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JIS C 60695-7-1:2020 規格概要
この規格 C60695-7-1は、火災に巻き込まれた電気・電子製品が燃焼毒性危険性に及ぼす影響に関するISO TC 92/SC 3が推奨するISO 19706,ISO 13344及びISO 13571に基づく火災による燃焼毒性危険性の見積手法及び低減手法に関する情報を提供。
JISC60695-7-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C60695-7-1
- 規格名称
- 耐火性試験―電気・電子―第7-1部 : 火災による毒物危険性を最小にするための指針―一般指針
- 規格名称英語訳
- Fire hazard testing -- Part 7-1:Toxicity of fire effluent -- General guidance
- 制定年月日
- 1997年11月20日
- 最新改正日
- 2020年1月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60695-7-1:2010(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.220.40, 29.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1997-11-20 制定日, 2003-09-20 確認日, 2004-03-20被移行日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2020-01-20 改正
- ページ
- JIS C 60695-7-1:2020 PDF [21]
C 60695-7-1 : 2020 (IEC 60695-7-1 : 2010)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[2]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[3]
- 4 燃焼毒性危険性を決定する要因・・・・[9]
- 4.1 燃焼毒性危険性の評価・・・・[9]
- 4.2 燃焼速度・・・・[9]
- 4.3 燃焼放出物の毒性・・・・[9]
- 4.4 分散容量・・・・[11]
- 4.5 避難時間・・・・[11]
- 5 燃焼放出ガスによる燃焼毒性危険性を評価するための小規模試験法の一般的な解釈・・・・[12]
- 5.1 一般・・・・[12]
- 5.2 物理火災モデル・・・・[12]
- 5.3 静的試験方法・・・・[15]
- 5.4 動的試験方法・・・・[15]
- 5.5 毒性の測定・・・・[15]
- 6 試験方法の評価・・・・[16]
- 6.1 考慮する要素・・・・[16]
- 6.2 試験片の選定・・・・[16]
- 7 火災危険性評価への燃焼毒性危険性データの適用・・・・[16]
- 参考文献・・・・[19]
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C 60695-7-1 : 2020 (IEC 60695-7-1 : 2010)
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS C 60695-7-1:
1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
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日本産業規格 JIS
C 60695-7-1 : 2020
(IEC 60695-7-1 : 2010)
耐火性試験−電気・電子−第7-1部 : 火災による毒物危険性を最小にするための指針−一般指針
Fire hazard testing-Part 7-1: Toxicity of fire effluent-General guidance
序文
この規格は,2010年に第3版として発行されたIEC 60695-7-1を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
電気・電子製品は,火災に巻き込まれる場合があるが,特別な場所(例えば,発電所,大量の物を輸送
するトンネル,データセンター)を除き,通常燃焼毒性危険性の主原因となるほどの量は存在しない。例
えば,一般住宅,公共施設では,通常電気・電子製品からの火災放出物は,家具などから発生する火災放
出物と比較した場合,ごく僅かである。
一連のIEC 60695-7規格群は,ISO/TC 92(火災安全)において進化し続けている火災安全性の原理を対
象にしている。
この規格のガイドは,ISO/TC92/SC3(人身及び環境に対する火災の脅威)が開発したISO 19706に記載
する火災による燃焼毒性危険性に関する火災安全性の原理と整合している。
電気・電気製品の一般的な火災危険性評価の指針は,IEC 60695-1-10及びIEC 60695-1-11が提供してい
る。火災時の避難時間の見積りは,ISO 13571が提供している。火災放出物が死に至らしめる燃焼毒性強
度の決定については,ISO 13344に記載がある。
1989年に,次の視点が,ISO/TR 9122-1に導入された。
現在既知の小規模燃焼毒性強度試験を規制に用いることは,不適切である。それらの試験は,材料の火
災時に毒性雰囲気を生成する性状に関する序列を提供することができない。現在利用可能な全ての試験の
利用は,実規模火災における放出物濃度の経時変化を決定する火災の成長過程及び単に材料として把握す
ることができない電気・電子製品の火災に対する反応を再現することができないことから,限定的である。
燃焼放出物の毒性効果は,燃焼する材料の化学的構造よりも燃焼の速度及び条件に依存することが分かっ
ていることから,これは,重大な弱みとなる。
これらの制限が存在することから,IEC/TC 89(耐火性試験)は,IEC/TS 60695-7-50(廃止)を開発し,
ISO(国際標準化機構)も続けてISO/TS 19700を開発した。これらの標準仕様書は,同一の試験装置を用
いる。この試験装置は実用の小規模試験装置であり,定義した火災の段階を具現化できる燃焼毒性強度を
測定して火災危険性評価に用いるのに適した燃焼毒性強度のデータを取得することができる。両者の方法
は,異なる物理的火災モデルを実現するために,様々な空気流量及び温度を用いるが,ISOの試験方法は,
重要な要素としての等量比の使用を追加している。
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2
C 60695-7-1 : 2020 (IEC 60695-7-1 : 2010)
実験的火災及び燃焼毒性の研究の情報に基づいて解析した火災及び火災の犠牲者に関する調査結果は,
異常に高い毒性をもつ化学物質(4.3.4参照)が,それほど重要でなく,一酸化炭素が毒性危険性に影響す
る最も重要な物質であることを示唆している。他の物質としては,シアン化水素,二酸化炭素及び刺激物
が主に重要となる。ISO 13571で考慮する,熱,放射エネルギー,酸欠,煙による視界の低下などの毒性
に関連しない生命への脅威も存在する。JIS C 60695-6-1は,煙による視界低下に関する一般指針を提供す
る。
IEC/TC 89は,火災放出物への暴露レベルを制限するための耐着火性の改良及び火災成長速度の低下を
導く試験及び規制によって,電気・電子製品に起因する毒性危険性を効果的に軽減できると認識している。
1 適用範囲
この規格は,火災に巻き込まれた電気・電子製品が燃焼毒性危険性に及ぼす影響に関する指針及びISO
