JIS C 60079-11:2004 爆発性雰囲気で使用する電気機械器具―第11部:本質安全防爆構造“i”

JIS C 60079-11:2004 規格概要

この規格 C60079-11は、爆発性雰囲気で用いる本安機器及びそのような雰囲気で用いる本安回路への接続を意図している本安関連機器についての構造及び試験について規定。

JISC60079-11 規格全文情報

規格番号
JIS C60079-11 
規格名称
爆発性雰囲気で使用する電気機械器具―第11部 : 本質安全防爆構造“i”
規格名称英語訳
Electrical apparatus for explosive gas atmospheres -- Part 11:Intrinsic safety "i"
制定年月日
2004年12月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60079-11:1999(IDT)
国際規格分類

ICS

29.260.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2004-12-20 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS C 60079-11:2004 PDF [82]
                                                             C 60079-11 : 2004 (IEC 60079-11 : 1999)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人 日本電機工業会(JEMA)から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60079-11:1999,Electrical apparatus
for explosive gas atmospheres − Part 11:Intrinsic safetyを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 60079-11には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)本安回路の評価
附属書B(規定)本安回路用火花点火試験装置
附属書C(参考)沿面距離,空間距離及び充てん物と固体絶縁物を通しての離隔距離の測定
附属書D(規定)樹脂充てん
JIS C 60079の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 60079-0 爆発性雰囲気で用いる電気機械器具−第0部 : 一般要件
JIS C 60079-1 爆発性雰囲気で用いる電気機械器具−第1部 : 耐圧防爆構造“d”(検討中)
JIS C 60079-2 爆発性雰囲気で用いる電気機械器具−第2部 : 内圧防爆構造“p”(検討中)
JIS C 60079-6 爆発性雰囲気で用いる電気機械器具−第6部 : 油入防爆構造“o”
JIS C 60079-7 爆発性雰囲気で用いる電気機械器具−第7部 : 安全増防爆構造“e”(検討中)
JIS C 60079-11 爆発性雰囲気で用いる電気機械器具−第11部 : 本質安全防爆構造“i”

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 60079-11 pdf 1] ―――――

C 60079-11 : 2004 (IEC 60079-11 : 1999)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[3]
  •  4. 本安機器及び本安関連機器の分類並びに温度等級・・・・[5]
  •  5. 電気機器の区分・・・・[5]
  •  6. 機器の構造・・・・[7]
  •  7. 安全保持部品・・・・[22]
  •  8. 故障を生じないとみなす部品,故障を生じないとみなす集成体,及び故障を生じないとみなす接続部・・・・[27]
  •  9. ダイオード形安全保持器・・・・[32]
  •  10. 形式検証及び形式試験・・・・[32]
  •  11. ルーチン検証及び試験・・・・[39]
  •  12. 表示・・・・[40]
  •  13. 書類・・・・[41]
  •  附属書A(規定)本安回路の評価・・・・[42]
  •  附属書B(規定)本安回路用火花点火試験装置・・・・[65]
  •  附属書C(参考)沿面距離,空間距離及び充てん物と固体絶縁物を通しての離隔距離の測定・・・・[74]
  •  附属書D(規定)樹脂充てん・・・・[77]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 60079-11 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 60079-11 : 2004
(IEC 60079-11 : 1999)
爆発性雰囲気で使用する電気機械器具−
第11部 : 本質安全防爆構造“i”
Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 11 :
Intrinsic safety “i”

序文

 この規格は,1999年に第4版として発行されたIEC 60079-11:1999,Electrical apparatus for explosive
gas atmospheres−Part 11:Intrinsic safety “i”を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成
した日本工業規格(日本産業規格)である。

1. 適用範囲

1.1   この規格は,爆発性雰囲気で用いる本安機器及びそのような雰囲気で用いる本安回路への接続を意
図している本安関連機器についての構造及び試験について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60079-11:1999,Electrical apparatus for explosive gas atmospheres − Part 11:Intrinsic safety
“i”(IDT)
1.2 この規格は,本安機器及び本安関連機器について,JIS C 60079-0を補完する。次のリストに記され
たJIS C 60079-0の箇条は,“適用しない”もの以外すべて本安機器及び本安関連機器にも適用される。
本安関連機器がJIS C 60079-0に示されたほかの防爆構造によって保護されている場合には,その防爆構
造の要件はJIS C 60079-0の関係部分と共に本安関連機器に適用する。
次の除外条項のリストは,非爆発性雰囲気で用いる本安関連機器にそのまま適用するが,爆発性雰囲気
で用いる本安関連機器には,ほかの防爆構造の要件と組み合わせて適用しなければならない。
JIS C 60079-0の箇条 この規格での扱い
本安機器 本安関連機器
3.1 電気機器 適用しない 適用しない
4.2.2 最高表面温度の表示 適用する 適用しない
5.1 最高表面温度 適用する 適用しない
5.3 表面温度及び発火温度 適用する 適用しない
6.2 (容器開放に対する警告) 適用しない 適用しない
7.1.1 プラスチック材料の定義 適用する 適用しない
7. 1.2 プラスチック材料の要件 適用しない 適用しない
7. 1.3 プラスチック材料の検証証明 適用する 適用しない
7.2 耐熱特性 適用しない 適用しない
7.3 適用する
プラスチック製の容器又は容器の部品における静電気帯電 適用しない

