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JIS B 8823-2:2001 規格概要
この規格 B8823-2は、JIS D 6301で規定するすべての移動式クレーン(積載形トラッククレーンを除く。)に適用。荷の巻上げ巻下げ,ジブの伸縮及び旋回についての基本操作装置の配列,操作方法及び基本的な要求事項について規定。
JISB8823-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B8823-2
- 規格名称
- クレーン―操作装置―操作レバー等の配置及び操作方法―第2部 : 移動式クレーン
- 規格名称英語訳
- Cranes -- Controls -- Layout and characteristics -- Part 2:Mobile cranes
- 制定年月日
- 2001年2月20日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7752-2:1985(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 53.020.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 物流 2019
- 改訂:履歴
- 2001-02-20 制定日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 8823-2:2001 PDF [8]
B 8823-2 : 2001
まえがき
この工業規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定し
た日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,
ISO 7752-2 : 1985 Lifting appliances−Controls−Layout and characteristics−Part 2 : Basic arrangement and
requirement for mobile cranesを基礎として用いた。
JIS B 8823-2には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS B 8823-2には,次に示す部編成がある。
JIS B 8823-1 クレーン−操作装置−操作レバー等の配置及び操作方法−第1部 : 一般
JIS B 8823-3 クレーン−操作装置−操作レバー等の配置及び操作方法−第3部 : タワークレーン
JIS B 8823-4 クレーン−操作装置−操作レバー等の配置及び操作方法−第4部 : ジブクレーン
JIS B 8823-5 クレーン−操作装置−操作レバー等の配置及び操作方法−第5部 : 天井走行クレーン及
び橋形クレーン
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 8823-2 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8823-2 : 2001
クレーン−操作装置−操作レバー等の配置及び操作方法−第2部 : 移動式クレーン
Cranes−Controls−Layout and characteristics− Part 2 : Mobile cranes
序文 この規格は,1985年に第1版として発行されたISO 7752-2, lifting appliances−Controls−Layout and
characteristics−Part 2 : Basic arrangement and requirement for mobile cranesを元に,対応する部分については
対応国際規格を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,
対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
この規格の制定の目的は,移動式クレーンの運転者が,異なったモデルのクレーンを運転する場合,運転
者の混乱又は緊急時の誤操作を少なくするため,クレーン作業中に使用される基本的な操作レバーに関す
る配列及び操作方法について定めることにある。
1. 適用範囲 この規格は,JIS D 6301で規定するすべての移動式クレーン(積載形トラッククレーンを
除く。)に適用する。この規格は,荷の巻上げ巻下げ,ジブの起伏,ジブの伸縮及び旋回についての基本操
作装置の配列,操作方法及び基本的な要求事項について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 7752-2 : 1985, Lifting appliances−Controls−Layout and characteristics−Part 2 : Basic
arrangement and requirements for mobile cranes (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む)を適用する。
JIS B 0146-1 クレーン用語−第1部 : 一般
備考 ISO 4306-1 : 1990, Cranes−Vocabulary−Part 1 : Generalからの引用事項は,この規格の該当事
項と同等である。
JIS B 0146-2 クレーン用語−第2部 : 移動式クレーン
――――― [JIS B 8823-2 pdf 2] ―――――
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B 8823-2 : 2001
備考 ISO 4306-2 : 1994, Cranes−Vocabulary−Part 2 : Mobile cranesからの引用事項は,この規格の
該当事項と同等である。
JIS B 8823-1 クレーン−操作装置−操作レバー等の配置及び操作方法−第1部 : 一般
備考 ISO 7752-1, Lifting appliances−Controls−Layout and characteristics−Part 1 : General principles
の一部がこの規格に対応する。
JIS D 6301 自走クレーンの構造性能基準
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0146-1,JIS B 0146-2によるほか,次による。
a) ジブが伸縮しない移動式クレーン 原動機を内蔵し,かつ,不特定の場所に移動させることができる
クレーンで,主ジブの長さが変わることのないもの,又は,継ぎジブによって主ジブの長さを変える
方式のもの。
b) ジブが伸縮する移動式クレーン 原動機を内蔵し,かつ,不特定の場所に移動させることができるク
レーンで,油圧シリンダー等によって主ジブの長さを伸縮させる方式のもの。
c) 基本操作装置 移動式クレーンの操作装置のうち,荷の巻上げ及び巻下げ,ジブの起伏,ジブの伸縮
