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JIS C 6186:2020 規格概要
この規格 C6186は、校正機関又は光パワーメータの製造業者が行う,光伝送用に用いる一般的な光源から放射した光パワーを測定する光パワーメータの校正方法について規定。これらの光源には,レーザダイオード,発光ダイオード(LED)及び光ファイバ出力の光源を含む。拡散光及び平行ビーム光の両方を取り扱う。
JISC6186 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C6186
- 規格名称
- 光ファイバ用光パワーメータ校正方法
- 規格名称英語訳
- Calibration of fiber optic power meters
- 制定年月日
- 1999年4月20日
- 最新改正日
- 2020年11月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 61315:2019(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 33.180.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1999-04-20 制定日, 2004-03-20 確認日, 2008-01-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2020-11-20 改正
- ページ
- JIS C 6186:2020 PDF [35]
C 6186 : 2020 (IEC 61315 : 2019)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 校正の準備・・・・[9]
- 4.1 組織・・・・[9]
- 4.2 トレーサビリティ・・・・[9]
- 4.3 測定及び校正に関する注意事項・・・・[9]
- 4.4 使用者への推奨事項・・・・[10]
- 5 光パワーの絶対値の校正・・・・[10]
- 5.1 校正方法・・・・[10]
- 5.2 校正条件の設定・・・・[11]
- 5.3 校正手順・・・・[12]
- 5.4 校正不確かさ・・・・[13]
- 5.5 結果の報告・・・・[17]
- 6 校正済み光パワーメータの測定不確かさ・・・・[18]
- 6.1 概要・・・・[18]
- 6.2 参照条件での不確かさ・・・・[18]
- 6.3 動作条件での不確かさ・・・・[18]
- 7 非直線性の校正・・・・[24]
- 7.1 一般事項・・・・[24]
- 7.2 重ね合せ法に基づく非直線性の校正・・・・[25]
- 7.3 校正された光パワーメータとの比較に基づく非直線性の校正・・・・[27]
- 7.4 光減衰器との比較に基づく非直線性の校正・・・・[28]
- 7.5 高光パワー測定のための光パワーメータの校正・・・・[28]
- 附属書A(規定)測定の不確かさ計算のための数学的基礎・・・・[29]
- 附属書B(参考)直線目盛から対数目盛への変換不確かさ・・・・[31]
- 参考文献・・・・[32]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 6186 pdf 1] ―――――
C 6186 : 2020 (IEC 61315 : 2019)
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人
光産業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本
産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
産業規格である。これによって,JIS C 6186:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 6186 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
C 6186 : 2020
(IEC 61315 : 2019)
光ファイバ用光パワーメータ校正方法
Calibration of fiber optic power meters
序文
この規格は,2019年に第3版として発行されたIEC 61315を基に,技術的内容及び対応国際規格の構成
を変更することなく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
光ファイバ用光パワーメータは,光ファイバ用光源から出力される光パワーをできるだけ正確に測定す
るように設計されている。その性能は,校正手順の品質に大きく依存する。他の種類の測定器と比較する
と,光ファイバ用光パワーメータによる測定結果は,通常,多くの測定条件に依存する。校正手順上の測
定条件を校正条件という。校正条件を明確に記載することが,校正においては不可欠である。
この規格では,校正条件を明らかにし,校正を実行し,不確かさを計算し,不確かさ,校正条件及びト
レーサビリティを報告するまでの全ての校正手順を各段階にわたって規定している。
光パワーの絶対値の校正では,入力光パワーと光パワーメータの指示値との相関の決定法を示す。その
相関を表す比例定数を補正係数という。補正係数の測定の不確かさは,附属書Aに規定するように,参照
標準器,被校正器,測定系の構成及び測定手順を総合的に組み合わせて求める。
補正係数の測定の不確かさを計算によって求めるためには,それぞれの要素の不確かさを細かく分析す
ることになるが,次の点を考慮することが重要である。
a) 不確かさの幾つかは,経験に基づくタイプBの評価である。
b) 詳細な不確かさの解析は,各型番の被校正光パワーメータについて,通常,一度だけ行う。その後の
全ての校正においては,タイプA測定の寄与を適切に評価すれば,他の要因については,通常,当初
の評価結果を用いる。
c) 幾つかの不確かさについては,実質的に無視できる値として,単純にチェックリストの一部とみなす。
箇条5は,光パワーの絶対値の校正を規定し,この規格を参照する校正を報告するのに必須である。
箇条6は,参照条件又は動作条件における,校正済みの光パワーメータの測定不確かさの評価について
規定している。不確かさは,5.4で計算する光パワーメータの校正不確かさ,校正条件及びその校正条件
