JIS B 8672-1:2011 空気圧―試験による機器の信頼性評価―第1部:通則

JIS B 8672-1:2011 規格概要

この規格 B8672-1は、空気圧機器の信頼度を試験によって決定するための一般的な手順,結果の解析方法,報告方法,一般的な試験条件及びデータの評価方法について規定。

JISB8672-1 規格全文情報

規格番号
JIS B8672-1 
規格名称
空気圧―試験による機器の信頼性評価―第1部 : 通則
規格名称英語訳
Pneumatic fluid power -- Assessment of component reliability by testing -- Part 1:General procedures
制定年月日
2011年2月21日
最新改正日
2015年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 19973-1:2007(MOD)
国際規格分類

ICS

23.100.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019
改訂:履歴
2011-02-21 制定日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 8672-1:2011 PDF [37]
                                                                                  B 8672-1 : 2011

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号及び単位・・・・[3]
  •  5 信頼度の決定方法・・・・[3]
  •  6 試験の実施方法・・・・[4]
  •  7 統計的解析・・・・[4]
  •  8 試験条件・・・・[4]
  •  9 標本の大きさ及び選択基準・・・・[5]
  •  10 試験の終了・・・・[6]
  •  11 試験データによる信頼度の評価・・・・[6]
  •  12 試験報告書・・・・[8]
  •  13 規格準拠表示・・・・[8]
  •  附属書A(参考)中途打切りを含まない打切りデータの計算方法・・・・[9]
  •  附属書B(参考)中途打切りを含む打切りデータの計算方法・・・・[13]
  •  附属書C(参考)指定の信頼度に対する寿命の実証試験・・・・[18]
  •  附属書D(参考)試験データにおける異常値の取扱い・・・・[21]
  •  附属書JA(参考)ワイブル解析のための数学的補遺・・・・[25]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[33]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8672-1 pdf 1] ―――――

B 8672-1 : 2011

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)
及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 8672(空気圧−試験による機器の信頼性評価)の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8672-1 第1部 : 通則
JIS B 8672-2 第2部 : 方向制御弁(予定)
JIS B 8672-4 第4部 : 減圧弁

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8672-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8672-1 : 2011

空気圧−試験による機器の信頼性評価−第1部 : 通則

Pneumatic fluid power-Assessment of component reliability by testing- Part 1: General procedures

序文

  この規格は,2007年に第1版として発行されたISO 19973-1を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項であ
る。

1 適用範囲

  この規格は,空気圧機器の信頼度を試験によって決定するための一般的な手順,結果の解析方法,報告
方法,一般的な試験条件及びデータの評価方法について規定する。これらは,機器の種類及びそれらの設
計とは無関係である。ここで規定する方法は,未修理の機器が初回故障に至るまでの寿命に適用する。
なお,異常値は除外するが,異常値は重要な意味をもつこともあるため,その取扱いに関する情報を,
附属書Dに示す。
注記1 この規格は,主として一定の故障確率(10 %)に注目して機器の信頼度を評価するものであ
るが,そのため設計及び構造が非常に異なり,故障モードが異なる製品の比較には注意を要
する。故障モードが異なる,又は故障の確率分布が大きく異なる製品間では,設定する故障
確率の値で優劣が逆転することもあり得るからである。そのような場合には,各製品の母集
団について推定される確率分布に基づいて判断する必要があるが,それはこの規格の範囲外
である。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 19973-1:2007,Pneumatic fluid power−Assessment of component reliability by testing−Part 1:
General procedures(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

