JIS B 8348:2002 油圧―ポンプ及びモータ―試験方法

JIS B 8348:2002 規格概要

この規格 B8348は、油圧ポンプ及びモータの性能及び耐久性の試験方法について規定。

JISB8348 規格全文情報

規格番号
JIS B8348 
規格名称
油圧―ポンプ及びモータ―試験方法
規格名称英語訳
Hydraulic fluid power -- Pumps and motors -- Test methods
制定年月日
2002年3月20日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019, ポンプ 2019
改訂:履歴
2002-03-20 制定日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 8348:2002 PDF [22]
                                                                                   B 8348 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会 (JFPA) /
財団法人日本規格協会 (JSA) から,団体規格 (JFPS 1004 : 1999) を元に作成した工業標準原案を具して
日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した
日本工業規格(日本産業規格)である。
JIS B 8348には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 測定器の許容系統誤差
附属書2(参考) 試験回路図
附属書3(参考) 試験成績表

――――― [JIS B 8348 pdf 1] ―――――

B 8348 : 2002

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 試験の種類・・・・[1]
  •  5. 試験項目・・・・[1]
  •  5.1 ポンプ・・・・[1]
  •  5.2 モータ・・・・[2]
  •  6. 試験条件,試験方法及び測定精度・・・・[2]
  •  6.1 試験条件及び試験方法・・・・[2]
  •  6.2 測定精度・・・・[2]
  •  7. 試験装置・・・・[2]
  •  8. 試験報告書・・・・[2]
  •  附属書1(規定)測定器の許容系統誤差・・・・[9]
  •  附属書2(参考)試験回路図・・・・[10]
  •  附属書3(参考)試験成績表・・・・[15]
  •  解 説・・・・[20]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8348 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8348 : 2002

油圧−ポンプ及びモータ−試験方法

Hydraulic fluid power−Pumps and motors−Test methods

1. 適用範囲

 この規格は,油圧ポンプ及びモータの性能及び耐久性の試験方法について規定する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
JIS B 8350 油圧ポンプ及び油圧モータの騒音レベル測定方法
JIS B 8385 油圧−ポンプ・モータ及び一体形トランスミッション−パラメータの定義及び文字記号
JIS B 9933 油圧−作動油−固体微粒子に関する汚染度のコード表示
JIS K 2213 タービン油

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142及びJIS B 8385によるほか,次による。
a) 最低回転速度 ポンプの場合は,定格圧力又は定格有効圧力を保持できる最低の回転速度。モータの
場合は,定格圧力又は定格有効圧力を保持でき円滑な回転ができる最低の回転速度,又は製造業者が
推奨できる最低の回転速度。
b) 最高回転速度 破損又は急速な摩耗がなく,通常の使用に耐える最高の回転速度。
c) 無負荷 ポンプの場合,実際の試験に際しての無負荷とは,装置の許す範囲で吐出し口側の配管及び
機器の圧力損失をできるだけ小さくした状態。モータの場合,出力軸端からすべての負荷を取り除い
た状態。実際の試験に際しては,装置の許す範囲で出力軸端の負荷をできるだけ小さくした状態。

4. 試験の種類

 試験は,形式試験及び受渡試験の2種類とする。

5. 試験項目

 形式試験及び受渡試験の項目は,次による。

5.1 ポンプ

a) 形式試験
1) 最低回転速度試験
2) 効率試験
3) 自吸性能試験又はキャビテーション試験
4) 圧力脈動試験
5) 騒音試験
6) 低温起動試験

――――― [JIS B 8348 pdf 3] ―――――

2
B 8348 : 2002
7) 温度上昇試験
8) 高温試験
9) 超過回転速度試験
10) 過負荷試験
11) 圧力オンオフ試験
12) 連続耐久試験
b) 受渡試験
1) 性能試験

5.2 モータ

a) 形式試験
1) 最低回転速度試験
2) 効率試験
3) 圧力脈動試験
4) 騒音試験
5) 起動トルク試験
6) スリップ試験
7) 低温起動試験
8) 温度上昇試験
9) 高温試験
10) 超過回転速度試験
11) 過負荷試験
12) 圧力オンオフ試験
13) 連続耐久試験
b) 受渡試験
1) 性能試験

