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JIS B 7553:1993 規格概要
この規格 B7553は、人工の開水路を流れる水の流量測定に用いるパーシャルフリューム式流量計について規定。
JISB7553 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7553
- 規格名称
- パーシャルフリューム式流量計
- 規格名称英語訳
- Parshall flume type flowmeters
- 制定年月日
- 1983年12月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 9826:1992(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 17.120.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1983-12-01 制定日, 1989-03-01 確認日, 1993-07-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7553:1993 PDF [14]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7553-1993
パーシャルフリューム式流量計
Parshall flume type flowmeters
1. 適用範囲 この規格は,人工の開水路を流れる水の流量測定に用いるパーシャルフリューム式流量計
について規定する。
備考1. 開水路の途中を絞るとスロート部に限界流が生じ,流量は上流側水位の関数として求めるこ
とができる。パーシャルフリューム式流量計は,この原理に基づく流量計であって,定めら
れた形状・寸法のフリューム本体を水路に設置し,スロート部から上流側の水位をレベル計
によって測定して流量を演算・指示するものである。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7516 金属製直尺
JIS Z 8103 計測用語
3. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 9826 : 1992 Measurement of liquid flow in open channels−Parshall and SANIIRI flumes
4. 対応国際規格による場合のパーシャルフリューム式流量計の呼び,使用流量範囲,レベルの
測定範囲,流量算出式及び主要部の寸法等は,附属書による。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。
(1) 収縮部 底面は水平で,幅は流れ方向に沿って徐々に絞られているパーシャルフリュームの上流側部
分。
(2) スロート部 底面は収縮部底面より流れ方向に沿って徐々に下方に傾斜し,幅は流れ方向に平行であ
るパーシャルフリュームの中央部分。
(3) 拡大部 底面はスロート部底面より流れ方向に対して上方に傾斜し,幅は流れ方向に沿って徐々に拡
大しているパーシャルフリュームの下流側部分。
(4) フリューム本体 収縮部,スロート部及び拡大部で構成されるもの。
(5) クレスト 収縮部底面の下流端とスロート部底面の上流端との交線。
(6) ゲージウェル 水面の波立ちを避け,安定したレベル測定を行うため,フリューム本体の外部に設け
られた水位測定用の水槽。
(7) 導水管 収縮部の水位測定位置からゲージウェルに水位を導く管。
(8) 流入側水路 直線水路の長さはスロート幅の510倍,水路幅は一様であるフリューム上流の直線矩
形水路。
(9) 流出側水路 フリュームにもぐり流又は逆流が生じないように,フリューム下流のゲートやせき上げ,
また潮の干満の影響を受けないフリューム下流の水路。
(10) 測定水位 収縮部において,その入り口からクレストまでの間の距離の31の位置において測定される
――――― [JIS B 7553 pdf 1] ―――――
2
B 7553-1993
水位。
(11) 限界流 与えられた排出流において,全エネルギーが最小である流れ。この状態では,フルード数(1)
は1に等しく,流れの自由表面の乱れはその上流に伝ぱ(播)しない。
注(1) 平均流速を,極めて小さい表面波の伝ぱ速度(重力の加速度g及び流れの深さdによってgdで
得られる。)で割って得られる無次元数。
(12) もぐり流 収縮部の水位が下流側の影響を受ける流れ。
3. 主要部の名称 パーシャルフリューム式流量計(以下,流量計という。)の主要部の名称は,図1によ
る。
図1 主要部の名称
4. 呼び 流量計の呼びは,フリューム本体のスロートの幅によって表1のとおりとする。
表1 呼び
呼び スロート幅mm
PF-03 76.2
PF-06 152.4
PF-09 228.6
PF-10 304.8
PF-15 457.2
PF-20 609.6
PF-30 914.4
PF-40 1 219.2
PF-50 1 524.0
――――― [JIS B 7553 pdf 2] ―――――
3
B 7553-1993
呼び スロート幅mm
PF-60 1 828.8
PF-70 2 133.6
PF-80 2 438.4
5. 構成 流量計は,フリューム本体,レベル計,変換器及び表示計器によって構成する。ただし,レベ
ル計,変換器及び表示計器は一体に構成してもよい。
6. 性能及び機能
6.1 使用流量範囲 流量計の使用最小流量及び使用最大流量は,呼びに応じ表2に示す値の範囲内で定
め,レベル計,変換器又は表示計器に表記する。
表2 流量範囲
単位 m3/h
呼び 最小流量 最大流量
PF-03 3 193
PF-06 5 398
PF-09 9 907
PF-10 11 1 641
PF-15 15 2 508
PF-20 43 3 374
PF-30 62 5 138
PF-40 133 6 922
PF-50 163 8 726
PF-60 265 10 551
PF-70 306 12 376
PF-80 357 14 221