及び旋回の4種類の基本的操作を行う装置。
d) 前後方向操作レバー 1本の操作レバーを前後に操作して1種類の操作を行うレバー。
e) クロスシフト操作レバー 1本の操作レバーを十字方向に操作して2種類の操作を行うレバー。
4. 前後方向操作レバーの配置 前後方向操作レバーをもつ移動式クレーンの基本操作装置の配列及び操
作方向は,次による。
a) ジブが伸縮しない移動式クレーンの場合 ジブが伸縮しない移動式クレーンの場合は,図1による。
図1 ジブが伸縮しない移動式クレーンの場合
*1 : 旋回操作は,運転席が機体の左側又は中央にある場合には,レバーを押すと右旋回,手前に引く
と左旋回となるように,また,運転席が機体の右側にある場合には,逆になるようにすること。
*2 : ブレーキペダル(6及び7)は,踏むとブレーキが掛かり,荷を保持するか,又は荷の下降を制御
する。また,放すと元の状態に復帰し,ブレーキ力が開放される。
*3 : 中立位置では,自動ブレーキを装備している移動式クレーンで,自動ブレーキモードに設定され
ている場合には,荷をその場に保持する。
*4 : ペダル5は,巻上1,巻上2,起伏等のいずれかの操作を付加的に行う装置として設けてもよい。
この場合,巻上げについては,つま先を踏むと下げ,かかと(踵)を踏むと上げ,起伏について
は,つま先を踏むと倒し,かかとを踏むと起しとする。
*5 : 中立位置では,ジブの角度をその状態に保持する機構でなければならない。
1) ジブ起伏操作をペダル操作で行う場合 ジブ起伏操作をペダル操作で行う場合の操作方法は,図2
――――― [JIS B 8823-2 pdf 3] ―――――
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B 8823-2 : 2001
による。
なお,この操作方法は,やむを得ない場合だけとする。
図2 ジブ起伏操作をペダル操作で行う場合
*1 : 旋回操作は,運転席が機体の左側又は中央にある場合には,レバーを押すと右旋回,手前に引く
と左旋回となるように,また,運転席が機体の右側にある場合には,逆になるようにすること。
*2 : 4及び5は,いずれも踏むと起伏機構が作動し,放すと元の位置に復帰し,ジブの角度をその状態
に保持する。
*3 : 巻上1及び巻上2は,中立位置で常に自動ブレーキが作動する機構でなければならない。
備考 起伏用ペダルは,1ペダル方式(つま先を踏むとジブの倒し,かかとを踏むと起こし,中立位置で
はジブの角度をその状態に保持する。)でもよい。
b) ジブが伸縮する移動式クレーンの場合 ジブが伸縮する移動式クレーンの場合は,図3による。
図3 ジブが伸縮する移動式クレーンの場合
*1 : 旋回操作は,運転席が機体の左側又は中央にある場合には,レバーを押すと右旋回,手前に引く
と左旋回となるように,また,運転席が機体の右側にある場合には,逆になるようにすること。
*2 : ブレーキペダル(7及び8)は,踏むとブレーキが掛かり,荷を保持するか,又は荷の下降を制御
する。また,放すと元の状態に復帰し,ブレーキ力が開放される。
*3 : 中立位置では,自動ブレーキを装備している移動式クレーンで,自動ブレーキモードに設定され
ている場合には,荷をその場に保持する。
*4 : ペダル6は,巻上1,巻上2,起伏等のいずれかの操作を付加的に行う装置として設けてもよい。
この場合,巻上げについては,つま先を踏むと下げ,かかとを踏むと上げ,起伏については,つ
ま先を踏むと倒し,かかとを踏むと起しとする。また,伸縮レバー2の代わりに用いてもよい。
この場合,つま先を踏むと伸ばし,かかとを踏むと縮め,中立位置ではジブの長さをその状態に
保持する。
*5 : 中立位置では,ジブの長さをその状態に保持する機構でなければならない。
*6 : 中立位置では,ジブの角度をその状態に保持する機構でなければならない。
備考 : ジブのセクションを独立に伸縮させるための追加のレバーを1と2の間に設けてもよい。
――――― [JIS B 8823-2 pdf 4] ―――――
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B 8823-2 : 2001
5. クロスシフト操作レバーの配置 クロスシフト操作レバーをもつ移動式クレーンの基本操作装置の配
列及び操作方向は,次による。
a) ジブが伸縮しない移動式クレーンの場合 ジブが伸縮しない移動式クレーンの場合は,図4による。
図4 ジブが伸縮しない移動式クレーンの場合
*1 : 中立位置(巻上)では,自動ブレーキを装備している移動式クレーンで,自動ブレーキモードに
設定されている場合には,荷をその場に保持する。
*2 : ブレーキペダル(3及び4)は,踏むとブレーキが掛かり,荷を保持するか,又は荷の下降を制御
する。また,放すと元の状態に復帰し,ブレーキ力が開放される。
*3 : 中立位置(起伏)では,ジブの角度をその状態に保持する機構でなければならない。
備考 : 巻上1及び巻上2が,中立位置で常に自動ブレーキが作動する機構となっている場合には,3
及び4をジブの起伏に使用してもよい。
b) ジブが伸縮する移動式クレーンの場合 ジブが伸縮する移動式クレーンの場合は,図5による。
図5 ジブが伸縮する移動式クレーンの場合
*1 : 中立位置(巻上)では,自動ブレーキを装備している移動式クレーンで,自動ブレーキモードに
設定されている場合には,荷をその場に保持する。
*2 : ブレーキペダル(5及び6)は,踏むとブレーキが掛かり,荷を保持するか,又は荷の下降を制御
する。また,放すと元の状態に復帰し,ブレーキ力が開放される。
*3 : 中立位置(起伏)では,ジブの角度をその状態に保持する機構でなければならない。
*4 : つま先を踏むと伸ばし,かかとを踏むと縮め,中立位置ではジブの長さをその状態に保持する。
*5 : 中立位置では,ジブの長さをその状態に保持する機構でなければならない。
備考 : 伸縮は,巻上2の代わりに1の前後方向としてもよい。また,3の代わりにペダル4(1ペダ
ル方式)を用いてもよい。
――――― [JIS B 8823-2 pdf 5] ―――――
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JIS B 8823-2:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7752-2:1985(MOD)
JIS B 8823-2:2001の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8823-2:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0146-1:2017
- クレーン―用語―第1部:一般
- JISB0146-2:2017
- クレーン―用語―第2部:移動式クレーン
- JISB8823-1:2001
- クレーン―操作装置―操作レバー等の配置及び操作方法―第1部:一般
- JISD6301:2001
- 自走クレーンの構造性能基準