JIS B 1353:1990 先割りテーパピン

JIS B 1353:1990 規格概要

この規格 B1353は、一般に用いるテーパ1/50の鋼製先割りテーパピン及びステンレス鋼製先割りテーパピンについて規定。

JISB1353 規格全文情報

規格番号
JIS B1353 
規格名称
先割りテーパピン
規格名称英語訳
Taper pins with split
制定年月日
1959年12月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

21.060.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ねじ II 2020
改訂:履歴
1959-12-01 制定日, 1962-12-01 確認日, 1965-12-01 確認日, 1970-10-01 確認日, 1973-10-01 確認日, 1975-03-01 改正日, 1977-12-01 確認日, 1983-06-01 確認日, 1988-02-01 確認日, 1990-01-01 改正日, 1995-02-01 確認日, 2000-08-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 1353:1990 PDF [10]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1353-1990

先割りテーパピン

Taper Pins with Split

1. 適用範囲 この規格は,一般に用いるテーパ501の鋼製先割りテーパピン(以下,鋼ピンという。)及び
ステンレス鋼製先割りテーパピン(以下,ステンレスピンという。)について規定する。
なお,この規格で鋼ピン及びステンレスピンを総称する場合は,単にピンという。
備考1. この規格の本体で規定するピンは,JIS B 1352(テーパピン)の本体に規定するテーパピンB
種に準拠している。
2. ピンの形状・寸法,テーパ精度及び表面粗さが本体によらないものは,“旧形先割りテーパピ
ン”として附属書に規定する。
引用規格 :
JIS B 0031 面の肌の図示方法
JIS B 0401 寸法公差及びはめあい
JIS B 0601 表面粗さの定義と表示
JIS B 1071 ねじ部品の精度測定方法
JIS B 1352 テーパピン
JIS G 3123 みがき棒鋼
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4804 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
2. 割込み部のじん性 ピンを図1のように,割込みの底と同一断面で固定し,割込みの先端をたたいて
対称的に拡げたとき,開き角が60度以内で折損したり,割れなどが生じてはならない。

――――― [JIS B 1353 pdf 1] ―――――

2
B 1353-1990
図1
3. 硬さ ピンの硬さは,表1による。
表1
硬 さ
区分
ビッカース硬さ ロックウェル硬さ
鋼ピン HV 125245 HRB 70HRC 21
ステンレスピン HV 208280 HRB 93HRC 27
4. 形状・寸法 ピンの形状・寸法は,付表による。
5. 外観 ピンには,使用上有害な割れ,きず,かえり,さびなどの欠陥がなく,テーパ部の表面粗さは,
JIS B 0601(表面粗さの定義と表示)の3.2aとする。
6. 材料 ピンの材料は,原則として表2による。
表2
区分 材料
JIS G 4804(硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材)のSUM 22SUM 24L,
鋼ピン JIS G 3123(みがき棒鋼)のSGD 41−D又は
JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)のS 43C(1) S 45C(1)
ステンレスピン JIS G 4303(ステンレス鋼棒)のSUS 303
注(1) この材料は,焼ならしを施したものとする。
7. 表面処理 ピンの表面処理は,一般に施さない。ただし,鋼ピンの場合は,供給時にさび止め油を塗
布する。ピンにめっきその他の表面処理を必要とする場合は,注文者が指定する。
なお,ピンに電気めっきを施した場合は,必要に応じてもろさ除去の処理を行う。
8. 検査
8.1 割込み部のじん性検査 ピンの割込み部のじん性検査は,2.の規定に適合しなければならない。

