JIS B 7601:1983 規格概要
この規格 B7601は、上皿天びん及びこれに附属して使用する分銅について規定。
JISB7601 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7601
- 規格名称
- 上皿天びん
- 規格名称英語訳
- Trip balances
- 制定年月日
- 1973年10月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.100
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1973-10-01 制定日, 1976-09-01 確認日, 1979-03-01 改正日, 1983-03-01 改正日, 1988-02-01 確認日, 1993-09-01 確認日, 1998-06-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7601:1983 PDF [10]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7601-1983
上皿天びん
Trip Balances
1. 適用範囲 この規格は,上皿天びん及びこれに附属して使用する分銅について規定する。
備考 この規格の上皿天びんとは,支点を中心にして力点と重点が等距離にあり,かつ,皿が力点及
び重点の上部にあって,指針と度表とにより釣合いを判定するはかりで,計量器検定検査令(昭
和42年政令第152号)で規定された質量計の種類では皿手動はかりに該当する。
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS Z 8103(計測用語)によるほか,次による。
(1) ひょう量 計ることができる最大質量。
(2) 感量 度表の目幅の2分の1以上の変位を生じさせるに足りる質量。
(3) 度表 質量を表さない目盛を付けた板で,指針と組み合わせて釣合いを判定するもの。
(4) 使用範囲 感量の20倍からひょう量までの有効測定範囲。
(5) 力点 分銅による荷重の作用点。
(6) 重点 被計量物による荷重の作用点。
(7) 器差 支点に対する重点及び力点の距離が異なることにより生じる誤差。
(8) 偏置誤差 荷重を皿の中央から外れた位置に載せたときに生じる誤差。
引用規格 :
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS G 3522 ピアノ線
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4307 冷間圧延ステンレス鋼帯
JIS G 4401 炭素工具鋼鋼材
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3110 りん青銅及び洋白の板及び条
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS Z 8103 計測用語
――――― [JIS B 7601 pdf 1] ―――――
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B 7601-1983
3. 主要部の名称 上皿天びんの主要部の名称は,図1による。
図1 主要部の名称
備考 図1は,単に名称を示すためのものであって,形状の基準を示すものではない。
4. 種類 上皿天びんの種類は,ひょう量及び感量によって,表1のとおりとする。
――――― [JIS B 7601 pdf 2] ―――――
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B 7601-1983
表1
ひょう量 感量
精密形 普通形
50g 50mg 未満 50mg
100g 100mg 未満 100mg
200g 200mg 未満 200mg
500g 500mg 未満 500mg
1kg 1g 未満 1g
2kg 2g 未満 2g
5kg 5g 未満 5g
10kg 10g 未満 10g
備考 精密形は感量がひょう量の1 000分の1未満のも
の,普通形は感量がひょう量の1 000分の1のもの
をいう。
5. 性能及び検査方法 上皿天びんの性能及び検査方法は,次による。
(1) 左右の皿に使用範囲内の同一の質量を加えた状態において,片方の皿に感量を加えたとき,指針の
先端が度表の目幅の2分の1以上変位しなければならない。
なお,検査は,空掛け及び左右の皿にひょう量を加えた状態で行う。
(2) 器差は測定量がひょう量の4分の1を超えるときは感量以下,ひょう量の4分の1以下のときは感
量の2分の1以下でなければならない。
なお,検査は,ひょう量及びひょう量の約4分の1の質量について,左右の皿の中央に同一質量
の分銅を載せたときの静止点と空掛けのときの静止点との差を測定して行う。検査に用いる分銅は,
質量の許容差が検査しようとする上皿天びんの器差の許容値の5分の1以下のものとする。
(3) 偏置誤差は,感量を超えてはならない。
なお,検査は,ひょう量の約4分の1の質量の分銅を左右の皿の中央に載せたときの静止点と図
2のように載せたときの静止点との差を測定して行う。
図2 偏置誤差の測定
――――― [JIS B 7601 pdf 3] ―――――
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B 7601-1983
