この規格ページの目次
JIS B 7753:2007 規格概要
この規格 B7753は、各種工業材料及び工業製品の耐光性及び耐候性を試験するために用いるサンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機について規定。
JISB7753 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7753
- 規格名称
- サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- 規格名称英語訳
- Light-exposure and light-and-water-exposure apparatus (Open-flame carbon-arc type)
- 制定年月日
- 1977年6月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 19.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1977-06-01 制定日, 1980-09-01 確認日, 1988-07-01 改正日, 1993-07-01 改正日, 2003-05-20 確認日, 2007-02-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7753:2007 PDF [30]
B 7753 : 2007
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本試験機工業会
(JTM)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7753:1993は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS B 7753には,次に示す附属書がある。
附属書(規定)放射照度及び放射露光量の測定方法
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 7753 pdf 1] ―――――
B 7753 : 2007
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 種類・・・・[2]
- 5. 性能・・・・[2]
- 5.1 光照射・・・・[2]
- 5.2 温度及び湿度・・・・[3]
- 5.3 試験片表面への噴霧・・・・[3]
- 5.4 デューサイクル試験・・・・[3]
- 6. 構造,寸法及び材料・・・・[4]
- 6.1 構成・・・・[4]
- 6.2 試験槽・・・・[4]
- 6.3 発光部・・・・[4]
- 6.4 アーク安定装置・・・・[4]
- 6.5 温度調節装置・・・・[4]
- 6.6 湿度調節装置・・・・[5]
- 6.7 試験片保持装置・・・・[5]
- 6.8 試験片表面への噴霧装置・・・・[6]
- 6.9 冷却装置・・・・[6]
- 6.10 デューサイクル試験装置・・・・[6]
- 6.11 計測機器・・・・[6]
- 7. 試験機の絶縁抵抗・・・・[7]
- 8. 安全装置・・・・[7]
- 9. 表示・・・・[7]
- 10. 取扱い上の注意事項・・・・[7]
- 10.1 設置条件・・・・[7]
- 10.2 運転操作・・・・[8]
- 10.3 ブラックパネル温度計の取扱い・・・・[9]
- 附属書(規定)放射照度及び放射露光量の測定方法・・・・[24]
――――― [JIS B 7753 pdf 2] ―――――
1
B 7753 : 2007
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7753 : 2007
サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
Light-exposure and light-and-water-exposure apparatus (Open-flame carbon-arc type)
1. 適用範囲
この規格は,各種工業材料及び工業製品の耐光性(1)並びに耐候性(2)を試験するために用い
るサンシャインカーボンアーク(3)灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機(以下,試験機という。)について
規定する。
注(1) 光の照射を受けて生じる物質の物理的・化学的変化に耐える性質。
(2) 光だけでなく,熱,温度,湿度,風雨などの影響によって生じる,物質の物理的・化学的変化
に耐える性質。
(3) オープンフレームカーボンアークともいう。
備考 耐光性試験機とは,短時間に耐光性の一部の性質を調べるために,太陽光に近似した人工光源
の照射を行うことができる試験装置をいう。
また,耐候性試験機とは,短時間に耐候性の一部の性質を調べるために,太陽光に近似した
人工光源の照射を行い,断続した水の噴射を行うことができる試験装置又は太陽光に近似した
人工光源の照射と消灯による暗黒とを繰り返し,暗黒時に試験片の裏面に冷水の噴霧を行うこ
とができる試験装置をいう。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS C 1102-2 直動式指示電気計器 第2部 : 電流計及び電圧計に対する要求事項
JIS G 3442 水配管用亜鉛めっき鋼管
JIS G 3459 配管用ステンレス鋼管
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS K 6742 水道用硬質塩化ビニル管
JIS K 6762 水道用ポリエチレン二層管
JIS K 7363 プラスチック−耐候性試験における放射露光量の機器測定−通則及び基本的測定方法
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
――――― [JIS B 7753 pdf 3] ―――――
2
B 7753 : 2007
a) ブラックパネル温度 ラックに取り付けたブラックパネル温度計が指示する温度で,試験片の表面温
度を代表する温度。
b) デューサイクル試験 サンシャインカーボンアーク灯の点灯・消灯を一定周期で繰り返し,消灯によ
る暗黒の状態で試験片裏面に冷水を噴霧して,試験片表面に結露させるようにした試験方法。
4. 種類
試験機の種類は,試験片表面への噴霧装置が装備されていないもの及び装備されているもの,
並びにデューサイクル試験装置が装備されているものによって区別し,次の3種類とする。
a) サンシャインカーボンアーク灯式耐光性試験機(以下,SF形という。)
b) サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機(以下,SW形という。)
c) デューサイクルサンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機(以下,DW形という。)
5. 性能
5.1 光照射
試験機の光照射は,次による。
a) 発光部の分光特性 サンシャインカーボンアーク灯は,表1に示す条件によって,少なくとも250
3 000 nmの波長範囲にわたって連続スペクトルをもち,ガラス製フィルタとの組合せによって種々の
立ち上がりをもった光を放射しなければならない。その例を参考付図1に示す。
表 1 発光部の条件
項目 内容
発光部の形式 開放式
灯数 1
アーク電圧・電流 交流電圧 許容範囲 4852 V
中心値 (50±1)V
交流電流 許容範囲 58 62 A
中心値 (60±1.2)A
ただし,一定入力電圧のときとする。
ガラス製フィルタは,透明で,表2に示すA,B及びCの3種類とする。
表 2 ガラス製フィルタの仕様
種類 A B C
形状・寸法 パネル形,縦302.5 ±2.0 mm,横164 ±1.5 mm,厚さ2.4 ±0.2 mm
使用前の分光透過率 255 nm : 1 %以下 275 nm : 2 %以下 295 nm : 1 %以下
(常温の場合) 302 nm : 7186 % 320 nm : 6580 % 320 nm : 40 %以上
360 nm以上 : 91 %以上 400700 nm : 90 %以上 400700 nm : 90 %以上
膨張率 約5×10−6K−1 約3×10−6K−1 約10×10−6K−1
全使用時間限度 2 000 時間
b) 試験片面の放射照度(4) 少なくとも300700 nmの波長範囲における分光放射照度を図示し,表3に
示す300400 nm又は300700 nmの波長における放射照度をもっていなければならない。
注(4) 放射照度の表示は,出荷時の検査成績書などに記載する。
――――― [JIS B 7753 pdf 4] ―――――
3
B 7753 : 2007
表 3 放射照度の区分(300700 nmの場合)
放射照度,W/m2,(波長範囲300700 nm)変動許容
フィルタ種類 A B C なし 範囲 (5) 備考
区分
通常形 255 245 240 285 ±10 % 参考付図4 a),b)又はc)による場合
高照度形 425 410 405 475 ±10 % 参考付図4 d)による場合
注(5) 表1の条件のときとする。
なお,受渡当事者間の協定によって,ほかの波長における放射照度を表示してもよい。
また,測定方法は,附属書による。
5.2 温度及び湿度
5.2.1 一般 試験槽内部の温度及び湿度は,サンシャインカーボンアーク灯の点灯時におけるブラックパ
ネル温度計に指示する温度及び相対湿度で示す。
5.2.2 温度 温度は,次による。
a) 設定可能範囲 5070 ℃又は5093 ℃。
受渡当事者間の協定によって他の範囲,例えば50 ℃以下,又は93 ℃以上に代えてもよい。
b) 変動許容範囲 設定値 63 ℃において±3 ℃。ただし,周囲温度が JIS Z 8703に規定する標準温度状
態 23 ℃ 5級(23±5 ℃)のときとする。
5.2.3 湿度 試験槽空気出口における相対湿度(50±5)%。ただし,周囲湿度がJIS Z 8703に規定する
標準湿度状態 65 % 10級[(65±10)%]で,ブラックパネル温度が 63±3 ℃のときとする。
5.3 試験片表面への噴霧
試験片表面への噴霧は,次による。
a) 照射及び噴霧の方法 少なくとも次の3種類が設定できなければならない。
1) 120分サイクル : 102分間の照射,続いて18分間の照射及び噴霧(6)。
2) 60分サイクル : 48分間の照射,続いて12分間の照射及び噴霧(6)。
3) 噴霧なし : 照射だけを行う。
注(6) 照射及び噴霧で開始して照射で終了するサイクルもできることが望ましい。
b) 噴霧水量設定可能範囲及び許容範囲 噴霧圧力 0.1 MPaに対してノズル1個当たり0.53±0.10 L・min
−1又は0.08±0.01 L・min−1の噴霧水量のいずれかとする。ただし,受渡当事者間の協定によってこれ
を変えてもよい。
5.4 デューサイクル試験
DW形は,デューサイクル試験を実施できるよう,次の条件を満たす設定が
できなければならない。
a) 照射及び消灯による暗黒の周期 少なくとも60分/60分の周期が設定できなければならない。
b) 試験片冷却 冷却水は,冷水供給口において7±2 ℃とし,試験片を十分冷却できる水量とする。
備考 一例としてノズル2個の場合,合計噴霧水量が,約0.16 L・min−1のものがある。
c) 温度及び湿度 温度及び湿度は,照射時において,ブラックパネル温度63±3 ℃,相対湿度(50±5)%
に,また,暗黒時においては,試験槽内の温度が32±3 ℃,相対湿度95 %以上に調節できなければ
ならない。ただし,周囲温度及び湿度がJIS Z 8703に規定する標準状態23 ℃ 5級(23±5 ℃),標
準湿度状態65 % 10級[(65±10)%]のときとする。
なお,暗黒から照射に移行したとき,規定の温度及び湿度に安定するまでの時間は,10分以内とし,
また,照射から暗黒に移行したとき,規定の温度及び湿度に安定するまでの時間は20分以内とする。
d) ガラス製フィルタ デューサイクル試験では,ガラス製フィルタを用いる場合と用いない場合とがあ
――――― [JIS B 7753 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 7753:2007の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 7753:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISG3442:2015
- 水配管用亜鉛めっき鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG5501:1995
- ねずみ鋳鉄品
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISK6742:2016
- 水道用硬質ポリ塩化ビニル管
- JISK6762:2019
- 水道用ポリエチレン二層管
- JISK7363:1999
- プラスチック―耐候性試験における放射露光量の機器測定―通則及び基本的測定方法
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色