――――― [JIS B 1353 pdf 2] ―――――

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B 1353-1990
8.2 硬さ検査 ピンの硬さ検査は,JIS Z 2244(ビッカース硬さ試験方法)又はJIS Z 2245(ロックウェ
ル硬さ試験方法)に規定する試験方法によって行い,ピンの端部又はテーパ部の硬さが3.の規定に適合し
なければならない。
なお,ピンの硬さは,ビッカース硬さ又はロックウェル硬さのいずれによってもよいが,硬さの測定値
に疑義が生じた場合は,ビッカース硬さによって良・不良を決める。
8.3 形状及び寸法検査 ピンの形状及び寸法検査は,直接測定,限界ゲージその他の方法によって行い,
4.の規定に適合しなければならない。
8.4 外観検査 ピンの外観検査は,目視によって行い,5.の規定に適合しなければならない。ただし,テ
ーパ部の表面粗さは,JIS B 1071(ねじ部品の精度測定方法)に規定する表面粗さの測定方法又はこれに
代わる方法によって行う。
8.5 受渡検査 受渡し時のロットに対する抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
9. 製品の呼び方 ピンの呼び方は,規格番号又は規格の名称,呼び径×呼び長さ,材料(2)及び指定事項
(3)による。
注(2) 材料は,日本工業規格(日本産業規格)で規定する材料記号による。ただし,鋼ピンの材料は,Stの記号で表し
てもよい。
(3) 指定事項としては,表面処理の種類,割込み深さ,呼び円すい直径 (d) の許容値を表す記号な
どを必要に応じて示す。
例 :
10. 放送の表示 ピンの包装には,次の事項を表示する。
(1) 規格の名称
(2) 呼び径×呼び長さ
(3) 材料(4)
(4) 数量
(5) 指定事項
(6) 製造業者名又はその略号(5)
注(4) 材料の表示は,注(2)のように扱う。
(5) 略号には,なるべく登録商標を用いる。
11. 使用上の注意 ピンの使用に際しては,次の点に注意しなければならない。
(1) 割込みの位置 ピンを穴にセットする場合は,図2のように割込みの底が穴から出ないようにしなけ
れば、ならない。
なお,穴に残る割込み部の長さは,小端部直径 (d) の約21とするのがよい。
(2) 割込みの開き 割込みの開き角は,一般に3045度とする。ただし,呼び径6mm以下のものは,45
度程度にするのがよい。
なお,割込み部を開く場合は,ピンが移動しないように大端側を支え,開き角が対称的になるように

――――― [JIS B 1353 pdf 3] ―――――

4
B 1353-1990
する。
図2
付表 先割りテーパピンの形状・寸法
注(6) は,基準円すいのテーパ比が501であることを示し,太い一点鎖線は,円すい公差の適用範囲を,l'はその
長さを示す。
付表(続き)
単位 mm
呼び径 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 16 20
d 呼び円すい直径2.0 2.5 3.0 4.0 5.0 6.0 8.0 10 12 16 20
d' 基準寸法(7) 2.08 2.60 3.12 4.16 5.20 6.24 8.32 10.40 12.48 16.64 20.80
0 0 0 0 0
許容差(8)
−0.040 −0.048 − 0.058 − 0.070 − 0.084
n 最小 0.4 0.6 0.8 1.0 1.6
最小 3 3.5 4.5 6 7.5 9 12 15 18 24 30
t
最大 4 5 6 8 10 12 16 20 24 32 40
a 約 0.25 0.3 0.4 0.5 0.63 0.8 1.0 1.2 1.6 2.0 2.5
A1−A2
最大 0.2 0.3 0.4 0.5 0.8
B1−B2
l
呼び長さ 最小 最大
10 9.75 10.25
12 11.5 12.5
14 13.5 14.5
16 15.5 16.5
18 17.5 18.5
20 19.5 20.5
22 21.5 22.5

――――― [JIS B 1353 pdf 4] ―――――

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B 1353-1990
単位 mm
呼び径 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 16 20
24 23.5 24.5
26 25.5 26.5
28 27.5 28.5
30 29.5 30.5
32 31.5 32.5
35 34.5 35.5
40 39.5 40.5
45 44.5 45.5
50 49.5 50.5
55 54.25 55.75
60 59.25 60.75
65 64.25 65.75
70 69.25 70.75
75 74.25 75.75
80 79.25 80.75
85 84.25 85.75
90 89.25. 90.75
95 94.25 95.75
100 99.25 100.75
120 119.25120.75
140 139.25140.75
160 159.25160.75
180 179.25180.75
200 199.25200.75
d
注(7) 'の基準寸法は, d
25 として求めたものである。
(8) 'の許容差は,呼び円すい直径 (d) にJIS B 0401(寸法公差及びはめあい)のh10を与えたものによってい
る。
備考1. ピンの呼び径に対して推奨する長さ (l) は,太線の枠内とする。ただし,この表以外のlを必要とする場
合は,注文者が指定する。
なお,200mmを超える呼び長さは,20mmとびとするのがよい。
2. ピンの直径に対する許容差は,呼び円すい直径 (d) に与えたものを延長してd'に適用する。
なお,dに対してh10以外の許容差を必要とする場合は,注文者が指定する。ただし,その許容差は,
JIS B 0401によるものとする。
3. テーパ部(太い一点鎖線で図示した部分)の許容限界は,d'に与えた許容差とテーパ501の基準円すい及び
太い一点鎖線で示した部分の長さ (l') によって決まる幾何学的に正しい二つの円すいによる(下図参照)。
図 (dの公差位置がhの場合)

――――― [JIS B 1353 pdf 5] ―――――

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