子径
xi-1 粒子径区間の最小粒子径
△xi 粒子径区間の幅 : △xi=xi−xi-1
変換された座標 : x)
v (下付き添字,添字i参照)
4. 粒子径,測定値及び測定基準
4.1 一般 粒子径測定データを図示するとき,独立変数,すなわち粒子の大きさを特徴付ける物理量を
横軸に,従属変数,すなわち測定値と測定の基準を特徴付ける量を縦軸にプロットする(図1参照)。
図1 粒子径測定結果の表現に用いる座標系
4.2 粒子径 粒子径の表現に関しては,3.1を参照する。
粒子径の測定は,異なった物理量の測定結果に基づいて行うので,粒子径を定義する絶対的な方法はな
い。実際に測定される粒子物性によらず,粒子径は一次元の大きさとして表現される。この規格では,粒
子径は同一物性の球の直径として定義する。これは球相当径として知られているものである。相当径の計
算の根拠となった物理量は,適切な下付き添字で表現するものとする。
例えば, xs : 表面積相当径
xv : 体積相当径

――――― [JIS Z 8819-1 pdf 3] ―――――

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Z 8819-1 : 1999 (ISO 9276-1 : 1998)
また,粒子径は,ふるいの目開き又は画像解析によって得られるフェレー径のような統計的粒子径など,
他の定義も可能である。
4.3 測定値及び測定基準 測定値及び測定基準は,従属変数に対して,次の記号を用いることによって
区別する。測定値には,次の2種類がある。
Q : 積算分率
q : 頻度
測定値は次のいずれかの基準で測定され,測定基準は一般的に下付き添字 次のいずれか
の数値で表示する。
個数 : r=0
長さ : r=1
面積 : r=2
体積又は質量 : r=3
頻度と積算分率に用いられる記号を,表1に示す。
表1 分布に対する記号
測定基準 記号
頻度 積算分率
個数 q0 (x) Q0 (x)
長さ q1 (x) Q1 (x)
面積 q2 (x) Q2 (x)
体積又は質量 q3 (x) Q3 (x)
一般的表現 qr (x) Qr (x)
5. グラフ表示 粒子径測定結果の例を,図24に示す。
5.1 ヒストグラムqr (x) 図2に頻度qr (x) を正規化したヒストグラムqr (x) を示す。ヒストグラムは一
連の長方形の柱で構成されており,各長方形の柱の面積は,分率△Qr, iを表している。
ここに,
△Qr, i=△Qr (xi-1, xi) =qr (xi-1, xi) △xi (1)
又は,
Qr xi 1 , xi Qr,i
qr,i=qr
xi 1 , xi = = (2)
xi xi
すべての分率△Qr, iの和は,ヒストグラムqr (x) で形成される領域の面積に等しく,100%又は1となる
ように正規化する。したがって,式(3)の関係が成立する。
n n
Qr,i= (3)
qr,i xi= 1=100%
i 1 i 1

――――― [JIS Z 8819-1 pdf 4] ―――――

4
Z 8819-1 : 1999 (ISO 9276-1 : 1998)
図2 頻度分布関数 qr (x) のヒストグラム
5.2 積算分率 図3に正規化された積算分率Qr (x) の例を示す。ヒストグラムのデータから積算分率を
計算する場合には,図3に示すように,個々の点Qr, i=Qr (xi) だけが得られる。
個々の点の値Qr (xi) は,xiと等しいか,それ以下の粒子の分率として定義される。この分布の連続曲線
は,適切な内挿法によって計算でき,第一次近似は,隣接点を直線で結ぶことによって得られる。
正規化された積算分布の適用範囲は,0と1,すなわち0と100%の間である。
i i
Qr,i= Qr,v= qr,v xv (4)
v 1 v 1
ここに, 1≦v≦i≦n
図3 積算分布
5.3 頻度qr (x) 積算分率Qr (x) が微分可能とすると,頻度の連続関数は,式(5)のように得られる。
dQr x
qr x = (5)
dx
図4にqr (x) を示す。

――――― [JIS Z 8819-1 pdf 5] ―――――

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