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2
C 60079-11 : 2004 (IEC 60079-11 : 1999)
JIS C 60079-0の箇条 この規格での扱い
本安機器 本安関連機器
7.3.1 グループIの防爆電気機器(備考1.及び2.だけ) 適用しない 適用しない
7.3.2 グループIIの防爆電気機器(備考1.及び2.だけ) 適用しない 適用しない
7.4 プラスチックのねじ穴 適用しない 適用しない
8.1 軽金属製容器の材料 適用する 適用しない
8.2 軽金属のねじ穴 適用しない 適用しない
9. ねじ締付け部 適用しない 適用しない
10. インタロック装置 適用しない 適用しない
11. ブッシング 適用しない 適用しない
12. 固着用材料 適用しない 適用しない
14. 接続端子部,端子箱など 適用しない 適用しない
15. 接地用(電線)又は等電位結合用電線の接続端子部 適用しない 適用しない
16. ケーブル又は電線管引込部 適用しない 適用しない
17. 22. 特定電気機器の補足要件 適用しない 適用しない
23.4.3.1 衝撃試験 適用しない 適用しない
23.4.3.2 落下試験(事前の衝撃試験は不要) 適用する 適用しない
23.4.3.3 結果の判定 適用する 適用しない
23.4.5 ブッシングなどのトルク試験 適用しない 適用しない
23.4.6.1 温度測定 適用する 適用しない
23.4.6.2 熱衝撃試験 適用しない 適用しない
23.4.7.1 非金属容器の試験 適用しない 適用しない
23.4.7.7
23.4.7.8 プラスチック製容器の部分の絶縁抵抗試験 適用する 適用しない
27.7 機器の表示の例 適用しない 適用しない
附属書B Ex ケーブル引込部 適用しない 適用しない
1.3 この規格は,電気機器の中の回路自身が,爆発性雰囲気の環境で爆発を起こす能力がない電気機器
に適用できる。
1.4 爆発性雰囲気にある電気回路の本質安全性が,爆発性雰囲気の外に位置するか又はJIS C 60079-0に
規定するほかの防爆構造によって保護された電気機器又は電気機器の部分の設計及び構造に依存する場合
には,その電気機器又は電気機器の部分にもこの規格を適用する。爆発性雰囲気にさらされている電気回
路は,この規格を適用して,そのような雰囲気での使用が評価される。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの
規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付
記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
備考 IEC 60529:1989 Degree of protection provided by enclosure (IP Code)及びAmendment1(1999)が
この規格と一致している。
JIS C 0934 電気機器の安全増防爆構造
備考 IEC 60079-7:1990 Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 7: Increased safety
“e” からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS C 2134 湿潤状態での固体電気絶縁材料の比較トラッキング指数及び保証トラッキング指数を決

――――― [JIS C 60079-11 pdf 4] ―――――

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C 60079-11 : 2004 (IEC 60079-11 : 1999)
定する試験方法
備考 IEC 60112:1979 Method for determining the comparative and the proof tracking indices of solid
insulating materials under moist conditionsが,この規格と一致している。
JIS C 4003 電気絶縁の耐熱クラス及び耐熱性評価
備考 IEC 60085:1984 Thermal evaluation and classification of electrical insulationが,この規格と一致
している。
JIS C 60079-0 爆発性雰囲気で使用する電気機械器具−第0部 一般要件
備考 IEC 60079-0:1988 Electrical apparatus for explosive atmospheres−Part 0: General requirements
が,この規格と一致している。
JIS C 6575-1 ミニチュアヒューズ − 第1部 : ミニチュアヒューズのための定義及びミニチュアヒ
ューズリンクのための一般要求事項
備考 IEC 60127-1: 1988, Miniature fuses - Part 1: Definitions for miniature fuses and general
requirements for miniature fuse-linksからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS C 6575-2 ミニチュアヒューズ − 第2部 : 管形ヒューズリンク
備考 IEC 60127-2: 1989, Miniature fuses - Part 2: Cartridge fuse-linksからの引用事項は,この規格の
該当事項と同等である。
JIS C 6575-3 ミニチュアヒューズ − 第3部 : サブミニチュアヒューズリンク(その他の包装ヒュ
ーズ)
備考 IEC 60127-3: 1988, Miniature fuses - Part 3: Sub-miniature fuse-linksからの引用事項は,この規
格の該当事項と同等である。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 60079-0の3.(定義)よるほか,次による。
3.1 本安回路(intrinsically safe circuit) 正常状態及び特定の故障状態において,この規格で規定する条
件で発生する火花又は熱が,対象の爆発性ガス雰囲気に点火を生じない回路。
3.2 電気機器(electrical apparatus) 電気部品,電気回路,又は電気回路部分の集成体。通常は,一つの
容器に収納されている。
備考1. “通常”とは,機器が二つ以上の容器となることもあることを示す。例えば,電話,ハンド
マイクを備えたトランシーバ。
2. この定義は,JIS C 60079-0に含まれている定義をより明確にしたものである。
3.3 本安機器(intrinsically safe apparatus) すべての内部回路が本安回路である電気機器。
3.4 本安関連機器(associated apparatus) 本安回路と非本安回路の両方を含む機器で,非本安回路が本
安回路に影響を及ぼすおそれがないようにした電気機器。
備考 本安関連機器は,次のいずれかによる。
a) 適切な爆発性ガスの雰囲気中で用いるためにJIS C 60079-0に規定するほかの防爆構造と組
み合わせた電気機器。
b) ほかの防爆構造で保護されていない電気機器で,爆発性ガス雰囲気では使用できないもの。
例えば,記録計で,記録計自身は爆発性ガス雰囲気に置かれていないが,爆発性雰囲気の中
に置かれている熱電対に接続する入力回路が本安回路となっているもの。
3.5 正常状態(normal operation) 本安機器又は本安関連機器が,電気的及び機械的に製造業者の設計仕
様を満足する状態。

――――― [JIS C 60079-11 pdf 5] ―――――

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JIS C 60079-11:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60079-11:1999(IDT)

JIS C 60079-11:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60079-11:2004の関連規格と引用規格一覧