(4) 測定の前と後とにおいて,空掛けにおける静止点の差が感量の2分の1を超えてはならない。
6. 構造及び寸法 上皿天びんの構造及び寸法は,次による。
(1) 皿の転覆防止機構として,さお及び副さおを備えていなければならない。
(2) 皿受けは,力点又は重点のそれぞれの2箇所で支えられていなければならない。
(3) 力点と重点は,支点を中心にして等距離になければならない。
(4) 指針は,度表の中央線を中心にして振れなければならない。
(5) 指針の先端は,度表の目盛範囲以上動かなければならない。
(6) 指針の指示部分の太さは,目幅の5分の1以下でなければならない。
(7) 指針と度表との間隔は,ひょう量が1kg以下のものは1mm以下,ひょう量が1kgを超えるものは
2mm以下でなければならない。
(8) 皿の寸法は,表2による。
表2 皿の寸法
単位mm
寸法
D d
ひょう量
50g 70± 1 10±2
100g 70± 1 10±2
200g 80± 1 12±2
500g 105± 1 16±2
1kg 125± 2 18±2
2kg 155± 5 20±2
5kg 190±10 25±5
10kg 240±15 25±5
(9) 左右の皿の質量の差は,感量を超えてはならない。
(10) 調子ねじは,表3による。
表3 調子ねじ
ひょう量 調子ねじ(1)
50g M2.3
100g M2.3
200g M2.3
500g M3
1kg M3
2kg M4
5kg M5
10kg M8
注(1) IS B 0205(メートル並目ねじ)によ
る。
――――― [JIS B 7601 pdf 4] ―――――
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B 7601-1983
(11) 調子玉は,作動中に容易に遊動するものであってはならない。
(12) 度表の目盛線の数は,中央線の左右各3本以上とする。
(13) 度表の目幅は,1mm以上とし,各目幅の差は,最小目幅の10分の1以下でなければならない。
(14) 度表の目盛線の太さは,0.1mm以上で,かつ,目幅の6分の1以下でなければならない。
7. 材料及び硬さ 上皿天びんの主要部の材料及び硬さは,表4に示すもの又はこれと同等以上のものと
する。
表4 主要部の材料及び硬さ
主要部 材料 硬さ
刃 JIS G 4401(炭素工具鋼鋼材)のSK3 HV633又はHRC57以上
刃受 JIS G 4401のSK4 HV633又はHRC57以上
刃ぶた JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)のS45CHV633又はHRC57以上
副さおピン JIS G 3522(ピアノ線)のSWP-A −
8. 分銅
8.1 種類 上皿天びんに用いる分銅の種類は,形状によりJ形及びO形の2種類とする。
8.2 表示質量 分銅の表示質量は,表5による。
表5 分銅の表示質量
50mg, 100mg, 200mg, 500mg,
1g, 2g, 5g, 10g, 20g, 50g,
100g, 200g, 500g, 1kg, 2kg, 5kg
備考 1g未満の分銅は,特に指定があ
る場合,gによる数値で表示して
もよい。
8.3 質量の許容差 分銅の質量の許容差は,表6による。
なお,分銅の質量の検査は,天びん(2)及び分銅(3)を用い,置換法によって行う。
注(2) 感量が,測定しようとする分銅の質量の許容差(表6)に相当する質量以下のものであること。
(3) 質量の許容差が,測定しようとする分銅の質量の許容差(表6)の5分の1以内のものである
こと。
表6 分銅の質量の許容差
表示質量 許容差 表示質量 許容差
50mg ±0.7mg 20g ± 20mg
100mg ±1.0mg 50g ± 30mg
200mg ±1.5mg 100g ± 30mg
500mg ± 3 mg 200g ± 50mg
1g ± 5 mg 500g ±100mg
2g ± 5 mg 1kg ±200mg
5g ±10 mg 2kg ±400mg
10g ±20 mg 5kg ±800mg
8.4 形状,寸法及び構造 分銅の形状,寸法及び構造は,次のとおりとする。
(1) 分銅の形状及び寸法は,種類により図2又は図3及び表7又は表8のとおりとする。ただし,1g未満
の分銅については寸法を規定しない。
――――― [JIS B 7601 pdf 5] ―――――
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JIS B 7601:1983の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.100 : 力,重さ及び圧力の測定
JIS B 7601:1983の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0205:1997
- メートル並目ねじ
- JISG3522:2014
- ピアノ線
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4307:1987
- 冷間圧延ステンレス鋼帯
- JISG4401:2009
- 炭素工具鋼鋼材
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3110:2018
- りん青銅及び洋白の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISZ8103:2019
- 計測用語