への依存性によって決まる。この不確かさの評価は,通常,光パワーメータの製造業者が光パワーメータ
の仕様を決めるために行うもので,この規格では,この不確かさの評価を報告することは必須ではない。
この不確かさの原因の一つである非直線性の校正は,別の校正で求める(箇条7参照)。
1 適用範囲
この規格は,校正機関又は光パワーメータの製造業者が行う,光伝送用に用いる一般的な光源から放射
した光パワーを測定する光パワーメータの校正方法について規定する。これらの光源には,レーザダイオ
ード,発光ダイオード(LED)及び光ファイバ出力の光源を含む。拡散光及び平行ビーム光の両方を取り
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2
C 6186 : 2020 (IEC 61315 : 2019)
扱う。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61315:2019,Calibration of fibre-optic power meters(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 6820 光ファイバ通則
注記 対応国際規格 : IEC 60793-2,Optical fibres−Part 2: Product specifications−General
IEC TR 61931:1998,Fibre optic−Terminology
ISO/IEC Guide 98-3:2008,Uncertainty of measurement−Part 3: Guide to the expression of uncertainty in
measurement (GUM:1995)
3 用語及び定義
この規格で用いる用語,定義及び略語は,IEC TR 61931:1998によるほか,次による。
ISO及びIECでは,標準化で用いる用語集のデータベースを管理している。
· ISO Online browsing platform: http://www.iso.org/obp
· IEC Electropedia: http://www.electropedia.org/
3.1
認定された校正機関(accredited calibration laboratory)
適切な国の機関の認定の下,規定した最小の不確かさで,国家標準(3.14)へのトレーサビリティを保
証する校正証明書を発行できる校正機関。
3.2
調整(adjustment)
測定対象の与えられた値に対応した測定指示値を表示するために,測定器に対して行う一連の操作。
注記1 測定対象の値が0で,対応する指示値も0となるように測定器を調整する場合,その操作を
ゼロ点調整という。
注記2 ISO/IEC Guide 99:2007の3.11参照。
(出典 : IEC 60050-300:2001の311-03-16を基に,用語から“測定器の”の語句を削除。注記2を追加。)
3.3
校正(calibration)
測定器が示す値と,標準によって実現される値との関係を,規定した条件の下に確定する一連の操作。
注記1 校正の結果,指示値に測定量の数値を割り当てる場合,又は指示値の補正量を決定する場合
がある。
注記2 校正によっては,他の計量上の特性,例えば,影響量の効果などを決定することもある。
注記3 校正結果は,校正証明書又は校正報告書と呼ばれる文書に記録されることもある。
注記4 ISO/IEC Guide 99:2007の2.39参照。
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3
C 6186 : 2020 (IEC 61315 : 2019)
3.4
校正条件(calibration conditions)
校正を行う際の測定の条件。
3.5
中心波長,λc(centroidal wavelength)
真空中における光源の光パワー分布を重み付け平均した波長。
注記1 連続スペクトルの中心波長は,次の式(1)で定義される。
泰 p()泰泰
d
c (1)
Ptotal
光源が複数の線スペクトルで構成される場合,中心波長は,次の式(2)で定義される。
泰
Pi i
c (2)
Pi
ここに, p( 光源の光パワースペクトル密度。例えば,ワット毎ナノメー
トル(W/nm)で表す。
λi : i番目の線スペクトルの真空中の波長
Pi : i番目の線スペクトルの光パワー。例えば,ワット(W)で表
す。
Ptotal : 総光パワー。例えば,ワット(W)で表す。
注記2 式(1)及び式(2)の積分又は積算は,理論上は,光源のスペクトル全域にわたるが,通常は,光
パワースペクトル密度p( は光パワーPiが最大値の0.1 %超えの領域で積分又は積算すれ
ば十分である。
3.6
補正係数,CF(correction factor)
未補正の測定結果に乗じ,系統誤差を補正するための係数。
3.7
検出器(detector)
光パワーを測定可能な,通常は,電気量に変換する光パワーメータの素子。
注記1 この規格では,検出器は,一つの光路を通じて光入力端子に接続されているものと仮定して
いる。
注記2 ISO/IEC Guide 99:2007の3.9参照。
3.8
偏差,D(deviation)
被校正器(3.32)による測定値PDUTと参照光パワーPrefとの相対的差分。
PDUT Pref
D (3)
Pref
3.9
励振(excitation)
光ファイバ内の伝搬モード間に光パワーが分布した状態。
注記 マルチモード光ファイバでは,光ファイバの励振は,次によって記載されている。
――――― [JIS C 6186 pdf 5] ―――――
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JIS C 6186:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61315:2019(IDT)
JIS C 6186:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.10 : 光ファイバ及び光ケーブル
JIS C 6186:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC6820:2018
- 光ファイバ通則