JIS B 8392-5:2005 圧縮空気―第5部:オイル蒸気及び有機溶剤含有量の試験方法

JIS B 8392-5:2005 規格概要

この規格 B8392-5は、オイル蒸気(6個以上の炭素原子で構成された炭化水素)及び有機溶剤の含有量を圧縮空気源の種類に関係なく決定するための,ガスクロマトグラフ試験方法について規定。オイル蒸気の存在の初期目安として用いる検知管の使用についても指針を与える。

JISB8392-5 規格全文情報

規格番号
JIS B8392-5 
規格名称
圧縮空気―第5部 : オイル蒸気及び有機溶剤含有量の試験方法
規格名称英語訳
Compressed air -- Part 5:Test methods for oil vapour and organic solvent content
制定年月日
2005年3月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 8573-5:2001(MOD)
国際規格分類

ICS

71.100.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019
改訂:履歴
2005-03-20 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 8392-5:2005 PDF [14]
                                                                                 B 8392-5 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8573-5:2001,Compressed air ― Part
5: Test methods for oil vapour and organic solvent contentを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 8392-5には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)試験方法
附属書B(参考)ドルトンの分圧の法則
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 8392の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8392-1 第1部 : 汚染物質及び清浄等級
JIS B 8392-2 第2部 : オイルミストの試験方法
JIS B 8392-3 第3部 : 湿度測定方法
JIS B 8392-4 第4部 : 固体粒子含有量の試験方法
JIS B 8392-5 第5部 : オイル蒸気及び有機溶剤含有量の試験方法

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8392-5 pdf 1] ―――――

B 8392-5 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. オイル蒸気等級・・・・[2]
  •  5. 試験方法・・・・[2]
  •  6. サンプリング・・・・[2]
  •  6.1 一般・・・・[2]
  •  6.2 抽出・・・・[3]
  •  6.3 サンプリング及び測定条件・・・・[3]
  •  7. 測定・・・・[3]
  •  8. 試験結果の評価・・・・[3]
  •  8.1 参考状態・・・・[3]
  •  8.2 湿度の影響・・・・[3]
  •  8.3 圧力及び温度の影響・・・・[3]
  •  9. 不確かさ・・・・[4]
  •  10. 試験報告・・・・[4]
  •  10.1 記述・・・・[4]
  •  10.2 試験報告の項目・・・・[4]
  •  附属書A(規定)試験方法・・・・[6]
  •  附属書B(参考)ドルトンの分圧の法則・・・・[9]
  •  附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8392-5 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                        JIS
B 8392-5 : 2005

圧縮空気−第5部 : オイル蒸気及び有機溶剤含有量の試験方法

Compressed air - Part 5: Test methods for oil vapour and organic solvent content

序文

 この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 8573-5 Compressed air ― Part 5:Test methods for
oil vapour and organic solvent contentを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,オイル蒸気(6個以上の炭素原子で構成された炭化水素)及び有機溶剤の含
有量を圧縮空気源の種類に関係なく決定するための,ガスクロマトグラフ試験方法について規定する。
また,この規格は,オイル蒸気の存在の初期目安として用いる検知管の使用についても指針を与える。
この規格は,JIS B 8392-1に従った圧縮空気清浄要因のオイル蒸気に関するサンプリング,測定,評価,
不確かさ及び試験報告について規定する。
備考1. 5個以下の炭素原子で構成された炭化水素は,ガス状汚染物質としてISO 8573-6に試験方法
が規定されている。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 8573-5:2001,Compressed air ― Part 5: Test methods for oil vapour and organic solvent content
(MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598 Fluid power systems and components ― Vocabularyからの引用事項は,この規格の
該当事項と同等である。
JIS B 8392-1 圧縮空気−第1部 : 汚染物質及び清浄等級
備考 ISO 8573-1:2001 Compressed air ― Part 1: Contaminants and purity classesからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
JIS B 8392-2 一般用圧縮空気−第2部 : オイルミストの試験方法
備考 ISO 8573-2:1996 Compressed air for general use ― Part 2: Test methods for aerosol oil contentか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

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2
B 8392-5 : 2005
JIS B 8392-3 空気圧−第3部 : 湿度測定方法
備考 ISO 8573-3 Compressed air ― Part 3: Test methods measurement of humidityからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8815 ふるい分け試験方法通則
備考 ISO 2591-1 Test sieving ― Part 1: Methods using test sieves of woven wire cloth and perforated
metal plateからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
ISO 3857-1 Compressors, pneumatic tools and machines ― Vocabulary ― Part 1: General
ISO 9486 Workplace air ― Determination of vaporous chlorinated hydrocarbons ― Charcoal tube/solvent
desorption/gas chromatographic method
ISO 9487 Workplace air ― Determination of vaporous aromatic hydrocarbons ― Charcoal tube/solvent
desorption/gas chromatographic method