6.2 レベル計の測定範囲 レベル計は,表記してある使用流量範囲に相当する水位を測定できるもので
なければならない。
なお,表2の最小流量及び最大流量に相当する水位を参考として次に示す。
(参考) レベル計の測定範囲
単位 10-3m
呼び 最小 最大
PF-03 31 464
PF-06 29 457
PF-09 30 611
PF-10 28 761
PF-15 27 763
PF-20 46 762
PF-30 45 762
PF-40 62 762
PF-50 62 762
PF-60 76 762
PF-70 76 762
PF-80 77 762
6.3 流量算出式 測定した水位から流量を演算する算式は,次による。
Q=K・han
――――― [JIS B 7553 pdf 3] ―――――
4
B 7553-1993
ここに, Q : 流量 (m3/h)
ha : 水位 (m)
K及びn : 呼びに応じ表3に定める定数
表3 定数K及びnの値
呼び K n
PF-03 635 1.547
638 1.550
PF-06 1 372 1.580
PF-09 1 927 1.530
PF-10 2 487 1.522
PF-15 3 803 1.538
PF-20 5 141 1.550
PF-30 7 863 1.566
PF-40 10 632 1.578
PF-50 13 436 1.587
PF-60 16 268 1.595
PF-70 19 124 1.601
PF-80 22 002 1.607
6.4 許容誤差 流量表示値の許容誤差は,使用最大流量に相当する水位に応じて表4のとおりとする。
ただし,誤差は次の式によって算出する。
I−K han
E= 100
Imax
ここに, E : 誤差
I : 表示計器が示した値
ha : 設定した水位
K及びn : 呼びに応じ表3及び附属書表3に定める定数
Imax : 表記してある使用最大流量
表4 許容誤差
Imaxに相当する水位 許容誤差
mm %
300未満 ±4.6
300500 ±4.0
500を超える場合 ±3.7
6.5 流量の表示及び出力 流量計の流量の表示及び出力は,次による。
(1) 流量に相当する信号を出力し,流量を表示する。
(2) 流量に相当する表示の最大値は,次のいずれかとする。
1,2,3,4,5,6,8,12,15,25,35,45及びこれらの10の整数乗倍
(3) 直流電流又は空気圧を用いて出力を伝送する場合,信号の大きさは原則として次による。
(a) 直流電流 420mA
(b) 空気圧 20100kPa又は19.698.1kPa
7. 形状,寸法及び構造 フリューム本体の形状,寸法及び構造は,次のとおりとする。
(1) 主要部の寸法及び寸法許容差は,表5及び表6による。
(2) 内面は,凹凸がなく,滑らかでなければならない。
(3) 側面は収縮部底面に対して垂直で,流れ方向の中心面に対称でなければならない。
――――― [JIS B 7553 pdf 4] ―――――
5
B 7553-1993
(4) 収縮部とスロート部の中心面は,一致しなければならない。
(5) スロート部の側壁は,平行でなければならない。
(6) 満水状態で漏水や変形がなく,堅ろうでなければならない。
(7) 水位の測定にゲージウェルを用いる場合は,収縮部の表5に示すいずれか一方の位置に導水口を設け
なければならない。
なお,導水口は側壁に対して直角に開け,穴の周囲にまくれがなく,周囲が平らでなければならな
い。
表5 フリューム本体の寸法
単位 mm
呼び W A B C D E F G K L N 参考(最小値)
(M) (P) (R)
PF-03 76.2 311 457 178 259 610 152 305 25 914 57 305 768 406
PF-06 152.4 414 610 394 397 610 305 610 76 1 525 114 305 902 406
PF-09 228.6 587 864 381 575 762 305 457 76 1 626 114 305 1 080 406
PF-10 304.8 914 1343 610 845 914 610 914 76 2 867 229 381 1 492 508
PF-15 457.2 965 1 419 762 1 026 914 610 914 76 2 943 229 381 1 676 508
PF-20 609.6 1 016 1 495 914 1 207 914 610 914 76 3 019 229 381 1 854 508
PF-30 914.4 1 118 1 645 1 219 1 572 914 610 914 76 3 169 229 381 2 223 508
PF-40 1 219.2 1 219 1 794 1 524 1 937 914 610 914 76 3 318 229 457 2 711 610
PF-50 1 524.0 1 321 1 943 1 829 2 302 914 610 914 76 3 467 229 457 3 080 610
PF-60 1 828.8 1 422 2 092 2 134 2 667 914 610 914 76 3 616 229 457 3 442 610
PF-70 2 133.6 1 524 2 242 2 438 3 032 914 610 914 76 3 766 229 457 3 810 610
PF-80 2 438.4 1 626 2 391 2 743 3 397 914 610 914 76 3 915 229 457 4 172 610
備考 M,P及びRは水路の寸法であり,参考として示す。流量を正確に測定するためには,これらの寸法はフリ
ューム本体の寸法同様に重要であり,この値に従って施工することが望ましい。
――――― [JIS B 7553 pdf 5] ―――――
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- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.120 : 流量の測定 > 17.120.01 : 流量の測定一般