TC 92/SC 3が推奨するISO 19706,ISO 13344及びISO 13571に基づく火災による燃焼毒性危険性の見積
手法及び低減手法に関する情報を提供する。
燃焼毒性危険性を現実的に評価する単一の試験は存在しない。小規模の燃焼毒性強度試験では,火災に
おける燃焼毒性危険性を評価することはできない。現状の燃焼毒性試験は,研究室レベルで生成する火災
放出物の燃焼毒性強度を評価することを意図している。燃焼毒性強度を燃焼毒性危険性と混同してはなら
ない。
製品安全規格を作成するときは,JIS Z 8051及び IEC Guide 104に従って,基本安全規格(basic safety
publication)を引用することが望ましい。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60695-7-1:2010,Fire hazard testing−Part 7-1: Toxicity of fire effluent−General guidance(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 60695-4:2010 耐火性試験−電気・電子−第4部−電気・電子製品のための耐火性試験用語
注記1 対応国際規格 : IEC 60695-4:2005,Fire hazard testing−Part 4: Terminology concerning fire tests
for electrotechnical products
注記2 JIS C 60695-4:2010は,最新版のIEC 60695-4:2012, Fire hazard testing−Part 4: Terminology
concerning fire tests for electrotechnical productsと該当する事項が一致しない場合がある。両
者で引用する細分箇条に相異がある場合は,IEC 60695-4:2012の細分箇条を併記している。
JIS Z 8051 安全側面−規格への導入指針
注記 対応国際規格 : ISO/IEC Guide 51:1999, Safety aspects−Guidelines for their inclusion in standards
IEC 60695-7-2, Fire hazard testing−Part 7-2: Toxicity of fire effluent−Summary and relevance of test
methods
IEC 60695-7-3, Fire hazard testing−Part 7-3: Toxicity of fire effluent−Use and interpretation of test results
IEC Guide 104:1997, The preparation of safety publications and the use of basic safety publications and group
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3
C 60695-7-1 : 2020 (IEC 60695-7-1 : 2010)
safety publications
ISO 13344:2004, Estimation of the lethal toxic potency of fire effluents
ISO 13571:2007, Life-threatening components of fire−Guidelines for the estimation of time available for
escape using fire data
ISO 13943:2008, Fire safety−Vocabulary
注記 ISO 13943:2008に規定する用語及び定義が,JIS C 60695-4:2010の附属書JAに記載してある。
ISO 16312-1, Guidance for assessing the validity of physical fire models for obtaining fire effluent toxicity data
for fire hazard and risk assessment−Part 1: Criteria
ISO/TR 16312-2, Guidance for assessing the validity of physical fire models for obtaining fire effluent toxicity
data for fire hazard and risk assessment−Part 2: Evaluation of individual physical fire models
ISO 19701, Methods for sampling and analysis of fire effluents
ISO 19702, Toxicity testing of fire effluents−Guidance for analysis of gases and vapours in fire effluents using
FTIR gas analysis
ISO 19703:2005, Generation and analysis of toxic gases in fire−Calculation of species yields, equivalence
ratios and combustion efficiency in experimental fires
ISO 19706:2007, Guidelines for assessing the fire threat to people
注記 ISO/TR 9122-1:1989, Toxicity testing of fire effluents−Part 1: Generalは廃止され,ISO
19706:2007に切り替えられた。
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS C 60695-4及びISO 13943による。
3.1
急性毒性(acute toxicity)
急速に発生する毒性作用を引き起こす毒性。
注記1 燃焼毒性強度(3.36)参照。
注記2 JIS C 60695-4:2010の3.2を対応国際規格に応じて一部変更。
3.2
窒息性物質(asphyxiant)
低酸素を引き起こし,中枢神経系の低下又は心臓血管の影響をもたらし得る毒物。
注記1 意識の損失及び最終的な死が起きる。
注記2 JIS C 60695-4:2010の3.5を対応国際規格に応じて一部変更。
3.3
燃焼する(burn)(自動詞)
自ら燃焼すること。
注記 JIS C 60695-4:2010,附属書JAの4.28参照。
3.4
燃焼させる(burn)(他動詞)
燃焼を起こさせること。
注記 JIS C 60695-4:2010,附属書JAの4.29参照。
――――― [JIS C 60695-7-1 pdf 5] ―――――
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JIS C 60695-7-1:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60695-7-1:2010(IDT)
JIS C 60695-7-1:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.220 : 火災に対する防御 > 13.220.40 : 材料及び製品の発火性及び燃焼性
JIS C 60695-7-1:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8051:2015
- 安全側面―規格への導入指針