6. 試験条件,試験方法及び測定精度

6.1 試験条件及び試験方法

 試験条件及び試験方法は,付表14によるほか,次による。
a) 作動油の種類 JIS K 2213の2種相当で,ISO VG 32又はISO VG 46相当とする。
b) 温度 入口油温50±5 ℃ ただし,特に指定をしている試験項目についてはその指定に従う。
c) 汚染度 JIS B 9933の汚染度表示20/18/16以内のものとする。
d) 準備運転 形式試験及び受渡試験の各項目を実施するに先立ち,準備運転を行うことが望ましい。
e) 回転方向 モータの試験は,正逆回転とも行うことが望ましい。
備考 これ以外の条件については受渡当事者間で決めることが望ましい。

6.2 測定精度

 測定精度は,A,B,Cの3等級とし,附属書1による。

7. 試験装置

 各項目の試験は,おおむね附属書2付図15に準じた回路をもつ試験装置で行うことが望
ましい。

8. 試験報告書

――――― [JIS B 8348 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8348 : 2002
a) 運転状況の記録 各項目の試験中に,騒音,振動,温度上昇,油漏れなどの異常の有無を記録する。
b) 試験成績の記録 各項目の試験結果を,附属書3付表12及び附属書3付図13の様式に準じて記
録することが望ましい。
付表 1 ポンプの形式試験
番号 項目 試験条件及び試験方法
1 最低回転速度試験 試 圧力 定格圧力
験 押しのけ容積 最大押しのけ容積


試 上記の条件で定格回転速度から回転速度を徐々に下げていき,定格圧力を保持
験 できる最低の回転速度を記録する。


2 効率試験 試 圧力 定格圧力の100 %,50 %及び無負荷の3点以上とする。
(容積効率,トルク効験 回転速度 最高回転速度,定格回転速度及び最低回転速度を含む3点以

率及び全効率) 件 上とする。ある定まった回転速度だけで使用するように特に
製作されたポンプは,この定まった一点又は数点の回転速度
だけでよい。ただし,定格回転速度を超える場合,圧力は参
考値とし,規定しない。
押しのけ容積 容積を変えられるものは,最大押しのけ容積を含む2点以上
とする。
温度 入口油温50 ℃及び80 ℃とし,これ以外の条件で測定した場
合は,その値を記録する。
試 附属書3付表1に示す各項目を測定し,容積効率,トルク効率,全効率,入力
験 動力及び出力動力を,次の式から算出し記録する。
方 qve
法 v
102
qvi
pVg
hm 102
2 Te
pqve
t 105
2 Tne
4
P1 1.04710 Tn
e
2
P2 1.66710 pqve
v 容積効率(%)
ここに, hm
トルク効率(%)
t 全効率(%) t v
{ hm
10−2}
P1 : 入力動力(kW) P2 : 出力動力(kW)
qve : 有効流量(L/min)
{qvi=Vg×n×10−3又はVi×n×10−3}
qvi : 理論流量(L/min)
Vg : 押しのけ容積(cm3) Vi : 推定吐出し容積(cm3)
n : 回転速度(min−1)Te : 有効トルク(N・m)
p 差圧(MPa) {p p2−p1}
p1 : 入口圧力(MPa) p2 : 出口圧力(MPa)
3 自吸性能試験又は 試 圧力 任意の一定圧力とする。
キャビテーション試験験 回転速度 定格回転速度

件 押しのけ容積 容積を変えられるものは,最大押しのけ容積を含む2点以上
とする。

――――― [JIS B 8348 pdf 5] ―――――

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JIS B 8348:2002の関連規格と引用規格一覧