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,ISO 3857-1,JIS B 0142及びJIS B 8392-1によるほか,
次による。
3.1 メッシュ(mesh) 限定された孔径のふるいを用いて,通過可能な固体を階級付けすることによる
粒径表示。
3.2 オイル(oil) 6個以上の炭素原子(C6)で構成された炭化水素。
3.3 有機溶剤(organic solvent) 次のグループの一つ及びそれらが組み合わされた混合物。
(アルコール,ハロゲン系炭化水素,エステル,エステル/エーテルアルコール,ケトン,脂肪族/芳香族
炭化水素)
備考 これらの混合物は,空気のサンプルを分析するとき,その状態に相当する蒸気圧によって識別
する。

4. オイル蒸気等級

 ここで規定するオイル蒸気は,JIS B 8392-1 表4の等級付けで使用するオイル総濃
度の表に含まれる。

5. 試験方法

 使用可能な試験方法は,次の圧縮空気中のオイル蒸気含有量によって選択する。
− ガスクロマトグラフ(附属書AA.1参照)は,0.001 mg/m3から10 mg/m3のオイル蒸気含有量に適用
する。
− 検知管(附属書A A.2参照)は,オイルの存在の確認目的及び初期調査のための予備的な方法だけに
用い,後でガスクロマトグラフ法を用いなければならない。

6. サンプリング

6.1 一般

 圧縮空気システム中のオイル蒸気含有量の定量化は,次の制約条件下で行う。
サンプルは,汚染物質(例えば水蒸気,オイルエアロゾル)に影響されてはならない。
オイル蒸気のサンプリング及び分析は,一定流量の状態で行わなければならない。
通常空気流は,適正なインラインバルブを通して,試験装置に分流させる。これらはすでに存在する汚
染レベルに影響しないことが確認済みでなければならない。特に,試験装置の清浄度について注意を払い,
また,その他にも,例えば一定の試験条件に関し,バルブの清浄化及び安定化に対して事前に注意を払う。
なお,適切な分析技術は,測定の信頼度向上を促進する。

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B 8392-5 : 2005
流量測定は,試験方法に関係なく,試験を通じて使用した空気流量の測定が必要である。
温度及び速度の範囲は,試験装置の製造業者が指定した範囲内とする。
サンプリングの手順は,附属書A A.1を参照。

6.2 抽出

 プローブは,サンプル空気を主配管から測定チャンバへ誘導する小さな抽出チューブ中に取
り付け,測定は,システムと同じ圧力下で行う。

6.3 サンプリング及び測定条件

6.3.1  再現性 測定方法の再現性及び測定装置に関する経験を考慮し,継続的な測定を数多く行うことが
必要な場合もある。
6.3.2 サンプリングシステム サンプリングシステムで空気を流すために使用した材料は,サンプルのオ
イル蒸気含有量に影響を及ぼすものであってはならない。
サンプリングシステム圧力は,測定の間中,記録する。
サンプリングシステム温度は,測定空気の露点よりも高くし,測定の間中記録する。(JIS B 8392-3参照)。
6.3.3 測定システム 圧縮空気システム及びサンプリングシステムは,測定を行う前に定常状態に達して
いて,測定の間中安定した状態に保持する。少なくとも20分間隔で行った二回の連続測定からの測定値の
違いは,測定システムの精度以内でなければならない。
6.3.4 試験装置 サンプルを抽出するための試験装置の一般的な配置は,附属書A 図 1に示す。
なお,試験装置は,収集したサンプルに影響を与えないことが重要である。
圧縮空気システムと収集点との間に温度降下がないことを確実にするために,事前に注意を払わなけれ
ばならない。
また,JIS B8392-2に定められる測定手順も考慮することが望ましい。

7. 測定

 測定装置の取扱説明書に指示されている校正要求事項及び測定する蒸気濃度について考慮する。
JIS B 8392-2の方法B2に示されている装置の取扱い,測定及び評価についての要求事項によって行う。
ガスクロマトグラフ試験手順の仕様については,附属書A 図1を参照する。
測定のための準備として,サンプルの炭化水素の総含有量を増加させない溶剤で,測定管及びステンレ
ス鋼管の洗浄並びにグリースの除去を行う。測定する前に,システムからの圧縮空気で,例えば,5分間,
サンプリング点からメンブレンフィルタまでのステンレス鋼管をフラッシングする。
方法に関しては,ISO 9486及びISO 9487を参照することが望ましい。
測定するとき流量計の標準参考状態を確認する。

8. 試験結果の評価

8.1 参考状態

 特に要求されない限り,オイル蒸気濃度は次の参考状態で行う。
− 圧縮空気温度 : 20 ℃
− 空気圧力 : 0.1 MPa(絶対圧力)
− 相対水蒸気圧 : 0

8.2 湿度の影響

 湿度は,75 %未満で,かつ,試験装置の製造業者が指定する限度内とする。測定のた
めの適切な校正手順は,製造業者の取扱説明書などによって行う。

8.3 圧力及び温度の影響

 オイル蒸気濃度は,次の式を利用して,参考圧力状態に対して再計算する。
pref ttest
cref ctest
ptest tref

――――― [JIS B 8392-5 pdf 5] ―――――

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  • ISO 8573-5:2001(MOD)

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