――――― [JIS B 8672-1 pdf 3] ―――――

2
B 8672-1 : 2011
JIS B 0142 油圧・空気圧システム及び機器−用語
注記 対応国際規格 : ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabulary(MOD)
JIS B 8392-1 圧縮空気−第1部 : 汚染物質及び清浄等級
JIS Z 8101-1 統計−用語と記号−第1部 : 確率及び一般統計用語
注記 対応国際規格 : ISO 3534-1,Statistics−Vocabulary and symbols−Part 1: General statistical terms
and terms used in probability(MOD)
JIS Z 8115 ディペンダビリティ(信頼性)用語
注記 対応国際規格 : IEC 60050-191,International Electrotechnical Vocabulary. Chapter 191:
Dependability and quality of service(MOD)
JIS Z 8203 国際単位系(SI)及びその使い方
注記 対応国際規格 : ISO 1000,SI units and recommendations for the use of their multiples and of certain
other units(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142,JIS Z 8101-1及びJIS Z 8115によるほか,次による。
3.1
信頼度(reliability)
製品が所定の条件下で所定の期間,所定の機能を果たすことができる確率(JIS Z 8115参照)。
注記 一般には信頼性(reliability)という用語も用いられるが,それは導電性,耐水性などのように
特定性質の分野を表すもので,信頼性の度合いを示すのが信頼度である。
3.2
故障(failure)
製品が要求された機能を果たす能力を失うこと(JIS Z 8115参照)。ただし,この規格(全ての部を含む。)
では,機器の特性がしきい値に達することも故障とみなす。
3.3
完全故障(catastrophic failure)
対象とする製品に要求される全ての機能が,完全に働かなくなる故障(JIS Z 8115参照)。
3.4
該当故障(relevant failure)
信頼度の評価で対象とする故障(JIS Z 8115参照)。
3.5
故障寿命(time to failure)
製品が故障に至るまでの寿命(JIS Z 8115参照)。
なお,この規格(全ての部を含む。)では,寿命1)サイクル数又は距離のいずれかで表現する。
注1) 一般には寿命時間ともいい,記号tで表す。
3.6
しきい値(threshold level)
機器の性能特性(漏れ,切替圧力,ストローク時間など)が,試験によって劣化したかどうかを判定す
るための臨界値2)。
注2) 性能比較の臨界値として専門家が決めた任意の値であり,必ずしも機器の実際の故障を表すも

――――― [JIS B 8672-1 pdf 4] ―――――

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B 8672-1 : 2011
のとは限らない。
3.7
標本(sample)
母集団の性質を把握するために,母集団から無作為に抜き取った1個以上の試験に供する製品(JIS Z
8101-1参照)。
3.8
標本の大きさ(sample size)
標本に含まれる個別の製品の数3)(JIS Z 8101-1参照)。
注3) 多段階サンプリングでは,標本の大きさはサンプリングの最終段階での個別の製品の合計数と
なる。
3.9
信頼限界(confidence limit)
母集団の分布を決定している定数を標本から推定したとき,その真値が所定の確率で含まれている区間
を表す上下限値(JIS Z 8101-1参照)。
3.10
片側信頼区間(one-sided confidence interval)
信頼限界の一方だけを定めた区間で,例えば寿命時間については下限値だけを定め,上限値を無限大と
した区間(JIS Z 8101-1参照)。
3.11
信頼水準(confidence level),信頼係数(confidence coefficient)
推定値の真値が信頼区間に含まれる確率(JIS Z 8101-1参照)。

4 記号及び単位

4.1   記号及び定義
この規格で用いる記号及び定義は,表1による。
表1−記号及び定義
記号 定義
B10 母集団の故障確率が10 %に到達する寿命時間
η ワイブル分布の尺度母数(特性寿命)
β ワイブル分布の形状母数(ワイブル係数)
F(t) 故障確率
R(t) 信頼度 R(t)=1−F(t)
t 一般に寿命時間(この規格ではサイクル数又は距離)
4.2 単位
この規格で用いる単位は,JIS Z 8203による。

5 信頼度の決定方法

  この規格(全ての部を含む。)において,信頼度とは,所定の条件で機器を作動させたとき,所定の寿命
時間まで,該当故障が起こらない確率を指す。

――――― [JIS B 8672-1 pdf 5] ―――――

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JIS B 8672-1:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19973-1:2007(MOD)

JIS B 8672-1:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8672-1:2011の関連規格と引用規格一覧